2009年01月09日

『ありふれた奇跡』 第1話 

ある日、わたしたちは ひとりじゃなかった。。。
そんな言葉と共に救われるドラマですね。


駅のホームで飛び降りようとしていた男・藤本誠(陣内孝則)を
助けた中城加奈(仲間由紀恵)と田崎翔太(加瀬亮)。
全く見ず知らずの二人がこうして出会い、偶然カフェで再会し、
メールのやり取りが始まり、惹かれ合って行く二人。。。
そして偶然助けられた男も、何かが変わろうとしていました。

自分を「閉じこもりで引きこもり」だと言った翔太。
自分を「暗い」と言った加奈。
お互いがそれを否定しましたが、二人はそれぞれ心の傷を抱えていました。


加奈の祖母役・八千草薫さんは変わらないですね~。
また明るいおばあちゃん役がお似合いです。
いいですね~、この存在感。
『拝啓、父上様』での可愛い大女将を思い出します。

翔太の祖父役・井川比佐志さん。おじいちゃんになりましたね~。
左官の親方で、息子の重夫(風間杜夫)は跡を継がずに水道局勤務。
左官の仕事をする孫の翔太との掛け合いが可笑しい。
漆喰の左官とコンクリートの左官は違うんですね(^_^;)
そう言えば、とび職も色々と分かれてるらしいですもんね。

加瀬さん、『それでもボクはやってない』の頃は何とも感じなかったんですが、
今回の役どころはいいイイ感じですね。
時々オダジョー君にも見えたりするから不思議(笑)

駅員室で「死ぬ気なんかなかった!殴られた!」と、
怒鳴っていた藤本でしたが、数日後「どうしても会って謝りたい」と、
警官の権藤(塩見三省)の所に現れました。

4年前、出張中に妻と13歳の娘を火事で亡くしたと話す藤本。

「本当の不幸はね、心に届くまでに時間がかかるのよ」と権藤。
藤本の話を聞き、非番を使い加奈と翔太に引き合わせるなんていい人です。

「全然関係ない二人が自分を助けてくれた。自分は一人じゃない。。。」
そう感じて嬉しかったんですね。
「すいませんでした。ありがとうございました」と深く頭を下げる藤本でした。
「ちょっと…一点だけ、伺ってもいいですか?
 私はあの時、ホームの線路から離れて立ってました。
 どうして死のうとしてるのが分かったんですか?
 お二人とも、死のうとした経験があるんじゃないかと…」

そういうことですかぁ。。。

心に傷を負い、トラウマを抱えて生きてる者同志が偶然出会うって、
やはり引き合う何かがあるんでしょうかね。
出会いってやっぱり必然だと思います。
生きる意欲を失いかけてた3人が、この先どのように変わって行くのか…
人が人を変えることが出来るんですもんね。良くも悪くもですが。
そんな奇跡を信じ、見守りたい気持ちです。
                                公式HP




↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い