2008年12月01日

貝にもなりたくないけど…

今日は12月1日でファーストデイ。
昔はこの日が”映画の日”で500円だった記憶があります。
そして今日はmy birthday♪と言う訳で、母親と観て来ました。
何せ毎日が中居君デイだったので…(笑)


 
 
 『私は貝になりたい』
 
 期待したこのシーン。
 子役の二人は本当に
 可愛かったです♪
 
 でも…


中居父さんの子供への愛情がイマイチ伝わって来なかったんです。
息子と娘の小さな指をチョンチョンとしてチュッってするんですが、
その流れから息子役の加藤翼君が、その後父を思い出しその指を
空に突き上げるシーンがとっても良かった。
『スマスマ』での翼君は映画でも可愛かった♪

序盤、豊松(中居正広)に”赤紙”が届いただけでウルウルしたので、
これはヤバイかもとハンカチを用意。武田鉄矢さんが良かったんですよね~。
中居君が仲間由紀恵ちゃんに刈り上げされるシーンは、
「痛いのを我慢してた」と話してたので、そんな言葉を思い出してました(笑)

以下ネタバレあります。


山中で瀕死の状態の米兵を発見します。
銃剣で刺すよう小隊長に命令された豊松は、それが出来ず腕をかすめた
だけでしたが、米兵は亡くなります。
放っておいてもそうなった米兵を殺すことも不自然に感じました。
そして終戦後、その事で豊松は逮捕されることになります。

『上官の命令は陛下の命令です』
そう裁判で話す豊松を、アメリカ人達は笑います。お国柄が違います。
この裁判も簡単なんですよね。刺してないことも含め、必死さも伝わらず終了。
二等兵だった豊松が、A級戦犯で絞首刑の判決を受けるだけで違和感なのに。
あんないい加減な裁判が本当に行なわれていたのなら許せないですよ。
逆も然り、日本人を大量に殺した罪は(原爆も含め)、
どう謝罪し、償うのか…

日本人が中国や韓国の人達を虐待・虐殺したことは今の今まで言われても、
日本人がアメリカを悪く言う教育は受けて来てないんですよね、私達は。。。
戦争映画を観る度に考えさせられます。
それでも私は戦争映画から感じる友情や家族愛を見るのが好きです。


拘留中、石坂浩二さん演じる矢野中将との関係や、
アメリカ人の看守との交流は心温まりました。
でも果たして現実はそんなことあるのだろうかと思わせてしまったのは、
矢野中将など上官との関わりが少なかったせいでしょうかね。
振り返ると強烈に残るものもなく、物足りなかったです。

草彅君が少し登場するのは知ってましたが、中居君も褒めてた通り、
本当に彼の演技は素晴らしかったです。ここは印象強いかも(^_^;)
主役でも良かったのではと思わせるほど、中居君を食ってましたよ(笑)
バラエティの中居君が被るせいか、シリアスなシーンはちょっと残念。

泣かされるシーンはいっぱいありました。
でも何だろう…期待してた泣きツボが違うって言うんでしょうか。。。
豊松も妻の房江も必死なのに、その必死さが伝わって来ないんです。
綺麗すぎて?
これは個人的に配役が合わなかったのかもしれません。
勿論お二人共大好きなんですよ。

ラストは「どうしても生まれ代わらなければならないのなら、私は貝になりたい」
そう手紙に残し絞首刑執行。
しかもそのシーンはハッキりと映していました。

昔フランキー堺さんが演じたモノクロ版を、BSで見かけたんです。
ちょうどラストシーンしか見れなかったんですが、
死刑台の階段を上りながらその手紙のセリフのシーンは衝撃的でした。
そんな結末を知っていたので、豊松が減刑されると思われたシーンに
涙する母とは違って、私はもう冷めてしまってました。
家族愛が物足りなかった。
それでも2時間20分は早く感じました。引き込まれてたのは確か。
期待しすぎるといつもこうなんですよねσ(^_^;
決して映画が悪かったとは思いませんが、ややしっくり来なかっただけです。
戦争ものって結構期待しちゃうんです。
「泣くぞ~」って(笑)


今日は朝一から映画を観て、食事をご馳走になって、
買い物して、プレゼント貰って♪母に感謝です(^人^)アリガトウ
「でも貝にもなりたくないよね。食べられちゃうし」とは母の感想でした。
ホントだわ(^▽^;)




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Posted by mana at 17:35Comments(13)TrackBack(34)