2012年08月18日
『終戦』 なぜ早く決められなかったのか
終戦記念日に放送されたNHKスペシャル、
この問いに録画せずにはいられませんでした。
『太平洋の軌跡-フォックスと呼ばれた男-』で、
大場栄大尉を演じた竹野内くんのナビゲーションも良かったです。
どうして、原爆が落とされる前に決断できなかったのか…
ず~っと悔やまれて腹立たしくてなりませんでした。
負けることが分かっていながら遅れた終結宣言。
兵隊・国民の命を守ること以外、どんな理由が優先すると言うんでしょう。
戦争の悲惨さ悔しさを見せられても見せられても納得できるものではなくて、
毎年夏になると何かしらの作品やドキュメンタリーで思い返したくなるのを、
どうしてなのか自分でも分からない。
『十五歳の志願兵』 記事
『ゾウのはな子』 記事
『硫黄島~戦場の郵便配達』 記事
何度見ようとも、戦争に納得できる理由が見つかるはずもなく、
後悔や無念を語っても今更どうにもならないんですが、
戦後67年経った今、これまでそうして来たように、
これからも風化させることなく語り継がなければいけないと思います。
私の伯父は、左の耳が焼け溶けてありません。
幼少の頃に焼夷弾を受け、その熱さで思わず押さえた左手も溶けて変形し、
くっついて固まってしまった指を離す手術を何度も受けたのですが、
その移植のための腿の肉も削れてます。
お盆に訪れた伯父の家を出た後、姪っ子が改めて訊いて来たんですが…
「戦争って何?」
そう言われても、子供にも分かるように説明できなかったですわぁ。
その答えを私も知りたいですよ。
先日放送された『私は貝になりたい』を見始めた私に上の娘が、
「怖い」と言うので『ピカルの定理』に変更してお風呂へσ(^_^;
平和ですわぁ。。。
太平洋戦争における日本人死者310万人。
終戦間近の3ヶ月間だけで60万人を越える犠牲を出したことを知り、唖然。
日本軍が日本兵を銃殺刑にした無慈悲かつ無意味な軍事裁判も思い出す。。。
『パール・ハーバー』を観た時には、あちら側から作られた映画だけに、
単純に単純な日本人を恨んだほどでした。
引き裂かれた家族の思いはどこの国も同じ。
何のために戦わされたのか…
戦争の歴史はまだまだ知らないことばかり。
ドラマや映画でかじったぐらいで語るのは無知で無責任ですが、
今回の『終戦』を見ても、無念な思いが残るだけでした。。。
シベリア抑留、中国残留孤児、北方領土問題など、
戦争が終わっても続く悲劇を招くことになったのも、
日本軍リーダー6人の責任は大きかったと感じました。
無条件降伏を要求され、少しでも有利な条件で終結したいと考えるのも
負けることへの意識の強さや意地など、そんな時代背景もありますしね。
虚しく費やされる時間にも多くの命が奪われて行くと言うのに…
「あくまで徹底抗戦を貫くべき」って┐(´-`)┌
お前たちが行け!
「一撃後の講和」に拘ったために…
昭和20年4月に米軍沖縄上陸後、6月には沖縄戦敗北。
犠牲者の数は、兵士・民間人18万人以上。
7月26日、ポツダム宣言発表。
(日本が受諾すれば降伏、受諾しないならば戦闘続行)
8月6日、広島に原爆投下。死者14万人。
9日、長崎に原爆投下。死者7万人。
同日、ソ連が中立条約破棄。対日宣戦布告。
死者30万人以上、抑留者57万人以上。
破局的なかたちできっかけがもたらされるまで、
国家のリーダーたちが終戦の決断を下すことはなかった。。。
「降伏」を「終戦」と言う言葉でごまかしたと笑って語る、
残されたテープから流れる安東政務局長の声が他人事のよう。
【陸軍大臣】 阿南惟幾 自決。
【参謀総長】 梅津美治郎 終身刑・獄死。
【外務大臣】 東郷茂徳 禁固20年・服役中病死。
【内閣総理大臣】 鈴木貫太郎 訴追されず 病死。
【海軍大臣】 米内光政 訴追されず 病死。
【軍令部総長】 豊田副武 不起訴 病死。
戦争は誰が悪いんですか?
どうしたって責任なんて取れません。
最後に竹野内くんが訴えます。
「310万の日本人。多くのアジアの人々。あの犠牲は、一体何だったのか。
もっと早く戦争を終える決断はできなかったのか。
そして日本は、過去から何を学んだのか。
重い問いは、私たちにも突きつけられてるように思います」
応援ありがとうございます。
この問いに録画せずにはいられませんでした。
『太平洋の軌跡-フォックスと呼ばれた男-』で、
大場栄大尉を演じた竹野内くんのナビゲーションも良かったです。
どうして、原爆が落とされる前に決断できなかったのか…
ず~っと悔やまれて腹立たしくてなりませんでした。
負けることが分かっていながら遅れた終結宣言。
兵隊・国民の命を守ること以外、どんな理由が優先すると言うんでしょう。
戦争の悲惨さ悔しさを見せられても見せられても納得できるものではなくて、
毎年夏になると何かしらの作品やドキュメンタリーで思い返したくなるのを、
どうしてなのか自分でも分からない。
『十五歳の志願兵』 記事
『ゾウのはな子』 記事
『硫黄島~戦場の郵便配達』 記事
何度見ようとも、戦争に納得できる理由が見つかるはずもなく、
後悔や無念を語っても今更どうにもならないんですが、
戦後67年経った今、これまでそうして来たように、
これからも風化させることなく語り継がなければいけないと思います。
私の伯父は、左の耳が焼け溶けてありません。
幼少の頃に焼夷弾を受け、その熱さで思わず押さえた左手も溶けて変形し、
くっついて固まってしまった指を離す手術を何度も受けたのですが、
その移植のための腿の肉も削れてます。
お盆に訪れた伯父の家を出た後、姪っ子が改めて訊いて来たんですが…
「戦争って何?」
そう言われても、子供にも分かるように説明できなかったですわぁ。
その答えを私も知りたいですよ。
先日放送された『私は貝になりたい』を見始めた私に上の娘が、
「怖い」と言うので『ピカルの定理』に変更してお風呂へσ(^_^;
平和ですわぁ。。。
太平洋戦争における日本人死者310万人。
終戦間近の3ヶ月間だけで60万人を越える犠牲を出したことを知り、唖然。
日本軍が日本兵を銃殺刑にした無慈悲かつ無意味な軍事裁判も思い出す。。。
『パール・ハーバー』を観た時には、あちら側から作られた映画だけに、
単純に単純な日本人を恨んだほどでした。
引き裂かれた家族の思いはどこの国も同じ。
何のために戦わされたのか…
戦争の歴史はまだまだ知らないことばかり。
ドラマや映画でかじったぐらいで語るのは無知で無責任ですが、
今回の『終戦』を見ても、無念な思いが残るだけでした。。。
シベリア抑留、中国残留孤児、北方領土問題など、
戦争が終わっても続く悲劇を招くことになったのも、
日本軍リーダー6人の責任は大きかったと感じました。
無条件降伏を要求され、少しでも有利な条件で終結したいと考えるのも
負けることへの意識の強さや意地など、そんな時代背景もありますしね。
虚しく費やされる時間にも多くの命が奪われて行くと言うのに…
「あくまで徹底抗戦を貫くべき」って┐(´-`)┌
お前たちが行け!
「一撃後の講和」に拘ったために…
昭和20年4月に米軍沖縄上陸後、6月には沖縄戦敗北。
犠牲者の数は、兵士・民間人18万人以上。
7月26日、ポツダム宣言発表。
(日本が受諾すれば降伏、受諾しないならば戦闘続行)
8月6日、広島に原爆投下。死者14万人。
9日、長崎に原爆投下。死者7万人。
同日、ソ連が中立条約破棄。対日宣戦布告。
死者30万人以上、抑留者57万人以上。
破局的なかたちできっかけがもたらされるまで、
国家のリーダーたちが終戦の決断を下すことはなかった。。。
「降伏」を「終戦」と言う言葉でごまかしたと笑って語る、
残されたテープから流れる安東政務局長の声が他人事のよう。
【陸軍大臣】 阿南惟幾 自決。
【参謀総長】 梅津美治郎 終身刑・獄死。
【外務大臣】 東郷茂徳 禁固20年・服役中病死。
【内閣総理大臣】 鈴木貫太郎 訴追されず 病死。
【海軍大臣】 米内光政 訴追されず 病死。
【軍令部総長】 豊田副武 不起訴 病死。
戦争は誰が悪いんですか?
どうしたって責任なんて取れません。
最後に竹野内くんが訴えます。
「310万の日本人。多くのアジアの人々。あの犠牲は、一体何だったのか。
もっと早く戦争を終える決断はできなかったのか。
そして日本は、過去から何を学んだのか。
重い問いは、私たちにも突きつけられてるように思います」
応援ありがとうございます。