2017年11月02日

『BORDER』 贖罪

「こちらの世界へようこそ」

からの、立花(青木崇高)の手。
その先があったんですね~ヽ(*´∀`)ノゎぁぃ♪

『衝動』で比嘉(波瑠)の過去を見せてくれて
からの、SPへ繋げると言う。
あれからもう3年になるんですねぇ。
待ってて良かった♡

安藤(大森南朋)は安藤じゃなく、誰?
死人に口なし…

2シーズンに期待しちゃう。


「私の死体を誰かが見つけてくれないと、
 事件にならないと言うことですね。
 そんなこと許せない」

原口知幸(満島真之介)に殺され、
トランク詰めにされた須藤真実(中村ゆりか)。

何と言うか…
その通りだなって。
神奈川の殺人遺棄事件がリアルタイムで重なる。
9人も、しかも2ヶ月で、
何と頭部はクーラーボックスにって(||゚Д゚)ヒィ!
ニュースはまともに見られません。

早く探し出して欲しい…
殺された魂が浮かばれずに彷徨ってたかも…
って思わずには居られません(-人-)ナムー



3年経って見る面々に、感慨深く…
あれから色々演りました。

旬な信長さまー(ノ゚ο゚)ノ
サイモン・浜野さんは(ノ・ω・)ガチョーン!

『朝が来た』とは違う顔やんか。
『ちかえもん』で結ばれ…めでたいやん♡
『わろてんか』よりこっちがエ~ンケン。

「正義のための悪と、
 悪のための殺人の感触に、
 どんな違いがあるのか」って?

南朋(ナオ)くんのバカ!ヾ(≧▽≦)ノcm


警察の世界にも「悪」がある。
脚本の金城さんはこう言う、
人間の矛盾や不条理を突いて来るんですよね~。
『SP』もそう。
見せ方が上手い。
音楽の使い方もマッチングゥ♪
そして…

今回も「スーツの色」がさすが!
前作を1話から最終回まで、
変化を追って見ると面白いですよ(  ̄ノ∇ ̄)
今回は、
監察管理官・久高(國村隼)の白が効いてました。

安吾(小栗旬)のスーツが
黒からグレーに変わった時、
彼の表情にも変化が…
越えてしまった後の、解放感。
これを「悪」と言ってしまっていいのか。

正義の殺人ってあり?

必殺仕事人や鼠小僧に、
スカッとするのはそう言うことですねん。

善か悪か、そんなことより感情。
犯人が許せない、ただそれだけ。

仇討ちが許された時代もあったり、
って誰が許すって話になるとね…
にんげんだもの。
今現在だって、
死刑は人が決めること。


満島真之介くん、
何を演じさせても本当に上手い。
『無限の住人』『三度目の殺人』もイイ!
今回の殺人鬼も憎めない…
それじゃダメなのか(ノ∇≦*)ゴメン

関係ないですけど、
賀来賢人と同じニオイがする(笑)
…同い年(゚∇゚ ;)ワォ


その手で来るかの連続で、
鮮やかな逮捕劇は…
スズキさん(滝藤賢一)の活躍のお陰。
闇の世界も、いいね( ´∀`)人(´∀` )ナカマ


正義に押し潰されそうになっていた安吾。
越える前と今では…

「お前と言う通過儀礼を経て、
 俺は完全に闇の世界の人間になった。
 お前の言う、そっち側の人間になった。
 俺はそのことに、
 不思議と解放感を感じてるんだ」 安吾

「負け惜しみを言うな!」 安藤

「本当だ。嘘じゃない。
 俺はこれから、闇の世界の人間として
 正義を実践して行く。
 お前から奪った命を贖う(あがなう)ために、
 より多くの死者の魂を救って行く。
 そして、やがて時が来たら、
 俺の犯した全ての罪を償うつもりだ。
 お前の犯した罪は
 決して消えることはないだろう。
 ただ、同じ世界の人間として、
 いつかお前に、
 安らかな眠りが訪れることを祈ってるよ」

「石川さん。
 あなたは自分が本当に背負ったものに
 気づいていない。
 あなたが背負ったものは、
 また私のような人間を引き寄せますよ。
 必ずね。
 その時のあなたを見守れないのは、
 本当に残念です。
 楽しかったです。さようなら」


そしてまた、
人は人を殺める。
決してなくなることはないってことを、
思い知らされるラスト。

金城一紀バンザーイ!


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2014年06月06日

『BORDER』 最終回

サブタイトルの『越境』って何だろうって思ってました。
これが人間ってもんぞ。。。

ラストにはゾクッとしましたね~。
こう来たか!
って最終回の最後まで、ヤラれましたわぁ。
こう言う余韻、大好き。

そして放心状態のまま『報道ステーション』が始まると、
そこにはソフトバンクの孫社長が!
思わず「正義じゃん」(笑)


悪と正義の境界線って何なのか…

「お前はあっち側の人間になるなよ」と市倉に言われてたのに、
「痛みに支配されないで」と比嘉に言われてたのに、
最終回に見せた答えがこう言うことで…
バンザイとは言えない複雑な気持ちが心地良くも感じる。
これが世の常ってもんぞ。


警察や法律なんてなかったら、
やっちゃいます?悪い事。

顔で笑って心で憎んで…
口に出しちゃいます?悪口。

『極悪がんぼ』で非道な金子(三浦友和)が、
ホントはいい人なんじゃんって。
ちょいと見せる情にホッとしたりして。
法に触れないギリギリのところで悪いことしてるんだけど。

いい人ってどんな人なんでしょ。。。


ビルの屋上から安藤(大森南朋)を、
思わず突き放した安吾と言う人間の本質、葛藤が見せ場でしたね~。

境界戦を越えちゃう瞬間…
抑止力とか、立場とか、その先のこととか、
考えてするもんじゃないのかもしれない。
それは一言で、馬鹿なんだけど。
赤井の忠告も効いてました。

そこのところの「悪」と「正義」を鋭く突いて来る。
悪は滅びるのだ的なベタドラマと違うとこがイイんですよね~。

今回は裏稼業の人たちの方が、いい人に見えたぐらい。

報酬を貰わないことで正義を見せるのもそうですけど、
「お金」って人を良く見せたり、汚なく見せたりする道具ですからね。

…だから「悪」って何?


子供を容赦なく殺し、平然と堂々と表情も変えない安藤を、
ナイスキャストの大森さんが見事に演じてました。

そして情報屋たちが引くほどの執念を見せた前々回からの安吾が、
前回は上司の裏切り、そして最終回での誘拐殺人まで、
魂をすり減らしたようなやつれた顔に、
感情のコントロールが利かなくなり暴走する姿まで、
小栗くんが素晴らしい演技で魅せてくれました。


  「お前がやったんだろ」 安吾

  「はい。
   そうやって聞いて貰えればいつでも正直に答えたのに。
   まぁ私がやった証拠は何もないですけどね。
   どうやってあなたが私にたどり着いたのか、
   イマイチよく分かりませんが、
   何にせよ、あなたは間違っていなかった」 安藤

  「何が目的だ?
   どうやったらあんな無垢な子供を殺せる?」 

  「あなたが、あの子を無垢だと思ったのはなぜですか?
   私に殺されたからでしょ。
   あの平凡な子が、無垢な存在になれたのは、私のお陰ですよ。
   言うなれば、私があの子に光を与えてやったんです。

   それに、世の親たちにモラルを与えてもやりました。
   しばらくの間は、私のお陰で買い物の時、
   我が子の手を離す親が減る事でしょう」 


なるほど~。悪にも一理あり。
どうせなら、第2話に登場した村上の子供ダミアンにしてくれたら…
って思ってしまった私は悪?

無垢な赤ちゃんも、
いつから染まってしまうんでしょうね。。。


  「闇があってこそ、光があるんです。
   悪が存在してこそ、正義も存在する。

   どちらか一方しかない世界なんてつまらないですよ。
   そうでしょ?
   私が居るからこそ、あなたは輝けるんです。
   もし、それが気に入らないなら、あなたもこちら側に来るといい。

   髪の毛を置くなんてみみっちいまねをしないで、
   私を直接罰すればいい。
   それは出来ないでしょう?
   でも、それが正しいんです。

   私が絶対的な悪をなす。
   そしてあなたは、
   中途半端な正義を実践しようとして、常に私に敗北する。
   これからも正しい関係でいましょう」

  「いつから悪に染まった?
   何がきっかけだ?」

  「さぁ、いつからでしょう。
   ところで、あなたが正義に染まったのはいつですか?
   何がきっかけですか?」

  「。。。」

  「分かったでしょ?
   実は正義や悪に大した違いはないんです。
   あるとするなら、実際に行う者の違いだけです」


するかしないか、言うか言わないかの違い。
ここは激しく共感。


  「つまり、私が有能であなたが無能という事です。
   私は絶対的な悪をなすために、
   これまで長い準備期間を費やして、
   あらゆる犯罪を研究し尽くしました。
   無能なあなたに、たやすく捕まる訳には行かないんです」


ここは異常な犯罪者として、
のさばらせる訳には行かないですが。
第一、人を殺していい訳がない。
故意に殺したなら、まず極刑しかないと思う。
殺した人数や初犯だからって計りかたもどうなのって思う。

ってことで…

「安藤自ら飛び降りました」って報告すればいい。
安吾はもう、越えてしまったんだから。

「自分がやりました」と言えば正義なのか?
法で裁かれれば罪は償えるのか?

あれは「故意」ではなく「不意」に放しちゃっただけ…
ってことで(-ノ-)/Ωチーン


  「怖いか?
   死にたくなかったら自白しろ。
   証拠を差し出せー!」


ここまで正義だった安吾。
安藤の言葉がなかったら…
安藤が怯えたり、素直に謝ってたら…
越えることはなかったかもしれない。


人間って、どんなきっかけで表裏入れ替わるか分からないですね。
自分が遺族側に、加害者家族側になるなんて想像もしないで暮らしてる。

今も、我が子を失った精神的苦痛から救われることはなく、
死ぬに死ねない生き地獄の中で生活を送ってる家族が居るんですからね。

誘拐殺人事件から、
8年半も苦しみ続けた被害者両親を思うとやり切れない。
あの日、偶然あの道で出会っていなければ…
今頃普通の女子高生になっていたはずなのに。


安藤は試したのかもしれないですね。。。

  「本当に何も分かってないですよ、あなたは。
   あなたは正義のためなら死ねると思ってるでしょ。
   私も同じです。
   悪を成すためなら死ねると思っています。

   でも、あなたと私には決定的な違いがあります。
   私は、悪を成すためなら人を殺せます。
   でも 、あなたは殺せないでしょう?

   この差は、永遠に縮まらないんです。
   それが分かったんなら、もう私の事は諦めて、
   さっさとコソ泥でも捕まえに行って下さい」

  「。。。」 引き戻す安吾

  「また私の勝ちですね」

手を放すと…
一線を越えた瞬間から、後悔にうろたえる安吾の表情は見事。

  「こちらの世界へようこそ」

そして死者となった安藤の言葉に、
安吾は涙を流し…
BGMは流さず。
皮肉な能力に歪む顔が…
いいねぇ~。
ここで終わり。
いいねぇ~。


絶対的な悪に勝つためにはどうしたらいいか、
安吾が赤井に訊ねてましたが、
いい答え方だと思いました。

  「私ならそもそも戦わない。
   絶対的な悪に勝つためには、
   絶対的な正義にならなくてはいけない。
   つまり、コインの裏表になるという事です。
   端から見れば同じものに見えるという事です」 赤井

  「じゃぁどうすればいい?
   黙って見逃すのか?」 安吾

  「相手がしくじるのを待つんです。
   じっくり、腰を据えて。
   その間に、戦う知恵も必ず増えて来ます。
   とにかく、焦らない事です」

  「その間に、いくつもの命が消えて行ってもか?」

  「消えて行くものを、必要以上に儚んではいけません。
   あなたの魂がすり減ってしまいますよ。
   運命だったと思って、諦めるんです」


そこからどう運命を受け入れ諦め、
過去より未来に目を向け生きて行けるか。
悪に染まらず…。
そういうことを教えてくれると言うよりも、
思い知らせてくれてるんですかね。

どう考えたって、
殺され損を取り戻す方法は見つからないんだから。

せめて…

「髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである」
なんてシャレた返しができる心の広さ(ノ゚ο゚)ノ ソンサーン

そういうものに、わたしはなりたい(笑)


------------------------------------------------------
【追記】 サブタイトルと視聴率で回想
 
  第1話  9.7% 「発現」 一家惨殺事件 (小柳友)
  第2話  9.7% 「救出」 連続殺人鬼 (丸山智己)
  第3話 10.1% 「連鎖」 整形死体 (金井勇太)
  第4話 12.0% 「爆破」 ホームレス殺し (渋谷謙人)
  第5話 13.1% 「追憶」 記憶喪失男 (クドカン)
  第6話 11.6% 「苦悩」 女子大生飛び降り偽装殺人 (弓削智久) 
  第7話 16.7% 「敗北」 ひき逃げ逃亡成功 (矢野聖人)
  第8話 12.8% 「決断」 真犯人は管理官 (北見敏之)
  第9話 14.4% 「越境」 正義と悪の大勝負 (大森南朋)


どの回を思い出しても…ヤラれっ放しでした。
そして、安吾がどんどん痛みに支配されて行った様子を思い返します。
小栗旬くん、素晴らしかった~。
拡大なしの全9話。
その精神と見事なバランスに拍手!


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Posted by mana at 12:59Comments(4)TrackBack(11)「BORDER」

2014年05月30日

『BORDER』 第8話

蓮子のお兄様がこっちで撃たれたか~と思っちょったら、
奥さんが同じ村岡希美さんでびっくらこいただよ~!
そして今更ですが、
村岡花子が大叔母なんですってよ~(ノ゚ο゚)ノ オクサマー

毎度キャスティングが小ネタになる(笑)

昨日は店のお客様から「白蓮事件」のことを聞いて驚き、
調べてみると今後の『花子とアン』に、ワクワクする~♪
大正三美人の1人と言われただけあって本当に才色兼備ですわ。
こちらをドラマで描く方が面白いかもヾ(゚∇゚*)コラコラ

しかし最近ではいい役なしの飯田基祐さん。
死後も喋らせて貰えず(笑)

今回は死者と会話するチャンスがない安吾に、
真相がどう伝わるのかドキドキ見守りましたよ。

市倉と鴨川の背後には…
まさか死者に問いかけてるとは思いませんしね~。

「俺を撃ったのは誰だ!」 安吾

「俺とお前を撃ったのは」 酒井

鴨川管理官(北見敏之)を押し倒し、拳銃を向ける安吾。

「この銃で、この銃で俺を撃ったのかー!」

視聴者には聞こえなくても…
って見せ方がまた上手い。

小栗旬くんの迫真の演技は、
武蔵の元で修業した桃太郎ぐらいカッコイイ♡   ペプシCM

そして、父になる。
おめでと~(^^)//゛゛゛パチパチ


安吾の様子がおかしいことを察する比嘉。
死者と話せることを話してしまうと話せなくなってしまうとかヾ(゚∇゚*)チャウヤロ

「どこか体の調子が悪いんじゃないの?」 比嘉

「至って健康だけど。どこかおかしく見えるか?」 安吾

「痛かったら子供の時みたいに泣いていいんだよ。
 ただひたすら我慢して痛みに慣れてしまうと、
 本当に大切なところが痛み始めても気づけなくなるから」

「泣いたって消えない痛みもあるよ。
 こっちが望んでいなくても、
 他人の痛みが次々に襲いかかって来る事だってある。
 そんな時はどうすればいい?」

「もっと詳しく話して」

「。。。いいんだ。忘れてくれ」

「気をつけて。。。痛みに支配されないで」

「わかった。気をつけるよ」


安吾が撃たれた原因かもしれない、
警官銃撃死亡事件の情報を知りながら、楽しむ赤井。。。いいね~。

10年前に麻薬密売組織の一斉取り締まりをした五課。
そこでの転落死が故意の殺人だったのか…
と同時に事務所から消え失せたと言う億のお金。

「その班に居たのが荒木(飯田基祐)か?」 安吾

「そうです。
 そしてあなたが頭を撃たれた時殺された元刑事さんも居ました」 赤井

「その班は何人だった?」

「確か5名かと」

「他の3人が誰か分かるか?」

「1人だけ知っています」

「教えろ」

「酒井という刑事です。
 今は板橋西署の捜査一係に居ます」

安吾が出て行くと…

「本当は3人全員知ってるんじゃないですか?」 バーテンダー

「時間をかけて知った方がいい事もある」 赤井

いい人なのか。。。
時間をかけて良かった。

この時点で『SP』が過って、市倉と尾形が被りましたよ。
大義のためなのか~(ノ゚ο゚)ノ

あ、そこでも飯田基祐さんは悲惨な死に方をしてる…
そろそろ善人役が来ますように(-ノ-)/Ωチーン


酒井に詰め寄る安吾を見て、
警察に連絡しようかと声をかける通りすがりのカップル。
それなのに…

「大丈夫ですか?」
「うるせぇ!」

って…
お礼を忘れて撃たれちゃった酒井Ω\ζ゜)チーン

しかし目撃者って当てにならない。。。

「あっ!
 背はこの刑事さんぐらいでした」(ノ∇≦*)アブネー


犯人は皆言う。。。

「証拠はあるのか?」

今回は市倉に言わすから~。
と思わせといてやっぱりいい人…
嫁の実家がたまたま裕福だったのも本当だった(笑)


そしてたまたま鴨川と酒井が待ち合わせした場所に、
安吾が居合わせたのが不運だったって…

自分の保身のための警官殺しを自供する鴨川。

「あの頃のこいつは今のお前みたいに融通の利かない
 正義の味方だったからな。
 盗みには加わらないと思ったんだ。
 それがどうだ。
 今は俺に疑いを持ちながらも、問い詰める事もしないただの腰抜けだ。
 殺されるのが怖かったのか」

開き直ってベラベラ吐露する鴨川。 

「石川。
 お前も長く警察に居れば分かる。
 俺たち警察官が、どれだけ魂をすり減らして職務を全うしたところで、
 それに値する見返りはないんだって事をな。
 安月給で働かされて、老後はスズメの涙の年金生活だ」

見返り?スズメの涙?
どんだけ欲しいんだ同じ穴のムジナ。

しかしこれが人間ってもんぞ。

「俺たちが盗んだ金も本当は押収後に国の金庫に納まって、
 ろくでもない政治家たちに、訳の分からん使われ方をする運命だったんだ。
 だったら、国のために最前線で尽くしてる俺たちに与えられて、当然だろ。

 石川、お前も遅かれ早かれ正義の階段を踏み外すんだ。
 その時にひどい転げ落ち方をしないようにな、
 下で受け止めてやる人間が必要だ。
 俺がその役目を果たしてやるよ」

そしてこれが現実ってもんぞ。

自分の意思ではどうにもならない、
身動き取れない立場の市倉の涙がそれを語る。
夢や希望、正義感を持って警察官になった人も、
長いものに巻かれて行くのを黙って受け入れるしかないなんて…

「弾をすり替えられないとでも思ってるのか?」

鴨川の言葉が気にかかるのは、
手術を勧める脳外科医が、升毅さんだから?
どっちの味方なのか、次回決着の最終回。早っ!


安吾は立花に頼んでましたからね。
録音してるなと思ってましたけど、ムービーでしっかりと(・o・)ゞ
市倉が鴨川をぶん殴るシーンはカットでお願い(笑)

合わないような2人でしたけど、実は正義の味方の名コンビ。
立花にも一発ぶん殴らせてやれば良かったのにヾ(゚∇゚*)オイ

「俺は絶対に正義の階段を踏み外さないぞ」 安吾


父親になる覚悟とダブる(笑)


今夜放送の『ぴったんこカン・カン』で、
山田優ちゃんが妊娠報告するそうですよん♪

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2014年05月23日

『BORDER』 第7話

やっぱり、犬には見えるんだぁΩ\ζ゜)チーン
何もないのに吠えるのは、そうなんだぁ。。。(笑)


「いいねぇ~」 by家族ゲーム風に

今回もやってくれましたわ。
あのクズ野郎が捕まってたら、まさにドラマだから~なんです。
こんな敗北もあり、まさにリアルな現実を想像させてくれます。
悔しさ爆発の安吾…
小栗旬くんの演技が光ってました。

でも、ヒーローは強すぎたらダメ。
人間ではなくなってしまう。。。

「お前もいつか気づくよ。
 その強すぎる思いが、
 お前に関わる人間全てを傷つけて行くんだ」 市倉 

上司にも言われてたように、
安吾の異常なまでの執念には、
情報屋も便利屋もサイくん&ガーくんも、
今回だけは引いてましたもんね。
掃除屋も…
誰が本当の悪党で善人か分からなくなる。。。

怪人と化す安吾も、
いや旬くんもステキでしたけどね~♪
『GTO』の頃が過るんです…
ホントいい役者に成長しました。
背丈もね(^。^;)ホッ


一流の掃除屋・神坂(中村達也)を逮捕した安吾でしたが…

「今頃あなたが捜している人物は雲の上です」 神坂

「俺を足止めするためにわざと挑発したのか?どこに逃がした?」 安吾

「カナダです。
 ちなみに席はファーストクラスです。
 世の中狂ってますよね。
 でも、だからこそ私とかあなたのような人間が活躍出来るんです」

「お前なんかと一緒にするな!」

「私を表の世界に引きずり出したのはあなたが初めてですよ。
 でも今回は私の勝ちです。
 殴り合い楽しかったですね。
 すごくロマンチックな時間を過ごせました。
 機会があったらまたやりましょう。
 お仲間たちにもよろしくお伝えください」


悪いことをする人が居ないと警察は要らない?
捕まえる側も人間、魔が差す人も居ますしね。
揉み消すぐらいにまでなれたら一流の悪党か。

安吾と神坂のケンカに駆け付けた警官も、
グルなのかどうか分かりませんが、
そう見せて来るところがまたニクイ。

政治家もそうですが、
芸能人も大物になると黙らせちゃう力は流石ですね~。

『ロング・グッドバイ』じゃないけれど、
大昔からそうなってます。

あ、便利屋・スズキ(滝藤賢一)が記者で登場した時は、
『ロング~』からそのまま出て来たみたいだ~♪
って一人ニヤリ(笑)

神坂が不気味でしたけど、
演じた中村達也さんって、ドラマーなんですね!
大友良英さんとも繋がってる~。
『龍馬伝』では、
京都見廻組・佐々木只三郎役ですって(・o・ ))(( ・o・) ドコニ?
しかも、名古屋育ちだなんて♪
憶えとこっφ(.. )メモメモ


ひき逃げしたのは誰?

被害者・横森勉(川籠石駿平)のバイト先の店長が証言。

「赤い高級外国車に乗っている常連客は1人しか居ません。
 宇田川さんです。。。
 宇田川外務大臣の息子さんです」

ところが店長も目撃者も、証言を変えちゃうんですもん。
長いものには巻かれちゃう。
それが、人間ってもんぞヾ(゚∇゚*)コラ

宇田川圭介(矢野聖人)の父親は現外務大臣。
警察官僚出身で前国家公安委員長。

矢野くん、『リーガル・ハイ』では使えない男でも、
今回のクズ役がこんなにハマるなんて~(||゚Д゚)ニクタラシー

しかし毎回、キャスティングがぴったりでしっくり来る~。
そこから持って来ちゃう?って役者さんの使い方が見事です。
これからもどこで会えるか楽しみです。


息子を亡くした母を見てるのが辛かった。。。

「すまない。。。
 奴を逃がしてしまった」 安吾

「いいんです。
 あなたは、僕みたいな無力な人間のために、
 必死で動いてくれた。。。それだけで十分です」 横森
 
「いつか。。。奴を捕まえたら。。。
 これ(写真)を、君のお母さんに返すよ」 

「その時に、僕の伝言も一緒に伝えてもらえますか。
 体に気をつけて。。。
 僕の分まで長生きしてくれって」

「必ず。。。伝えるよ」 涙の安吾

「ありがとうございます」


答えはやっぱり、殺され損。。。

  第8話へ

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2014年05月16日

『BORDER』 第6話

捻って来ましたね~!
そう思わせといての、ここをこうこうこうヽ(*´∀`)ノ
今回は加害者の声が重く響きました。。。

最初の飛び降り自殺に違和感を感じ、偽装殺人だと読む比嘉。
しかし根拠が弱すぎる。
その遺体の声を聞けなかった安吾の言葉…

「次噛みつきたくなったら、まずは俺に相談しろよ。
 間違いなく力になれるから」

比嘉は胸キュンしたに違いない♡


またしても一人暮らしの女性が転落死。
そこには前回と同じように枯れ枝が置かれていたことで、
宗教関係者に目をつける比嘉。

「ダンテの『神曲』の中に、
 自殺者は地獄に堕ちた後、
 自分の肉体に暴力を加えた罪によって
 ひね曲がった枯れ木にされ、
 その枝を折られて苦しみを与えられるって言う一節があるの。
 自殺を偽装した犯人は、
 これを読んで影響を受けた人間じゃないかしら」 比嘉

「確かにその可能性はあるけど、
 ただ、これは自ら死んで罪を背負った人間に対する罰だろ。
 偽装されて殺されたんなら、
 彼女たちに罪はないはずじゃないか」 安吾

「今夜亡くなった彼女にも
 舞子さんと同じように自殺未遂の過去があった。
 犯人はそれを自殺と同罪とみなして、彼女たちを罰した」 比嘉

2人の共通点は…

遺体に訊く安吾。

「あなたは自殺したんですか?」
「自殺なんてしていません」

背後から誰かに襲われたと話す女子大生。

「自殺未遂の事を知っているのは、
 両親と精神科のお医者さんだけのはずです」

ここで、その医者か~!
って思わせちゃうんですからね~。


これで連続殺人事件だと言うことはハッキリしたものの、
精神科医・河島(阪田マサノブ)が殺す動機が見えない。

そこで、サイ君&ガー君にお願いする安吾君。
この3人、通じ合う何かがあるんでしょうねぇ。

兄の死。
ここで自殺者と兄の死を繋げて来ました。
安吾の過去が少しずつ明らかにされて行く。。。

「俺には4つ上の兄貴が居て、
 カッコ良くて頭が良くて、何より優しい人だった。
 俺は親父が嫌いでケンカばかりしてたんだけど、
 兄貴はいつも俺の事をかばってくれた。

 俺が まだ二十歳で大学生だった時のある日、
 兄貴から突然電話がかかって来た。
 静かな雨が降ってる朝だった。

 兄貴は、急にお前の声が聞きたくなったって言って、
 子供の頃自転車を2人乗りして、
 近くのグラウンドに草野球を見に行った時の話をし始めた。
 何で急にそんな話を聞かされるのか意味がわからなかったし、
 大学の講義を遅刻しそうだったから電話を切る事にした。

 兄貴は少し寂しそうな声で、
 勉強 頑張れよって言って電話を切った。
 兄貴の声を聞いたのはそれが最後だった。
 その日の夜、兄貴は自殺をした。
 首をつって死んだんだ。

 遺書もなかったし、死ななきゃならない理由も見つけられなかった。
 きっと兄貴の体のどこかには、
 大きな穴がぽっかり空いていたんだろうけど、
 周りの人間にはそれが見えなかったんだ。
 でも俺だけは、それを見つけて塞いであげたかった。

 俺は今でもあの日の朝の事が忘れられないんだ。
 あの電話から大切な何かを聞き取れなかった自分を責めるんだ」 安吾

「これを食べると元気が出るよ」 ひと口チョコをあげるサイ君

「不思議だな。
 これまで誰にも話した事なかったのに。
 聞いてくれてありがとう」

子供のように素直で照れ屋さんの2人が可愛い(笑)


スケベ医者が犯人だと思うじゃないですか~。
アリバイが崩せない。
となると真犯人は…

彼女たちが自殺未遂をした時に運び込まれた病院?
ビンゴ~♪

病院を2ヶ月前に辞めた、津川利雄(弓削智久)に辿り着く。
第3の被害者を出す前に止めることが出来たものの、
津川は屋上から飛び降りてしまう。

「やめろー!」 

目の前で救えなかった安吾のショックは大きいでしょうが、
その後の死者(犯人)の声がまた考えさせられてしまうんですよねぇ。。。


「なぜ 彼女たちを殺した」 安吾

「自殺未遂をした人間の4割は、
 また自殺を図って死ぬんだ。
 死にたがってる奴らに手を貸して何が悪い?」 津川

「彼女たちは残りの6割だったかもしれない」

「それをどうやって見分けるんだ」

「どうしてそんなに自殺を憎む?」

「俺を苦しめるからだ。
 目の前で、大切な人間に死なれた事はあるか?
 俺はある。中学生の時、
 学校から家に帰った俺の目の前に、姉貴が落ちて来た。
 マンションの屋上から飛び降りたんだ。
 姉貴の血が、俺の顔に飛び散って来たよ。
 俺は怖くて動く事も出来ずに、
 姉貴の目から光が消えるまで、ずっとそばに立ちすくんでた」

「医者になったのは、命を救いたかったからだろ」

「命を救った患者がまた、
 自分の体を傷つけて戻って来る気持ちがわかるか?
 俺気づいたんだよ。
 治しても意味がないって事を。
 奴らは俺を苦しめるために何度でも戻って来るんだって事を」

「だから罰する事にしたのか」

「苦しみから、解放されたかったんだ」


何とも言えない虚しさを醸し出すんですよねぇ。
無言のまま立ちすくむ安吾の表情から色んな想像をさせてくれるのが、
イイ。上手い!

私は犯人の言葉を聞きながら、『JIN』を思い出してました。
傷ついた兵士を助けても助けても…
仁先生の虚しい叫び。


自殺を思い留まらせることはできるんですかね。。。

4割の人…
自殺する前にドナー登録をお願いします。
健康な臓器を無駄にせず生き続けることもできる。


「出て来てくれよ。
 死んだわけを教えてくれ。。。
 役に立たない能力だな」 

兄の墓前で顔を歪める安吾。


死にたいと思ったら…
家族の顔を思い浮かべましょう。

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Posted by mana at 12:22Comments(2)TrackBack(2)「BORDER」

2014年05月09日

『BORDER』 第5話

今回はまたこれまでとは違うタイプの死者の声で、
視聴者を飽きさせないですね~。

魔が差しちゃうクドカン、最高~♪
ズル休みが似合う~(笑)
ナイスキャスティングでした。

安吾と岡部(宮藤官九郎)の会話が可笑しくて~。
まさにコメディ映画のよう(ノ∇≦*)キャハッッッ♪

ノックアウト強盗犯を追う、
安吾のタクシー飛び越えと体当たり板割りを見せた立花。
カッコ良かった~。
こんなアクションも見られるなんて(人´∀`)ステキ

そして、安吾と立花に対する比嘉の挨拶の違いとか…

「オッス」 安吾
「オッス」 比嘉
「おー」 立花
「。。。」 無視かよo(≧∇≦)o

しかし女性検視官たちのあれは完全にコスプレですよねぇ。
ブーツに見えるイカした白い長靴とか(笑)


最初に登場した家族は何なんだって騙されたり~ヽ(*´∀`)ノゎぁぃ♪
玄関前で倒れてたら、この家の主かと…
思わせたのねん。
3人分の食事を見せといてからに。
本当の家主はあっちへ行っトイレ?

いよいよ妻とご対面の岡部の、
「あ~、ブスだったらどうしよう」とか、
スーツケースから安吾がこっそり手帳をポケットに入れるのを見て、
「スリル満点でしたね」って楽しんでる岡部とか、

「ふ、風俗です!」 岡部

「聞こえてますよ」 安吾

「…風俗めぐりをしようと思ってたんです。呆れてる」 

「呆れないわけないでしょ?がっかりです。
 さっきまでのいい話が台無しですよ」

って遊園地での2人の会話が可笑しくて~。
全部は書けないo(≧∇≦)o

小栗旬くんの安吾キャラが素晴らしいので、
クドカンのおちょくり加減と言い、ナイスコンビでしたわ。


今回はサイ君・ガー君はお休み。
便利屋・スズキ(滝藤賢一)に依頼したのは岡部の代筆。
驚くような文書偽造歴らしいスズキが、
半日で仕上げたその中身とは…

「いかにもプロって感じの人ですね。
 ちなみにいくら払ったんですか?」 岡部

「気にしなくていいですよ」 安吾

視聴者の気持ちを代弁してくれた岡部(笑)
ホント自腹じゃキツイでしょ。


「絶対に妻や娘には話さないで下さいね。
 これを見た時、
 跳んでみたいって思ったんです。
 私、こう見えて学生時代は
 陸上部でハードルの選手だったんです。
 これを跳ぶ事で、自分はまだまだ若いんだと
 まだまだやれるんだって事を証明したかったんです」

でも、こういう気持ちが起きることを否定出来なかったです。
「やれるかな?」って確かめてみたくなることありますもん。
あの高さの鎖を飛び越えようとは思いもしませんけど(笑)

そうして痛い目に遭って反省するんです。
無理が利かない体になったんだと気づかされ…
死んだらお終いでしょうが┐(´-`)┌


事件ではなく自損事故だった。
胸を強打し、電信柱に頭をぶつけ、気を失い倒れ、意識が戻ると記憶喪失に。
自宅の門構えそっくりの家の門前で、大動脈破裂で息絶えた岡部でした。


スズキの代筆手紙にはウルウルしちゃいました(・・、)

《急に思い立って、仕事の合間にこれを書いています。
 お父さんは口下手だから、
 いつも君たちに大切な何かを伝えられていないような気がしています。
 でもこれだけは信じて欲しくて、こうして書き残しておく事にしました。
 お父さんは君たちの事を愛しています。
 すごく愛しています。
 お父さんの平凡な人生の中で、
 君たちだけがキラキラと輝いています。
 例えば記憶を失ったとしても、
 その輝きを見るだけですぐに全てを思い出せるはずです。
 今から君たちを抱き締めるために帰ります。
 多分君たちを目の前にしたら照れてしまって、
 本当に抱き締める事は出来ないけれど、
 そんな気持ちで君たちのもとに帰ります。
 待っていて下さい》

手紙を読んで泣く妻と娘を抱きしめる岡部。。。


「いつになったら消えてくれるんですかねぇ」 安吾

「そんな薄情な事言わないで下さいよ。
 一緒に事件解決した仲じゃないですかぁ」 岡部

「事件って言うか、自爆でしょ」

「もっと優しい言い方があると思うんですよね。
 だってこっちは死者ですよ?」

「明日お祓いに行こうかなぁ」

「うわぁ、そういうズルをするんだ」

「ズルって」

「分かりましたよ。
 じゃぁこれからはなるべく、出て来ないようにします。
 その代わり、お願いがあるんですけど」

「またですか?」

「これが最後のお願いです。
 もう乗りかかった船じゃないですか」

「沈みかかった船のような気がするんですけど」 上手い!

安吾の不法侵入にドキドキ(笑)
2009年夏の『初めての海』、娘の成長記録DVDを見る2人。

「この笑顔を見た時、
 初めて永遠っていう言葉が信じられる気がしたんです」 岡部

永遠ってないのかな。
死んだらお終い。。。


今回は本当に2人の会話に楽しませて貰いましたよ~。
これからも安吾にとりついててくれたらいいのに…

焼かれたら消えるんだね(-ノ-)/Ωチーン

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2014年05月03日

『BORDER』 第4話

犯人探しは二の次でも、
序盤から知らずに見逃したかった…字幕のバカン。

「大丈夫ですか?」 八巻功一
「ありがとう」 比嘉ミカ

通りすがりの警官のセリフに、名前が出ちゃってるんだも~ん。
中々姿を見せない犯人に辿り着くまでドキドキしたからいいんだけど♪

犯人かと思いきや、
八巻(渋谷謙人) の元アルバイト仲間(木山)だったり。
その木山役の山本圭祐さんにここで会えるなんて(*゚0゚)
こう言うサプライズが楽しい♪

『ルーズベルト・ゲーム』で、
沖原の豪速球を受けた先輩キャッチャーですよ。
愛知県出身なんですね~憶えておこうφ(.. )


今回の爆破事件で狙われたのがホームレスたち。

「保健所の者ですが、よろしければご協力お願いします。
 感染症の検査を実施してるんですが。
 簡単な血液検査をするだけで済みます。
 ほんのちょっとチクッとするだけです。
 謝礼も出ますのでいかがでしょうか?」

怪しすぎる~。
けど乗っちゃうのが詐欺。
オレオレがなくならない現実、あの手この手で乗せちゃうんですもんね~。

「遠慮しとくよ。痛いのは嫌いだからな」 ホームレスの市村(三島ゆたか)

ホームレスたちを情報網に使う赤井が、
安吾から言われた通り、緊急連絡網を回したものの…
結局、市村は殺されてしまう。

この市村が、犯人の背後に立って教えるラストシーンに感動。
2人の笑顔が切ないって言うのかなぁ。。。


「光合成」 ガーファンクル
「日焼けしてイケメンデビュー」 サイモン

たまには太陽を浴びるハッカーの2人が可愛い(笑)
今回も大活躍のお手柄でした。
何より仕事が早い。

爆弾好きの連中が集まるサイトを巡回し調査しつつ、
その心理や性格まで分析するガーファンクル。
実は爆弾を作ったことがあり、少年院でサイモンと出会ったらしい。

「でも今はもう孤独じゃないから爆弾は作らないよね」 ガーファンクル

”孤独”を考えさせられる。。。


最初の爆破で被害を受けた比嘉からの情報で、
犯人への視点を野次馬から警官姿の男へと変える安吾。
死んだホームレス情報の右手の火傷痕も、
比嘉から聞いたことにして(^。^;)ホッ


犯人の動機は…

「警察官の採用試験に落ちたから」と言う逆恨み。

札幌ガスボンベ爆発事件が過ぎったんですけど、
逮捕されたのが51才の主婦だったことにはビックリしましたね~。
女性警官になることが夢だった訳じゃないですよねぇ?ヾ(゚∇゚*)オイ

逆恨み…
ありますよ。違反したことは棚の上に置いといて、
腹立たしい対応ってありますけどね。
逆恨みされる側はコワイコワイ。


事件解決後、比嘉を見舞う立花。
病院の屋上で話す2人がイイ感じだと思いきや…

「いい天気だな~」 立花

「そうね。。。」 比嘉

「話す事ねぇな」

「ないね」

「倦怠期に入った夫婦みたいだな」

「そうだね。
 でも あんたとは絶対結婚しないけどね」

「そろそろ帰るか」

「まだいいじゃない」

「え?」

「今日で休みも終わりなんでしょ?
 もう少し寝かせてあげてよ」

からの~横のベンチで眠る安吾を映すなんて、
上手すぎ~ヽ(*´∀`)ノ


とにかくカメラワークと音楽の使い方が巧みで、
見てる者を引き込むワザに惚れ惚れします。

次回は、クドカンが死んじゃうよ~(ノ゚ο゚)ノ
死者の家族愛をどう見せる?

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Posted by mana at 10:53Comments(5)TrackBack(3)「BORDER」

2014年04月25日

『BORDER』 第3話

平田満さんキタ━ヽ(゚∀゚)ノ━!!

どうしても『SP』と繋げてしまう。
そして、
ガーファンクル(野間口徹)のヘアスタイルに感心する(笑)


今回は、許し難い被害者。
「死者の声」も、あの手この手と変えて見せますね~。

5年前に団地で起きた”島村さんの事件”に、
本村さんの事件(山口母子殺人)が浮かんだ人は少なくないはず。
もう15年になるんですねぇ。

折しも福知山線脱線事故からちょうど9年の今日。
新しい生活が始まったばかりの今時期でした。

まさか高速道路の反対車線から、
観光バスが突っ込んで来るなんて思いもしませんしね、
旅客船が簡単に沈没するなんて思いもせず乗りますからね。
運転士や船長、命を預かってる意識がなさすぎません?

運に任せて外に出るしかないのか…
それが通り魔的に殺されたとなれば、
運が悪かった…ではやり切れない思いでしょ。


第1話の家族殺害でも同じように、
命を奪うと言うことは一生かかっても償えないと言うこと。
安吾が死の淵で感じたことは…

「徐々に暗闇に包まれて行く間に感じていたのは、
 傷みから解放される安らぎなんかじゃなくて、
 命を奪われる悔しさと憎しみでした。
 人の命を奪うという事は、
 その人の過去も現在も未来も全て奪うという事です。
 その人の記憶も、その人の家族や友人の記憶も奪うという事です」

二度と笑顔で笑い合う事は出来ない家族。
絶対に奪ってはいけない命の意味を安吾を通して伝えます。

それを思い起こさせる今回の事件。
被害者であり過去の加害者・西本勇治(金井勇太)の言葉に、
同情できないのは…
『ギルティ』でも薬物異常な殺人鬼だったせい?ヾ(゚∇゚*)チャウチャウ
う~んナイスなキャスティングゥ!


「確かに僕は許されない罪を犯しました。
 たった1回とはいえ薬物に手を出して人を殺してしまいました。
 受けた罰も足りなかったのかもしれません。
 でもその分、社会的な制裁を受けました。
 ネットで顔と住所をさらされ、
 郵便受けに脅迫状が届く度に引っ越しました」 西本

「だから顔を変えたのか?」 安吾

「でも、無駄でした。
 あいつに見つかって殺されてしまったんだから。
 もしあいつが僕を殺したんなら、僕と同じ罪を背負った事になる。
 それなのにあいつだけ罰を受けないなんて、
 不公平だと思いませんか?」

これもあの時、極刑にしなかった法の罪のせいなのか。
虐待の連鎖や恐怖の連鎖を見せて来る。。。

遺族への手紙?
苦悩と反省を綴った本を出版する?
何を分かって欲しいと言うの。。。


愛する者は奪われ、憎き者は生きてる理不尽さに耐える遺族たち。
少年法に守られる罪って何なんですかね。
三重の女子中学生殺人事件も、強盗目的じゃなかったですしね。
二度と起こらないようにと願っても、無くならない。

潰しても 潰しても湧いて来るんだから。。。


「あんな残酷なもの」

藤崎(平田満)が漏らした言葉を聞き逃さなかった安吾。
残酷な遺体を隠そうと、サイズの合わない服を着替えさせた事もミスった。

「私は全ての罪をおとなしく認めます。
 その代わり私1人でやった事にして頂けませんか?
 あいつは殺されても当然の人間だったんです。
 やむにやまれず犯行に至った私の。。。
 私たちの気持ちを理解して頂けませんか。
 お願いします!」

逮捕されて行く藤崎の向こうには、
事件解決に申し訳なさそうに頭を下げる西本の姿が。

そして藤崎の横で答える安吾の言葉が沁みる。。。

「殺されて当然の人間なんて、
 絶対に居るわけない」

上手いわぁ。
BGMもイイ♪


どんな鍵でも開けられる人間(サイモンとガーファンクル)や、
目と耳がいい奴(滝藤賢一)の助けがあればすんなり解決しそうなところ、
それだけじゃない見せ場があるから引き込まれるんですよね~。
殺害のヒントを得ながらも、それ以上は求めず考える安吾。

情報屋の赤井(古田新太)も、善か悪か…
退屈しないわぁ。

「お前はあっち側の人間になるなよ」

勘のいい上司・市倉(遠藤憲一)が、
どう安吾を見守って行くのか…
見ものだわぁ。


「この世界から悪意が消え去る日まで続ける」

”悪意”なんて、
上手いこと言うわぁ。

安吾のセリフには考えさせられることがいっぱい。

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Posted by mana at 12:50Comments(3)TrackBack(5)「BORDER」

2014年04月19日

『BORDER』 第2話

「俺を助けようとしてくれたなぁ。
 お礼にいいこと教えてやるよ。
 部屋の隅を調べてみろ」 

死んだ村上(丸山智己)の言葉に現場を探し始める安吾(小栗旬)。
カーペットをはがすと床下には…


「まだ生きてるぞ。
 24時間以内に見つけられれば助かる。
 頑張れ!アハハハハ」 

自殺した犯人からこんな挑発を受けることもあるんですね~。
こんなパターンも、好き。

ナルシシストだと判断した検視官・比嘉ミカ(波瑠)の言葉通り…

丸山さんにピッタリじゃないですか。
てか最近はこう言う役が多いですもんね~。
『天誅』のDV夫とか(||゚Д゚)ヒィィィ!


見せ方が上手いですよね。
安吾が特殊な能力を手に入れた経緯を、
オープニングで軽く説明してくれる親切さと言い、
前回とは違う死者とのやり取りにも心を鷲掴みされましたもん。
ラストなんて見事です。


灰色じゃダメ。
真っ黒な証拠を揃えなければ。。。

「今から知り合いの新聞記者に会う。
 お前の話をリークするつもりだ」 安吾

「ありがたいね~。
 俺のこと有名にしてくれよ。
 みんなの記憶から永遠に消えないようにな」 村上

「勘違いするなよ。
 俺がリークするのはお前が性的不能者だって作り話だよ。
 お前は、自分のものが役に立たない腹いせで、
 いたいけな女の子たちを殺したチンケな連続殺人鬼として
 みんなの記憶に残るんだ」

「ふざけるな!そんなことしてみろ」

「また勘違いしてるぞ。
 お前はもう死んでるんだ。
 お前に出来るのは、
 俺の前に出て来てお喋り出来ることぐらいだ」

「。。。」

「女の子の居場所を教えたら、
 俺がお前の名誉を守ってやる。約束する」


タイムリミットは12時間。
村上の性格を上手く突いてみせましたね~。
安吾演じる旬くんがイイ!

それでも身元しか教えない村上。
安吾を振り回して楽しんでる様子。

「絶対に見つけてやるからなぁ」

情報屋の赤井(古田新太)に力を借りる安吾。
いくらのお賽銭を渡したんだろう。
これは毎回じゃ大変だ。


タイムリミットは4時間。
って『SP』みたいだなって思ってたら…
野間口徹さんキタ━ヽ(゚∀゚)ノ━!!
ハッカーのサイモン&ガーファンクルにはPCのロックなんてちょちょいのちょい♪
中身を調べ上げると画像やメールも超簡単に、
銀行口座から住所まで分かってしまうからスゴイ、てかコワイ(*゚0゚)


タイムリミットは1時間。
村上の隠れ家には何もなく悔しさが!
ここに間違いないのに。。。

トラックのマークを見逃さなかった安吾。
あの時の、燃えかすは宅配便の申込書…

ビンゴ!

届けられた冷蔵庫の中には少女が(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
間に合いました~。


「バレないように返しとけよ」 市倉(遠藤憲一)

「はい」 安吾

「何のことです?」 立花(青木崇高)

「何でもないよ」 市倉

孤独な立花くん。あなたも居ないと困るんです(笑)

保管室から証拠品を持ち出したことはお見通しの市倉でした。
安吾の味方になってくれる上司役のエンケンさん、ステキ。


「俺の負けだ。
 だがよく覚えとけ。。。
 もう一人いるぞ」

小馬鹿にして手を振った姿から、悔しそうな顔で現れる村上。
これを見たくて待ってたんですから。

挑発には乗らない安吾。
歩く姿とBGMに、かっけ~!
音楽もイイですね~♪


遺伝子決定論を支持するか否か…

血は水より濃いとか、
血は争えないって言いますから。


もう一人いる。。。

村上の子供はダミアンΨ(`∀´)Ψ

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Posted by mana at 12:38Comments(2)TrackBack(2)「BORDER」

2014年04月11日

『BORDER』 第1話

良かった~。。。捨てなくて。
こう言うの大好き。

裏が『ダブルフェイス』チームの『MOZU』初回2時間。
そして松本清張『時間の習俗』も捨て難く…

仕方なく『BORDER』をながら見しようと後片付けしてると…
こりゃながら見逃し出来ないじゃないですかー!
期待してないと、こう言うことがあるからやめられない(笑)


小栗旬くん、良かったですわぁ。
エンケンさんも『安堂ロイド』から違和感なく、ステキな上司。
青木崇高さんは『ちりとて』草々兄さんにしか見えない今。
本来なら朝ドラ繋がりで『はつ恋』が過るところなんですけどね~。
嫌味な兄さんも居なくちゃ困るポジションでグーでしたよ(ノ∇≦*)

そしてドラマに引き込まれたエンディングで知った脚本が、
金城一紀さんですってー!
『SP』キタ━ヽ(゚∀゚)ノ━!!

原作漫画の主人公・石川安吾は小栗旬くんをイメージして作られたそうで、
彼がぴったりハマッてたのも頷けましたわ。
役がしっくり来るとす~っと入り込めるから楽しい。
しかも、世にも奇妙好きにはたまらない内容で♪

死んだ人が見えたり、話せたりする能力。
私は見たことがないので信じてないですけど、
有り得ないことだと否定もできません。

あの宗教家は胡散臭かったけど(笑)
冤罪が生まれる訳ですわ。

死者(殺された者)の証言は確かなので、
その証拠探しから追い詰めて行く様子に見てる側はワクワクする。

「自分たちを殺した犯人を見つけて」と頼むより、
地獄へ堕として欲しい気持ちでしょうけどね。


取調室で、
安吾(小栗旬)に耳元で囁やかれた犯人(小柳友)のうろたえる姿。
犯人にしか知り得ない、死者からの伝言…

「よく見とかないともったいないからな」

いいですね~、こう言う見せ方o(≧∇≦)oスカーッ

頬の傷からおたふく風邪ウイルスの感染。
切り揃えられた爪、そして足跡。
まさか母親(清水美沙)まで共犯だったなんて。


「人の命を奪うという事は、
 その人の過去も現在も未来も全て奪うという事です」 安吾

『僕のいた時間』の陸ちゃんは可愛いもんだ。
こちらの親子の方がはるかに異常。
更生も人情もない、腹立たしかったー。
あの幸せそうな家族の命を奪ったことを思うと、
極刑を望みます。


「あなたを殺したのは誰ですか?」
必殺仕事人が魅せてくれそう。

あ~ぁ、ホントに居たらいいのにな~ヽ( ◔ ڼ ◔ )ノ

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Posted by mana at 13:04Comments(4)TrackBack(4)「BORDER」