2006年12月10日

硫黄島~戦場の郵便配達

硫黄島への物資輸送をする根本(伊藤淳史)が、
軍事郵便も請け負うのですが、
後半では物資よりも家族からの手紙を何としても届けようと、
猛攻撃の中を必死で向います。

硫黄島で指揮を執る、司令官の市丸(藤竜也)が根本に言います。

「この戦争ももうすぐ終わる。祖国のために命は無駄にするな」

祖国のために命を捧げろ!と言う言葉はよく耳にして来ましたが、
実在したこの市丸司令官の言葉に涙が出ました。
藤竜也さんがまた上手いんですよねぇ(/_;)

戦地の将兵からの手紙は、居場所・任務などを伝える事は許されず、
検閲官によって黒く塗りつぶされ検閲印を押されます。

硫黄島がアメリカ軍に占領され、覚悟を決めた市丸が手紙を書きました。

「これが最後の手紙になるだろう。遺書と言うことだな。」
そう言うと検閲官に微笑みます。

「最後だからな、しっかり検閲してくれよ。」
「はい!」

命令を受けた検閲官は山積みのハガキをそのまま印だけ押して行きました。
ここでも泣けましたよ~(/_;)

市丸が最後に書いた手紙は、
「ルーズベルト殿」。。。大統領への手紙でした。

《このような事を続けていては世界に平和があろうはずがない…》

この手紙はアメリカで現在まで保存されていました。


戦争ものは何を見ても泣けてしまいます。
それでも見てしまうのは何故でしょう。

『火垂の墓』は、感動と言うよりショックでした。
あまりに可哀想で(ToT)

『男たちのYAMATO』も、
「お母さん、お元気で」なんて…もうダメ(ToT)

「今」に感謝して生きないと(-人-)       
                             市丸利之助の手紙→こちら  

Posted by mana at 14:20Comments(0)TrackBack(0)「硫黄島」