2011年07月02日

『JIN』最終回と初回シーンの謎

『JIN』の完結に喜びたいような、終わってしまって惜しいような…
まだ何か書き足りない(笑)
ってことで…

現代に戻って来た仁(大沢たかお)と野口(山本耕史)の二人を見て、
前作初回での二人の関係がどの程度だったのか見直したくなりました。

今回、非常階段でタバコを吸おうとした野口が、
仁に気づいて慌てて隠したのはどうしてなのか。。。
そんなどうでもいいことにも拘りたいの(u_u*)


初回の2時間スペシャルも長く感じなかった記憶が蘇ります。
前作『JIN』のスタートがつい最近のように思えますわぁ。

未来(みき)のモノローグから始まったんですねぇ。
今聞くと、深~い意味が込められてたことに感動する。。。

〈私たちは、当たり前だと思っている。
 思い立てば地球の裏側にでも行けることを。
 いつでも思いを伝えることが出来ることを。
 平凡だが、満ち足りた日々が続くであろうことを。
 闇を忘れてしまったような夜を。
 でももし、ある日突然、その全てを失ってしまったら。
 鳥のような自由を。満たされた生活を。
 明るい夜空を失ってしまったら、闇ばかりの夜に、
 たった一人、放り込まれてしまったら。
 あなたはそこで、光を見つけることができるだろうか。
 その光を掴もうとするだろうか。
 それとも、光なき世界に、光を与えようとするだろうか。
 あなたのその手で〉


病院に運ばれて来た男性。
金糸公園内で倒れている所を発見。
顔面を殴打され、内出血多数、右前額部から後頭部に裂傷あり。

不思議なのは、このケガの状態。
そう言えば、この運び込まれた血だらけの姿があったからこそ、
あの包帯男が仁ではないかと思い始めた時から、
どうしてあんなケガをしたのか、龍馬の身代わりで斬られるのかと心配したんです。
けどそんなケガのことも忘れて見入ってた完結編の最終回でした。。。

地層のように違う世界が無限にループする仕組み。
そう考えると、最初に運び込まれた謎の包帯男(仁)が生きた江戸時代では、
現代の仁が江戸で過ごして来たこととは少し違ってたのかもしれないですね。
殴られ、斬られる運命に?


謎の身元不明人の頭部手術をする仁先生。(自分なのに)
当たり前ですが、頭骸骨に穴を開けるのも電機でウィーン。
ギコギコと手で回すこともない。
江戸での手術を一緒に見て来たせいで、現代の便利さをありがたく思える。
そしてこうした器械もないのに、諦めずに人命救助して来た仁が凄いって。

ペニシリンもそうですけど、コロリの時に作った…
塩と砂糖を加えた経口輸液、ORS。
この作り方を知っても、便利で簡単なポカリスエットを買っちゃうと思うな~私。
きっと私が江戸へ行っても、何もできないかも…
白髪染めを作れる材料も見当がつかない。。。ってどうしても美容関係か(笑)

『タイムスクープハンター』(NHK・木曜夜10時)では、
昔の人たちの生活習慣や知恵などをリアルに見せてくれ、毎度感心します。
シャボン玉の材料もあったなんて!
【ムクロジの実から種を取って湯の中で潰し、松ヤニと砂糖と加える】
よく考えましたよ~。昔の人の知恵ってホント凄い!


でも、ドラマを通してこういう「作り出す」部分も見せたかったことなんですよね。
仁が江戸での風習や食生活、人情に触れる度に奮起してました。
便利だった世界から何もない世界へ行ってしまっても、
それを不便だと感じたり諦めたりしない、そこから前に踏み出す意欲と努力。
それも江戸の人達に対して決して上目線からではなく、
一緒に悩み苦しみ、アドバイスに勇気を貰うのは仁の方だったり。
あんなシーンこんなシーンが思い出されます。


緊急搬送の男性から、胎児型の脳腫瘍を見つけた時、軽い頭痛を感じた仁。
すでに仁の頭の中にはその腫瘍が存在し、
それは普通の腫瘍なのか、胎児型なのかはこの時点では分からないですね。
仁がそのまま現代に残ってたら…
やっぱり普通の良性腫瘍を杉田先生が取り除くことになってたんですかね。。。


優秀な外科医であり、仁の恋人だった友永未来(みき)。
3年のつき合いで結婚を目前に、未来の難しい脳腫瘍手術を執刀することに。

「これは患者の望みでもあるんですよ。
 この手術が成功すれば、これから何千人と言う人たちが希望を持つことが
 出来る。もし成功しなくても、その礎になれるなら本望だと、そう言ってました」

これは、脳にガンがあると仁友堂のみんなに話した仁が、
その体を医術のために役立てて欲しいと言ったあのシーンと同じだと思いました。

植物状態になってしまった未来(みき)。
それ以来、難しい手術は執刀しなくなってしまった仁。
その代わりに他の先生のために手術の数をこなし、夜勤を代わるようになった。

全く手術が出来ない人になってしまった訳ではなかったですね。
それで腕は鈍ってなかった?
特に医者として、人の命を救いたい気持ちは変わらないですね。
しかも野口に対しても、未来(みき)に話しかける仁も、変わらず優しい人でした。


「ここから見る夕日が一番キレイ」と病院の屋上で言った未来(みき)。

夕日も。。。ずっと繋がってました。
それは太古の昔からずっと変わらず、朝日が昇り夕日が沈んで明日は来る。。。
江戸で見た夕日も同じですが、いつも効果的に使われてましたね~。

完結編での咲の手紙にもありました。
〈この世で、一番美しい夕日を頂きましたことを思い出しました。
 もう名も、お顔も思い出せぬそのお方に、恋をしておりましたことを〉

あの夕日の見える丘を思い出すと、いいシーンばかりでしたわぁ。。。

未来(みき)の好きな言葉。
「神は、乗り越えられる試練しか与えない」
これを思い出して頑張ると言う仁。
江戸でもこの言葉に励まされました。

手術が成功したら、
一緒にここでビールを飲む約束をしたのに…

仁を見兼ねた野口は言います。
「失敗して傷つかない人間なんて居ないですよ。
 先生は卑怯です。先生のやり方は、
 自分の代わりに他人に傷ついて貰ってるようなもんじゃないですか」
「。。。その通り。。。俺みたいな医者になるなよな」

笑顔で野口に答える仁。
どちらかと言うと、野口の方が仁に対して強気な物言いなんですよね。
研修医の君は熱い(笑)


未来(みき)とのツーショット写真を仁に手渡したのは杉田(戸次重幸)でした。
「机の中から出て来た」と。
これが白衣のポケットに残り、未来(みらい)の変化を見るバロメーターに。


「先生、例の患者が部屋から居なくなりました」
野口から報告を受けた仁は探します。

非常階段から落ちて来た小瓶を拾うとポケットに。
このホスミシンを拾うシーンは完全に記憶になかったんですが、
ちゃんとしっかり映してました。
凄いな~、ここから完結編まで繋がって行くなんて。

そしてそちらへ向かって行くと、そこにはうずくまる包帯男が。
「大丈夫ですか。戻りましょう。まだ安静にしてないと危険です。…
 どうしてこれを?」
ホルマリン君(胎児様腫瘍)を見た仁を頭痛が襲う。

〈戻るぜよ。。。戻るぜよ。あん世界へ〉

このホルマリン君が龍馬の声を発してたんですね~。
当時は包帯男の声かと思ったので、
龍馬が現代へタイムスリップして来たのかと思っちゃいましたから。

ここで包帯男が、白衣の仁に声をかけることは出来なかったんですかね。

医療用バッグを抱え、階段落ちする仁。
ホルマリン君は…割れちゃったんですかね?
ビンが地面へ落ちる瞬間に江戸へタイムスリップしてしまったから分からない。

残された包帯男のその後が気になる。。。AだかBだかCの世界でどうしてる?
咲からの手紙は届かない訳ですよね?
この包帯男も咲を助けるために医療用品を持ち出そうとした訳で…
もしや龍馬を助けるためだったかもしれない?
それであのケガも納得出来たり。

でもここでホスミシンを落としてしまったので、
江戸にはホスミシンがない訳で、龍馬は亡くなったとしても、
咲は生き延びることは出来ないですよね。
こっちの咲は長生きしたからいいか。チガウカ

そしてこの包帯男も江戸へ戻ることはないし、ベンチで手紙を読むこともない。
あ~ややこしい地層型パラレルワールドに頭痛が(笑)


結局、野口がタバコを吸うシーンもなければ、仁が怖い存在でもなければ逆に、
弱気な仁に立ち直って欲しいと願う、熱き男な野口でしたわ。
じゃぁ何を慌てたんだろう。。。
せめて禁煙宣言でもしてくれてたらスッキリしたのに(笑)


最終回を終え、色々な方の感想も読ませて貰いました。
大満足だったと言う声が多かったことも嬉しかったです。
十分な辻褄合わせと伏線も繋がり、パラレルの説明も納得できるものでした。
山盛りの白米から、脚気へ。そこから安道奈津へ。
そしてセブン○レブンへ(笑)

あのシーンは?って疑問もロマンです。

温故知新ですね~。
便利な現代に生きながら、失ってしまったものは何なんだろうって考えさせられ、
それまで当たり前だったことが、突然当たり前じゃなくなった時、
改めて自分の弱さを知ることになるかもしれない。
そこから光を求めて強くなることができる力が、自分にはあるんだろうか。。。

仁先生が橘未来の手術に臨む自信に満ちた笑顔から、
江戸で生き、得た6年の記憶が刻まれてたことが伝わって来ましたもんね。
記憶が徐々に薄れて行こうとも、
仁先生の前向きな姿勢は変わらないと思える清々しいラストでしたわぁ。

江戸のみんな~、ありがとう(ノ゚ο゚)ノ

  
  【第1話~最終回記事】      【前作『JIN-仁-』記事】    


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Posted by mana at 16:01Comments(4)TrackBack(0)「JIN完結編」

2011年06月27日

『JIN-仁-完結編』 最終回

帽子を被って公園のベンチに座っていた男は、
謎の包帯男の方ではなく、今回江戸から戻って来た仁だったんですね~。
最初から揺るぎないラストは決まってたってことが分かる。

「戻るぜよ。あん世界へ」はここへ来て繋がった~。
龍馬の声だったのも何でなのかはっきりした~。
腫瘍がどうして胎児の形をしてたのか、龍馬と繋がった~。
でも目をパッと開くのは解せんぜよ~(笑)

原作とは違うドラマ展開。
それでもすごく納得できる最終回でした。
仁と咲が江戸で結ばれなくても。
思いもよらなかった展開・繋がりに、どこもかしこも感動!
ラストでの二人の心はしっかりと繋がってました。
原作とは違うってことで、脚本の森下佳子さんにも拍手(^-^)//"" お見事!

タイムスリップの矛盾も感じられず、戻って来た現代は以前とは少し変わってた。
それは龍馬が作った船中九策の「保険」が活かされてたり、
それに感銘を受け継承したのが恭太郎で、
上野の戦で死ぬかもしれないと覚悟しながらも祈りながら見守った中で、
歴史の修正力に打ち勝ち、生き延びてくれた恭太郎にホッとしましたわ。

仁が消えてしまった後も、残された多くの写真で不幸は感じさせません。
仁友堂の面々や他皆が記憶を失くして行く中で、
薄っすらとおぼろげに残る「○○先生」を感じながら、
忘れぬうちにと手紙に書き残す咲。

ラストで仁が咲の手紙を読むシーンも良かった~。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、
ドクがマーティから貰った手紙をポケットから出した時ぐらい嬉しかった♪

現在のそこにも、橘の家があったのも嬉しかったし。
橘医院の看板にも感動。
野風の子・安寿を養女にした咲。
それで未来(みき)が生まれた。。。
ハーフ顔も繋がったでありんすな(笑)
しかし安寿の両親が亡くなってって…
まさかガンで野風を亡くしたルロンが悲しみの果てに?チガウカ…チガウネ


タイムスリップの「入り口と出口が違う」ってところも面白い!
どうやって戻るんだろう?って謎もすんなり解決。
またそこにホスミシンを落としとくなんて、
全然許せるぜよ~(ノ゚ο゚)ノ

龍馬にも会えたし♡
腫瘍に憑依したかのような持って行き方も、龍馬の血を浴びたことで納得。
研修医・野口(山本耕史)のパラレルワールドの解説が上手すぎて~。
もっともっと聞いていたかったな♪

「入院してる間に小説書いてみようと思ってるんだけど…1人の医者がさ、
 江戸時代にタイムスリップするって話しなんだよ」と切り出す仁。

結局真面目に協力しちゃう野口って、偉いわぁ。
しかもそっちのワールドに詳しい(笑)

「僕の考えた結果はですね。
 この世界は実は一つじゃなくて、地層みたいになってて、
 似ているけどちょっとずつ違う世界がいっぱいあるんですよ。
 無限にループするって言う仕組みはどうでしょうか」  う~ん、いいでしょう!
「頭の中の胎児様腫瘍はどう考える?」
「バニシングツインってことでどうでしょうかね?」
「なるほどなぁ。元々二つあった受精卵の一つが、
 いつの間にか吸収されて消えるやつだな」  そんな現実もあるんですね~。

「なるほどなるほどって、ちょっとは自分で考えたらどうですか?」
って言われるほどなるほどザ・ワールド(≧∇≦)ノ彡バンバン

そう言えば…
非常階段でタバコを吸うところを仁に見られて、慌てて隠したのはどうして?
そこまでうるさかった先輩でしたっけ?
今度は包帯男目線から…また前作の初回をしっかり見直したいって思った~。
そんな小さなシーンも拾い集めて繋ぎ合わせてスッキリしたい。。。
あ、まだスッキリしてないのねん(ノ∇≦*)

やる気満々で穏やかになった仁に、周囲も不思議がるでしょうね。
腫瘍を取り除いたら人格まで変わったって?
これもバニシングツインで納得(笑)

仁の記憶も少しずつ薄らいで行くの?
夢の中で、海へ入って行く龍馬が言った言葉。。。

「先生はいつか、わしらんことを忘れるぜよ。
 けんど、悲しまんでえぇ。わしらはずっと先生と共に居るぜよ。
 見えんでも、聞こえんでも、居るぜよ。
 いつの日も、先生と共に」  いい笑顔ぜよ~これぞ龍馬ぜよ~(ノ゚ο゚)ノ


未来への入り口・出口が移動してなければ、また繰り返すことも出来ましょが、
あちらからの出口で落ちる勇気が湧いたのも、咲を助けたい一心のこと。
階段落ちも相当の勇気が要るし…故意に戻ろうとは思うまい(笑)

最後にギュッってし合えた二人に、心残りはなかったと思えるような見せ方で。
咲の手紙を読みながら涙を流す仁の笑顔も、
橘未来の脳手術を志願し、手術に臨む自信に満ちたあの表情からも、
もう過去よりも未来(みらい)への一歩が、そこから新たに始まってましたね。。。


しかし『JIN』で見せる戦も、『おひさま』での戦争も、
現代に生きる私たちに色々と考えさせてくれますわ。

徳川様と共にだとか、天皇陛下のためだとか、お国のために…
どれだけの命を無駄に落として来たことか。
しかもそんな無意味な戦争のために負傷した者たちを治療する意味って。。。
それが医者としての使命であり誇りであると、仁も随分葛藤して来ましたからね。

「国の為、道の為」とは何ぞや。。。

医者だとか職業に関係なく、
仁先生の言葉はいつも、見てる私たちに勇気や希望を与えてくれましたよ。

「やることは一つだ。全力で今を生きる。自分自身の志を持って」

今自分が出来ることをやる。。。


脳腫瘍摘出手術後に目覚めた仁は、
同僚の杉田(戸次重幸)に手術して貰ったことを知り、
しかも胎児様腫瘍ではなく普通の良性腫瘍だったなんて…

〈その後、何人かに同じ事を尋ねてみたが、答えは同じだった。
 俺が俺に手術されたと言う事実は、あの胎児様腫瘍と共に消えていた。
 そして、ここい居るはずの未来(みき)もまた。。。
 どうやら、俺の帰って来た世界は、俺のかつて居た世界とは少し違うようだった。
 これは俺が歴史を変えた結果なのか。
 それとも、俺が関わった日々は、全て修正されているんだろうか。
 この数日間のように〉

それでも杉田先生の先祖は飛脚に変わりない(笑)

病院内では、「東洋内科」が出来てたり、
医療費は全額保険料負担で自費0円になってたり~!


〈ちゃんと確かめよう。咲さんがどうなったのか。
 俺が生きて来たあの日々がどうなったのか〉

図書室で歴史を調べる仁。

〈ペニシリンはイギリスのフレミングによって、1928年に発見された。
 日本では、既に土着的(土俗的)に生産されていた。
 ペニシリンを土着的な方法で開発し、それを通じ、古来の本道と、 
 江戸期に入って来た西洋医学を融合させ、
 日本独自の和洋折衷の医療を作り上げた。
 当時、医学界の反逆者とみなされた、彼らの医療結社は…
 仁友堂(と呼ばれる)〉

仁友堂の5人の仲間たちの写真も残ってるなんて。
皆さん立派な医者に、いやそれ以上の功績を残したんでしょうねぇ。

〈だけど、いくら調べても、そこにないものが二つあった。
 俺の名前と、橘咲と言う名前だった〉

橘家のあった場所へ向かう仁。

ドラマの冒頭で、江戸時代と現代を重ねて見せる写真が好き。
今回はたっぷりと見せて貰いました。江戸の移り変わり♪
橘家の門構えにも違和感がなく、その横には『橘医院』の看板も!
そしてその家の娘として再会することになる現在の橘未来(みき)には驚き!
安寿は曾ばあちゃん?

「あの、お医者さんなんですか?」
「そのつもりで医学部に入ったんですけど、結局は医学史の方を。
 実際には予備校の講師で食べてるんですけどね。…」
仁が未来(みらい)を覗いた時に見た光景は、やっぱり講師だったんですね!

咲がこの橘医院を開いてたことを聞き、生きていたことを知って喜ぶ仁。
小児科や産科が主だったようで、当時は産婆として見られていたそう。
兄の恭太郎が林の中で、ガラス瓶に入った妙な薬を拾ったことで、
咲が命拾いしたと言う。。。日本昔話みたいな話を聞くものの、
恭太郎の回顧録には仁の名前は出て来ないし、
仁友堂の仲間にも入ってない。写真もない。

〈そこに俺が写ってるものはなかった。
 と言うことは、もう一人の俺とは別にホスミシンだけが
 あの時点に落ちてくれたということなんだろうか〉

龍馬とのツーショット写真にも、龍馬しか写ってなかった…
けどこんな写真がこんなとこに埋もれてるなんて凄いことじゃ?
恭太郎が燃やしちゃったために1枚しかないんですから。

「恭太郎は坂本龍馬とも縁があったようなんです。
 恭太郎は、龍馬の船中九策の、皆が等しく、
 適切な医療を受け入れられる”保険”なる制度を作る事、
 ってところに感銘を受けて、その実現に走り回った人なんですよ」

龍馬の遺志を恭太郎が受け継いで、現代の医療費制度を変えたことに喜ぶ仁。
安寿を引き取り、独身を通した咲や、安寿を生んでくれた野風のことを思います。

「ずっとあなたを待っていた気がします」
「え?」
「変な意味じゃないですよ。とにかく読んでみて下さい。
 私が医学史に進んでしまった原点なんです」
「あの、名前、教えて貰えますか?」
「橘未来です」
「。。。未来さん」

咲が書いた手紙を手渡された仁。
この手紙を先に読んでいた未来はどう感じたんでしょうね。

”そのお方が、揚げ出し豆腐がお好きであったこと”も書かれており、
仁に「揚げ出し豆腐は好きですか?」
と訊いてみたのは未来の勘?不思議な感覚?
この手紙を読んで、当時の医学を知りたくなった未来。
この不思議な体験を綴った先祖・咲の言う、
”そのお方”に会える日を待ってたようでした。


《…橘咲は、先生をお慕い申しておりました》

手紙を読み、堪え切れずに涙を流す仁(・・、)
「。。。私もですよ。咲さん。私も、お慕い申しておりました」
100年以上の時を経て。。。

〈…当たり前のこの世界は、誰もが戦い、もがき苦しみ、
 命を落とし、勝ち取って来た、無数の奇跡で編み上げられていることを、
 俺は忘れないだろう。そして、更なる光を与えよう。
 今度は、俺が未来のために。。。この手で〉

未来(みき)の脳腫瘍手術後は、どうなるんでしょうね。
想像のままがよろしいのか、続編をスペシャルで見たい気もちょっとしたり、
ってそんな心配は無用ですかね…
TBSさん、とっくに秘策は考えてるでしょ(笑)


【追記】 仁と野口の関係が気になり、前作の初回を見直した謎解きは、こちら 

  【第1話~最終回記事】      【前作『JIN-仁-』記事】

 
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2011年06月20日

『JIN-仁-完結編』 第10話

仁が必死に助けようと頑張っても、龍馬を一週間延命させただけ。。。
歴史の修正力にはやはり逆らえず。
それでも史実よりも良かったと思える。
最期の日に軍鶏鍋も食べられたし。チガウカ

しかし今回のしゅじゅちゅもリアル~で、マルガリ~ノ~<(゚ロ゚;)>ノォオオオオオ!!
龍馬は仁が住んでいた、あん世界を見て来たんですねぇ。。。

龍馬が亡くなるシーンに号泣すると言うよりも、
仁が言ってたように、そうなることは頭にあったせいか、
悲しいけれど静かに見守ることが出来ました。

仁が龍馬に語りかけるシーンはジーンと来た~(・・、)
信頼し合い助け合い、深い絆が生まれた二人の5年間が走馬灯のように。。。
コロリの時も、ペニシリンを作る時も、いつも龍馬が助けてくれた。
仁を道しるべにして来たと言った龍馬と、龍馬をヒーローだと言った仁。
辛い別れでしたわぁ。。。


東が龍馬の額を切ったのは、それを狙ってのことでしたね。
狙ったからこそ目を瞑ってしまった。本意ではないのだから。。。

そして西郷どんの推量も大したもんでごわすなぁ。

「東さぁは、坂本さぁの作ったものを守ったとかもしれん。
 もしかして、あん夜、坂本さぁは誰かに襲われ、
 東さぁはもはや守りきれんち思うたとかもしれん。 
 そいが仮に、徳川じゃったちすれば、
 大政奉還は、徳川の本意じゃなかったっちゅうこつにもなる。
 そげんなれば、坂本さぁの成し遂げた仕事は、水の泡ちなるじゃろ。
 じゃっとん、ただの仇討ちじゃれば、誰も文句は言えん」

東は自害。遺書には仇討ちと書かれていたものの、西郷の読み通りでしょう。
兄を殺されたのは、あの闇討ちに遭った時だったんですね。
あれは、内野龍馬の殺陣に惚れ惚れしたシーンだったのでよく憶えてますが、
まさかここへ来て「兄の仇」に繋がるなんて。
だから~殺し合っちゃダメなんですってば。
暴力は暴力を生むだけ。。。

そして心配の種だった三隅俊斉は、事を起こす前に今回であっさり確保ーー!
多紀元琰、松本良順、勝海舟たちが動いてくれたことは嬉しかったですわぁ。
野風の親代わりでもある鈴屋の主人、大活躍。
仁友堂に深く恨みを抱く者として、三隅の名を聞いた3人は、策を仕掛けた。。。

「訴え出た医者の一人が、良心に耐えかね、
 内幕を話したいと申し出て来たらしい。もっともまだ噂なのだが、
 仁友堂の疑いが晴れるかもしれぬ」
そう松本医師が三隅に聞こえるように噂を流すと、
三隅は名を借りた医者たちを集め、酒に毒を…
はい待った!
「その逸品の酒。我らもいただけるかのぉ」 多紀先生カッコイイ~
「心配は無用。
 我ら南方医師より学んだ胃洗浄の支度もして来ておる!」 松本先生ステキ~

これはスカッとしましたよ~。
和宮毒殺未遂事件も、三隅の悪事は全て暴かれることでしょう。
大体、仁を逆恨みするようなことですかねぇ。小さっ。
せっかく医者になったのに、人の命を救わんでどうする…小さい男め。

偽のペニシリンの作り方を教えたと言う三隅のワナに嵌り、
奉行所で痛い目に遭い牢に入れられた山田純庵が可哀想に。
それでも仁友堂のみんなは、疑いが晴れて良かったと、笑顔で仁を迎えます。

すると仁は、
「あのぉ、仁友堂はこれで終わりにさして下さい。 
 私は疫病神だと思うんです。私がここに来なければ、
 皆さん医学所や医学館で普通に出世して、こんな目に遭うこともなかったんです。
 …それに、私の頭の中にはガンがあります。…
 取り除くことはどうやっても出来ません。…」
「私たちに、病人を置いて出て行けと仰るのですか?
 そのようなお言葉に従っては、
 緒方先生に向ける顔がございませぬ!」  山田
「使い難いと仰ってたでしょ?
 持ち手のところを少し削ってみたんです」  横松(中江大樹)
「先生、持ってやって下さい。これからもこいつが
 先生のなさりやすいように道具を工夫し続けますから」  八木(斉藤アツ)
「先生。私の夢は、この世で一番の医者になることでした。
 先生が疫病神でも、鬼でも、何や変な夢ばっか見とっても、
 出会えたことを後悔したことなど、一瞬たりともございません」  佐分利
「先生。私どもに、持てる全てを教えて下さいませ。。。国の為、道の為に」  咲
「はい!」  笑顔の仁
 
仁友堂の仲間たちにジーン(・・、)


明日は西郷との談判だと、仁のところへ相談にやって来た勝。
「先生、これだけ教えてくれ。
 江戸は、火の海になるのかぃ?ならないのかぃ?…」
「火の海。。。あ、でもそれって、勝先生次第なんじゃないでしょうか?」
「そう。そうだよな」


あいつとおいらは一緒。。。あいつは終わっちゃいねぇ。。。
龍馬の遺志を継ぐ、勝の言葉に西郷は…
「分かりもした」


〈…生あるうちに、持てる全てを伝えよう。
 それは、明日に繋がるはずだから。
 命を救う技術は、刻みつけられて行くはずだ。
 この人たちの手に。目に。心に。
 生き残る術を、命の螺旋が刻むように〉

〈その通りぜよ。先生〉
「え?」
〈ここぜよ。先生〉

ホルマリン君の目が開いた!
そして猛烈な頭痛が仁を襲います。


龍馬から野風への形見は、こっそり買っておいたあのかんざし。
柄の部分が雪の結晶にも見えましたけど、野風に贈るなんてニクイ龍馬。
やっぱし龍馬の坊主は見たくなかったぜよ~(ノ゚ο゚)ノ
生きて欲しいだとか、見たくなかっただとか、勝手な私。


仁はどのタイミングで元の世へ?
龍馬が呼んでる?

〈先に行くのは、どちらだ〉

予告で見ると、非常階段では包帯男目線ですね。
今度はそちら側から、階段下へ落ちて行く仁を見る形になり、
今度は手術で脳腫瘍を取り除いた包帯男の仁が、
江戸へ戻らなくちゃならない訳で…あの医療器具は誰を助けるためのもの?

延命で生き延びてる恭太郎にも修正力が?
それとも咲がどうかなっちゃう?<(゚ロ゚;)>

 
しかし、二人の仁がズレた異次元を行き来してるのね?
病院の傍の道端で倒れてた仁は、今まで江戸で活躍してた仁でしょ?
でまた脳腫瘍を取って貰って、また医療器具を持ち出してって…
グ~ルグ~ルグ~ルグ~ル。。。永遠に終わらなくはないのかぃ?


あ~、デロリアンがあって、西暦・時間を指定できたら…
龍馬が額を斬られる前に戻って、
寺田屋で仁はただ黙って龍馬と一夜を過ごしてたらいい。
東と恭太郎の二人は、そこで延命が終わるだけ。
ってダメ?それも酷い仕打ちか。
だって~、どうしても龍馬を助けたいんだもん(人´∀`)♡

そう言えば、新撰組の出番は?
近藤勇役の宮沢さんは、初回のあれだけでしたの?
そして提供を読む声はどなた?宮沢さんじゃないんですかねぇ?

最終回、どうまとめて来るんでしょう。
あれもこれも上手く繋がっておくんなんし~ヽ(*'0'*)ツ

2時間は長いな~って思うものの、きっとあっと言う間に過ぎちゃいそうです。

  
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2011年06月13日

『JIN-仁-完結編』 第9話

何?何でー?
東修介の振った刀が龍馬の額をパックリって!(||゚Д゚)ヒィィィ!
中岡の額パックリもリアルで凄かったけど、
結局日付は変わっても切られることになってしまった二人。
龍馬が斬られた額は致命傷…仁は救えるのか。。。

こんなに緊迫して見入ったシーンはあっただろうか?
仁が代わりに斬られて、現代へタイムスリップするのかと想像したんですけど、
今回は違う。
ってことはこの先、仁先生が狙われて現代へ?
ってことはやっぱり三隅の奴の仕業なのか(`へ´)

あと2回で終われるのかしらん。。。


龍馬に刀を向ける恭太郎。。。ここは見せ場でしたわぁ。
その胸の内を読む龍馬の凄さに感動しながら、その表情にもジーン(・・、)
そして斬られるシーンにはガーン<(゚ロ゚;)>


『龍馬伝』にハマッてたお陰で、色々と調べたりしてたお陰で、
分かりやすく見比べることが出来ました。

近江屋の二階部屋の天井が低く斜めになってた所も見逃さず。
そんなチラ見せにも興奮するー♪

龍馬たちを寺田屋に移動させてもドキドキ。
日付が変わっても安心できず…
軍鶏鍋を食べることができた龍馬を見て、ちと安堵したぜよ。

近江屋襲撃の実行犯や数々の陰謀説…
未だにはっきりしていないことをいいことに(笑)
修正力によって、誰が龍馬の命を奪うことになるのか見守ってみたり、

寺田屋の女将・お登勢の声を聞き、
草刈民代さんをイメージして誰が登場するのか期待してみたり、
中岡は結局、軍鶏鍋を食べずに死ぬ運命で可哀想と思ったり…

船の保険を初めて考えたのが龍馬だという史実から、
船中九策の「保険」から船へと発想が流れる龍馬をさり気なく見せたのも上手し!
龍馬が「才谷」の名を使って見せるサービスシーン?にも嬉しくなったり~。

大久保が《坂本 近江屋》と書いた紙切れをお椀に!
薩摩藩が怪しい説があるものの、見廻り組に情報提供する意外な展開に驚き。

西郷・大久保・龍馬の3人が、
新政府の人選について語るシーンは面白かった~。
誰が敵なのか、誰を信じていいのか分からない際どい時代でしたね。
もう少しで明治なのに。。。みんな政治家になったのに。

「関白 ○○○」と書かれた龍馬直筆の書も残っている中で、
やっぱりここに誰が入るのかで揉めて見せる訳ですが、
薩摩の考えに反論するでもなく明るく答える龍馬が、らしくて良かったです。
「世界中のおなご」にワクワク胸躍らせ語る龍馬が可笑しいの何の(笑)

「これからは、海の向こうの女子(おなご)と縁を結ぶと書いて。。。
 海縁隊じゃ」
って発想には噴いた~!驚いた~!
世界中の女子とアバンチュールぜよ(≧∇≦)ノ彡バンバン!

って言いながら、龍馬が買ったかんざしは誰への贈り物?
世界中の…とか言いながら、妻・お龍への土産ですか?


「”あん”は、暗殺の”あん”でございますか?」
「。。。」
「では、坂本様は、28日後に?」

さすがの咲。賢い咲はどこまで凄い。
「京で患者が待ってるんです」と佐分利に同行を頼み、京都に向かう3人。


寺田屋の女将(室井滋)に龍馬の居所を訊く仁。
「先生。治さなあかん患者って、もしかして龍馬さんなんでっか?」
「坂本はんが病に?ほんまどすかぁ?」
「いや、その。。。」
「実は先生は、坂本様がこの月の十五日に、大怪我をする夢を見られたのです。
 さようでございますね?」
「あ、はい」

咄嗟にこんなことが言える咲って、もうどんだけ~。

チラッチラッ出て来る卑劣な医師・三隅俊斉(深水三章)、もうどんだけ悪~!
仁先生をどこまで陥れる気?いやそれどころか、殺す気~?


1867年11月10日。京都。。。

幕府の治安部隊・京都見廻り組が龍馬を探し回っている。
必死に探す仁は東に出会うと、龍馬が隠れる場所へと案内して貰います。

「今すぐ京都を出ましょう。…とにかく今は出ましょう。ここは危険なんです」
「ほいたら、場所を変えるかえ」
そこへ中岡も登場。
暗殺予定日の15日に二人が揃っても…
仁は、中岡と龍馬の二人が近江屋で暗殺された史実は知らないようでしたね。

「今日、京を出る?」
「今日、京を出るがじゃ」(≧∇≦)ノ彡バンバン!
何じゃこの二人は(笑)

しかし中岡を演じる亀様が、香川照之さん演じた弥太郎とそっくりな喋り声で、
さすがいとこだと思わせますが、中岡なのか弥太郎なのかキャラが掴めんわ!
『龍馬伝』では亀様、見廻り組だったし。。。
ややこしや~ぁ、ややこしや。


寺田屋に移動した龍馬たちでしたが、中岡は帰ると言い…
「おまんら~に、道中何かあってはと思うてついて来たがじゃ。
 いらん世話じゃったのぉ」
「食うて行けばどうぜよ。じきじき、じきに出来るがじゃきぃ。にゃぁ中岡」
「あの、ありがとうございました」  引き留めない仁は中岡のことを知らず。
「明日、また来るぜよ」
「ほうか、また明日のぉ」  これが最後になろうとは。。。


「おまんの言う通り、食って出れば良かったぜよぉ。龍馬」 中岡、道端で死す。


日付が変わる鐘の音に安心する仁と咲。
外の様子を見に出た東が恭太郎を見つけると、刀を抜き合う二人。


「先生は、わしの道しるべじゃった」
何をしていいのか流されていた自分の前に現れた仁。
たった一人でコロリの治療をする仁を見て、
自分が正しいと思うことをやろうと思ったと話す龍馬。
長州の戦の時もそう。
”暴力は暴力を生むだけ”と言った仁の言葉にもう一度考え直し…

「先生はわしにとって、夜の海に光る道しるべじゃ。
 わしゃ、ただそこを目指して進んじょっただけのような気がするぜよ」

他にやりたいこともある。ここらで手を引こうと思うと、ピストルを置いた龍馬。
これが命取りになろうとは…

〈それは、何より嬉しい言葉だった。
 だけど、なぜか。。。別れの言葉のように聞こえた。
 龍馬さんが国に係わることをやめたら、
 俺との繋がりも終わりじゃないかと思えて〉

「龍馬さん。私は、私は、龍馬さんの声に導かれて」でまた猛烈な頭痛が!
何を話そうとしたのか分かりませんが、
この仁の行動が修正力となって、龍馬は外へ出て行く運命に?

外では、斬り合う恭太郎と東、刺客の者たちの声が。。。
それを窓越しに見た龍馬。
「何をしちょるがじゃー!」
「来ないで下さい。坂本さん」
「東!」
「逃げて下さい!」

袖口のピストルを探す龍馬でしたが…
目の前に突きつけられた刀の先には恭太郎が!

「恭殿!」
「咲さんと栄さんを、人質に取られたかえ?」 
「黙れ」
「わしを斬ったら、死ぬつもりかえ?。。。
 まっこと、それより他に道はないかえ?」  龍馬と恭太郎の表情に(・・、)ウルウル

「恭太郎さん、やめろ~」
「恭殿ぉ!」
「御免!」

恭太郎の刀を弾き飛ばした東。
「うわー!」と目を瞑って刀を横に振った東の刀は龍馬の額をザックリ!
リアルに~(||゚Д゚)ヒィィィ!
龍馬の血が仁の顔に飛び散り、様子が見えない。目の前で倒れたのは…
「ハァハァハァ、龍馬、さん?龍馬さーん!」

どして目を瞑って刀を振った?
あ~、今思い出してもドキドキする。

内野龍馬に会えなくなるのが、何より寂しいぜよぉ。。。

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2011年06月06日

『JIN-仁-完結編』 第8話

猛烈な頭痛に襲われる中で、「あん あん あん」と、
必死に伝えようとする仁先生が、一体何を言おうとしてるのか、
さすがの咲も今回ばかりは分かるまい。
「龍馬さんは、ひと月後に。。。」
安道奈津?な訳ないかヾ(゚∇゚*)オイ

1867年秋。。。

曖昧な記憶の中、龍馬暗殺の日が近いことだけは分かる仁は急ぎます。
手紙で伝えるなら!
頭痛に耐えて書き上げ、飛脚に託したのに…

《土の龍 道に果てつる 寒き京 ご注意を》

仁がせっかく龍馬に宛てた、暗殺予告を知らせる手紙も、
幕府の上役(中原丈雄)の手に渡ってしまった。
恭太郎が、今はもう仁友堂と龍馬の関係は断たれたと報告してくれたのに…
やはり仁や龍馬を裏切るようなことは出来ない恭太郎にホッ。
と同時に、延命で生かされてる恭太郎の寿命も気になるところ。


「しかしこの鈍(のろ)いシートって便利でんなぁ。また何でノロイ言う名前」 佐分利
「ノイロシートです」 仁先生のツッコミ(ノ∇≦*)キャハハッ♪

  【ノイロシート】 神経組織の保護、液の吸収、又は止血のために
           手術中に用いるコットンまたは合成繊維等のパッドをいう。


田中久重から、手術用に届いた電灯。
これはやはり仁から渡されたLED電球からの発明品ってことで、
歴史は着実に変わって来てます。
でなくてもペニシリン以降、医学の世界がどれだけ進歩してしまったことか。

そして今回は何と言っても、大政奉還にないはずの項目、九つ目。
これは完全に龍馬が仁に影響を受けた証拠の「保険」が加わってましたから。
驚きましたわぁ。大政奉還の中身をいじるなんてヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
船中八策ならぬ、九策ってことでよろしい?

大久保一蔵(利通)役が眞島秀和さんだったりすると、
『龍馬伝』では誰だっけ?…
及川ミッチーだったか~♪とか。。。

中岡慎太郎役の亀様(35)に、若いな~って、
上川隆也さんの歳(46)が気になったり…
龍馬内野さん(42)に改めて、へ~。

こちらの中岡も後藤象二郎(宮川一朗太)も熱いな~って感じを受けました。
『龍馬伝』で、歴女を目指し!
ミーハーな私もかなり幕末有名人の名を覚えましたわん(笑)

容堂公の前で、「(龍馬が)妬ましかったがです!」って…
宮川象二郎は言わんだろうな~なんて、
青木崇高さんの熱演がチラリズムしたり(笑)

東修介(佐藤隆太)の「もう良いですよね、兄上」って呟きが気になるところ。
長州藩であるものの、何者?兄上誰?


今回は、野風の出産シーンよりも、いよいよな龍馬の方が気になった私。
なぜか、緊迫した手術シーンのはずなのに…
引いちゃったんですよね~、今回の見せ方には。。。野風のセリフ長し(笑)


〈野風さんが子供を産み、未来(みき)が生まれ変われること。
 そして、坂本龍馬が暗殺されない歴史を作ること。
 自ら望む未来を、この手で作り出すだけだ。
 歴史は、変えられないと決まった訳じゃないんだから〉


野風のお腹の子が逆子に。
でも麻酔が使えないために帝王切開は出来ない。
そして、子供の手だけが先に出て来てしまい…

母体を優先させることを決める仁。
「野風さん。少し痛みが強いようなので、まず痛みを止める処置をします」

そんな仁の様子や咲の顔を見て察する野風。
「嘘がヘタでおざんすなぁ。腹を切っておくんなんし!…」
「切るのなら麻酔が必要になります。
 その麻酔は、子供は耐えることが出来ません」
「ならば!このまま切ってくんなんし!…」

廓の籠の鳥だった自分。お腹の子は違う。そんな話が長すぎて、
子供の片手が出て来てたんじゃないの?とか陣痛は?とか邪心が。。。

「…どうかあちきの夢を奪わないでくんなんしー!」と叫ばれても…そこで
「帝王切開をいたしましょう」と咲に決断されても…


ほとんど未経験の帝王切開手術の覚悟を決めた仁の手は震え、
その手に咲がハンドパワーを送ります。
「未来(みき)さんが、必ずお守り下さいます」  

女は強し!の見せ場です。

麻酔なしの手術は見てられませんわぁ。ムリムリムリーーー!(||゚Д゚)ヒィィィ!
失神しない野風凄し!

泣かない赤ちゃん。。。
その足を持ち上げ逆さにし、お尻を叩く咲。
「泣きなさい!泣いて!泣きなさい!泣けー!」
口から羊水を吐き出すと、産声を上げました。オギャー! 咲凄し!

野風の容態が!
子宮から出血、脈も止まり、そんな中、仁は頭痛<(゚ロ゚;)>
必死に心臓マッサージをしながら、
「子供を抱くんじゃなかったんですかー!
 歩くのを見るんじゃなかったんですかー!
 声を聞くんじゃなかったんですかー!…
 神は、乗り越えられる試練しか与えないんじゃないのかーーー!」  

叫び続ける仁。。。息を吹き返した野風。何だか分からんけど凄し?

その頃、龍馬は後藤象二郎から大政奉還成立の知らせを受け、
「やったぜよ、先生。
 夜が明けたぜよ~~!」

野風の出産と、龍馬のこの言葉に自分の出産時を思い出し…
「明けない夜はない」って自分を励ましたあの陣痛の夜を。。。あ~懐かし♪


安寿(Ange)ちゃんはハーフ♪
日本語では「幸い」、フランス語では「天の使い」とは、見事にステキな名前。
流行るかも~。な訳ないか~(ノ*´▽)ノアハハハ~


「坂本龍馬と同じですね。
 龍馬が死んだ日も確か。。。誕生日」

未来(みき)の言葉を思い出した仁は、急いで勝先生のところへ!
そこで大政奉還成立を知ります。

九つ目に龍馬が書いたのは…
【皆が等しく必要なる医療を受けられ
 健やかに暮らせる保険なる仕組みを作ること】


〈居るはずもない俺の足跡が、歴史に刻まれて行く。
 坂本龍馬の手で。歴史は、変えられない訳じゃない〉

「龍馬さんの誕生日は、いつですか?」
「確か、11月15日だっけかな」
「あと、ひと月」


京都から引きずり出して~(ノ゚ο゚)ノ

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2011年05月30日

『JIN-仁-完結編』 第7話

咲と言う人は、相手の言葉をしっかり受け止め、
何を思い何を言わんとしているのかを察知すると、
即座に脳内コンピューターにかけ、
それをはっきり示し、問い、決めるのも早いんですよね~。
しかも、うじうじと悩むこともなく常に前向き。

それなのに、あ~それなのに…
仁先生には自分の気持ちをはっきりと伝えることが出来ないなんて~┐(´-`)┌

「私、お婆になってしまいますよ。
 元々お婆のお婆ですけどね」  確かに(笑)
酔っ払えばこれぐらいは言える。。。
翌朝には憶えてないけど(≧∇≦)ノ彡バンバン!


野風からルロンとの結婚式に招待された仁先生と咲は横浜へ。
もう同じ部屋に泊まって、酔っ払った勢いでどうにかなってしまっても
えぇじゃないか~(/ー\*)ヾ(゚∇゚*)オイ

ウェディングドレスを来た野風がまた似合い過ぎて、
咲の着物姿やちょんまげ姿の方が違和感に思えるほど、
横浜の景色や式場、参列者に現代風な結婚式を見てるようでしたわ♪


野風は仁先生を部屋へ招き入れると、着物を脱ぎ素っ裸に!
…なる必要はありんすの?
誘ってるとは誰もが思ってませんが、仁先生はドッキドキだったことでしょう(笑)

「患者はあちきでありんす」
と、左乳房のしこりを診て貰うと…

「腋窩(わきの下)リンパ節への転移は十ヶ所です」
空咳もガンのせいだと察する野風。

「すいませんでした!あの時もっと徹底してリンパの郭清をしていれば、
 こんなことにならなかったかも」
「謝られるようなことではござりんせん。
 あの時、死んでしまうはずだったあちきが助かったばかりか、
 このような幸せな人生を送れているのでありんす。
 先生には感謝しかござりんせん。…
 子には、ガンの毒は、回りんすか?」
「(子への転移はないが)
 転移性乳ガンの生存率は、2年で5割だと言われています」

その言葉に悲しむどころか…
「そんなに?2年も?
 それならこの子を、抱けんすね。
 笑い顔を見ることも、声を聞くことも、できんすなぁ。
 手を繋ぎ、歩くことも、できるやもしれんせん」  泣いて喜ぶ野風

お腹の子は野風の夢。。。
これも仁先生のためなんだな~って、
野風が笑顔で仁に語る姿から想像できました。
本当に嬉しそうに話す野風は幸せそう。

それなのに、あ~それなのに…
仁先生はやっぱり鈍感でありんすな~┐(´-`)┌

可哀想なのはルロンですわぁ。
本当に優しくて、野風を愛してくれて、これからも続くはずだった幸せが(´ヘ`;)


〈未来へと続く命の川。
 未来(みき)の生まれ変わりへと続いて行くかもしれない子供。
 野風さんの夢は、俺の夢でもある。
 けれど、歴史の修正力はこの夢を許すのだろうか。
 未来が別の人間として生まれ変わることを、
 歴史を変えることとは、みなさないでくれるだろうか〉


野風の転移と妊娠を咲に話す仁。
「野風さんは産みたいと?」
「子供は自分の夢だからって」
「夢?」
「この子が生まれ、命を繋いで行くことで、
 自分は永久に生きて行けるんだと言ってました」
「野風さんが、そう仰ったのでございますか?」
「はい」
「やはり、野風さんは。…」 

無事に出産できる方法はないのか尋ねる咲に、
帝王切開をするとなると、この時代の麻酔では胎児が危険なことになる。
産科の経験もないと逃げ腰の仁の姿に、本当の心の内を見抜く咲。

「恐れて、いらっしゃるのですか?
 この出産を通して、野風さんとその子供に、
 歴史の修正力なるものが働くことを」

野風とその子供を目の前で死なせてしまう恐怖。
お初を救えなかったことが過ぎる仁。


野風の結婚式で、出会った頃からの野風を思い出していた仁。
野風と言う人も、自分よりも相手のことを思いやる内も外も素敵な女性。
いつでもそうでした。。。回想シーンにはウルウルしちゃいました(・・、)

〈幸せとは言えない人生の中で、やっと掴んだたった一つの夢。
 俺はその夢すら叶えてやることは出来ないのだろうか〉

「野風さんの夢は、叶うのではないでしょうか。
 未来の人間である先生が、歴史を変えることに対して、
 歴史は、修正を加えようとするのかもしれません。
 けれど、もし、これは野風さんが、この時代の人間が、
 強い意志を持って、未来を変えたいと願ったことだとしたら、
 それはもはや、修正されるべき歴史ではなく、
 ただの歴史なのではないでしょうか」 

やはり咲はいつでも仁より強し!賢くていつも前向きで。

仁は未来から来た人間だと言うことを、
そして仁が思い続ける人が自分の子孫であるかもしれないと言うことも、
野風は知っていると察した咲。

「後の世で、先生の出会うべきお方を、
 野風さんはもう一度作って差し上げようとしておられるのではないでしょうか」

龍馬と撮った写真が失くなったことも、
未来(みき)が新たに生まれ変わると言う「天の声」だと考えられるなんて。

野風が笑顔で投げたブーケを受け取った咲。
幸せになって下さんし~。。。
とは言わないけれど、それも野風の願い(夢)だったことは間違いありんせん♪

「先生。私に、野風さんの子を取り上げさせて貰えませんか?
 先生には関わりのないただの、私たちの歴史とするために」 本当に強し!
「よろしくお願いします」

龍馬から送られた暗号文の解読も見事な咲。
「長芋」が「長州」と「薩摩(芋)」とはね~。ホント上手い。
「すくう」は、「巣食う」ではなく「救う」って…
なぜそこを漢字で書かぬ(笑)

《戦をせずに、こん国を立て直せんかと、無い知恵を絞うちょる。…》
龍馬からの手紙には、野風の気持ちを汲み取る内容までも…
鈍感なのはやはり仁先生だけ?


仁の文箱から龍馬の写真を盗み取り、
幕府の上役(中原丈雄)に差し出し報告する恭太郎。
龍馬の動向を見張る命令だとは言え、そこまでしないといけないんですかねぇ。
前作初回で仁に命を救って貰った恭太郎も「延命」で生きてるんですよね。
ってことは…


いよいよ1867年に入ってしもたよ~(ノ゚ο゚)ノ
大政奉還成立の1ヶ月後に、京都・近江屋で暗殺される運命の龍馬。
野風が秋に出産したら、暗殺の日はすぐぜよ~!
京都から野風に会いに行けばいいぜよ~!
ってその前に、野風はお腹の子と引き替えに死んじゃうの?<(゚ロ゚;)>

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2011年05月23日

『JIN-仁-完結編』 第6話

待ってましたよ~。って言う割には忘れてたところで登場ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
からくり儀右衛門こと、田中久重と仁がここで出会うとは!
このお方が東芝の創設者だと知ってから、二人のやりとりを楽しみにしてました。
このドラマが”東芝日曜劇場”ってまた~上手すぎる♪

こういう実在する人物にはテンション上がるんですけど…
岩崎弥太郎(三菱財閥創業者)も出てくれないですかねぇ。
香川照之さん以外、役者が思い浮かばないですけど(笑)

「岡田」と偽名を使っていた田中久重。
ラストでのサプライズだった訳ですね~(。-∀-)
無尽灯を作った久重に、仁が手渡したのは”LED電球”。
これもペニシリン同様、早く世に出ることになるんですかねぇ。。。

しかしあの有名な龍馬の写真が!
龍馬の隣で仁も一緒に写ることになるなんて、面白い(ノ∇≦*)キャハハッ♪
写真と言うものも、「名刺」に使ったのが龍馬じゃなかったですかねぇ?

仁から「保険」の話を聞いた龍馬もノリノリでしたけど、
確か船の保険を初めて作ったのも龍馬じゃなかったですかねぇ?

これらのうろ覚え情報は『歴史秘話ヒストリア』ネタだったような…
『龍馬伝』で何か言ってましたっけ?。。。他は、知らん(笑)

グラバーの目の下の裂傷を仁が手術することで、
武器商人・龍馬を見せたり、手術で使った無尽灯から田中久重へ、
そして電球から明るく照らす道しるべへと、上手く絡ませてくれました。
あ、仁の講義を受けたフランス人が野風へ伝える下りもお見事。
仁に会いたくない龍馬の顔は可笑しかったですわぁ(笑)
内野龍馬、お見事!


〈その笑顔は何も変わらないけれど、密輸、戦争、倒幕。
 その口から出る言葉を、明るい気持ちで聞くことは出来なかった。
 暗い時代なのだ。歴史が大きく変わる前に、必ず訪れる混沌とした時代。
 そして、龍馬さんはその真っ只中に居る〉
 
長州と幕府の戦いを目の当たりにし、
今までの龍馬ではないことにショックを隠し切れない険しい顔を見せる仁。
龍馬には共感できず…

「長州兵らは、あれらは農民じゃ。
 武士だけが、こん国を支配する時代が終わる。
 わしにはそうも見えるがじゃぁ。のぉ先生」
「すいません。私にはどっちが幕軍で、どっちが長州なのか、
 イマイチ分からなくて」
「分からん?」
「同じ日本人同士が、もみ合ってる風にしか」
「それが、今は必要ながじゃ。イケーーーー!」


幕軍の負傷兵を見殺しにすることができない仁は、龍馬には従わず助けます。

「龍馬さん、やっぱり変わりましたよ。
 前の龍馬さんなら、敵味方なく助けたと思います。
 でも今は、薩摩と長州のことしか考えてない」
「先生。それは違うぜよ」
「やってることだって、武器商人じゃないですか!
 人殺しで金稼ぎしてるだけじゃないですか!
 あの人たちだって、龍馬さんが売った銃で撃たれたかもしれないんです」
「わしゃぁ、こん国を思うからこそやっちょるがじゃ。
 これはどういても必要な戦ながじゃ」
「戦だけが国をまとめる手段なんですか。…
 上手く行かなくなったら、また戦を繰り返すだけなんです。
 暴力は、暴力を生むだけなんです!」
「先に殺されたら!それで終いながじゃ。
 わしゃぁ寺田屋で殺されかけ、思うたがじゃ。
 どんなえぇ考えを持っちょったちぃ、バッサリやられてしもうたら、
 それで終いながじゃ。まず相手を力で従わせんと、考えを述べることも出来ん。
 世を動かすことは出来んがじゃぁ」
「戦争をする人は、みんなそういうことを言うんです」
「先生は特別なお人じゃきぃ。綺麗事ば~かり言えるがじゃ」
「…私だって、国を良くしようと思って戦ってるつもりです!私なりに、ですけど」

どちらも間違ったことは言ってないですもんね~。
話して分かる相手なら…って考えの龍馬の立場も分かります。が…
『龍馬伝』福山龍馬の場合、母上の教えもありキャラもあり?
暴力反対派でしたよねぇ。


しかし、兵隊はいつの時代も可哀想。
人の命を何だと思ってるんだー!
って仁先生は叫びたいところでしょうね。人の命を救う仕事なら尚更。

せっかく助けようとした3人の幕軍兵は、長州兵にこれでもかと撃たれ死ぬ運命。
敵味方関係なく、「まことに、かたじけない」と会話した後だけに、
空しい。。。やり切れない思いの仁先生は、佐久間象山の言葉を思い出します。

《お前のやったことが、意にそわぬことことであったら、
 神は、容赦なくお前のやったことを取り消す》

「この人たちを生かしたら、何か歴史に問題が起こるんですか?
 何が気に入らないんだよ。何でこんなことするんですかー!」  神に叫ぶ。。。


〈おぼろげに分かって来たことがあった。
 保険と言うもののことについては(龍馬に)告げることができ、
 暗殺のことを告げようとすると猛烈な頭痛が起こった。
 これは、未来の様子を語ることは許されても、
 目の前の歴史に直接介入するようなことは、許されないと言うことなのだろうか。
 幕末の暗い歴史を変えることは許されない〉


田中久重(浅野和之)の息子と孫が、軍艦の買い取りに来た長崎で、
佐賀藩士に斬られたと聞いた仁は尋ねます。

「どうしてそんな、痛ましいことばかり起こってしまうんでしょうか?」
「時代の渦に、飲まれたのだと今では思っております。
 今日の敵が明日の味方になる。その逆も然り。
 その中で、グルグル回されていると、
 自分の立っている場所が分からなくなってしまう。
 どこを目指していたのかも、分からなくなる」
「私の友人も今、その渦の中に居ます。…」
「…友として先生が成すべきことは、
 その方の道しるべとなることではないでしょうか。
 暗い渦の中からでも…先生自身が、無尽灯のように」  上手い!

上手いんですけどね、息子と孫を殺されて、
時代の渦に飲まれたって納得させる久重って…どんだけ~(*゚0゚)

ペンライトから電球を外し、久重に渡す仁。
「これを一体、どこで?」
「忘れちゃいました」   猛烈な頭痛も起こらないし、これは伝えても大丈夫(笑)


野風のフランス語が上品でキレイ~♪
着物姿ではあっても全く違和感ありません。
夫・ルロンの友人から、
仁がペニシリン薬の製造に成功した話を聞き笑顔の野風でしたが…
病魔は忍び寄っていました。


〈世を照らそう。医療という光で。
 この時代で、俺が助けられる命は、ほんの些細な数。
 しかも、出来レースなのかもしれない。…〉


その頃龍馬は…
「ちっくと、道を間違うてしもうてのぉ。
 迷子になっちょったがじゃぁ。のう?先生」  

仁の生死も分からぬまま、問いかける龍馬でした。  
仁の言葉に目が覚めた龍馬。どう動く?

取り合えず、京都へは行かすな。
延命でもいいではないですか、仁先生!
龍馬が死ぬとこ見たくないから~(ノ゚ο゚)ノ

  第7話へ


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2011年05月16日

『JIN-仁-完結編』 第5話

前回、5分拡大にも気づかないほどの緊迫したラストシーンに、
消えた仁先生はどうなる?お初は?龍馬は?
と、今回に持ち越した訳で…

東修介(佐藤隆太)が、龍馬を助けるための太刀の振り上げは想定内として、
三吉慎蔵役の平畠さんの顔確認、いや活躍は見られず。
まっこと無念ぜよ!

『龍馬伝』での福山龍馬は、寺田屋事件で瀕死の重傷を負ってたので、
ここで仁先生がペニシリンを使って、
速攻の回復力を見せてくれるのかと思ってました。
内野龍馬は案外元気そうで拍子抜け。
いや内野龍馬らしいとも思えたので、こちらはこれで良しとしよう(笑)

良しと思えなかったのが、今回の見せ場でもあった、
坂東吉十郎(吹越満)と息子・与吉(大八木凱斗)親子のエピ。
全く泣けないどころか、息子の心の内が見えないことにイライラし始め、
一言ぐらい喋ったら?とか、
咲でも重い大きな石をどうやって持ち上げた?とか突っ込み入れてたり、
歌舞伎役者・吉十郎の朝比奈役に、
髷を結ってた時代なのにカツラをつけるんだ~とか、
あの青々としたヅラを見て、ズラの上にズラ?とか、邪心が悪戯するの(笑)

与吉が思わず叫んだ「大和屋!」は泣くとこでしょ?
何?この見せられ方。今までと違う感じは…自分のホルモンバランスのせい?
4話・5話の演出は那須田淳さん。。。そういう問題じゃない?
そうだ!『デカワンコ』吹越満さんの方が好みだ私。。。
ってそれとも違うか(笑)


突然消えた仁は、成長したお初の祝言の場を上から見ていました。
〈南方。。。あの男は、俺の先祖?〉

そしてどんどん未来へ…
ランドセルを背負った小学生が家から出て来る様子を見て、
〈ここは現代?俺の生まれた家?。。。あれは、俺。じゃない〉
でも手提げカバンに書かれた名前は【南方仁】。

〈どういうことなんだ。。。
 お初ちゃんが成長すると、俺じゃない俺が生まれる?〉

「先生!お戻り下さいまし!」 咲は必死に呼び続けます。

開腹したままのお初のお腹からは大量の出血が!
そこへ仁が現れ、「お初ちゃーん、戻って来い!」
治療も空しく、お初は亡くなります。

お初が亡くなることは分かっていたので、
そのことがどう仁に関わっていたのか、期待していました。
先祖ではなかったとしたら、静電気のような不思議な感覚は何だったんでしょう?
お初が生き延びたとしても、違う「南方仁」が生まれることになってただけ?
”運命(さだめ)”とは、結果をそう呼ぶしかないですもんねぇ。
あ~してれば、こうなった。あ~しなくても、こうなってた?
どちらを選んでも、結果が運命ですから。


消えた時に自分が見て来たものから感じたことを、咲に話す仁。

「私は、お初ちゃんの命と引き換えに生まれて来る人間なんじゃないでしょうか。
 だから、あんな有り得ないDIC(播種性血管内凝固症候群)が起こって、
 お初ちゃんは助からなくなって、その代わりに私が戻って来れて」
「では、これがお初ちゃんの運命(さだめ)だったと言うことでございましょう。
 …運命であれば、イカヒコーキを追いかけずとも、
 蝶追いかけて同じ時に同じ怪我をしたのやもしれませぬ。先生のせいでは」
「前から感じていたことですけど、
 私は本当に誰一人助けていないのかもしれません。…
 私は何かを変えることなんて出来ないし、そんなこと望まれてもいない。
 神はそれを改めて知らしめたんじゃないでしょうか。一番分かり易い形で」

消えた仁がまた戻って来ても動じず、お初の命を救おうと対処できる咲。
自分の存在が分からなくなっている仁にも冷静に助言したり、
ペニシリンの粉末化成功のきっかけを作ったのも彼女ですからね~。
もうどんだけ~ですわ。
仁友堂の名を残すだけじゃ収まりませんよ。
橘咲の名を歴史に残すために仁先生には動いて欲しい。。。あ、動いてるか(笑)


〈…俺と言う異物を抱えながら、
 歴史はおそらく史実通りに進んで行っているんだろう。
 龍馬さんの暗殺に向けて〉

龍馬を”助けます”と言ったあの頃を思い出し…
〈そんなことは出来ないんじゃないだろうか。
 もし俺が襲われた龍馬さんを助けられたとしても、
 それはやはり束の間の延命で、全ては無に帰して行くのではないだろうか。
 歴史の修正力とでも言うようなものによって。
 だとしたら、俺は何のためにここへ送られて来たんだろう〉

今回は、仁の役目とは何か?自身が悩み立ち向かうの巻。。。


兄弟子の坂東吉十郎を診て欲しいと、田之助(吉沢悠)に頼まれた仁。
舞台で使うおしろいから鉛中毒に。
それは塗る時ではなく、落とす時に湯気と一緒に吸い込んでいると、
湯船の下に溜まった相当のおしろい量を見て判断する仁。
相変わらず、目の付け所が凄い!
しかし、どんだけ洗ってない?お風呂。
ってだから~、どうでもいいことを突っ込んでる自分がイヤになるの巻(笑)


「もう一度(当たり役の)朝比奈やりたいってのが、
 兄さんの最後の望みなんだからさ」
「お気持ちは分かりますが、無理ですよ。手も足も神経がマヒしてるんですよ」
「でも、やってみなきゃ分からねぇだろう…
 無理無理って、それでも医者なのかぃ!
 無理無理言うだけなら誰だって出来らぁ。
 無理一つ通せねぇで、何が医者先生様だ!そんだったらやめちまえ!」
「。。。そうですよね。 
 吉十郎さんを、仁友堂に運んでもいいですか?」

もう一度舞台に立たせたいと言う田之助の力強い言葉に、
これまでの前向きだった姿勢を取り戻した仁。
ペニシリン投与と食事療法をしながら、塩化カルシウムの製造を進めます。
鉛中毒によるカルシウム不足を補うために。。。
塩化カルシウムは「石灰(いしばい)」から作れるらしい。

この「石灰」。前作でコロリの時に使われてました。
コロリで亡くなった遺体を埋めた場所にも龍馬さんが撒いてましたけど、
江戸時代での石灰の用途は建築材料だったようで、
前作では飲んでも大丈夫なものなのかと疑問を抱いてたことも思い出し、
ここで「カルシウム」を作り出すことで「いしばい」の名を聞くことになろうとは…
小さなことでもコツコツと、嬉しいヽ(*´∀`)ノゎーィ♪

〈鉛中毒の治療には、通常キレート剤が使用される。
 だがこの時代にキレート剤を作り出すのは不可能だ。
 となれば、生薬を調べてみるしかない〉

そしてここでは、キレートレモンが思い浮かんだんですけど…関係ない?
コレ、超酸っぱいんですけど美味しいですね。炭酸キツイし♪
あ~何だこの条件反射は。現在唾液出まくり状態(笑)


漢方医の福田玄孝の出番です!
解毒作用のある生薬を集め、
それらから鉛を排出する効果を見つけ出す方法、それは…

「ねずみで薬を試すのでございますか。。。」
テンションサゲサゲの玄孝がウケました(笑)
実験のために使われた動物たちに感謝(-人-)

吉十郎の治療経過は良好。
ところが大手を振って喜べない仁。。。お初が過ぎります。
助かる見込みのなかった吉十郎が元気になる…
これも束の間の延命なのかもしれない。


「負けたくないんです。歴史の修正力に。
 これまで何度も治したと思ったら足元をすくわれての繰り返しでしたから。
 今回は完璧に治したいんです。
 ここで負けたら、私は認めるしかなくなるんです。
 …結局は何も変えることは出来ないんだって」
「延命だけではいけないのですか?
 全ての医術は所詮、延命にしか過ぎぬのではございませぬか?
 未来がいかに進んだかは存じませぬが、 
 人はやはり死ぬのでございましょう?…」
「じゃぁ、私は何のためにここへ送られて来たんでしょうか」 
 
この答えが見つからないことが仁を悩ませる。
世の営みを超えたもののために、この世に送られて来たのではないかと言う咲。


舞台に上がる前に倒れ込む吉十郎。
足が思うように動かず立てなくなり、わざと苦しんで見せ舞台は降りることに。
「やっぱりよぉ、芝居は俺だけのものじゃねぇもんな」と諦めますが…

立つための道具を作ってみたと言う仁に手渡された器具。
それを足に付けると立ち上がり痛みを堪え、台詞を言い始めた吉十郎。
その様子を見て、与吉に父親の気持ちを代弁するように話す咲。

限界に倒れた父に、
「や、大和屋。。。大和屋!」

涙を流しながら叫んだ息子の合いの手に、立ち上がると
「あいすま~ぬ~。与~吉~」と力強い台詞の父。
「よっ、日本一」涙の与吉。


〈束の間の延命。
 もしかしたら、延命にすらなっていないのかもしれない。
 こうしたことで、命を縮めた可能性すらある。
 だけど、この瞬間には、長さでは語れない命の意味がある。
 残された時間を輝かせるという、医療の意味がある〉

 
いいわぁ。すごくいいシーンです。
あぁそれなのに…
合いの手で思い出してしまったのは『中村屋』~♪→ こちら
真面目に読んで下さってる方にはホント申し訳ない。
今回の親子ものにはグッとも来なくて、横道にまでそれるしm(__)m

今更「おいら、お父っつぁんの跡を継ぎたいです」
って口を開かれても、ムリなんだも~ん(ノ゚ο゚)ノ



「咲さん、何をしたんですか?」
「消毒用のアルコールを作ろうと、高濃度のアルコールに、蒸留水を加えたところ」
水とペニシリンを間違えたことで…

「100%近いアルコールの脱水作用でペニシリンが結晶化したんです!」
こんな棚ぼたって~ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
仁友堂のみんなでバンザイ。

そして、亀山社中でペニシリンを扱うことに危険を感じる仁の背中を押したのも、
咲でした。
居なくてはならぬのは、そなたです(笑)

〈行こう。龍馬さんのところへ〉


次回は、長州に武器を売り金儲けする龍馬を見た仁は…の巻。
内野龍馬の、あの惚れ惚れする殺陣がまた見たいですわぁ。。。
近江屋で、好きにやっちゃって~(人´∀`)♡ヾ(゚∇゚*)オイ

  第6話へ


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2011年05月09日

『JIN-仁-完結編』 第4話

もう~、急に中身濃すぎ~の展開早すぎ~の。
龍馬も仁先生も心配なのよ~(ノ゚ο゚)ノ

1865年に中岡慎太郎(市川亀治郎)と出会い、亀山社中を作った龍馬。
1866年に桂小五郎(山口馬木也)がちっくと登場し、薩長同盟も難航。
それを龍馬は、西郷の盲腸手術をしてくれた仁の恩義を持ち出すって。。。
やっぱり仁先生は歴史を動かしてる(笑)

そして寺田屋・龍馬襲撃事件。
入浴中のお龍が裸のまま、2階の龍馬へ知らせに行ったと言う話を、
まんまここで見られるとは思ってもみませんでした。
お龍の顔が一路真輝さんに見えてびっくりした~。。。で誰?
あ~、真木よう子ちゃんも浮かぶ緊張のシーン('▽'*)。。oO


今回は、手術中の輸血のために必要な遠心分離機を作っちゃいました。
これで血液の型なるものを判明させるって、凄いわぁ。
それを、川越藩主松平直克正室・恵姫(緒川たまき)に、
スラスラッと説明する咲も凄いわぁ。

恵姫ってどっかで見た顔。。。
『Tomorrow』で竹野内くんと共演していた女医役だって思い出しました!
姫様の品格と貫禄がピッタリ似合ってましたね~。

恵姫のおばば様も、口を開くまでは誰だか気づきませんでした。
浅茅陽子さんのおばば・孝様は、小さく見えた~。見事なおばば様だった~。
家来たちが皆、血を調べることを怖がる中、
「この老骨でお役に立つなら、血でも骨でも、お取り下さい。
 奥方様、子をもうけるは、おなごの戦。どうか、助太刀させて下さいませ」
「おばば様。。。」

その姿に家来たちが立ち上がるって…
あんまり感心せんかったのぉ(笑)

首のコブ切除は無事成功。輸血もせずに済みました。

「咲さん、ありがとうございました。完璧な助手でした」  もう咲しか居ません。 
「これも、蘭方と本道を繋げる架け橋となると良いですね」
「架け橋かぁ。。。どうしてるかなぁ、龍馬さん」

咲の言葉に、薩摩と長州を結び付けようとしていた龍馬を思い出す仁。
その頃龍馬は、桂と西郷を必死に説得するため奔走していました。
内野龍馬の迫力は凄いですねぇ。。。離婚騒動がちっくと過ぎるヾ(゚∇゚*)オイ

『龍馬伝』を見てたお陰で、緊迫した状況が何なのかも分かりやすかったです。
故に福山龍馬や谷原章介さん、高橋克実さんが脳裏を過ぎったででごわす(笑)
何でもかんでも過ぎって困るぜよ~(ノ゚ο゚)ノ

「腹を見せんがかえ~、西郷!
 この腹には、南方仁に助けられた傷があるろう。…
 南方仁は何をした?
 お願いだから、おまんを助けさせてくれち、土下座をしたがじゃろー!…
 どういて長州の気持ちを汲んでやれんがじゃー!」

西郷の笑顔と「やったぜよー。先生~」と喜ぶ龍馬。
毎度見事な史実への悪戯(笑)
いや、史実なんてものに真実なんてないんですから。全然OK~ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪


すっかりコブの傷も癒え、頭巾を被ることなく美しい姿を見せた恵姫。
夫婦仲も元通りになることを願いますわぁ。
オギノ式でもう安心♪

「南方殿。藩医たちに医術を教えて下さったそうじゃな。
 その者たちがペニシリン薬なるものを、我が家中でも作りたいと言い出しておる。
 わらわから、製薬所を作るべく、殿に口添えをしておく」
「ありがとうございます!」
「咲殿」
「はい」
「意地を張ると、ろくなことはない。のぉ?」  上手い!

手術を拒んでいた恵姫を説得したのは咲。
仁への侘びとお礼に贈られた、和宮と上様の家紋入りの櫛を見せたのも上手い!

咲は意地を張ることをやめるのか。。。
そう思ってたら消えちゃった<(゚ロ゚;)> 先生ーー!


「あの、じゃぁ何であの時、私は断られたんですか?。。。
 私がいつか、居なくなるからですか?」

あぁやっぱり仁先生は鈍感だった┐(´-`)┌
咲の本当の気持ちはず~っと分かるまいて。


大井宿の旅籠の娘・お初(畠山彩奈)に触れた時、
静電気のような感覚に驚いた仁。
この少女と仁の関係は?

土手で転がり、突き出た枝が腹に刺さったお初を手術する仁。
「他からの出血は多くない。助かるぞ、お初」
とその時、あの頭痛が仁を襲い…
左手が消えて行く~!

〈何だこれは?どうしてお初ちゃんを助けると、俺の体が消える?
 この子は、何なんだ?俺の先祖なのか?〉

お初役の畠山彩奈ちゃんも、どっかで見たと思ったら…
ってこんなんばっかり^^;
『あしたのジョー』の記事に書いてましたよ私。

  【ドヤ街チビ連のサチ役・畠山彩奈ちゃん(8歳)。
  どこかで見た子だと思いながら思い出せず忘れてたんですけど、
  2/15(火)からスタートしたNHKドラマ『四十九日のレシピ』に出てたのを見て、
  調べてみると…
  『20世紀少年』のカンナだったのね~。
  大きくなって~丸顔がスッキリしてたものの、あの目力は健在。
  こういう誰々?探しが好き。。。あ~スッキリした~^^】

あ~今日もスッキリした~。。。ってどんだけ繰り返す私(笑)

寺田屋で幕府伏見奉行の捕り方に襲撃された龍馬と、護衛の長州藩の二人。
三吉慎蔵は実在するとして、佐藤隆太くん演じる東修介は架空の人物なんですね。
龍馬を狙って刀を振り上げたように見せてましたけど…
違うでしょ?

これまでも、多紀先生を悪者に見せたりしながら、
今回は優しい顔で仁先生にお願いしてましたもん。恵姫の診察を。
すっかり二人は仲良し♪

きっと次回は…
佐藤隆太くんの笑顔が見られるはずよ(`ー´) クククッ そうに決まってる(笑)

しかし驚いたのは、三吉慎蔵役が平畠啓史さんだったことに全く気づかず。
てか、この名前にも気づかず。。。
ぐっさんの相方、DonDokoDonの平畠さんでしたよ~。
「坂本様、後ろ!」以外にセリフありました?
次回からは…
もっと活躍するはずよ(。-∀-) フフフッ そうに決まってるヾ(゚∇゚*)チョット


  【追記】
  りんりんさんが、
  三吉慎蔵役の平畠さんが、
  「似てるってだけで採用されたって、ホント?」
  なんてまた投げかけるもんだから(笑)
  調べちゃいました。

  ← 似てたからおめでとう!
    そうに決まってる(≧∇≦)ノ彡 バンバン!



戻ったぜよ、こん世界へ。。。あれは仁の生まれた家?
となると、実家はやっぱり埼玉の川越ですか?

次回も中身が濃そう~。
龍馬はまだ死なない(´□`;)ホッ

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2011年05月03日

『JIN-仁-完結編』 第3話

濡れ衣を着せ犯人に仕立て上げたり、拷問で嘘の証言を強要したり、
容赦なく死罪にして事件を丸く収めてしまう。。。
こんな人の一生を左右する大変なことが当たり前のように行われてたなんて。
いつの時代まで続いて来たんでしょうね。

ちゃんとしたお調べもして貰えず。
牢の中で死んでくれたらこれ幸い。
牢名主のすることには目を瞑る役人たち。
酷い拷問による取調べをした後、無罪放免になったからと
何の侘びも償いもないことも当たり前の何様な仕打ちにも腹が立つ。
釈放された仁の痛々しい姿、特に足~<(゚ロ゚;)>
あれにはこちらも顔が歪みましたよ。

士農工商穢多非人。。。
こんな時代でも人々は「平和」だと感じて暮らしてたんですかね。
今ならこんなことは許されないと思いながらも、
「四民平等」の時代になったのかとも思えない、
それはきっとこれから何十年経っても変わらないんでしょうけども。

ドラマで見るだけでは想像もできませんが、かと言ってタイムスリップも出来ないし。
大岡越前や遠山の金さんは本当に公正な裁きをしてくれてたんですかね。
それなら必殺仕事人が本当に居てくれたんだと思う方が報われたり。。。


医学館の督事であり、幕府の奥医師である多紀元琰。
前回、仁を陥れようと怪しく見せていましたが、
その多起が仁の無罪を証明してみせてくれたのは嬉しかったですね~。
そのお礼に、仁がペニシリンの作り方を教える流れも気分の良いものでした。

でも、福田玄孝に「献上を失敗に終わらせよ」と命じた本意は何だったんでしょう?
あの見せ方はズルイ~。
私は展開を知ってしまっていたので(`ー´) クククッて見てましたけど(笑)

真犯人の三隅俊斉は、お茶に砒素を入れさせた奥女中を自殺に追いやり、
それでも今後も色々とやらかしてくれる極悪非道のトラブルメーカー。
あの人も死へ追いやるんですから~(ノ゚ο゚)ノ イヤー!

野風の癌を見抜けず、仁に面目を潰されたことを恨むって…
小っちぇ~男、三隅俊斉。医者になる資格なし!

もう一人思い出したのが、前作で登場した悪徳医者。
ペニシリンを作るのにかかる400両を7年の無利息返済で貸すと、
龍馬に偽証文を渡し、7日目に「金を返すか、新薬を渡すか」と、
仁を脅しにやって来た、子流し中条流の医者野郎。こいつも資格なし!

でもこういう人物が居ても不思議じゃない世の中だった気もするんですけどね。
仁先生が南方大明神と崇められたのも分かる気がします。

仁先生は、牢の中のしきたりも変えてしまいましたね。
あんなに高く積み上げた1畳分ベッド式寝床よりも、
みんなで分け合えば足を伸ばして寝られますもん。
宇梶さん大きいし(笑)


野風はツルを工面するために横浜へ向かいました。
そこで出会ったのは、野風のことを探していたと言うフランス人のジャン・ルロン。
野風が住む長屋にかんざしを贈った…「流龍」はルロンでした♪
また人の良さそうな外タレさんで安心♪いやお見事でしたよ。

ルロンにツルのことを話した方が良いと諭された野風は、
仁にそのことを話し、そして別れの挨拶にやって来ました。

「南方先生。あちきはこれより、
 女子(おなご)の幸せは全て手に入れるつもりでおりんす。
 ゆえに、これより先の心配はご無用でありんす。
 先生も、我が身のお幸せだけを、お考え下さい」
「はい」


咲は訊きます。
「野風さんは、あの日の話をお聞きに?」
「せっかくお助けできたお二人でありんす。
 あちきのためにも、幸せになって下さんし。
 先生と、幸せになると、約束して下さんし」
「あの」
「では、咲様。。。おさらばえ」 

二度目のおさらばえ(・・、)

野風の笑顔と余裕の貫禄を見ることが出来たのは、
この先の希望が見えたからなんでしょうね。
仁と咲の幸せも確信できたから。。。
花魁姿の時よりも洋装が似合ってて、優しい表情が印象的でした。


仁が殺されそうになり、もうろうとする中で見た東京の街。
その時に戻りたくないと感じたのは…
江戸の町が見渡せるあの丘で、仁は咲に伝えます。

「未来(みき)に会えなくなるより。。。
 咲さんに会えなくなる方が辛いって思ってしまったんです。…
 咲さん。私と一緒になって貰えませんか?」
「。。。。。。美しい夕日ですね。こんなに美しくて良いのでしょうか。。。
 お断り申し上げます。
 私の幸せは、先生と一緒になることではございませぬ。
 私の幸せは、後の世に仁友堂を残すことでございます。
 私は、先生がいつかお戻りになる世のことを考えていらっしゃるのが、
 情けなく感じる時がございました。
 それは何ゆえかと、心に問うてみますれば、先生がお戻りになる未来に、
 私が居ないからなのでございます。ならば、残せば良いと思いました。
 私が、私たちが、束の間、先生と生きた日々を」
「戻らないかも、しれませんよ」
「いいえ。きっとお戻りになります。
 実は、それも大きゅうございます。
 いつかおられなくなると分かっている方と、
 人生を共にする勇気はやはり私にはございませぬ。親不孝ばかりの身。
 せめて結婚は、母も兄も、素直に喜べるお相手ととも思っております。
 なれど、今まで通り、先生の弟子として出来る限りのことを致しますので、 
 これからも、よろしくお願い致します。…」  

夕暮れの中、家路を急ぐ咲を見かけた恭太郎。

「何かあったのか?」
「。。。(涙を堪え)」
「どうしたのだ、咲。何が」
「私だけ。。。など。。。
 私だけ幸せになど、なれる訳がないではございませぬか」 健気~(・・、)
兄の胸で泣く咲でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。


〈咲さんは大人だった。俺が思っていたよりもずっと。
 だけど、ふられたところで、
 みんなを幸せにしたいと思ったあの気持ちは嘘じゃない。

 だったら、やることは一つだ。
 全力で今を生きる。自分自身の志を持って。
 この時代の明日を変えて行くんだ〉

仁の心の声は、
被災地へ向けても力強い希望の言葉に伝わったように感じました。
全力で生きることが明日を変えるんですもんね。
やらなければ何も変わらない。
生きていなければ笑うこともできない。。。


「ゆくゆくは、薩摩と長州を結びつけるつもりぜよ。
 この二大雄藩を結びつけたら、必ずこん国を生まれ変わらせることができる。
 こん国は、変わらねばならんがじゃぁ。にゃぁ先生」

そう話す龍馬を笑顔で見つめる仁。
未来を知っていても何も言わないのは、この時代で生きて行くと決めた仁の覚悟?

ここでふと過ぎったのが、朝ドラ『おひさま』での育子の言葉。
「どんなに良かれと思っても、
 人の運命を変えるかもしれない事を勝手にしてはいけないと思う」
そうなんですよね。良かれと思っても。。。


この国の新しい医術を見出そうと意欲的に話す仁を見て驚いたのは龍馬。

「先生が自分の意見を聞かれもせんうちに話すっちゅうがを、
 初めて聞いたち言うとるがじゃ」
「ちょっと言ってみたくなったんです」
「ほいたら先生、また」
「はい」

今回は平井堅さんの歌声が効いてましたわぁ。
仁先生の清々しい気持ちとリンクしたんですかねぇ♪

この時、全てはすでに始まっていた。
残酷で優しい未来。。。ってどんな~(ノ゚ο゚)ノ

仁の体が消えるって!
戻るんじゃなくて存在すら消滅?
ここらで現代へ戻って、仁に脳の手術をして貰い~の、
足りないお薬を持ち出し~の、非常階段で転げ落ち~の。。。
そしてまた違う仁先生がタイムスリップって…
グルグルグルグル進まないわ(笑)

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2011年04月27日

仁先生は現代の子も救う

これ、何のパンフレットだと思います?
TBSも、ここまでコラボるとは。。。














その前に。。。
待ちに待った、今期一番のドラマ『JIN-仁-完結編』。 (レビューはこちら

脚本・演出・役者・史実・音楽。。。
どれもしっくりぴったり来るからこそ、ハマれるんですよね。

演出の平川雄一朗さんの作品をざっと見ても驚き。
しかもTBS限定なんですね。
『世界の中心で、愛をさけぶ』 『あいくるしい』
『白夜行』 『セーラー服と機関銃』 『ROOKIES』 『MR.BRAIN』 他


エンディングは平井堅さんの『いとしき日々よ』に変わり賛否両論のようですが、
私は可もなく不可もなく違和感なく聴き過ごしてました。
でも前作が平井さんで、
今回からMISIAの『逢いたくていま』だったらどうだったんだろうと考えると、
平井さんが可哀想だと思いましたね。
これから徐々に沁みて来るのかもしれません。

それより、ドラマを盛り上げるBGMがそのままで良かった~♪
あれはやっぱり泣ける!


このドラマがその年(2009)の民放ドラマで最高視聴率をマークし、
ギャラクシー賞や橋田賞など国内外で高い評価を得て、
33冠を達成したと言うニュースにも頷けるし、
そのドラマを見てたことが誇らしく嬉しい。

既に南米以外のほぼ全世界にあたる世界80ヶ国での放送が決定し、
日本での放送6日後には台湾、5月に香港、
7月以降には韓国、ヨーロッパ、北米にて順次放送予定だそうです。

日本以外でも受け入れられるといいな~('▽'*)。。oO
歴史は分からなくても、人の優しさや思いやる心は通じるはず。


前作を見逃したと言うお客様に、当時熱く語ってたんですね、私。
今回見始めたと言うOさんの感想は…
「でもよく分からん」
って何で~(*゚д゚*)?


皇女和宮役の黒川智花ちゃん。
『金八先生』から『女帝』、そして将軍家茂の正室へ。。。
前回の第2話は毒殺未遂事件の巻でしたが、セリフが少ないですね。
和宮と言う人物がそうなの?
今度は『大奥』の安達由実ちゃんの時を思い出してみる。。。

相思相愛の許嫁が居たのに、大奥へ連れて来られた、
日本で一番寂しいお姫様。
それでも家茂とはおしどり夫婦だったと言うエピなども面白い。

   公式HPの『お江戸豆知識』は面白いですよ。  → こちら

大奥の女たちに負けないイメージの智花ちゃんですけど…
どんなお姫様を見せてくれるのかちょっと楽しみだったりします。


時代は幕末の1864年。
どうしても考えずにはいられないのが、龍馬暗殺まであと3年。
その他大勢も亡くなるんですけどね…
内野龍馬死なないで~(ノ゚ο゚)ノ

今回は新撰組も結成され、龍馬の盟友・中岡慎太郎も登場。
私は『龍馬伝』を見るまで、陸援隊があったことすら知らなかったですからねぇ。
中岡慎太郎ってそんなに有名だったの?(笑)

         『歴史秘話ヒストリア』で見た龍馬と中岡  → こちら

そして中岡慎太郎役は、『龍馬伝』最終回での刺客でしか拝めなかった
市川亀治郎さん。
上手いですよね~。ホント歌舞伎役者って魅せてくれますわぁ。
香川照之さんとの対峙も忘れられない迫力でしたもん。
楽屋でのいとこ同士の会話も気になるところでしたけど♪
今回はちょっとテンション高めな亀様にも期待しちゃいます。

新撰組・近藤勇役には宮沢和史さん。
どうしても『恋を何年休んでますか』のイメージが。
「有ちゃん」ってあの低い声が…(u_u*)イイワ~♪

ドラマのオープニングで、提供を読み上げるのはもしや…
宮沢さんですか?
前作のエンケンさんの声も良かったですけど、
ステキな声だなぁって違和感もなくスルーしちゃいましたけど。

今回の近藤勇はどんな感じでしょうね?
慎吾ちゃんの勇だってありなんですから^^;
しかし今振り返ってみても…
その当時から大河にも歴史にも興味なかったですわ。
出演者に惹かれて一応チェックはしてましたけど。
見たり見なかったりどうでも良かったり。。。テヘ

NHKにチャンネルを変える行為こそが、
そういう年齢になったのかな~って感じたりする今日この頃。
いや、NHKの硬さが無くなったのよ(笑)


あ、パンフレットのことを忘れるとこでした。















何だか、仁先生に言われてるみたいな気がしないでもない?


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Posted by mana at 13:48Comments(0)TrackBack(1)「JIN完結編」

2011年04月25日

『JIN-仁-完結編』 第2話

見とけば良かった『篤姫』o(´^`)o アーンヾ(゚∇゚*)ソコ?
見てなかったのに、和宮で思い浮かぶのは堀北真希ちゃんなんですよね~。
そのシーンだけは何度かチラ見してたせい?

『大奥』での和宮は安達祐実ちゃんだったんですね~。今頃、へぇ~。
あの京言葉と、実物は143cmほどの身長だと推定されてるところから、
祐実ちゃんの方がナイスキャスティング?
それで子供みたいだったのかぁ。。。チガウカ

当時は実在する人物を意識して見てなかったですわ。
大奥のドロドロ重視(笑)

今となっては篤姫が菅野美穂ちゃんだったことの方が驚き!

歴史上の人物でも有名人しか知らない歴史無知だった私。
『大奥』も色々と楽しませて貰って、面白かったですけどね。
藤原紀香さんが「お末上がりのお玉が!」なんて凄いインパクト残してくたり~。
それ以来、5代綱吉の母親を「お玉、お玉」って呼んじゃう私♪

それでも『JIN』との出会いは本当に大きかったです。
歴史に興味津々…幕末限定ね( ^∇^)ニャハハ


今回の毒殺未遂騒動は史実にあるんですかねぇ。
和宮は明治10年に、脚気衝心で亡くなってるってとこを上手く使ってますね。
甘いものも好物だったんでしょうね。

…ってもうそんなことばっかり気になっちゃう。


仁友堂の経営状態は火の車。
こっそり質入れしながら支えて来た咲。
和宮(黒川智花)に会うための着物も…

「こんないい着物、どうしたんですか、咲さん」
「兄に借りました」


そして仁自身が、和宮と野風の境遇を重ね合わせて見せるなんて見事でしたわ^^

「あの、何ゆえ急に(安道名津の)献上をお決めに?
 初めはあまり気乗りもせぬご様子でしたのに」
「和宮様は、故郷に戻れないお方だって聞いたんです。
 ある日突然、全然違う世界に放り込まれたんだって。
 それを聞いたら、自分で持って行きたくなったって言うか。…
 それに、もっとしっかりしなくてはいけないと思ったんです。
 野風さんのこともあるし」
「野風さん?」
「野風さんも実家がないらしくて、他で働くのも難しそうだし、
 だったらここに居て頂くのが一番だと思うんです。
 そうなると自然とお金もかかる訳で」
「野風さんは、未来さんのご先祖やもしれぬ方でございますものね」
「あの手術があって、未来はもう生まれなくなったのかもしれないし、…
 せめて野風さんには幸せになって欲しいと言うか。。。
 それが未来にできる唯一の罪滅ぼしと言うか。…
 咲さん?」
「あ、あの、少し、その、少し、情けなくなってしまいまして」
「情けない?」
「私どもで変えられなかったお気持ちを、
 野風さん、いえ、未来さんは、たやすく変えておしまいになられるのだと思うと」

咲と仁の会話を、野風は聞いてたんでしょうかねぇ。。。


咲が付けていた『入払帳』(武士の家計簿)を見つけた仁。

〈そこにあったのは、俺と咲さんの生活の足跡だった。 
 咲さんは、着物や持ち物を売っていた。
 日々の生活に消えて行く、些細な、だけど、欠かせないもののために〉

『質より買入 先生ノ着物 袴』の文字を見つけ、
咲の嘘や気持ちを思い出す仁。。。

〈いつ消えてしまうかもしれない男の、たった一日のために。
 でも、だからと言って、俺はどうすればいいんだろう。…
 何を言えばいいんだろう〉
 
 
「(安道名津の)献上を失敗に終わらせよ」
多紀元琰(相島一之)が、 福田玄孝(佐藤二朗 )に命じますが。。。

玄孝は毒を入れてないですよね。
多起を悪人に見せてますけど、本当は良い人ですしね。
医学の発展のため、仁先生に一目置いてる訳で敵意はないはず。

悪い医者は三隅俊斉(深水三章)。
野風の乳ガンを見落としたことで、仁を逆恨みする卑劣な男。


澤村田之助(吉沢悠)の芝居を見ながら、安道名津を口にする和宮。
ところが、お茶を飲んだ後に苦しみ倒れ込む宮様。

「油を飲ませミョウウバンの粉を」と言う、奥医師の松本良順(奥田達士)の言葉に、
「胃の腑を洗ってはどうでしょう」と助言する仁。

ゴム管を胃に挿入し、内容物を吸引。
今度は洗浄するために、ゆっくり湯を流し入れるよう、良順に指示する仁。

当時こんな治療を黙って見過ごせるはずもなく…

「その者は、奥医師である松本殿ですら知らぬ治療を示して見せました。
 自ら毒を盛り、力を示し、出世を企んだのやもしれませぬ」

和宮の側近がヤダ~。。。てか御年寄(伊藤かずえ)って、大奥側の人間なの?
実はお前なのか~(ノ゚ο゚)ノ
伊藤かずえさん、貫禄出ましたねぇ。


仁と咲はそれぞれ牢屋敷に入れられることに。。。

牢名主の宇梶剛士さん。誰だかよく分からず、声で間違いないと気づいたほど。
貫禄つきましたねぇ(笑)

新入りは「命のツル(金)」を差し出さないといけないらしく、
出せない仁は囚人たちから袋叩き。
こんな昔ヤダ~。オシッコかけられてた~?死体も転がってるし~)゚0゚( ヒィィ


仁友堂では、ツル(賄賂)の話をする中、野風が…
「では、あちきはこれで。
 ここに留まり、お仲間をみなされては、
 どのようなお咎めを受けるか分かりんせん。
 ちょうど良き働き口も見つかりんしてなぁ。
 お二人には、よろしくお伝え下さんし」

何もわざわざ反感を買うようにして出て行かなくても。
野風には、ツルを工面するための覚悟は出来ていました。。。


牢獄では、ツルが払えないと言う仁を皆で羽交い絞めにし、口を封られると…
もうろうとする中、天井に見えたのは東京のビル街。

別の牢では、神様に懇願する咲。
「…今すぐに、先生を未来にお戻し下さいませ」

〈これは幻か?
 それとも、このまま死ねば、俺は戻れるのか?…
 咲さんがどうなったか未来から知ることはきっとできない。
 あの不器用な優しさに応えることはできない。
 あの笑顔を見ることはできない。…〉

このままでは死ねない。
そう思い囚人に押さえられた手に噛み付いた仁。
そこでビル街は、元の牢の天井に映り変わります。。。
ってことはやっぱり戻れたんですかねぇ。


「もうどうにもならないかもしれぬ。
 この件のお調べは、医学館(多紀元琰)がすることになったのだ」と良順。
これが吉と出るから面白いヽ(*´∀`)ノゎーィ♪


〈俺はここで、生きるしかないんだ〉
そう思った矢先、牢名主の体に異変が?
ここでも仁が命を救うことで、死罪を免れる。。。なんてことになれっ(-人-)オネガイ


野風がどうやってツルの工面をしたのか…
あ~言いたい!でも来週までは言えないのでありんす~(笑)

   第3話へ


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2011年04月18日

『JIN-仁-完結編』 第1話

見てて良かった『龍馬伝』ヽ(*´∀`)ノヾ(゚∇゚*)ソッチ?
何せ歴史無知だった私の幕末教本でしたからね。。。いや『JIN』が先か?
長州と薩摩、龍馬との関係を踏まえての流れが分かり易かったです。
またその歴史上人物たちと仁先生を上手く絡ませて見せて来るんですよね~。
しかもどの人物も良い人間に魅せるワザが凄い。

久坂玄瑞の最期も、実はそう言う人だったんだぁって見せ方に、
印象が変わってしまったほど。龍馬との親友度アップに新たな発見。

西郷さんが虫垂炎になったのは、スイカを食べ過ぎたんだと思いたい(笑)
どうしても『ぴったんこカン・カンSP』が過ぎる。
しかし、手術中に目の前で人斬りを見せられたら、仁先生も腰抜かしますって。
ビンタして正気にさせた山田も、すっかりしっかり助手になってます。
かりんとうのヒントもお役立ち♪

西郷隆盛役は藤本隆宏さん。
『坂の上の雲』で流暢なロシア語とロシアとの架け橋を見せてくれた広瀬ですが…
今回は、ちゃんと西郷さんに見えるから不思議でごわす(笑)


上手いなぁと思ったのは…
1864年に京都で暗殺(享年54歳)される佐久間象山の運命は変わらずとも、
必死で助ける仁先生に死に際で秘密を告白するなんて、上手く使いましたね~。
象山自身をタイムスリップしたことにしてしまうなんて~。
そしてあの10円玉に繋がる訳ですからね~。お見事すぎてヽ(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪

象山が10歳の頃にタイムスリップしたと言う場所は、仁先生の居た病院?
新聞の日付は2010年2月10日でしたね。
仁先生はもう江戸に行ってしまった頃で、二人はニアミス?
しかし象山が大事に身につけていた10円玉のことを考え出すと、頭が痛い。
仁が置いたものを拾った…
と思いたいところですけど、10歳の象山が戻った時期を考えると変ですもんね。
同じ平成22年にせんでも~。。。ややこしい。
あ~頭痛い(笑)

史実での象山は、「100年に一度の天才思想家」とも呼ばれる半面、
自らを「国家の財産」と自認するほど自信過剰で傲慢なところがあったため、
敵が多かったらしいと…
それを、タイムスリップしたからこその先見の明にしてしまうことが面白い。

佐久間象山演じる市村正親さん。
『江』では「敵は本能寺にあり!」の明智光秀が記憶に新しいですが、
個人的に楽しみだった織田トヨエツ亡き後は、『江』をあっさりリタイアした私。テヘ
今回も短時間で見せてくれた流石の演技力も贅沢でした~。

もうすぐ3歳になる息子くんのことを語る時の、
あのデレ~な目とは違う目ヂカラを見せてくれました♪
こう見えてホリプロ(笑)



仁のモノローグで始まる中、ベンチに座ってたのは包帯男ですよね?
てことは、タイムスリップして来た仁ですよね?あの目はもう間違いないでしょう。
となると、今江戸に居る仁がタイムスリップして東京に戻ると、
そこには包帯男が居るってことで、
そこに居るはずの仁先生は江戸に行ってしまってそこには存在しない。
すると江戸にはもう仁先生は居なくて、東京では包帯男が二人になる?
でも誰が仁先生の脳手術をするの?
…ってホント頭痛くなるわ(笑)

でも、包帯男が持ち出そうとした救急医療用パッキンはいいとして、
どうしてホルマリン君(腫瘍の標本)まで持って行こうとしたんでしょ?


〈自分なりに考えてやって来たけれど、これが例えば神なんてものの仕業で、
 何かの目的があったとして。。。
 俺のやっていることは、その目的に適っているのだろうか?
 ひょっとしたら、その目的が適わない限り、俺は戻れないのではないだろうか?
 「明治見ちゃったりして。。。」
 俺は何のためにここへ送られたんだろう。。。〉


咲の母・栄が、江戸わずらいと呼ばれた死病=脚気にかかり、
仁の診察は受けるものの、治療を拒みます。
「もう生きていたくもございませぬゆえ」
この先の望みも見えないと話す栄に、責任を感じ何も言い返せない仁でした。

結納の日に家を飛び出した咲は、母に会うことも許されず。。。あれから2年。

「これは、母のわたくしへの罰なのです。
 橘家に泥を塗ったわたくしを、死をもって戒めようとしているのです。
 ならばわたくしは、黙って受けるしかございませぬ」
「それはちょっと、違うんじゃないですか。…
 咲さんは、医者でもあるんでしょう?
 黙って見ているだけと言うのは、違うんじゃないでしょうか」
「。。。脚気に良い食べ物だと、悟らせぬように、食べさせれば良いのですよね」
「はい!」 笑顔の仁先生

”道名津”。。。ドーナツ作っちゃいました♪
江戸の食文化を変えてしまう、ペニシリンより凄いことかもしれん!(笑)
つまみ食いする山田に「何してまんねん」と突っ込む佐分利最高(≧∇≦)ノ彡
「何じゃこりゃー!」な美味さは、餡子を乗せてあんドーナツに進化する。
これまた最高~。小豆を煮て道名津に乗せるなんて。。。恐るべし咲。


途中CMに驚いたんですけど…東芝のLEDがリアルすぎて計算通り?
この先登場する田中久重と言う人物。
「東洋のエジソン、からくり儀右衛門」と呼ばれた発明家が何と!
東芝の創設者って話にも興味津々♪
長崎で仁と出会い、そこで未来から持ち込まれたLED電球を託されるって…
ここでも仁先生の影響を受けた人がおりました!楽しみ~。

ヤマサの浜口儀兵衛も、三菱の岩崎弥太郎も、
『不毛地帯』で描かれた伊藤忠商事の元会長も…
現在もその名(会社)を残す偉人たちに感動しますね~。

♪偉~人さんに つ~られちゃって 行~っちゃった~ ヾ(゚∇゚*)ドコヘ
それはね、ウィキペディア。。。松下幸之助氏は。。。ドレドレ
1894年生まれですかぁ。。。う~んまだ先なのね、惜しい(笑)


久坂玄瑞もまた、仁先生と関わったことで考え方が変わった人間の一人かも。

「ペニシリンはこの国を救う薬じゃ」
「どういたがじゃ?久坂。おまんらしゅうもないぜよ」 龍馬が驚いたほど
「私は元々医者だぞ。。。坂本、お前は間違えるなよ」

長州藩の尊皇攘夷派リーダーとして、蛤御門へ攻め入ったものの…
そこには西郷率いる薩摩の軍勢が!
朝廷への嘆願もかなわず、元々この戦いには反対だった久坂。。。
自刃(享年25歳)。
その史実に基づきながらも、虫の知らせで龍馬が飛んで来るんですよね。
龍馬としてはちっくと苦手な相手だった久坂も、
親友だったことを見せてくれた良いシーンでした。

「何をしちょるがじゃー、おまんはー!」 小刀を奪い取る龍馬

佐久間象山を必死に救おうと心臓マッサージをする仁と同時進行で見せます。
「あなたには遣り残したことがないんですかー!」

久坂は答えます。
「攘夷など、攘夷などクソくらえだー!
 攘夷など本気で信じとる奴がいたらアホじゃ。長州はアホの集まりじゃー!
 私はこの国を一つにしたかっただけじゃ。
 日本は外敵に狙われている。外国に真に立ち向かうためには、
 まずこの国が一つにならなければならぬ。でなければ太刀打ちなど出来ぬ。
 …それを乗り越え、一つに出来るものが、尊王であり、攘夷であると思った。
 一つになり得るきっかけでさえあれば良かったのだ!
 だが長州は、熱くなりすぎた」
「久坂、行くぜよ。久坂ーー!」 腹を切る久坂
「坂本。お前は間違えるな。この国の未来を」
「久坂ーーーー!」


栄が元気になり喜ぶ仁。
「これをお考えになったのは先生でございましょう。
 一口食べて分かりましたよ。咲の味がいたしましたゆえ」
「どうして食べて下さったんですか?」
「…喜市ちゃんが、毎日毎日足を運んで来て。。。」

ここも見せ場でした。泣けました。

「奥方様、おいらもそうでした。おっ母さんが死んだ時、
 おいらもコロリから助からなきゃ良かったって思いました。
 だけどおいら、あれからいいこと一杯ありました!」
「私は喜市ちゃんのように若くはありませぬゆえ」
「変わったことだって一杯あります。…
 南方先生が来て、江戸はすごく変わりました。
 だから、これからもきっと変わります。
 咲様のこと、今は笑う人もいるかもしれませんけど、
 咲様はきっと江戸で初めての女のお医者様になります。…
 えっと、だから、奥方様が笑える日は、必ず来ます!
 南方先生が、きっとそうしてくれます!
 神様は、乗り越えられる試練しか与えないんです!。。。
 でも笑えないんです。死んだら、ダメなんです。
 生きてなきゃ、笑えないんです!」
「。。。いただきますね」 (/_;)

涙を流す仁先生にも貰い泣きしちゃう。


「負けは許しませんよ。咲!
 勝ちなさい。橘の家のために。
 同じような生き方を選ぶ世の女子たちのためにも。
 道を開きなさい。母はここで見ております。くじけることは許しませんよ!
 楽しみにしています。咲」 
涙を流す栄と咲の母娘愛に涙(T_T)


〈一つだけ確かなことがある。
 この手を止めてしまっては、何も変わらないと言うことだ。
 橘家の汚名をそそぐことも、龍馬さんの運命を変えることも。。。〉

佐久間象山から貰った平成22年の10円玉を見て、運命を感じる仁。

〈ならば、心のままに、まずは江戸の町を、脚気から救おう〉

脚気の薬は菓子「あんドーナツ」。
このあんドーナツが巻き起こす出来事とは。
仁友堂最大の危機とは。

って、かなり予習しちゃったので先が見えてるんですけど^^;
JINファンならご存知ですね。
あ~言いたい!でも来週までは言えませぬ(笑) 
 
  第2話へ     公式HP     前作『JIN』第1話~最終回記事


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2011年04月11日

『JIN-仁-』完結編まであと少し

1年半前の2009年秋ドラマ『JIN』は、
その年の締めくくりに相応しい満足感を与えてくれたドラマでした。

ちなみに、2009年4クールベストは何だったのか振り返ると…
冬は『銭ゲバ』、春は『アイシテル』、夏は『ブザー・ビート』、冬は『JIN』でした。

4月17日(日)スタートの『JIN-完結編-』を、今期一番楽しみにしてます♪
映画でもスペシャルでもなく、続編ドラマとして完結してくれるTBSさんに感謝。

前作『JIN』の最終回では、原作コミックがまだ連載中だということもあって、
仁の頭痛やホルマリン君、包帯男などの謎は解明されずに終わりましたが、
続編に期待することでモヤモヤ感よりも清々しい気分が残りました。

今日の再放送も真剣に見入ってしまうわぁ。
また2時間ってのがたっぷり楽しめて嬉しい♪
第5話「神に背く薬の誕生」梅毒患者・夕霧の回と、
第6話「生きてこそ…」腑分け(解剖)した佐分利の回。

今見るとまた違った見方をしてしまいますね~。。。

内野龍馬に、今度は福山龍馬が過ぎります。
当時は、年明けから始まる『龍馬伝』へ、
上手く切り替えることが出来るのか不安だったんですけどね。
今では私の中でどちらも立派な「龍馬」ですが…
こっちの龍馬は福山くんじゃムリ(笑)
やっぱ内野さんの龍馬キャラ最高~♪(人´∀`)

勝先生が洪庵先生だったり(笑)
定年退職した金八先生が過ぎったり…

橘恭太郎(小出恵介)から眼鏡を貰った 花魁・初音(水沢エレナ)が、
その後見た『美丘』の麻理役で登場してたり。

エレナちゃんは名古屋出身のモデルさんだったんですねぇ。まだ19歳(*゚0゚)
小出くんと同じ事務所だってこともあって、共演も多いらしいです。

そして野風の少女時代を演じた柴田杏花ちゃんが、
その後見た『ハガネの女』の琴平れもん役だったことを知ったり。

『さよならぼくたちのようちえん』で涙を誘った、
拓実役の佐藤瑠生亮くんを調べた時、所属のテアトルアカデミーで
見つけたのが喜市役の伊澤柾樹くんだったり。もう10歳(*゚0゚)

しかしここの所属タレント・子役ちゃんたちはスゴイですわ。
『熱中時代』は録画をまだ見てないんですが、
きっとあの子もこの子も見事な演技を見せてくれてるんでしょうねぇ。


前作メンバーに加え、西郷隆盛や新撰組も登場!
『龍馬伝』では龍馬暗殺の刺客を演じた市川亀治郎さんが、
今回は中岡慎太郎を演じるそうで…
どうしても『JIN』と『龍馬伝』が被ってしまうわぁ。。。
それも楽しいけど~ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪

今後も色々な人の命を助けながら、関わりのある人物と出会って行く仁先生。
それは先祖なのか、未来を変えてしまう行為なのか…

やっぱり幕末って面白い~ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
                            
  『JIN 完結編』         『JIN』 第1話~最終回記事


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Posted by mana at 16:03Comments(0)TrackBack(0)「JIN完結編」