2009年12月21日
『JIN-仁-』 最終回
ヤラれましたわ~。
龍馬が消えて終わったラスト前の盛り上げ方。上手いわ~。
まさか…って誰もが想像しましたよね~。だって…
あんな浅瀬で、しかも激流でもあるまいし。
土佐衛門ならぬ、土左衛門にならずに済んで良かったわ(笑)
龍馬が生きててくれて良かったからいいや~ヽ(*´∀`)ノ
ずっと不安だった龍馬暗殺を見せられることもなく、逆に、
ブーツを履いてはしゃぐ龍馬を見せてくれたのには感激しましたよん♪
このドラマはストーリーも面白かったんですが、内野さんの龍馬役の嵌り方に
ハマッてしまった私は、ずっと彼の虜でしたから。
彼の存在で全てが許せたと言っても過言ではない(笑)
おちゃらけた味のある龍馬もステキ、前回の見事な殺陣のシーンにも男を感じ、
今回は野風の手術を仁へ頼む、男龍馬には泣けました~(/_;)
胎児や包帯男の謎を残したままでしたが、不思議とモヤモヤした思いは
残らなかったんですよね~。もう途中からどうでも良くなってたしヾ(゚∇゚*)オイ
それよりも、終わってしまった寂しさをどう埋めたらいいの…って感じ。
要所上手い見せ方に、脚本の凄腕を感じさせてくれました。
効果音やBGMの使い方も見事に、笑いや涙を誘うんですよね~。
続編はあるはずですしね。私的には許せる最終回で不満はなかったです。
江戸の街並みも、CGのお陰でリアルに感じることが出来て良かった~。
江戸と東京の風景が移り変わる映像が毎度流れるのもグーッ。
今回はその場所も増やされたのが良かったですね~。
ラストへ来て、こういう演出も上手いんですよね~。
感慨深くて、もっとゆっくり見ていたかったほどです。
消えてしまった龍馬は見つからず、海舟が呟きます。
「…海軍は当分、龍馬なしってことか」
「日本は坂本龍馬なしで進むってことですか」
「そうさ。だが先生、あいつが亡くなりゃぁ、あいつの代わりになる奴が
おのずと出て来て、あいつがやるはずだったことをやるもんさ。
世の中ってのは、そういうもんだと俺は思うんだよ。まぁもう少し探すさ」
流石の勝海舟の言葉には説得力がありますわぁ。
世の中って、そうやって回ってるんでしょうね。
あの時あ~してれば…と思っても、現在こうなる運命だったんですから。
運命って偶然ではなく、すべて必然だと思えるんですよね。
〈龍馬さんは、タイムスリップしてしまったのではないだろうか。
そして、あの患者として病院に運ばれて来て、もの珍しい土産として
救急医療用のパッキンやホルマリンを持ち出そうとした〉
「やりそうだ」と仁が想像します。
私もそう思いますけどね。龍馬ならやりそうなところがまた可笑しい(笑)
女郎たちに金を払い調べさせて貰っていたと言う佐分利は、乳がんに詳しく、
「乳の岩かもしれん患者さんがいらっしゃるんですよね?
私にもその方を調べさせてもらえまへんやろか」
「いや、先方からはこれ以上調べて欲しいとは言われてませんし」
「らしゅうおまへんな。切るな言うても切るのが南方先生でっしゃろ」
その通り。でも仁は今「鬼」なので仕方ありません。
野風を身請けさせなければ未来が…
でも乳がんで死んでしまっては元も子もないと思うんですけどね~。
仁と佐分利はもう一度、野風の乳のしこりを調べることに。。。
「しこりは硬く、周囲と癒着があります。…
まだ脇の下にしこりは見えませんが、乳の岩特有の汁も出る。
私の経験では、まず岩に間違いありまへん」
「そうとも言い切れないんじゃないでしょうか」
間違いなくタチの悪い岩だと診断する佐分利に、まだ反対の意思を示す仁。
「乳房にメスを入れると言うことは大変なことなんです。
切ることになれば、身請け話も潰してしまうことになるでしょうし」
どうしても未来(みらい)に拘ってしまいますよね。
野風をどうしても身請けさせなければと言う思いが強すぎて、
本来の「命を救う」信念もどこへやら…
ヘタレな仁に、信用して貰えなかったと感じた佐分利も可哀想。
華岡流・免許皆伝の佐分利が、過去の手術で女郎を感染症で死なせて
しまったことから「人斬り医者」のレッテルを貼られ、
逃げるように江戸へやって来たと山田から聞いた仁は、
「佐分利先生は、私のために身の上を明かす決心を?」
「えぇ。手術となればエーテルより深く長く効く麻酔が必要であろうと、
すでに華岡流秘伝の麻酔薬、通仙散を作る準備も始めて」
佐分利は、以前の腑分けのことを償いたい思いもあったんですね。
「医の道」を受け継いで行こうとする佐分利の姿を知り、
仁は洪庵の志を思い出し…
いつの間にか一人ぼっちになってしまった。洪庵もいない、咲もいない、龍馬も…
自分はどれだけ周りに支えられて来たのか、改めて自分を見つめ直す仁でした。
ペニシリン精製所に突然姿を現した龍馬!
海近くの漁師小屋で目覚め、そこで世話になってたと大笑い。
土佐を思い出し、時が経つのも忘れるほど楽しかったらしい^^
「浦島太郎か」福田の一言が上手し!(笑)
仁は洪庵の墓前で、
「…今私は、野風さんの乳がんを見て見ぬふりをしようとしています。
理由は、ただの身勝手です。…
野風さんが身請けに行かなければ、未来は生まれなくなるかもしれないんです。
咲さんに軽蔑され、龍馬さんには、未来が生まれなくなって
一体誰が悲しむのかと言われ、佐分利先生の気持ちを踏みにじり、
野風さんの気持ちに甘え、最低です。私は。
だけど、やっぱり出来ませんよ。出来ないです、私には」
その様子を陰からそっと見ていた龍馬は考えます。。。
そして勝に尋ねました。
「のぉ、先生。例えば、目の前で先生の子が死にかかっちょる。
けんどその子を助ければ、代わりに先生の別の子が殺される。
そん時先生は、目の前の子を助けるかぇ?」
「俺はそんなヘタは打たねぇよ」
「例えばじゃぁ」
「いっそ、誰かに決めて貰うかな」
「決めて貰う?」
「銭を投げて貰って決めるとかな。どっちを取っても後悔が残んなら
運を天に任せるのも一つの手さ」
世の中を動かして来た人たちの考え方は、やっぱり違いますね~(^_^;)
ドラマとは言え、歴史を動かして来たことは本当だと思うと、
勝や龍馬の一言一言に感動しますわ。
元気な姿で吉原に現れた龍馬に驚くものの喜ぶ仁。
「漁師んとこで世話になっちょったがぜよ」
「漁師って、江戸の漁師ですね?」 タイムスリップしてないことを確認(^_^;)
「。。。先生。ちっくと」
龍馬に引っ張られ、大通りの裏手へ連れて行かれる仁。
そこで龍馬は土下座をして頼みます。
「野風を助けとぉせ!聞いたがじゃ。…
先生が迷う気持ちは分かる。
けんどここは一つ、どうかわしのために、しじゅちゅをしてくれんかぇ」
「わしのため?」
「わしゃ考えたぜよ。ここで野風の乳を切れば、野風の身請けが流れる。
女郎としてもお払い箱になる。さすがの野風も、この先頼りのうなるろう。
そこでわしの出番じゃ。こう言うがじゃ。
乳なんかあろうがなかろうが構わん!わしがおまんの面倒を見る!
これは効く~。さすがの野風も、はは~んちゅうて落ちるぜよ。
ちゅう訳で先生頼む!」
「龍馬さん、お気持ちは分かりますが」
「やかましいがじゃ!切れっちゅうたら切れ!」 ここで涙腺が切れた私(/_;)
「。。。」
「えぇかぃ。切ってち言うがは、わしじゃ。
先生はただ黙ってわしの頼みを聞けばえぇがじゃ。
手術の後のことは、何が起ころうとも、何~んもか~んも全~部、
わしのせいじゃ。。。わしのせいじゃ。そうやき、野風を助けとうせ」 (T_T)
「。。。」
仁は辰五郎に尋ねます。
「前に、好きだった女性の居る家を、そうとは知らずに火事を食い止めるために
壊したって。もしその人が家に居るのを知っていたら、壊しましたか?」
「そんなもん知るかよ。。。ただ、あいつは壊せっつったかもしんねぇなぁ」
。。。
「もし失敗しても、その礎となれるんならこの手術は無駄じゃない」と言った
未来の言葉を思い出し、決意した仁でした。。。これも運命。
手術は成功しても、再発や転移することもあると、野風に説明する佐分利に、
「もし、上手く行かずとも、あちきの手術は、
先生方のご研鑽の一つとなりんしょうか?」
「もちろんです!」 佐分利
「あちきなぞが、医術のお役に立てるのなら、これほどの喜びはありんせん。
この命、お預けしんす」
「はい。治しますよ。野風さん。全力で」 もう何の迷いもなく答える仁でした。
未来と同じことを言うんですよね~野風(・・、)
鈴屋・彦三郎も許します。
みんないい人ばかりで、それぞれの心根の優しさが伝わって来て泣ける。。。
橘家へ置いて行ったままの薬や器具を取りに来た佐分利。
重箱も「ごちそうさまって」と咲に手渡しました。
「手術でもなさるのでございますか?」
「野風さんの乳の岩を」
「手術することになったのでございますか!あの、いつ?」
あ~、これも運命。。。
写真を見て決心が鈍るといけないと、写真を埋める仁。それを見て謝る咲。
「後先も考えず、勢いで軽々しいことを申し上げ、先生が、どれだけのお気持ちで」
「咲さんに言われたからじゃないですよ。…」
何が起こってもおかしくない。とある意味開き直った仁に、
「神は乗り越えられる試練しか与えません。
試練の後には、きっと、素晴らしい未来が」と励ます咲。。。どんだけ大人~。
縁談を気にする仁に、明日の結納を告げると、その場から去って行きました。
この時はまだ、あんなことをするとは思ってもみなかった咲なのでした。。。
「世と言うのは、万華鏡のようなものではないかと思うことがありんす。…」
手術を前にして、そう龍馬に話す野風。
「そん話をいつかしてやってくれんかぇ。南方仁に。
目に見える模様は違えど、実は中にある玉は決して変わらんちゅう話を」
みんな大人~。先進現代を生きてた仁よりもず~っと。
まぁ過去へタイムスリップするなんて、
スゴイことを体験した人にしか分からないことなんでしょうけども。
「大丈夫じゃ、先生。全部上手く行く!」
明日の手術には立ち会えないと言う龍馬の言葉に、仁は勇気を貰います。
「先生やったら。出来る!」
何なんでしょうね。この逞しさ、頼もしさを感じるのは…やっぱり、
内野さんだから?(^▽^;)
手術当日。それは結納の日でもあり。。。
手術中の仁は思わず「咲さん」と、
助手としていつもそこに居てくれた咲に声をかけてしまいます。
と同時に咲も「咲さん、メス」と聞こえるはずのない声を耳にします。
仁にとってはなくてはならない存在になっていた咲。
咲も仁のためなら苦労を惜しまず、それを喜びとし尽くして来ましたからね~。
「母上、申し訳ございませぬ」涙を流す咲。。。決心がつきました。
「私には、参らねばならぬ所がございます。
ある方の汗を拭きに、参らねばならぬ所がございまして!」
結納を目の前にし、頭を下げる咲に恭太郎は、
「このうつけ者がー!」と庭へ咲を放り投げ、「自害せよ!」と言い放ちます。
咲の胸の小刀を取り出し握らせると、小声で「行け。後は私が何とかする」と。
「お主の面など、二度と見とうはないわー!」と咲を追いやりました。
お兄ちゃん、ステキ!
その頃、手術中のペニシリン精製所へやって来たのは…
「我が藩の大殿様に恥をかかせた女郎がここにかくまわれとると聞いた!」
藩医の三隅俊斉が金で雇った武家人たち。
扉を壊し、手術室へ乗り込もうとする男達を止める山田。
あ~手術はどうなるの~。ドキドキ。。。
そこへ到着した汗だくの咲。
「おやめくださいまし!
何びとたりとも、消毒することなく手術室に入ることは許されませぬ!…」
言うことが違いますね~。
「女の出る幕ではないわ、どけー!」
「どうしても入ると仰るなら、ここで命を絶ちます!」
咲は自分の喉元に小刀を突きつけ、男達を通しません。
咲のお陰で何とか縫合まで無事完了した仁たち。
内側から扉が開きます。
「何の御用でしょうか。大殿様が彼女を捕らえろと仰ったのですか?
鈴屋さんからは、乳の岩の件を申し上げたところ、
残念だが仕方ない、養生をするようにと温かいお言葉を頂いたと聞きました。
これは、本当に大殿様のご指示なんですか?」
仁の言葉に言い返せず、無言で立ち去るしかない男達でした。
「咲さん、大丈夫ですか!…咲さん、首!」
「このくらい何とも」
「今日って結納じゃ。もうあんまりムチャばっかりしないで下さいよ。
それから、咲さん、本当にありがとうございました」
「はい」
仁の役に立てた咲の笑顔に後悔は見えません。
写真を掘り起こした仁が呆然としていると…
「先生?」
「あぁ、写真、消えてしまって」
「未来さんがですか?」
「いえ、写真そのものが消えてしまったんです」
仁によって未来が変えられたことは事実で。。。
未来とも出会ってないのか、それとも生まれてもないのか、
何も分からなくなってしまったと咲に話す仁。
助手としても仁の片腕だった咲でしたが、こういう窮地に陥った仁を
救ってくれるのもいつも咲でしたね~。
聞いて貰えるだけではなく、心にズシッと来る言葉を投げかける咲って凄い。
その後はやはり、日本人女性で初めて西洋医学を学んだと言う産科医の
楠本イネとの出会いから、女医を志すらしいですから。只者じゃない。
「ある日突然、出て来たりするやもしれませぬ。
突然消えた訳でございますから」
「でもね、咲さん。一つだけ確かなことは、私が解放されたってことなんです。
これでもう、未来に一喜一憂する必要もないじゃないですか。
これからは、目の前のことだけを見て、ただ懸命に生きればいい。
もっとずっと、ずっと生きやすくなる。…」
ほっとする自分を「ひどい」と責める仁ですが、
同時にこの世界で生きて行く覚悟もしたんでしょうね。
「ひどいのは、私です。未来から解放されたと仰る先生に、
私は、ほっとしております。ひどい女でございましょう。…」
「ここに居てくれませんか。居て下さい」
本当に、ほっとさせてくれる女性ですわぁ。咲って。。。
「良かったんですよね、これで」
「はい」
「これで良かったんですよね」
「はい」
野風と別れの時。。。
「南方先生。最後に一つだけ、お願いがありんす」
「何でしょう?」
「少しこちらへ」
南方を引き寄せ、口づけをした野風に、咲も龍馬もびっくり!
「咲様。南方様はかように、医術以外は隙だらけのお方でありんすゆえ、
しかとお守りを」
「はい」
「では、皆様。おさらばえ」 〈きっといつか会えるから、いいよ〉未来の声
雪が降り始め、思わず龍馬が叫びます。
「野風~!まだ雪になりたいがか~!」
「まっぴらごめんでありんす!これからは、自分の足で、行きたい所に
行くでありんす~。…誰よりも幸せになるでありんす~!
南方先生。ほんに、ほんに、ありがとうござりんした」(/_;)
「良かったです!私は、あなたを助けられて、良かったです!
良かったです。野風さん!」(T_T)
水を喩えに、雪を上手く使って見せてくれました。
「私たちの目には見えずとも、この世から、消えてなくなることはない。
私はそう思います」
咲はまっこと。。。只者じゃないです。
「龍馬さん。もしかしてもう知ってるかもしれませんが、私は」
「聞いたところでどうにもならん。。。
十年先、百年先を知ったところで、日は一日一日明けて行くだけじゃ。
一歩一歩進むしかないがじゃぁ。わしも先生も。地を這う虫のように」
「じゃ、龍馬さん。また明日」
「おう。またあいたじゃ」
流石~、龍馬の言う通り!
聞いたところでどうにもなりません。前へ進むのみ。
手習いの塾を始めた野風。(残念ながら、後にガンは転移してしまうようですが)
そして今度は恭太郎に縁談話が持ち上がり。
江戸の宝になる建物…仁友堂建設に尽力する辰五郎の姿。
そして…
「いつからあんたは仁友堂の一員なんですか」
「いやいやいや」と、
佐分利と福田の可笑しなコンビをさり気なく見せてくれたのも嬉しかった♪
初めての靴に、飛び跳ねて喜ぶ龍馬の笑顔も可愛かった♪
『国の為 道の為』と書かれた額を掛ける仁。それを見つめる咲。
バランスを崩した仁は踏み台から落ちると…まさか!
「いい?神様は絶対に乗り越えらる試練しか与えない。これ基本だから」
と、そこは現代。。。未来とも思える女性が講義をしている風景が。
「痛て~」と起き上がる仁はそこに居ました(笑)ってまた思わせぶり~ぃ!
でも、治まっていた頭痛は再び?
ってこんな終わり方、絶対続編ありきじゃないですかぁ。
まぁ原作も続いてますし、予想通りですけども。
新撰組との絡みや、三隅俊斉の暗殺未遂事件など、
ネタはまだまだ盛りだくさんありますし、この人気ぶりに味をしめて…
続編を待つことにしますか。。。って映画じゃないとダメ?
TBSさ~ん、スペシャルドラマで(^人^)オネガイ
とにかく今は寂しさだけが残ってしまった感じです。
もうみんなに会えないなんて。。。寂しい!
今期一番に楽しめたドラマでした。。。感動をありがと~(ノ゚ο゚)ノ
内野龍馬ありがと~♡
『JIN-仁-完結編』第1話~ → こちら
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龍馬が消えて終わったラスト前の盛り上げ方。上手いわ~。
まさか…って誰もが想像しましたよね~。だって…
あんな浅瀬で、しかも激流でもあるまいし。
土佐衛門ならぬ、土左衛門にならずに済んで良かったわ(笑)
龍馬が生きててくれて良かったからいいや~ヽ(*´∀`)ノ
ずっと不安だった龍馬暗殺を見せられることもなく、逆に、
ブーツを履いてはしゃぐ龍馬を見せてくれたのには感激しましたよん♪
このドラマはストーリーも面白かったんですが、内野さんの龍馬役の嵌り方に
ハマッてしまった私は、ずっと彼の虜でしたから。
彼の存在で全てが許せたと言っても過言ではない(笑)
おちゃらけた味のある龍馬もステキ、前回の見事な殺陣のシーンにも男を感じ、
今回は野風の手術を仁へ頼む、男龍馬には泣けました~(/_;)
胎児や包帯男の謎を残したままでしたが、不思議とモヤモヤした思いは
残らなかったんですよね~。もう途中からどうでも良くなってたしヾ(゚∇゚*)オイ
それよりも、終わってしまった寂しさをどう埋めたらいいの…って感じ。
要所上手い見せ方に、脚本の凄腕を感じさせてくれました。
効果音やBGMの使い方も見事に、笑いや涙を誘うんですよね~。
続編はあるはずですしね。私的には許せる最終回で不満はなかったです。
江戸の街並みも、CGのお陰でリアルに感じることが出来て良かった~。
江戸と東京の風景が移り変わる映像が毎度流れるのもグーッ。
今回はその場所も増やされたのが良かったですね~。
ラストへ来て、こういう演出も上手いんですよね~。
感慨深くて、もっとゆっくり見ていたかったほどです。
消えてしまった龍馬は見つからず、海舟が呟きます。
「…海軍は当分、龍馬なしってことか」
「日本は坂本龍馬なしで進むってことですか」
「そうさ。だが先生、あいつが亡くなりゃぁ、あいつの代わりになる奴が
おのずと出て来て、あいつがやるはずだったことをやるもんさ。
世の中ってのは、そういうもんだと俺は思うんだよ。まぁもう少し探すさ」
流石の勝海舟の言葉には説得力がありますわぁ。
世の中って、そうやって回ってるんでしょうね。
あの時あ~してれば…と思っても、現在こうなる運命だったんですから。
運命って偶然ではなく、すべて必然だと思えるんですよね。
〈龍馬さんは、タイムスリップしてしまったのではないだろうか。
そして、あの患者として病院に運ばれて来て、もの珍しい土産として
救急医療用のパッキンやホルマリンを持ち出そうとした〉
「やりそうだ」と仁が想像します。
私もそう思いますけどね。龍馬ならやりそうなところがまた可笑しい(笑)
女郎たちに金を払い調べさせて貰っていたと言う佐分利は、乳がんに詳しく、
「乳の岩かもしれん患者さんがいらっしゃるんですよね?
私にもその方を調べさせてもらえまへんやろか」
「いや、先方からはこれ以上調べて欲しいとは言われてませんし」
「らしゅうおまへんな。切るな言うても切るのが南方先生でっしゃろ」
その通り。でも仁は今「鬼」なので仕方ありません。
野風を身請けさせなければ未来が…
でも乳がんで死んでしまっては元も子もないと思うんですけどね~。
仁と佐分利はもう一度、野風の乳のしこりを調べることに。。。
「しこりは硬く、周囲と癒着があります。…
まだ脇の下にしこりは見えませんが、乳の岩特有の汁も出る。
私の経験では、まず岩に間違いありまへん」
「そうとも言い切れないんじゃないでしょうか」
間違いなくタチの悪い岩だと診断する佐分利に、まだ反対の意思を示す仁。
「乳房にメスを入れると言うことは大変なことなんです。
切ることになれば、身請け話も潰してしまうことになるでしょうし」
どうしても未来(みらい)に拘ってしまいますよね。
野風をどうしても身請けさせなければと言う思いが強すぎて、
本来の「命を救う」信念もどこへやら…
ヘタレな仁に、信用して貰えなかったと感じた佐分利も可哀想。
華岡流・免許皆伝の佐分利が、過去の手術で女郎を感染症で死なせて
しまったことから「人斬り医者」のレッテルを貼られ、
逃げるように江戸へやって来たと山田から聞いた仁は、
「佐分利先生は、私のために身の上を明かす決心を?」
「えぇ。手術となればエーテルより深く長く効く麻酔が必要であろうと、
すでに華岡流秘伝の麻酔薬、通仙散を作る準備も始めて」
佐分利は、以前の腑分けのことを償いたい思いもあったんですね。
「医の道」を受け継いで行こうとする佐分利の姿を知り、
仁は洪庵の志を思い出し…
いつの間にか一人ぼっちになってしまった。洪庵もいない、咲もいない、龍馬も…
自分はどれだけ周りに支えられて来たのか、改めて自分を見つめ直す仁でした。
ペニシリン精製所に突然姿を現した龍馬!
海近くの漁師小屋で目覚め、そこで世話になってたと大笑い。
土佐を思い出し、時が経つのも忘れるほど楽しかったらしい^^
「浦島太郎か」福田の一言が上手し!(笑)
仁は洪庵の墓前で、
「…今私は、野風さんの乳がんを見て見ぬふりをしようとしています。
理由は、ただの身勝手です。…
野風さんが身請けに行かなければ、未来は生まれなくなるかもしれないんです。
咲さんに軽蔑され、龍馬さんには、未来が生まれなくなって
一体誰が悲しむのかと言われ、佐分利先生の気持ちを踏みにじり、
野風さんの気持ちに甘え、最低です。私は。
だけど、やっぱり出来ませんよ。出来ないです、私には」
その様子を陰からそっと見ていた龍馬は考えます。。。
そして勝に尋ねました。
「のぉ、先生。例えば、目の前で先生の子が死にかかっちょる。
けんどその子を助ければ、代わりに先生の別の子が殺される。
そん時先生は、目の前の子を助けるかぇ?」
「俺はそんなヘタは打たねぇよ」
「例えばじゃぁ」
「いっそ、誰かに決めて貰うかな」
「決めて貰う?」
「銭を投げて貰って決めるとかな。どっちを取っても後悔が残んなら
運を天に任せるのも一つの手さ」
世の中を動かして来た人たちの考え方は、やっぱり違いますね~(^_^;)
ドラマとは言え、歴史を動かして来たことは本当だと思うと、
勝や龍馬の一言一言に感動しますわ。
元気な姿で吉原に現れた龍馬に驚くものの喜ぶ仁。
「漁師んとこで世話になっちょったがぜよ」
「漁師って、江戸の漁師ですね?」 タイムスリップしてないことを確認(^_^;)
「。。。先生。ちっくと」
龍馬に引っ張られ、大通りの裏手へ連れて行かれる仁。
そこで龍馬は土下座をして頼みます。
「野風を助けとぉせ!聞いたがじゃ。…
先生が迷う気持ちは分かる。
けんどここは一つ、どうかわしのために、しじゅちゅをしてくれんかぇ」
「わしのため?」
「わしゃ考えたぜよ。ここで野風の乳を切れば、野風の身請けが流れる。
女郎としてもお払い箱になる。さすがの野風も、この先頼りのうなるろう。
そこでわしの出番じゃ。こう言うがじゃ。
乳なんかあろうがなかろうが構わん!わしがおまんの面倒を見る!
これは効く~。さすがの野風も、はは~んちゅうて落ちるぜよ。
ちゅう訳で先生頼む!」
「龍馬さん、お気持ちは分かりますが」
「やかましいがじゃ!切れっちゅうたら切れ!」 ここで涙腺が切れた私(/_;)
「。。。」
「えぇかぃ。切ってち言うがは、わしじゃ。
先生はただ黙ってわしの頼みを聞けばえぇがじゃ。
手術の後のことは、何が起ころうとも、何~んもか~んも全~部、
わしのせいじゃ。。。わしのせいじゃ。そうやき、野風を助けとうせ」 (T_T)
「。。。」
仁は辰五郎に尋ねます。
「前に、好きだった女性の居る家を、そうとは知らずに火事を食い止めるために
壊したって。もしその人が家に居るのを知っていたら、壊しましたか?」
「そんなもん知るかよ。。。ただ、あいつは壊せっつったかもしんねぇなぁ」
。。。
「もし失敗しても、その礎となれるんならこの手術は無駄じゃない」と言った
未来の言葉を思い出し、決意した仁でした。。。これも運命。
手術は成功しても、再発や転移することもあると、野風に説明する佐分利に、
「もし、上手く行かずとも、あちきの手術は、
先生方のご研鑽の一つとなりんしょうか?」
「もちろんです!」 佐分利
「あちきなぞが、医術のお役に立てるのなら、これほどの喜びはありんせん。
この命、お預けしんす」
「はい。治しますよ。野風さん。全力で」 もう何の迷いもなく答える仁でした。
未来と同じことを言うんですよね~野風(・・、)
鈴屋・彦三郎も許します。
みんないい人ばかりで、それぞれの心根の優しさが伝わって来て泣ける。。。
橘家へ置いて行ったままの薬や器具を取りに来た佐分利。
重箱も「ごちそうさまって」と咲に手渡しました。
「手術でもなさるのでございますか?」
「野風さんの乳の岩を」
「手術することになったのでございますか!あの、いつ?」
あ~、これも運命。。。
写真を見て決心が鈍るといけないと、写真を埋める仁。それを見て謝る咲。
「後先も考えず、勢いで軽々しいことを申し上げ、先生が、どれだけのお気持ちで」
「咲さんに言われたからじゃないですよ。…」
何が起こってもおかしくない。とある意味開き直った仁に、
「神は乗り越えられる試練しか与えません。
試練の後には、きっと、素晴らしい未来が」と励ます咲。。。どんだけ大人~。
縁談を気にする仁に、明日の結納を告げると、その場から去って行きました。
この時はまだ、あんなことをするとは思ってもみなかった咲なのでした。。。
「世と言うのは、万華鏡のようなものではないかと思うことがありんす。…」
手術を前にして、そう龍馬に話す野風。
「そん話をいつかしてやってくれんかぇ。南方仁に。
目に見える模様は違えど、実は中にある玉は決して変わらんちゅう話を」
みんな大人~。先進現代を生きてた仁よりもず~っと。
まぁ過去へタイムスリップするなんて、
スゴイことを体験した人にしか分からないことなんでしょうけども。
「大丈夫じゃ、先生。全部上手く行く!」
明日の手術には立ち会えないと言う龍馬の言葉に、仁は勇気を貰います。
「先生やったら。出来る!」
何なんでしょうね。この逞しさ、頼もしさを感じるのは…やっぱり、
内野さんだから?(^▽^;)
手術当日。それは結納の日でもあり。。。
手術中の仁は思わず「咲さん」と、
助手としていつもそこに居てくれた咲に声をかけてしまいます。
と同時に咲も「咲さん、メス」と聞こえるはずのない声を耳にします。
仁にとってはなくてはならない存在になっていた咲。
咲も仁のためなら苦労を惜しまず、それを喜びとし尽くして来ましたからね~。
「母上、申し訳ございませぬ」涙を流す咲。。。決心がつきました。
「私には、参らねばならぬ所がございます。
ある方の汗を拭きに、参らねばならぬ所がございまして!」
結納を目の前にし、頭を下げる咲に恭太郎は、
「このうつけ者がー!」と庭へ咲を放り投げ、「自害せよ!」と言い放ちます。
咲の胸の小刀を取り出し握らせると、小声で「行け。後は私が何とかする」と。
「お主の面など、二度と見とうはないわー!」と咲を追いやりました。
お兄ちゃん、ステキ!
その頃、手術中のペニシリン精製所へやって来たのは…
「我が藩の大殿様に恥をかかせた女郎がここにかくまわれとると聞いた!」
藩医の三隅俊斉が金で雇った武家人たち。
扉を壊し、手術室へ乗り込もうとする男達を止める山田。
あ~手術はどうなるの~。ドキドキ。。。
そこへ到着した汗だくの咲。
「おやめくださいまし!
何びとたりとも、消毒することなく手術室に入ることは許されませぬ!…」
言うことが違いますね~。
「女の出る幕ではないわ、どけー!」
「どうしても入ると仰るなら、ここで命を絶ちます!」
咲は自分の喉元に小刀を突きつけ、男達を通しません。
咲のお陰で何とか縫合まで無事完了した仁たち。
内側から扉が開きます。
「何の御用でしょうか。大殿様が彼女を捕らえろと仰ったのですか?
鈴屋さんからは、乳の岩の件を申し上げたところ、
残念だが仕方ない、養生をするようにと温かいお言葉を頂いたと聞きました。
これは、本当に大殿様のご指示なんですか?」
仁の言葉に言い返せず、無言で立ち去るしかない男達でした。
「咲さん、大丈夫ですか!…咲さん、首!」
「このくらい何とも」
「今日って結納じゃ。もうあんまりムチャばっかりしないで下さいよ。
それから、咲さん、本当にありがとうございました」
「はい」
仁の役に立てた咲の笑顔に後悔は見えません。
写真を掘り起こした仁が呆然としていると…
「先生?」
「あぁ、写真、消えてしまって」
「未来さんがですか?」
「いえ、写真そのものが消えてしまったんです」
仁によって未来が変えられたことは事実で。。。
未来とも出会ってないのか、それとも生まれてもないのか、
何も分からなくなってしまったと咲に話す仁。
助手としても仁の片腕だった咲でしたが、こういう窮地に陥った仁を
救ってくれるのもいつも咲でしたね~。
聞いて貰えるだけではなく、心にズシッと来る言葉を投げかける咲って凄い。
その後はやはり、日本人女性で初めて西洋医学を学んだと言う産科医の
楠本イネとの出会いから、女医を志すらしいですから。只者じゃない。
「ある日突然、出て来たりするやもしれませぬ。
突然消えた訳でございますから」
「でもね、咲さん。一つだけ確かなことは、私が解放されたってことなんです。
これでもう、未来に一喜一憂する必要もないじゃないですか。
これからは、目の前のことだけを見て、ただ懸命に生きればいい。
もっとずっと、ずっと生きやすくなる。…」
ほっとする自分を「ひどい」と責める仁ですが、
同時にこの世界で生きて行く覚悟もしたんでしょうね。
「ひどいのは、私です。未来から解放されたと仰る先生に、
私は、ほっとしております。ひどい女でございましょう。…」
「ここに居てくれませんか。居て下さい」
本当に、ほっとさせてくれる女性ですわぁ。咲って。。。
「良かったんですよね、これで」
「はい」
「これで良かったんですよね」
「はい」
野風と別れの時。。。
「南方先生。最後に一つだけ、お願いがありんす」
「何でしょう?」
「少しこちらへ」
南方を引き寄せ、口づけをした野風に、咲も龍馬もびっくり!
「咲様。南方様はかように、医術以外は隙だらけのお方でありんすゆえ、
しかとお守りを」
「はい」
「では、皆様。おさらばえ」 〈きっといつか会えるから、いいよ〉未来の声
雪が降り始め、思わず龍馬が叫びます。
「野風~!まだ雪になりたいがか~!」
「まっぴらごめんでありんす!これからは、自分の足で、行きたい所に
行くでありんす~。…誰よりも幸せになるでありんす~!
南方先生。ほんに、ほんに、ありがとうござりんした」(/_;)
「良かったです!私は、あなたを助けられて、良かったです!
良かったです。野風さん!」(T_T)
水を喩えに、雪を上手く使って見せてくれました。
「私たちの目には見えずとも、この世から、消えてなくなることはない。
私はそう思います」
咲はまっこと。。。只者じゃないです。
「龍馬さん。もしかしてもう知ってるかもしれませんが、私は」
「聞いたところでどうにもならん。。。
十年先、百年先を知ったところで、日は一日一日明けて行くだけじゃ。
一歩一歩進むしかないがじゃぁ。わしも先生も。地を這う虫のように」
「じゃ、龍馬さん。また明日」
「おう。またあいたじゃ」
流石~、龍馬の言う通り!
聞いたところでどうにもなりません。前へ進むのみ。
手習いの塾を始めた野風。(残念ながら、後にガンは転移してしまうようですが)
そして今度は恭太郎に縁談話が持ち上がり。
江戸の宝になる建物…仁友堂建設に尽力する辰五郎の姿。
そして…
「いつからあんたは仁友堂の一員なんですか」
「いやいやいや」と、
佐分利と福田の可笑しなコンビをさり気なく見せてくれたのも嬉しかった♪
初めての靴に、飛び跳ねて喜ぶ龍馬の笑顔も可愛かった♪
『国の為 道の為』と書かれた額を掛ける仁。それを見つめる咲。
バランスを崩した仁は踏み台から落ちると…まさか!
「いい?神様は絶対に乗り越えらる試練しか与えない。これ基本だから」
と、そこは現代。。。未来とも思える女性が講義をしている風景が。
「痛て~」と起き上がる仁はそこに居ました(笑)ってまた思わせぶり~ぃ!
でも、治まっていた頭痛は再び?
ってこんな終わり方、絶対続編ありきじゃないですかぁ。
まぁ原作も続いてますし、予想通りですけども。
新撰組との絡みや、三隅俊斉の暗殺未遂事件など、
ネタはまだまだ盛りだくさんありますし、この人気ぶりに味をしめて…
続編を待つことにしますか。。。って映画じゃないとダメ?
TBSさ~ん、スペシャルドラマで(^人^)オネガイ
とにかく今は寂しさだけが残ってしまった感じです。
もうみんなに会えないなんて。。。寂しい!
今期一番に楽しめたドラマでした。。。感動をありがと~(ノ゚ο゚)ノ
内野龍馬ありがと~♡
『JIN-仁-完結編』第1話~ → こちら
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2009年12月14日
『JIN-仁-』 第10話
ってことは…あの包帯男は誰なの~?
龍馬が消えて、仁が残るなんて。
でも包帯から覗くあの目は絶対に大沢さんでしょ。
刺客から仁を守る龍馬が叫んでた「先生。戻るぜよ!」を聞いて、
もしかしてこの”あん世界”って言うのは、幕末から見た未来で…
「先生。戻るぜよ。元居た世界に」とかさ、どやさ(^_^;)ヾ(゚∇゚*)オイオイ
龍馬は流されて川下で発見?とかさどやさ(笑)
ラスト前に来ても謎が解けないなんて…
面白すぎて困ったもんですよ~♪(*゚0゚)
〈あれが俺だったとしたら、俺は俺の手術をしたことになる。
そんなことが有り得るんだろうか〉
仁の頭痛は、胎児がうずくんですかねぇ。
運ばれて来た仁(身元不明男性)の頭から胎児形腫瘍を取り出したのは、
頭の中にまだ胎児形腫瘍を抱えてた仁ってことですもんね。
どうして包帯男の仁は、現代の自分を見て声をかけなかったのよ。
「非常階段には気をつけろ」って(笑)
あいつが俺で俺があいつで。チガウカ
包帯男が包茎男に見えてしまうのは私だけ?(ノ∇≦*)キャハハッ♪
あ~何もかもがややこしや~(笑)
長州藩士・久坂玄瑞(林泰文)も、尊皇攘夷派のリーダー的実在人物。
龍馬に刺客を送ったと言うエピはドラマオリジナルだそう。
妻は吉田松陰の妹なんですって~。
歴史に残る妹や姉の存在って多いですね。
1864年7月8日、新撰組が尊皇攘夷派を襲撃した池田屋事件。
久坂はその翌月、禁門の変で25歳で戦死してます。
1867年11月15日が龍馬暗殺事件ですから、龍馬も死ぬ訳には行かんぞな。
歴史は大きく変わり始めてますが。。。
「野風さんのお調べは、なさるのですか?」
「行かなければ未来は生まれなくなるかもしれません」
「生まれなくなるとは?」
「…つまり未来は、野風さんとその身請け先の方との間の子孫で、
野風さんが身請け先に行かなければ、
未来は生まれないってことなんじゃないかと」
〈予感がする。何もかもがもうすぐ…終わる〉
仁は野風の左乳房にしこりを感じたものの…
「先生、何かありんしたか」
「いえ」
どうしても野風を身請けさせねば…な思いの仁。
このことが大変なことになってしまうようですよ。。。
野風のお調べに何気に登場した藩医の三隅俊斉ですが、この医者が曲者。
野風の乳がんを見逃した仁に面目を潰されたことを恨み、
この先、仁暗殺計画や、和宮毒殺未遂、咲を殺害する寸前まで…とまぁ、
5人の医師を殺害、共犯の奥女中を自殺に追いやるなど、
トラブルメーカーなとんでもない医師だったのです。
〈野風さんの胸にはしこりがあった。でも、それは小さく、感触も定かではない〉
自分が嘘の診断結果をしたのではないと言い聞かせる仁でした。
写真の未来の姿が濃くなってることで確信し、
〈これでいいんだ。未来には生まれる権利があるんだから〉
野風のお調べに同席した咲は何かを感じ取っていました。
そんな仁の様子がおかしいことに気づかない咲ではありません。
それに比べ…咲がこんなにお慕い申し上げておるのに~全く鈍感な仁。
龍馬に女心を読む術を習うとえぇがじゃきぃ!
福田は仁友堂の仲間になったんですね~。
漢方医の福田に、乳房のしこりに効く薬はないかと尋ねる仁。
「どなたか乳に岩があるのですか?」
「いえ、後学のためにと思って」
「乳がんと言えば、華岡流でございましょうなぁ」
佐分利はその門弟だったようなんですが、
山田に「教えてさし上げてはどうだ」と言われると、
「その噂困るんですよね~」と根も葉もない噂だと意味深発言。
あんなに切りたがってた、いや「手術」に前向きだった佐分利がどうして?
華岡流。。。
華岡青洲は世界最古の麻酔手術(乳がん手術)をした人物で、
チョウセンアサガオやトリカブトの薬草に麻酔効果があることを発見。
動物実験を重ね、実母や妻の協力(実験台)によって、
全身麻酔薬「通仙散」を完成させます。(実母は死に、妻は失明)
青洲は生涯に1000人を超える門下生を育て、
優れた外科医を輩出したという凄い人物なんですよね。。。
「そんな顔するきぃ、咲殿も怒るがぜよ」
「え?」
「他のおなごのことば~っかり気を取られちょるきぃ、ヤキモチじゃ」
「ヤキモチって?何でですか?」
「え?まさか先生。気づいちょらんかったがかえ」
「え?」
「…あほ~が!好いちょるからじゃ!
…信じんがやったら、誰でも聞いてみたらえぇ」
本当、知らないのは仁本人だけじゃないんですか?┐(´-`)┌
〈振り返ってみれば、思い当たることは山のようにあり、
気づかなかったとは言え、自分はどれだけ咲さんに酷なことをして来たのかと〉
吉原に出向いた咲は、自分に縁談話があることを野風に告げ、尋ねます。
「あの、こういう気持ちと言うのは、思い切って嫁いでしまえば忘れられるもの
なのでしょうか。私はこのようなことは初めてなので、全く分からず」
「。。。あちきは咲様が大好きでありんすよ。諦められんした。
と申せば嘘になりんす。けんどもうあちきには身請けに行くより他、
道がないのでありんすよ。もとより、女郎が身請けを断ることは出来ぬしきたり。
けんど、大病などになれば話がご破算になることはありんすよ。
あちきはそれを狙っていたでありんすよ」
乳房のしこりを心配する咲に、
「先生が”ない”と言われるなら、ないのでありんす」
野風の気持ちを知って複雑な思いの咲。
野風を救いたい。。。
野風が咲の心を察し、大好きだと言った瞬間涙が出て来ちゃいましたよ。
この二人は本当にもう~(・・、)
咲が吉原から家に戻ると、「仁友堂」の看板が外され…
仁はペニシリン製造所に診療所を移すことで、咲との距離を置こうと考えました。
「あの先生、野風さんをもう一度、診てあげて下さい。
野風さんは、胸にしこりがあると仰っていました」
「野風さんにあったんですか?」
「やはり、お気づきだったのですね」
「しこりがすべて岩とは限りませんし、乳腺症の可能性もありますし…」
いつになく逃げ腰の仁に、
「今までは立ち向かってらしたではないですか!
先生は野風さんを見殺しにしようとしたんじゃないんですか?
未来さんのために。未来さんが大切なのは分かります。
でも野風さんは、先生の命を救ってくれた方じゃないんですか。…」
「鬼、ですよね。私は」
「…医術は、時として体ばかりでなく、心までも裸にしてしまいます。
咲はもう、むき出しの心を見てはおられませぬ」
縁談を受ける覚悟を決めた咲でした。。。
翌朝、仁を見送る橘家の栄、恭太郎、咲たち。
「先生と出会い、その医術を学べたことは、私の人生の宝でございます。
私にとって医術とは、生まれて初めて夢中になり、打ち込めたものでした。
…これからは、嫁ぎ先の夫や両親や、行く行くは子供に、
この知識を使えればと思っております」
「嫁ぎ先って?」
「縁談が来ておりまして。言おう言おうと思っていたのですが」
…
「大丈夫ですよ。私は、咲さんの顔を見ると、ホッとしてましたから。
きっとそういう家になるんじゃないでしょうか」
仁もこう言うしかないんでしょうけど…
咲は辛いですね~。初めての恋にして初めての失恋(・・、)
「咲さん。。。お幸せに」
「。。。はい」
涙を流し仁を見送った咲。
はるかちゃんの流す本物の涙に貰い泣き(・・、)
「お前が夢中になったのは、医術ではなく、南方先生だったのではないか?咲」
恭太郎もず~っと傍で見て来ましたからね~。
「先生には、居られるのでございます。その方のためになら、
鬼にもなろうと言う方が。…私の出る幕など、いつまで待ってもございませぬ」
仁を連れて、旅籠・川口屋で久坂と会う龍馬。。。
「相変わらず嫌味な奴じゃのぉ」
「早くペニシリンとやら見せよ」
熱き志士だった龍馬が今では、軍艦奉行並、勝麟太郎の走狗に成り下がって
しまった別人だと、龍馬を敵視する久坂でした。
「これがあれば、おまんの仲間もこじゃんと助かるのぉ」と得意気な龍馬。
仲間の梅毒患者に投与されたペニシリンの効果が表れたのを見た久坂は、
「いくらで買い取れるのじゃ」
「金やない。おまんらは、長州をまとめて、ゆくゆくは幕府相手に戦を起こそうと
してるがじゃろ。けんど、おまんらは必ず負ける!あほらしい。負ける戦らは、
はなからやめるがぜよ。そんな暇があったら、わしと一緒にこんペニシリンを
夷てき相手に売りつけ、金を巻き上げ、そん金で船を造り、世界に冠たる
海軍を作り、夷てきを打ちかますぜよ!わしは何も変わっちょらん」
〈俺は今、ものすごいシーンを見ているのではないだろうか〉
今ならまだ理解出来るかもしれませんけど、
「戦に負ける!」と断言されて、はいそうですねって訳には行きませんしね。
しかも変わり者の龍馬にそんなことを言われたら…(^▽^;)ヾ(゚∇゚*)オイオイ
もう斬ってやりたい気持ちが本当でしょう。
「考えてみよう」と冷静に返しただけで済んだ久坂、大人~。
川口屋事件にならずに済んで良かった(笑)
帰りの夜道。。。
歴史を変えてしまうことに罪深さと危険を感じた仁は、
ペニシリンから手を引かせて貰うと龍馬に話します。
「薬は命を救うもんじゃ。わしゃ薬を使うて前もって命を救うちょるだけじゃ。
それのどこがいかんがじゃぁ」
「戦で失われるべき命は、戦で失われるべきと言うか」
「ん?」
「…その人が、ある女の人と子供を作るとします。
つまりその女の人は、本来出会うはずだった男の人と出会わなくなり、
生まれるはずだった子供はうまれなくなるかもしれないんです」
「…そもそも、その生まれる子の父と母になるはずやったもんらは、
始めっから出会わんがやろう。父と母もおらん。生まれる子もおらん。
その子が生まれんことで、悲しむもんも困るもんも、誰っちゃおらんぜよ」
ごもっともで感心しちゃいましたわ。流石の龍馬です。
でもこれ、未来(みき)のことなので困るもんがおるんです。
そして龍馬も今までの仁の言動を振り返ってみます。
姉の乙女のことを知ってたり、歴史が変わるとか言ってみたり…
「先生、もしかして先生は、わしらの運命を知っちょるがかえ」 勘のイイ男。
「。。。龍馬さん!」
仁の叫び声で、背後から襲って来た刺客をそのまま振り向かず刀で一刺!
こんなカッコイイ龍馬初めて~。。。ドラマだからいいの(人´∀`)♡
竹薮から数人の刺客たちが出て来ると…
「先生、わしはあっちに行くきぃ、その間に逃げぇ。。。行くぜよーー!」
〈俺が、歴史の針を進めたツケ。そのツケが龍馬さんに回ったと言うことか〉
頭痛に襲われる仁。いよいよか。。。痛みを堪え必死に龍馬を助けようと、
龍馬が危機一髪の時、背後から石で一撃。
「何しちゅう先生!戻るぜよ!」
「死んではいけません。坂本龍馬はこんな所で」
「何を言うちょる。。。戻るぜよ、先生!戻るぜよ」
龍馬が斬られるのを庇うように覆いかぶさった仁。
二人は崖から転げ落ちると、川へドボン!
これで時空を越えるのかと思いきや…
龍馬だけ居ない?(*゚0゚)ナンデ
原作コミックは16巻でまだ継続中。
あの藩医・三隅俊斉が色々と引っ掻き回してるところらしいです。
でもまだ新選組との絡みもないですしね。
このまま現代へ戻ってしまうっていうのも…
ドラマオリジナルにしても、スッキリ見せて欲しいですわ。
続きは映画館で。。。なんて最悪ですからね~。
次回は最終回、85分SPって…
90分じゃないのは、今回5分押したから?これも小細工か?(笑)
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でも包帯から覗くあの目は絶対に大沢さんでしょ。
刺客から仁を守る龍馬が叫んでた「先生。戻るぜよ!」を聞いて、
もしかしてこの”あん世界”って言うのは、幕末から見た未来で…
「先生。戻るぜよ。元居た世界に」とかさ、どやさ(^_^;)ヾ(゚∇゚*)オイオイ
龍馬は流されて川下で発見?とかさどやさ(笑)
ラスト前に来ても謎が解けないなんて…
面白すぎて困ったもんですよ~♪(*゚0゚)
〈あれが俺だったとしたら、俺は俺の手術をしたことになる。
そんなことが有り得るんだろうか〉
仁の頭痛は、胎児がうずくんですかねぇ。
運ばれて来た仁(身元不明男性)の頭から胎児形腫瘍を取り出したのは、
頭の中にまだ胎児形腫瘍を抱えてた仁ってことですもんね。
どうして包帯男の仁は、現代の自分を見て声をかけなかったのよ。
「非常階段には気をつけろ」って(笑)
あいつが俺で俺があいつで。チガウカ
包帯男が包茎男に見えてしまうのは私だけ?(ノ∇≦*)キャハハッ♪
あ~何もかもがややこしや~(笑)
長州藩士・久坂玄瑞(林泰文)も、尊皇攘夷派のリーダー的実在人物。
龍馬に刺客を送ったと言うエピはドラマオリジナルだそう。
妻は吉田松陰の妹なんですって~。
歴史に残る妹や姉の存在って多いですね。
1864年7月8日、新撰組が尊皇攘夷派を襲撃した池田屋事件。
久坂はその翌月、禁門の変で25歳で戦死してます。
1867年11月15日が龍馬暗殺事件ですから、龍馬も死ぬ訳には行かんぞな。
歴史は大きく変わり始めてますが。。。
「野風さんのお調べは、なさるのですか?」
「行かなければ未来は生まれなくなるかもしれません」
「生まれなくなるとは?」
「…つまり未来は、野風さんとその身請け先の方との間の子孫で、
野風さんが身請け先に行かなければ、
未来は生まれないってことなんじゃないかと」
〈予感がする。何もかもがもうすぐ…終わる〉
仁は野風の左乳房にしこりを感じたものの…
「先生、何かありんしたか」
「いえ」
どうしても野風を身請けさせねば…な思いの仁。
このことが大変なことになってしまうようですよ。。。
野風のお調べに何気に登場した藩医の三隅俊斉ですが、この医者が曲者。
野風の乳がんを見逃した仁に面目を潰されたことを恨み、
この先、仁暗殺計画や、和宮毒殺未遂、咲を殺害する寸前まで…とまぁ、
5人の医師を殺害、共犯の奥女中を自殺に追いやるなど、
トラブルメーカーなとんでもない医師だったのです。
〈野風さんの胸にはしこりがあった。でも、それは小さく、感触も定かではない〉
自分が嘘の診断結果をしたのではないと言い聞かせる仁でした。
写真の未来の姿が濃くなってることで確信し、
〈これでいいんだ。未来には生まれる権利があるんだから〉
野風のお調べに同席した咲は何かを感じ取っていました。
そんな仁の様子がおかしいことに気づかない咲ではありません。
それに比べ…咲がこんなにお慕い申し上げておるのに~全く鈍感な仁。
龍馬に女心を読む術を習うとえぇがじゃきぃ!
福田は仁友堂の仲間になったんですね~。
漢方医の福田に、乳房のしこりに効く薬はないかと尋ねる仁。
「どなたか乳に岩があるのですか?」
「いえ、後学のためにと思って」
「乳がんと言えば、華岡流でございましょうなぁ」
佐分利はその門弟だったようなんですが、
山田に「教えてさし上げてはどうだ」と言われると、
「その噂困るんですよね~」と根も葉もない噂だと意味深発言。
あんなに切りたがってた、いや「手術」に前向きだった佐分利がどうして?
華岡流。。。
華岡青洲は世界最古の麻酔手術(乳がん手術)をした人物で、
チョウセンアサガオやトリカブトの薬草に麻酔効果があることを発見。
動物実験を重ね、実母や妻の協力(実験台)によって、
全身麻酔薬「通仙散」を完成させます。(実母は死に、妻は失明)
青洲は生涯に1000人を超える門下生を育て、
優れた外科医を輩出したという凄い人物なんですよね。。。
「そんな顔するきぃ、咲殿も怒るがぜよ」
「え?」
「他のおなごのことば~っかり気を取られちょるきぃ、ヤキモチじゃ」
「ヤキモチって?何でですか?」
「え?まさか先生。気づいちょらんかったがかえ」
「え?」
「…あほ~が!好いちょるからじゃ!
…信じんがやったら、誰でも聞いてみたらえぇ」
本当、知らないのは仁本人だけじゃないんですか?┐(´-`)┌
〈振り返ってみれば、思い当たることは山のようにあり、
気づかなかったとは言え、自分はどれだけ咲さんに酷なことをして来たのかと〉
吉原に出向いた咲は、自分に縁談話があることを野風に告げ、尋ねます。
「あの、こういう気持ちと言うのは、思い切って嫁いでしまえば忘れられるもの
なのでしょうか。私はこのようなことは初めてなので、全く分からず」
「。。。あちきは咲様が大好きでありんすよ。諦められんした。
と申せば嘘になりんす。けんどもうあちきには身請けに行くより他、
道がないのでありんすよ。もとより、女郎が身請けを断ることは出来ぬしきたり。
けんど、大病などになれば話がご破算になることはありんすよ。
あちきはそれを狙っていたでありんすよ」
乳房のしこりを心配する咲に、
「先生が”ない”と言われるなら、ないのでありんす」
野風の気持ちを知って複雑な思いの咲。
野風を救いたい。。。
野風が咲の心を察し、大好きだと言った瞬間涙が出て来ちゃいましたよ。
この二人は本当にもう~(・・、)
咲が吉原から家に戻ると、「仁友堂」の看板が外され…
仁はペニシリン製造所に診療所を移すことで、咲との距離を置こうと考えました。
「あの先生、野風さんをもう一度、診てあげて下さい。
野風さんは、胸にしこりがあると仰っていました」
「野風さんにあったんですか?」
「やはり、お気づきだったのですね」
「しこりがすべて岩とは限りませんし、乳腺症の可能性もありますし…」
いつになく逃げ腰の仁に、
「今までは立ち向かってらしたではないですか!
先生は野風さんを見殺しにしようとしたんじゃないんですか?
未来さんのために。未来さんが大切なのは分かります。
でも野風さんは、先生の命を救ってくれた方じゃないんですか。…」
「鬼、ですよね。私は」
「…医術は、時として体ばかりでなく、心までも裸にしてしまいます。
咲はもう、むき出しの心を見てはおられませぬ」
縁談を受ける覚悟を決めた咲でした。。。
翌朝、仁を見送る橘家の栄、恭太郎、咲たち。
「先生と出会い、その医術を学べたことは、私の人生の宝でございます。
私にとって医術とは、生まれて初めて夢中になり、打ち込めたものでした。
…これからは、嫁ぎ先の夫や両親や、行く行くは子供に、
この知識を使えればと思っております」
「嫁ぎ先って?」
「縁談が来ておりまして。言おう言おうと思っていたのですが」
…
「大丈夫ですよ。私は、咲さんの顔を見ると、ホッとしてましたから。
きっとそういう家になるんじゃないでしょうか」
仁もこう言うしかないんでしょうけど…
咲は辛いですね~。初めての恋にして初めての失恋(・・、)
「咲さん。。。お幸せに」
「。。。はい」
涙を流し仁を見送った咲。
はるかちゃんの流す本物の涙に貰い泣き(・・、)
「お前が夢中になったのは、医術ではなく、南方先生だったのではないか?咲」
恭太郎もず~っと傍で見て来ましたからね~。
「先生には、居られるのでございます。その方のためになら、
鬼にもなろうと言う方が。…私の出る幕など、いつまで待ってもございませぬ」
仁を連れて、旅籠・川口屋で久坂と会う龍馬。。。
「相変わらず嫌味な奴じゃのぉ」
「早くペニシリンとやら見せよ」
熱き志士だった龍馬が今では、軍艦奉行並、勝麟太郎の走狗に成り下がって
しまった別人だと、龍馬を敵視する久坂でした。
「これがあれば、おまんの仲間もこじゃんと助かるのぉ」と得意気な龍馬。
仲間の梅毒患者に投与されたペニシリンの効果が表れたのを見た久坂は、
「いくらで買い取れるのじゃ」
「金やない。おまんらは、長州をまとめて、ゆくゆくは幕府相手に戦を起こそうと
してるがじゃろ。けんど、おまんらは必ず負ける!あほらしい。負ける戦らは、
はなからやめるがぜよ。そんな暇があったら、わしと一緒にこんペニシリンを
夷てき相手に売りつけ、金を巻き上げ、そん金で船を造り、世界に冠たる
海軍を作り、夷てきを打ちかますぜよ!わしは何も変わっちょらん」
〈俺は今、ものすごいシーンを見ているのではないだろうか〉
今ならまだ理解出来るかもしれませんけど、
「戦に負ける!」と断言されて、はいそうですねって訳には行きませんしね。
しかも変わり者の龍馬にそんなことを言われたら…(^▽^;)ヾ(゚∇゚*)オイオイ
もう斬ってやりたい気持ちが本当でしょう。
「考えてみよう」と冷静に返しただけで済んだ久坂、大人~。
川口屋事件にならずに済んで良かった(笑)
帰りの夜道。。。
歴史を変えてしまうことに罪深さと危険を感じた仁は、
ペニシリンから手を引かせて貰うと龍馬に話します。
「薬は命を救うもんじゃ。わしゃ薬を使うて前もって命を救うちょるだけじゃ。
それのどこがいかんがじゃぁ」
「戦で失われるべき命は、戦で失われるべきと言うか」
「ん?」
「…その人が、ある女の人と子供を作るとします。
つまりその女の人は、本来出会うはずだった男の人と出会わなくなり、
生まれるはずだった子供はうまれなくなるかもしれないんです」
「…そもそも、その生まれる子の父と母になるはずやったもんらは、
始めっから出会わんがやろう。父と母もおらん。生まれる子もおらん。
その子が生まれんことで、悲しむもんも困るもんも、誰っちゃおらんぜよ」
ごもっともで感心しちゃいましたわ。流石の龍馬です。
でもこれ、未来(みき)のことなので困るもんがおるんです。
そして龍馬も今までの仁の言動を振り返ってみます。
姉の乙女のことを知ってたり、歴史が変わるとか言ってみたり…
「先生、もしかして先生は、わしらの運命を知っちょるがかえ」 勘のイイ男。
「。。。龍馬さん!」
仁の叫び声で、背後から襲って来た刺客をそのまま振り向かず刀で一刺!
こんなカッコイイ龍馬初めて~。。。ドラマだからいいの(人´∀`)♡
竹薮から数人の刺客たちが出て来ると…
「先生、わしはあっちに行くきぃ、その間に逃げぇ。。。行くぜよーー!」
〈俺が、歴史の針を進めたツケ。そのツケが龍馬さんに回ったと言うことか〉
頭痛に襲われる仁。いよいよか。。。痛みを堪え必死に龍馬を助けようと、
龍馬が危機一髪の時、背後から石で一撃。
「何しちゅう先生!戻るぜよ!」
「死んではいけません。坂本龍馬はこんな所で」
「何を言うちょる。。。戻るぜよ、先生!戻るぜよ」
龍馬が斬られるのを庇うように覆いかぶさった仁。
二人は崖から転げ落ちると、川へドボン!
これで時空を越えるのかと思いきや…
龍馬だけ居ない?(*゚0゚)ナンデ
原作コミックは16巻でまだ継続中。
あの藩医・三隅俊斉が色々と引っ掻き回してるところらしいです。
でもまだ新選組との絡みもないですしね。
このまま現代へ戻ってしまうっていうのも…
ドラマオリジナルにしても、スッキリ見せて欲しいですわ。
続きは映画館で。。。なんて最悪ですからね~。
次回は最終回、85分SPって…
90分じゃないのは、今回5分押したから?これも小細工か?(笑)
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2009年12月07日
『JIN-仁-』 第9話
「あの、め組の辰五郎?」
仁と同じく、『を組』だと知ってた私でもそう思っちゃいましたよ~。
辰五郎親分と言えば、暴れん坊将軍の北島三郎さんでしょ(笑)
新門辰五郎(中村敦夫)は元々下っ端火消しだったところ、
『を組』の頭に気に入られ、頭の娘と養子縁組したと言う逆玉&強運の持ち主。
一橋慶喜とも知り合い、その警護に就いたり、浅草一帯を取り締まる有力者に
なって行くと言う、これまた実在した人物なのも面白いですわぁ。
辰五郎の娘・芳が、後の将軍慶喜の妾(めかけ)になるって話は…
頑固親父も公認だったのか気になるところ。側室ならまだしも。
てっきり千吉と一緒にさせるもんだと…
あ!ってことは、死ぬはずの千吉が生き延びたことで未来が変わるとか?
〈極めて残酷な未来へと変わり始めた。。。〉
あの気になる写真は、未来(みき)が消え始めてたんですねー!
私は仁の方に変化が見られるのかと思ってたんですけど、
予想外の展開に先が全く読めず、ワクワクして嬉しかったですよ~。
もう野風と未来(みき)の繋がりは関係ないんだろうと想像してたので、
野風と仁がイイ感じになった時に、写真の未来(みき)が復活って何で?って。
野風が乳ガンの手術をすることは知ってたので、
もしや仁が助けることで未来(みき)に変化が?とも思ったんですけど、
元々本来の野風は死んでしまう訳で、それでも未来に未来(みき)は
存在したんですもんね。(あ~ややこしい)
あそこで仁が火事場に駆けつけなかったら、そのまま写真に変化が?
となるとやっぱり野風は未来(みき)にとって重要人物なんですかね。
野風は見請け話を受ける覚悟を決め、仁に思いを馳せるのでした。。。
咲はと言えば、仁のために即行動!すでに立派な片腕になってます。
山田たちと相談し、使い難いトラウベを改良し聴診器を作ったりしちゃいます。
酸素を送るためのアンビュバッグまで!
イノシシの膀胱は伸びがいいんでしょうか…
臭いより命が大事(笑)シュッシュッシュッって(ノ∇≦*)キャハハッ♪
それを火事の時に使えると、仁が咲と恭太郎に話してる所へ…
「そんなおもちゃで何ができるってんだよ」と声をかけて来たのが辰五郎。
降板した藤田まことさんを想像しながらも、中村敦夫さんの辰五郎もグーでした。
「てやんでぇー!ナメてんのかこのやろー!」と啖呵を切って来たのは…
『ROOKIES』で桧山を演じた川村陽介君!お髭がないと、こうも違う?
「江戸を火事から救って来たのは、火消しの度胸と心意気だ。
医者なんて奴らにはそんなもん、ねぇっつってんだよ」
「はやり病から江戸を救ったのは、医者の度胸と志だと思います」
江戸っ子辰五郎に挑発され?珍しく熱くなる仁、上手い事返しましたね~。
「火事があったら呼びに行く。いいな」
「お約束します」
勢いで約束しちゃいましたけど、これも運命なんですかねぇ。。。
ペニシリンを海外へ売ろうなんて、龍馬らしい考えでしたが、
歴史が変わってしまう心配をする仁。
でもそのことで龍馬は狙われることになりそうです。
野風からの手紙が届き、それを咲が仁に手渡します。
《内密で、ご相談に乗っていただきたいことがありんす…》
その様子を見た龍馬の方が、
「ほいたら行くぜよ。お~いら~ん」って、相変わらず早っ!(≧∇≦)ノ彡バンバン!
誰かが病気かもしれないので行った方が良いと、咲は仁の背中を押します。
「私の揚げ出し豆腐などいつでも食べられます」って、大人だわ~。
〈仮に野風さんが未来の先祖だとして、今、野風さんの身に起こっている
ことの成り行き次第で、未来が生まれなくなる。
そういうことなのではないだろうか。…
居るはずのない蝶の羽ばたきが、嵐になり始めているのかもしれない〉
「相談なんぞありんせん。…手前で手前を五十両で買ったのでありんす」
豪華な宴会の席を設けて待っていた野風。龍馬は邪魔だけど(笑)
〈一度だけでありんす。咲様、お許しを〉。。。
ところが、そんな野風の思いを受け止めることができない仁。
「心に決めたお方でも?そりゃぁどのようなお方でありんすか?」
「それは、ちょっと」
「少しだけ、お聞かせ下さいなんし。誰にも言いんせんゆえ」
「誤解を招きやすい人と言うか、慣れるまで距離感が掴み難い人と言うか、
頭が良くて負けず嫌いで…」
野風と未来が顔形だけでなく、心根まで似ていることに気づく仁。
「その方の名は何と?
今宵はあちきをそう呼んでおくんなんし。それなら、不実にはなりんせん」
そう言うと、仁の唇にそっと口づけをした野風。
未来(みき)との思い出が重なり、思わず野風を抱きしめた仁でしたが…
写真に写る未来(みき)が戻り始めているのに気づき驚いていると、
外では火事を知らせる半鐘の音が!
「野風さん、すいません。帰ります!」
律儀な男です。基本マジメ?
火事場の治療に行くと約束したことを話すと、
「詮無いことでありんすなぁ。それが南方先生でありんすから」と、
障子の戸を開け見送りました。そう、これが仁なんですよね~。
火事場では…
「おう!ヤブ医者、来たか」
「はい。あの、患者どこですか」
「千吉~!」
千吉(川村陽介)に案内された場所には大勢の怪我人が。
土蔵で治療を始めることにしたのですが、まず仁がしたことに驚きましたわ。
4色の布を持参してますよ。重症患者から順番を決めるトリアージ!
赤(緊急治療)→黄(状態安定)→緑(待機可能)→黒(すでに死亡)
これは『救命病棟24』でも、心を鬼にした救命医の進藤先生を思い出します。
現代でも患者から罵声を浴びせられるこの行為。
それでも「災害時の優先順位は絶対なんです!」と言い切る仁も流石!
当然、泣き止まない子供を先に診て欲しいと声が上がり、山田が耐えられず…
「この子は緑です。情に流されたらあきまへん!」と制止する佐分利もスゴイ!
そこへ現れたのは、医学館の漢方医・福田玄孝でした!
「これを飲めば大丈夫ゆえ、落ち着け。怪我で泣いておるのではない。
別に腹痛を起こしておるのじゃ」
佐藤二朗さんの登場に、何だかすごく安心して嬉しかったですよ~。
そして治療も落ち着いた所で、千吉が運ばれて来ました。
「気道熱傷だと思われます。アンビュバッグ」
そんな”おもちゃみたいなやつ”を使って千吉を治療するのを見て、
「そんなもんじゃどうにもならねぇって言っただろう」と辰五郎。
イノシシの膀胱、ダメじゃん!チガウカ
諦めて千吉を坊主の所へ運ぼうとする辰五郎たちに、
「患者に触るな!喉を切ります、咲さん、準備を」
「何だと!」
「…喉を切って管を通せば、息が出来るようになる」
「喉なんか切ったら、その場でお陀仏じゃねぇか」
「切らなければ死んでしまいます」
「話になんねぇよ。行くぜ!」
「やめろ!どうして助けられる命を助けようとしないんですか。…」
「火事場で死ぬのは火消しの本望だ。だがな、喉切られて死んだんじゃ
千吉は死んでも死に切れねぇ。それが火消しの心意気だ」
「…助けられる命を見過ごしては、私が死んでも死に切れません。
それが医者の心意気です!」
千吉を任せ、火事場へ戻る辰五郎たちでした。。。
治療が終わり、仁達が外へ出ると…「建物が、ない」
治療所を残して周囲は焼け野原。そこに立つ英雄たちの姿にジーン。
治療所まで火事が迫って来ても千吉の命を救った仁と、
火事から治療所を守った辰五郎に拍手です!!
みんなの心意気に痺れますわぁ(・・、)
「火は消したぜ。そっちはどうだぃ」
「助けられました」
「逃げ出さなかったんだってな。医者の心意気ってのは、てぇしたもんだ…」
「…信じることにしたんです。江戸の火消しの心意気を。
だから出来たんです。ありがとうございました。辰五郎親分」
「べらんめぇ、こんの野郎。ハハハハハ」
ふたりの心意気と笑顔が良かった~(・・、)
「あちきは、身請けされんす」
仁との絆を作れば心置きなく行けると思ったと、龍馬に話す野風に、
「泣きたい時には泣けばえぇがじゃ!」
「遊女の涙は、嘘の花。色恋に誠の涙など流しては、花魁の名がすたりんす」
野風をギュッと抱きしめる龍馬。
「こうすれば、顔は見えん」
「。。。雪になりとうありんす。雪になれば、いつ何どきでも、
先生の肩に落ちて行けるでありんしょう」(/_;)
涙でそう語る野風に、龍馬の目にも光るものが…
野風の切ない思いと、龍馬の優しさに泣けて来ましたわ。
昔惚れてた女が逃げ遅れて死んだと、仁に話す辰五郎。
「顔も知らねぇ奴を山ほど救っても、俺は惚れた女を殺しちまったんだ。
俺は、死ぬまで火消しを続けなきゃならねぇんだよ」
それを聞いた仁も同じ思いでしょうね。。。
咲は仁に、縁談話を報告するつもりだったのか、相談するつもりだったのか。。。
咲が仁を思う姿が健気で可愛くて♪
女の私が見ても、おでこの生え際がそそるんですけど…変ですか?σ(^_^;
するとその時、仁をあの頭痛が襲います!
〈忘れていた痛みは、埋もれていた記憶を掘り起こす。
《戻るぜよ、あん世界へ》 そうか。あれは…〉
俺だったんだ。。。って気づいたとか?
いよいよラスト前!益々盛り上がりますね~o(^-^)oワクワク
早くスッキリしたいでありんすよ~。
いつもありがとうございます。
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仁と同じく、『を組』だと知ってた私でもそう思っちゃいましたよ~。
辰五郎親分と言えば、暴れん坊将軍の北島三郎さんでしょ(笑)
新門辰五郎(中村敦夫)は元々下っ端火消しだったところ、
『を組』の頭に気に入られ、頭の娘と養子縁組したと言う逆玉&強運の持ち主。
一橋慶喜とも知り合い、その警護に就いたり、浅草一帯を取り締まる有力者に
なって行くと言う、これまた実在した人物なのも面白いですわぁ。
辰五郎の娘・芳が、後の将軍慶喜の妾(めかけ)になるって話は…
頑固親父も公認だったのか気になるところ。側室ならまだしも。
てっきり千吉と一緒にさせるもんだと…
あ!ってことは、死ぬはずの千吉が生き延びたことで未来が変わるとか?
〈極めて残酷な未来へと変わり始めた。。。〉
あの気になる写真は、未来(みき)が消え始めてたんですねー!
私は仁の方に変化が見られるのかと思ってたんですけど、
予想外の展開に先が全く読めず、ワクワクして嬉しかったですよ~。
もう野風と未来(みき)の繋がりは関係ないんだろうと想像してたので、
野風と仁がイイ感じになった時に、写真の未来(みき)が復活って何で?って。
野風が乳ガンの手術をすることは知ってたので、
もしや仁が助けることで未来(みき)に変化が?とも思ったんですけど、
元々本来の野風は死んでしまう訳で、それでも未来に未来(みき)は
存在したんですもんね。(あ~ややこしい)
あそこで仁が火事場に駆けつけなかったら、そのまま写真に変化が?
となるとやっぱり野風は未来(みき)にとって重要人物なんですかね。
野風は見請け話を受ける覚悟を決め、仁に思いを馳せるのでした。。。
咲はと言えば、仁のために即行動!すでに立派な片腕になってます。
山田たちと相談し、使い難いトラウベを改良し聴診器を作ったりしちゃいます。
酸素を送るためのアンビュバッグまで!
イノシシの膀胱は伸びがいいんでしょうか…
臭いより命が大事(笑)シュッシュッシュッって(ノ∇≦*)キャハハッ♪
それを火事の時に使えると、仁が咲と恭太郎に話してる所へ…
「そんなおもちゃで何ができるってんだよ」と声をかけて来たのが辰五郎。
降板した藤田まことさんを想像しながらも、中村敦夫さんの辰五郎もグーでした。
「てやんでぇー!ナメてんのかこのやろー!」と啖呵を切って来たのは…
『ROOKIES』で桧山を演じた川村陽介君!お髭がないと、こうも違う?
「江戸を火事から救って来たのは、火消しの度胸と心意気だ。
医者なんて奴らにはそんなもん、ねぇっつってんだよ」
「はやり病から江戸を救ったのは、医者の度胸と志だと思います」
江戸っ子辰五郎に挑発され?珍しく熱くなる仁、上手い事返しましたね~。
「火事があったら呼びに行く。いいな」
「お約束します」
勢いで約束しちゃいましたけど、これも運命なんですかねぇ。。。
ペニシリンを海外へ売ろうなんて、龍馬らしい考えでしたが、
歴史が変わってしまう心配をする仁。
でもそのことで龍馬は狙われることになりそうです。
野風からの手紙が届き、それを咲が仁に手渡します。
《内密で、ご相談に乗っていただきたいことがありんす…》
その様子を見た龍馬の方が、
「ほいたら行くぜよ。お~いら~ん」って、相変わらず早っ!(≧∇≦)ノ彡バンバン!
誰かが病気かもしれないので行った方が良いと、咲は仁の背中を押します。
「私の揚げ出し豆腐などいつでも食べられます」って、大人だわ~。
〈仮に野風さんが未来の先祖だとして、今、野風さんの身に起こっている
ことの成り行き次第で、未来が生まれなくなる。
そういうことなのではないだろうか。…
居るはずのない蝶の羽ばたきが、嵐になり始めているのかもしれない〉
「相談なんぞありんせん。…手前で手前を五十両で買ったのでありんす」
豪華な宴会の席を設けて待っていた野風。龍馬は邪魔だけど(笑)
〈一度だけでありんす。咲様、お許しを〉。。。
ところが、そんな野風の思いを受け止めることができない仁。
「心に決めたお方でも?そりゃぁどのようなお方でありんすか?」
「それは、ちょっと」
「少しだけ、お聞かせ下さいなんし。誰にも言いんせんゆえ」
「誤解を招きやすい人と言うか、慣れるまで距離感が掴み難い人と言うか、
頭が良くて負けず嫌いで…」
野風と未来が顔形だけでなく、心根まで似ていることに気づく仁。
「その方の名は何と?
今宵はあちきをそう呼んでおくんなんし。それなら、不実にはなりんせん」
そう言うと、仁の唇にそっと口づけをした野風。
未来(みき)との思い出が重なり、思わず野風を抱きしめた仁でしたが…
写真に写る未来(みき)が戻り始めているのに気づき驚いていると、
外では火事を知らせる半鐘の音が!
「野風さん、すいません。帰ります!」
律儀な男です。基本マジメ?
火事場の治療に行くと約束したことを話すと、
「詮無いことでありんすなぁ。それが南方先生でありんすから」と、
障子の戸を開け見送りました。そう、これが仁なんですよね~。
火事場では…
「おう!ヤブ医者、来たか」
「はい。あの、患者どこですか」
「千吉~!」
千吉(川村陽介)に案内された場所には大勢の怪我人が。
土蔵で治療を始めることにしたのですが、まず仁がしたことに驚きましたわ。
4色の布を持参してますよ。重症患者から順番を決めるトリアージ!
赤(緊急治療)→黄(状態安定)→緑(待機可能)→黒(すでに死亡)
これは『救命病棟24』でも、心を鬼にした救命医の進藤先生を思い出します。
現代でも患者から罵声を浴びせられるこの行為。
それでも「災害時の優先順位は絶対なんです!」と言い切る仁も流石!
当然、泣き止まない子供を先に診て欲しいと声が上がり、山田が耐えられず…
「この子は緑です。情に流されたらあきまへん!」と制止する佐分利もスゴイ!
そこへ現れたのは、医学館の漢方医・福田玄孝でした!
「これを飲めば大丈夫ゆえ、落ち着け。怪我で泣いておるのではない。
別に腹痛を起こしておるのじゃ」
佐藤二朗さんの登場に、何だかすごく安心して嬉しかったですよ~。
そして治療も落ち着いた所で、千吉が運ばれて来ました。
「気道熱傷だと思われます。アンビュバッグ」
そんな”おもちゃみたいなやつ”を使って千吉を治療するのを見て、
「そんなもんじゃどうにもならねぇって言っただろう」と辰五郎。
イノシシの膀胱、ダメじゃん!チガウカ
諦めて千吉を坊主の所へ運ぼうとする辰五郎たちに、
「患者に触るな!喉を切ります、咲さん、準備を」
「何だと!」
「…喉を切って管を通せば、息が出来るようになる」
「喉なんか切ったら、その場でお陀仏じゃねぇか」
「切らなければ死んでしまいます」
「話になんねぇよ。行くぜ!」
「やめろ!どうして助けられる命を助けようとしないんですか。…」
「火事場で死ぬのは火消しの本望だ。だがな、喉切られて死んだんじゃ
千吉は死んでも死に切れねぇ。それが火消しの心意気だ」
「…助けられる命を見過ごしては、私が死んでも死に切れません。
それが医者の心意気です!」
千吉を任せ、火事場へ戻る辰五郎たちでした。。。
治療が終わり、仁達が外へ出ると…「建物が、ない」
治療所を残して周囲は焼け野原。そこに立つ英雄たちの姿にジーン。
治療所まで火事が迫って来ても千吉の命を救った仁と、
火事から治療所を守った辰五郎に拍手です!!
みんなの心意気に痺れますわぁ(・・、)
「火は消したぜ。そっちはどうだぃ」
「助けられました」
「逃げ出さなかったんだってな。医者の心意気ってのは、てぇしたもんだ…」
「…信じることにしたんです。江戸の火消しの心意気を。
だから出来たんです。ありがとうございました。辰五郎親分」
「べらんめぇ、こんの野郎。ハハハハハ」
ふたりの心意気と笑顔が良かった~(・・、)
「あちきは、身請けされんす」
仁との絆を作れば心置きなく行けると思ったと、龍馬に話す野風に、
「泣きたい時には泣けばえぇがじゃ!」
「遊女の涙は、嘘の花。色恋に誠の涙など流しては、花魁の名がすたりんす」
野風をギュッと抱きしめる龍馬。
「こうすれば、顔は見えん」
「。。。雪になりとうありんす。雪になれば、いつ何どきでも、
先生の肩に落ちて行けるでありんしょう」(/_;)
涙でそう語る野風に、龍馬の目にも光るものが…
野風の切ない思いと、龍馬の優しさに泣けて来ましたわ。
昔惚れてた女が逃げ遅れて死んだと、仁に話す辰五郎。
「顔も知らねぇ奴を山ほど救っても、俺は惚れた女を殺しちまったんだ。
俺は、死ぬまで火消しを続けなきゃならねぇんだよ」
それを聞いた仁も同じ思いでしょうね。。。
咲は仁に、縁談話を報告するつもりだったのか、相談するつもりだったのか。。。
咲が仁を思う姿が健気で可愛くて♪
女の私が見ても、おでこの生え際がそそるんですけど…変ですか?σ(^_^;
するとその時、仁をあの頭痛が襲います!
〈忘れていた痛みは、埋もれていた記憶を掘り起こす。
《戻るぜよ、あん世界へ》 そうか。あれは…〉
俺だったんだ。。。って気づいたとか?
いよいよラスト前!益々盛り上がりますね~o(^-^)oワクワク
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2009年11月30日
『JIN-仁-』 第8話
思い詰めた恭太郎がどうなることかと心配してましたが、
結局は「嫌いだった」と言った龍馬に助けられる形なりました。
龍馬が居たからこそ。。。これが恭太郎を大きく成長させたようでした。
今回は龍馬のいいとこ取りじゃありませんか~(人´∀`)♡
野風からお金を受け取ろうとするシーンには笑った~!内野さん上手すぎ(笑)
中条の医師にお金を借りる機転や、何やかんやと知恵が働く龍馬に、
証文をちゃんと確認しなかったことを責める気なんて全く起きませんもん。
仁を救いたい、国の宝を守りたいって気持ちを、
みんながそれぞれの”器”で魅せてくれました。
登場人物全ての人たちの、役割や度量や心意気のようなものを
見せて貰えることが、このドラマの一番の魅力だと、つくづく感じましたわぁ。
またそのキャラがピタッとハマッてるのが心地良いですよね~。
人間には、それぞれが持った器がありますが、
その器の大きさを知ると言うことが大事なんですね。でもそれが難しい。
器の価値は、小さい大きいじゃないんですよね。
それを気づかせてくれるのも、認めてくれるのも、
周囲の人間なのかもしれないと思わせてくれました。
そうそう、玉屋の主人に頼む前に、鈴屋の彦三郎はどうしたんでしょうね。
命の恩人のため、400両ぐらいどうってことなかったでしょうに。。。
ってそう簡単にお金を借りられたらドラマになりません^^
文久3年(1863)8月。
ペニシリンを、より強いものにする実験を始めた仁。
和紙を使っての精製なんて凄いですね~。
酸が二割、アルカリが八割の水を、毛細管現象で下から上へと昇らせ、
その途中で不純物質を分解させる…
こんなことを、過去の経験(情報)を頼りに出来てしまう仁に驚くばかり。
現役の研究者だったならまだしも、ずっと脳外科医だった訳ですよね。
それ以前に優秀な人物だったんだなぁって思わせますね。
現役を長くやりすぎると、初心で勉強してた頃のことなんて忘れちゃうもんです。
筆記試験が終わればサラッと忘れちゃう…そんな私です。テヘ
パーマ液のチオグリコール酸は聞き慣れてても、どうやって作るんですかね。
カラー剤を考え出した人も凄いですよね。白髪を黒髪にしたら…
そんな発想は今では当たり前かもしれませんけど。
お洒落に気遣う人たちがどれだけ助かってますか。10歳は若く見える(笑)
私が小さい頃、祖母が薬剤(粉)を、歯ブラシにつけて
髪を染めてたのを不思議に見入ってたことを憶えてます。
それがもう真っ黒で。黒けりゃいいみたいな。
パーマも強くかかってりゃいいみたいな。かけなきゃいけないみたいな(笑)
美容業界の発展も目覚しいものを感じますわぁ。。。
余談が長くなりました。ペコリ
そして効力は今までの30倍と言う新しいペニシリンを作ることに成功。
濱口にその製造過程を説明し、これからの援助をお願いする仁でしたが…
「始めるためには400両ほどかかるみたいなんです」
「…私がペニシリンへの援助を決めたのは、緒方先生が援助に差し上げるに
たる器のお方であったからです。考えぬ訳ではありませんが、
それにはまずあなた様の器がどれほどのものであるか見せていただきたい」
え~、今更ですかぁ?付き合いはまだ浅いかもしれませんけど、
そこまで洪庵贔屓で、しかも医療や人助けに力を貸して来た濱口が、
「器の大きさ」を突いて来るとは意外でしたわ。
儲からない話でもありますまいに(`ー´) クククッ
実は楽しんでたりして?(笑)
まぁ仁だけではなく、恭太郎の器を確かめるための流れでもありますからね。
「器がございませぬー!父上の形見の備前の茶碗が見当たらぬのです!」
慌てる栄に、恭太郎が、
「私が売りました。…人助けです。目の悪い者に眼鏡を与えました」
備前の器はいくらで売れたんでしょうね(^_^;)キニナル
海軍塾を作るため、5千両を借りて来たと話す龍馬の横で、
自分にはペニシリンを作るための金策が出来ないと嘆く仁。
すると勝は言います。
「先生は金策なんか出来なくていいんだよ。
人にはそれぞれ天分ってのがあんだからよ」
龍馬に、自慢の舌でチョロチョロっと助けてやれと声をかける勝でした。
濱口に認めて貰うために自分で何とかすると言う仁に、
「ほいたら行くぜよ」。。。って吉原か(笑)
「器とは闇に火を灯す力のことかもしれませぬな」
恭太郎の言葉に、自分にはそんな器があるのかと考える仁でしたが、
後々そのことに気づく仁も流石ですわ。
「久しぶりやのぉ、花魁♪」
「南方先生、実は急ぎ診ていただきたい病人が」
龍馬は全く眼中になくスルーし、仁に駆け寄る野風(≧∇≦)ノ彡バンバン!
でも刺客を見つけ睨む龍馬の表情には痺れますよ~♪
いつもとは別人な男前を垣間見れる瞬間にゾクゾクします。
初音が身ごもり、堕胎専門医の中条流に頼んだものの、
それが原因で敗血症になり死に至るかもしれない状態。
初音の相手は…
当代一の人気女形・三代目澤村田之助(吉沢悠)。。。かもしれない。
ペニシリンを使うと言う仁の言葉に、即走り出す龍馬。
苦渋の顔の恭太郎。辛いところです。
そんな恭太郎を見て気にかかる仁。野風も気づきます。
「何か変だよなぁ、恭太郎さん」
「お相手は初音でありんしたか」
「お相手って?」。。。
枕元の眼鏡を見て仁は察しました。
ペニシリン投与に効果が出ず、新しいペニシリンを作るのには400両かかる。。。
「田之助に掛け合ってみるのはどうでしょう」と恭太郎。
「そりゃえぃ!こうなったのも田之助のせいかもしれんがじゃきのぅ」
賛同した龍馬が仁を引っ張って行きます。いつでも即行動の龍馬。
この澤村田之助と言う人物も実在するんですよね。
この先も仁と親しくなるらしいんですが、上等な白粉(=鉛含有量が高い)で、
鉛中毒になるようです。それが原因で、仁の執刀で足を切断することに…
実在の田之助は文久2年に、舞台での宙吊りで落下し、
脱疽(壊死)が悪化し、4年後に足を切断しています。
何とその執刀医が、ヘボン式ローマ字の創始者である、
ジェームス・カーティス・ヘボン氏なんですよ。(宣教師でもある医師)
こういう歴史の登場人物の繋がりが面白いんですよね~。
でも原作では、ヘボンよりも先に仁が手術しちゃってますが(笑)
「お願いします。四百両、貸して下さい!」と、田之助に頭を下げて頼む仁。
新しい薬には「妙薬・田之助」と名付けると言う龍馬(笑)
「薬は田之助、助かる田之助。ほいたら田之助の名は益々挙がるがじゃき。
どうぜよ?悪い話ではないろう」
回転の速さも天分か(≧∇≦)ノ彡バンバン!
しかし、容姿にも芸にも自信のある田之助には通用しません。
「悪いけどね、この小判はこの田之助の汗さ。血さ、肉さ。
一両たりともやるこは出来やしないさ」
血や肉だと言う小判を足で踏みつけるのはどうかと思いましたけど。
それも江戸っ子の粋な姿なんでしょうか。
「何が血だ。肉じゃ。所詮己を体よく見世物にしただけのあぶく銭ではないか!」
「お侍さん、初音を買っただろう」
その言葉にキレた恭太郎は刀を取りますが、龍馬に抑えられながらも…
「初音はうわ言でお主の名を呼んでおる。…本気で慕っておるのじゃ!」
と訴えますが、そんなことで心が動く田之助ではなく、
田之助自身も子供の頃から身を売って、芸を磨いて来たと話します。
女郎と同じようなことをしながら…
これはそういうお金。
「どうしても初音を助けたいなら、てめぇがまず身を切るのが筋だろうさ。
旗本株でも売って出直してきやがれ!」
旗本株を売ってしまうと、ただの町民になってしまうんですかねぇ。
売るって、どこで買ってくれるんですか?
しかし器を売るような簡単なことじゃないので、恭太郎は絶句します。。。
「先生これを。50両と少しばかりありんす」
吉原の女郎として他人事ではないと、野風は自分のお金を差し出します。
頷きながらそれを手にしたのは龍馬。すると、
「お気持ちだけ受け取っておきます」と仁。
「え?」龍馬の顔~(≧∇≦)ノ彡 野風の血と肉なんですから~。
野風の身の上のために使うべきだと話す仁に、
「あーーー、もうちゃっちゃっちゃっちゃっ!
よし、先生はもうペニシリンを作り始めるがじゃ。金はわしが何とかする」
「これは私の問題です」
「頭を冷やせ先生!こうしとるうちに初音が死んでしもうては元も子もないわぃ。
胸くそ悪い田之助の鼻もあかせん。そうなってしもうては、
橘の顔も潰れたままぜよ」
その言葉に、驚いた顔で龍馬を見つめる恭太郎でした。
しかし本当に龍馬の言う通りですよね。
一刻を争う問題に、「私の問題」って考えてる時間はありません。
これがそれぞれの器、考え方なんですかね~。
龍馬の言葉にハッと気づかされた仁は「行って来ます!」と走り出しました。
ボーッと見つめる恭太郎に、
「早よぉ行け!おまんの仕事は、先生の護衛じゃろうが!」
「はい!」
金策を考えながら歩く龍馬に。。。刺客の影。「わしかぁ。今度は」
後々の嫌な予感がしますけど、まだ暗殺された年号までには4年ありますしね。
京都へは行かせないようにするとかじゃダメですかね。
でもあのグルグル包帯男の姿に、仁が身代わりになりそうな感じですし。
それでも喜市の母親のように、死ぬ運命は変えられないんでしょうか。
それともやっぱり時代は進んでるんでしょうかねぇ。。。
『子流し 中条流 日本橋葦屋町』の貼り紙を見た龍馬が、
「中条は貯め込んでるかもしれんのぉ」と、堕胎専門医から連想するとこも流石!
ペニシリン製造所(ヤマサ)では、職人たちが給金を貰えないことに抗議し始め…
そこへ現れた救世主の龍馬!
「先生!」と、肩の千両箱をザックザックと揺らす龍馬。
中条流の医者から、400両を7年の無利息返済で借りたと。
「勝手に薬を質に入れた形になってしもうたけんど、
七年間で四百両やったら、わしが何とかするがじゃき」
もう何て頼りになる男なんでしょう。その後は自分が何とかするなんて。しかも…
「ありがたく使わせてもらいます」と両手を出した仁の手には渡さず、
その場にばら撒くと、職人たちに現金を見せ付けます。
「金は支払う。こっちから順に並びぃ!」
コロリの時の穴掘りを思い出します。人を使う上手さ。
「凄い人ですね。坂本龍馬と言う人は。器が違う」
恭太郎の言葉に、仁も同じく感動。
出来上がったペニシリンを持って、
急いで初音の所へ向かう仁を見た濱口の笑顔が良かったです。。。
初音の意識が戻りましたが、恭太郎は会わずに去ります。
初音は、うわ言で田之助の名を呼んでいたことを知ると、
恭太郎に申し訳なく思い、自分は人でなしだと涙を流します。すると、
「己の気持ちに嘘はつけませぬ。詮無いものかと存じますよ」
そう慰める咲の器も、どんだけ~(・・、)
あれから7日後。。。初音の所に居る仁と竜馬の前に現れた中条の医師。
「あれから今日でちょうど7日。お約束のものを受け取りに参った」
「約束のもの?」
龍馬が署名した証文を見せると、そこには7日後の返済と記載され…
「謀ったがかー!この強欲じじい!」(≧∇≦)ノ彡ウケル!
「欲に目がくらんで、よくよく確かめなかったのはそちらの落ち度。
さぁ、四百両か、新薬か、どちらかお渡し願えますか」
誰、この悪役な医師は。得体の知れない配役が見事じゃないですか。
子流し専門のくせにまともな仕事も出来ず、この悪態。
悪役専門の役者さんだったら即読めちゃいましたけどね。
石丸謙二郎さんも怪しいっちゃぁ怪しい役者さんですけど(^_^;)
まだ7日には時間が残ってると言う龍馬の機転でその場はしのぎますが…
田之助の所へ向かったのは恭太郎でした。
「田之助、頼みがある!…あの薬は皆の血と肉で出来ておる!…
頼む、四百両貸してくれ!私がお主に身を売る!」
一瞬どんな関係になるのかと考えすぎちゃいましたよ(笑)ヾ(゚∇゚*)オイ
「じゃぁ一つ、見世物でもしてもらおうか」
身を売るってそういうこと。。。
夕刻、7日目の期限が迫ります。
「考え直せぇ~。頼む~」
「さっきからそればかりですな」
そればっか…龍馬の迫真の粘りを想像するだけで笑える(≧∇≦)ノ彡バンバン!
「玉屋のおやじ様!わたくしが、ここでご奉公しますので、
四百両お貸し願えませぬか?少々とうが立っておりますが、
旗本の娘と言うもの珍しさがございましょうし」
覚悟した咲のセリフも凄いですね~。
また、お嬢様育ちのウブさを売り物にするところなんて(^_^;)
とうが立ってるって、咲の年齢っていくつなんですかね。(原作では16歳)
そんなこと言ったら野風も…とうが立ってるようでそうでない?(笑)
そこへ現れたのは、千両箱を担いだ田之助。
「先生。あの薬はあんたらの血肉を刻んだ命だって話じゃねぇか。
そうとなりゃ話は別だ。この田之助、命には命で応えるさ」
小判をばら撒き「おとといきやがれ!」よっ!江戸っ子~(^^)//゛゛゛パチパチ
「先生。あの金は返さなくていいからな。貸すなんてせこいマネ嫌ぇなんだよ」
「ありがとうございます」
「けんど、どういてこんこと知ったがじゃ?」
「私に身売りをした男がいたのさ」
恭太郎は大勢の人たちの前で土下座して頼んだんですね。。。
「田之助殿、金を貸して下さい!お頼み申す。
田之助殿、金を貸して下さい!お頼み申す。…お頼み申す…」
時代も時代ですからね。そう簡単に出来ることではありません。
身分、プライドも恥も捨て、頭を下げる恭太郎(・・、)
恭太郎の勇気ある行動に礼を言う仁でした。
「それしか、出来なかっただけでございます。
ぼんくらの旗本には、それぐらいしかできな」
「おまんの、どこがぼんくらじゃ!
えぇかぃ。おまんはペニシリンを守ったがじゃ。
こん薬を守るちゅうことは、吉原の女郎たちを守ったちゅうことじゃ。
こん国の医術を守ったがじゃ。おまんは、こん国を守ったようなもんじゃ。
おまんは、どだいすごいことをやったがぜよ~」
すると恭太郎は龍馬に言います。
「私は、あなたが嫌いでした」
「嫌い?」
「勝先生は、私には護衛を、あなたには海軍を作る手伝いをさせる。
どちらも大切な役目だとは分かってはいても、
世を動かすような仕事をしているあなたを妬まずにはいられなかった。
けれど、こうして傍に居ると、器の違いが嫌というほど分かる。…」
「何でそんなこと言うんですか。
恭太郎さんほどの護衛はどこにも居ないのに。
恭太郎さん、初めて会った時、私を守って斬られてくれたじゃないですか。
身元も知れない私を、居候さしてくれて。
今日はもう私の全てを身を切って守ってくれたじゃないですか。
恭太郎さんが居なければ、私はここでで生きて行く事は出来ませんでしたよ。
恭太郎さんが居なければ、私はここで薬を作ることは出来ませんでしたよ。
だから、恭太郎さんは私にとって最高の護衛なんです!」
仁の言葉や、みんなの優しさと恭太郎の男泣きに貰い泣き(/_;)
恭太郎が素直な気持ちをぶつけたことが良かったですね。
田之助に頭を下げたことで、心に溜めずに済んだのかもしれません。
器とはどういうものなのか、自分の器がどれだけのものなのかを知る事ができ、
これからはもっと頼りになる男になることでしょう。。。恭太郎。
〈ようやく分かった気がした。
江戸の夜道は暗くて、助け合わねばとても歩いてはいけない。
誰もが誰かを支え、誰かに支えられながら生きている。…〉
そうなんですね。昔は近所で助け合い…
って生活はそういうことだったのかもしれません。
便利な世の中になるほど希薄な人間関係になってしまう感じがしますもん。
パソコンやケイタイがあれば何でも出来てしまうほど便利。
顔を合わせて話さなくてもいいことが、果たして便利なのか…
不便だった時代には、温かさを感じてた気がします。
当時はそれを不便だとも感じてなかったんですけどね。
ストーブの火の温かさもしっかり憶えてますよ。夜の暗さも怖かった。
娘達に話しても実感ないでしょうね。便利が当たり前な今じゃ(^_^;)
自分の器が小さいことを承知の上で頭を下げる仁。。。
「濱口様。だからこそ、私をご援助願えませんでしょうか。小っぽけな私が
受けた恩を返すには、医術より他はありません。お願いします!」
「正直で、己を大きく見せることはしない。けれど、自分のなすべきことに
対しては、あらん限りの努力をする。あなたの器はきっとそう大きくはない。
しかし、とても美しいんでしょうなぁ。それが故に周りの人間は、
助けたい、守りたいと思う。それが南方仁という器なのでしょう」
「はい!」
濱口の言葉は、まるっきり洪庵を思い出させるじゃないですか。
やっぱり確認したかったんですかね。見届けたい気持ちがあったのかも。。。
龍馬が刺客に狙われてることを知った仁。
〈嫌な予感がした。俺が医学の時計の針を進めることで、
維新への歴史も早く進むことはないのだろうか。
龍馬暗殺の瞬間は、俺が知るよりもっと早くに…〉
「龍馬さん。気をつけて下さい。ホントに」
「おっ、前とはあべこべじゃ。アッハハ」
「笑い事じゃないんです」
「けんど、先生が居るがじゃろ。わしゃ斬られても、助かるがじゃろ。
南方仁が居れば、坂本龍馬は死なん!そうじゃろ」
「助けますよ。俺が、この手で」
写真に写る二人は…何?どうなっちゃったのーー!
極めて残酷な未来へと変わり始めたって?
ぅわ~めちゃ気になりますわぁ。
あの包帯グルグル男も、やっぱり仁だと確信しましたけど、
そこへ行くまでの成り行きをどう見せてくれるのか楽しみでもあり、怖いっ!
龍馬の暗殺は早まるんでしょうかねぇ(*゚0゚)イヤー!
東海地区では『のだめカンタービレ』の再放送が始まったようで…
真澄ちゃんが恭太郎と結びつかなくて困る(笑)
ちなみに映画版は12月19日公開です♪
いつもありがとうございます。
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結局は「嫌いだった」と言った龍馬に助けられる形なりました。
龍馬が居たからこそ。。。これが恭太郎を大きく成長させたようでした。
今回は龍馬のいいとこ取りじゃありませんか~(人´∀`)♡
野風からお金を受け取ろうとするシーンには笑った~!内野さん上手すぎ(笑)
中条の医師にお金を借りる機転や、何やかんやと知恵が働く龍馬に、
証文をちゃんと確認しなかったことを責める気なんて全く起きませんもん。
仁を救いたい、国の宝を守りたいって気持ちを、
みんながそれぞれの”器”で魅せてくれました。
登場人物全ての人たちの、役割や度量や心意気のようなものを
見せて貰えることが、このドラマの一番の魅力だと、つくづく感じましたわぁ。
またそのキャラがピタッとハマッてるのが心地良いですよね~。
人間には、それぞれが持った器がありますが、
その器の大きさを知ると言うことが大事なんですね。でもそれが難しい。
器の価値は、小さい大きいじゃないんですよね。
それを気づかせてくれるのも、認めてくれるのも、
周囲の人間なのかもしれないと思わせてくれました。
そうそう、玉屋の主人に頼む前に、鈴屋の彦三郎はどうしたんでしょうね。
命の恩人のため、400両ぐらいどうってことなかったでしょうに。。。
ってそう簡単にお金を借りられたらドラマになりません^^
文久3年(1863)8月。
ペニシリンを、より強いものにする実験を始めた仁。
和紙を使っての精製なんて凄いですね~。
酸が二割、アルカリが八割の水を、毛細管現象で下から上へと昇らせ、
その途中で不純物質を分解させる…
こんなことを、過去の経験(情報)を頼りに出来てしまう仁に驚くばかり。
現役の研究者だったならまだしも、ずっと脳外科医だった訳ですよね。
それ以前に優秀な人物だったんだなぁって思わせますね。
現役を長くやりすぎると、初心で勉強してた頃のことなんて忘れちゃうもんです。
筆記試験が終わればサラッと忘れちゃう…そんな私です。テヘ
パーマ液のチオグリコール酸は聞き慣れてても、どうやって作るんですかね。
カラー剤を考え出した人も凄いですよね。白髪を黒髪にしたら…
そんな発想は今では当たり前かもしれませんけど。
お洒落に気遣う人たちがどれだけ助かってますか。10歳は若く見える(笑)
私が小さい頃、祖母が薬剤(粉)を、歯ブラシにつけて
髪を染めてたのを不思議に見入ってたことを憶えてます。
それがもう真っ黒で。黒けりゃいいみたいな。
パーマも強くかかってりゃいいみたいな。かけなきゃいけないみたいな(笑)
美容業界の発展も目覚しいものを感じますわぁ。。。
余談が長くなりました。ペコリ
そして効力は今までの30倍と言う新しいペニシリンを作ることに成功。
濱口にその製造過程を説明し、これからの援助をお願いする仁でしたが…
「始めるためには400両ほどかかるみたいなんです」
「…私がペニシリンへの援助を決めたのは、緒方先生が援助に差し上げるに
たる器のお方であったからです。考えぬ訳ではありませんが、
それにはまずあなた様の器がどれほどのものであるか見せていただきたい」
え~、今更ですかぁ?付き合いはまだ浅いかもしれませんけど、
そこまで洪庵贔屓で、しかも医療や人助けに力を貸して来た濱口が、
「器の大きさ」を突いて来るとは意外でしたわ。
儲からない話でもありますまいに(`ー´) クククッ
実は楽しんでたりして?(笑)
まぁ仁だけではなく、恭太郎の器を確かめるための流れでもありますからね。
「器がございませぬー!父上の形見の備前の茶碗が見当たらぬのです!」
慌てる栄に、恭太郎が、
「私が売りました。…人助けです。目の悪い者に眼鏡を与えました」
備前の器はいくらで売れたんでしょうね(^_^;)キニナル
海軍塾を作るため、5千両を借りて来たと話す龍馬の横で、
自分にはペニシリンを作るための金策が出来ないと嘆く仁。
すると勝は言います。
「先生は金策なんか出来なくていいんだよ。
人にはそれぞれ天分ってのがあんだからよ」
龍馬に、自慢の舌でチョロチョロっと助けてやれと声をかける勝でした。
濱口に認めて貰うために自分で何とかすると言う仁に、
「ほいたら行くぜよ」。。。って吉原か(笑)
「器とは闇に火を灯す力のことかもしれませぬな」
恭太郎の言葉に、自分にはそんな器があるのかと考える仁でしたが、
後々そのことに気づく仁も流石ですわ。
「久しぶりやのぉ、花魁♪」
「南方先生、実は急ぎ診ていただきたい病人が」
龍馬は全く眼中になくスルーし、仁に駆け寄る野風(≧∇≦)ノ彡バンバン!
でも刺客を見つけ睨む龍馬の表情には痺れますよ~♪
いつもとは別人な男前を垣間見れる瞬間にゾクゾクします。
初音が身ごもり、堕胎専門医の中条流に頼んだものの、
それが原因で敗血症になり死に至るかもしれない状態。
初音の相手は…
当代一の人気女形・三代目澤村田之助(吉沢悠)。。。かもしれない。
ペニシリンを使うと言う仁の言葉に、即走り出す龍馬。
苦渋の顔の恭太郎。辛いところです。
そんな恭太郎を見て気にかかる仁。野風も気づきます。
「何か変だよなぁ、恭太郎さん」
「お相手は初音でありんしたか」
「お相手って?」。。。
枕元の眼鏡を見て仁は察しました。
ペニシリン投与に効果が出ず、新しいペニシリンを作るのには400両かかる。。。
「田之助に掛け合ってみるのはどうでしょう」と恭太郎。
「そりゃえぃ!こうなったのも田之助のせいかもしれんがじゃきのぅ」
賛同した龍馬が仁を引っ張って行きます。いつでも即行動の龍馬。
この澤村田之助と言う人物も実在するんですよね。
この先も仁と親しくなるらしいんですが、上等な白粉(=鉛含有量が高い)で、
鉛中毒になるようです。それが原因で、仁の執刀で足を切断することに…
実在の田之助は文久2年に、舞台での宙吊りで落下し、
脱疽(壊死)が悪化し、4年後に足を切断しています。
何とその執刀医が、ヘボン式ローマ字の創始者である、
ジェームス・カーティス・ヘボン氏なんですよ。(宣教師でもある医師)
こういう歴史の登場人物の繋がりが面白いんですよね~。
でも原作では、ヘボンよりも先に仁が手術しちゃってますが(笑)
「お願いします。四百両、貸して下さい!」と、田之助に頭を下げて頼む仁。
新しい薬には「妙薬・田之助」と名付けると言う龍馬(笑)
「薬は田之助、助かる田之助。ほいたら田之助の名は益々挙がるがじゃき。
どうぜよ?悪い話ではないろう」
回転の速さも天分か(≧∇≦)ノ彡バンバン!
しかし、容姿にも芸にも自信のある田之助には通用しません。
「悪いけどね、この小判はこの田之助の汗さ。血さ、肉さ。
一両たりともやるこは出来やしないさ」
血や肉だと言う小判を足で踏みつけるのはどうかと思いましたけど。
それも江戸っ子の粋な姿なんでしょうか。
「何が血だ。肉じゃ。所詮己を体よく見世物にしただけのあぶく銭ではないか!」
「お侍さん、初音を買っただろう」
その言葉にキレた恭太郎は刀を取りますが、龍馬に抑えられながらも…
「初音はうわ言でお主の名を呼んでおる。…本気で慕っておるのじゃ!」
と訴えますが、そんなことで心が動く田之助ではなく、
田之助自身も子供の頃から身を売って、芸を磨いて来たと話します。
女郎と同じようなことをしながら…
これはそういうお金。
「どうしても初音を助けたいなら、てめぇがまず身を切るのが筋だろうさ。
旗本株でも売って出直してきやがれ!」
旗本株を売ってしまうと、ただの町民になってしまうんですかねぇ。
売るって、どこで買ってくれるんですか?
しかし器を売るような簡単なことじゃないので、恭太郎は絶句します。。。
「先生これを。50両と少しばかりありんす」
吉原の女郎として他人事ではないと、野風は自分のお金を差し出します。
頷きながらそれを手にしたのは龍馬。すると、
「お気持ちだけ受け取っておきます」と仁。
「え?」龍馬の顔~(≧∇≦)ノ彡 野風の血と肉なんですから~。
野風の身の上のために使うべきだと話す仁に、
「あーーー、もうちゃっちゃっちゃっちゃっ!
よし、先生はもうペニシリンを作り始めるがじゃ。金はわしが何とかする」
「これは私の問題です」
「頭を冷やせ先生!こうしとるうちに初音が死んでしもうては元も子もないわぃ。
胸くそ悪い田之助の鼻もあかせん。そうなってしもうては、
橘の顔も潰れたままぜよ」
その言葉に、驚いた顔で龍馬を見つめる恭太郎でした。
しかし本当に龍馬の言う通りですよね。
一刻を争う問題に、「私の問題」って考えてる時間はありません。
これがそれぞれの器、考え方なんですかね~。
龍馬の言葉にハッと気づかされた仁は「行って来ます!」と走り出しました。
ボーッと見つめる恭太郎に、
「早よぉ行け!おまんの仕事は、先生の護衛じゃろうが!」
「はい!」
金策を考えながら歩く龍馬に。。。刺客の影。「わしかぁ。今度は」
後々の嫌な予感がしますけど、まだ暗殺された年号までには4年ありますしね。
京都へは行かせないようにするとかじゃダメですかね。
でもあのグルグル包帯男の姿に、仁が身代わりになりそうな感じですし。
それでも喜市の母親のように、死ぬ運命は変えられないんでしょうか。
それともやっぱり時代は進んでるんでしょうかねぇ。。。
『子流し 中条流 日本橋葦屋町』の貼り紙を見た龍馬が、
「中条は貯め込んでるかもしれんのぉ」と、堕胎専門医から連想するとこも流石!
ペニシリン製造所(ヤマサ)では、職人たちが給金を貰えないことに抗議し始め…
そこへ現れた救世主の龍馬!
「先生!」と、肩の千両箱をザックザックと揺らす龍馬。
中条流の医者から、400両を7年の無利息返済で借りたと。
「勝手に薬を質に入れた形になってしもうたけんど、
七年間で四百両やったら、わしが何とかするがじゃき」
もう何て頼りになる男なんでしょう。その後は自分が何とかするなんて。しかも…
「ありがたく使わせてもらいます」と両手を出した仁の手には渡さず、
その場にばら撒くと、職人たちに現金を見せ付けます。
「金は支払う。こっちから順に並びぃ!」
コロリの時の穴掘りを思い出します。人を使う上手さ。
「凄い人ですね。坂本龍馬と言う人は。器が違う」
恭太郎の言葉に、仁も同じく感動。
出来上がったペニシリンを持って、
急いで初音の所へ向かう仁を見た濱口の笑顔が良かったです。。。
初音の意識が戻りましたが、恭太郎は会わずに去ります。
初音は、うわ言で田之助の名を呼んでいたことを知ると、
恭太郎に申し訳なく思い、自分は人でなしだと涙を流します。すると、
「己の気持ちに嘘はつけませぬ。詮無いものかと存じますよ」
そう慰める咲の器も、どんだけ~(・・、)
あれから7日後。。。初音の所に居る仁と竜馬の前に現れた中条の医師。
「あれから今日でちょうど7日。お約束のものを受け取りに参った」
「約束のもの?」
龍馬が署名した証文を見せると、そこには7日後の返済と記載され…
「謀ったがかー!この強欲じじい!」(≧∇≦)ノ彡ウケル!
「欲に目がくらんで、よくよく確かめなかったのはそちらの落ち度。
さぁ、四百両か、新薬か、どちらかお渡し願えますか」
誰、この悪役な医師は。得体の知れない配役が見事じゃないですか。
子流し専門のくせにまともな仕事も出来ず、この悪態。
悪役専門の役者さんだったら即読めちゃいましたけどね。
石丸謙二郎さんも怪しいっちゃぁ怪しい役者さんですけど(^_^;)
まだ7日には時間が残ってると言う龍馬の機転でその場はしのぎますが…
田之助の所へ向かったのは恭太郎でした。
「田之助、頼みがある!…あの薬は皆の血と肉で出来ておる!…
頼む、四百両貸してくれ!私がお主に身を売る!」
一瞬どんな関係になるのかと考えすぎちゃいましたよ(笑)ヾ(゚∇゚*)オイ
「じゃぁ一つ、見世物でもしてもらおうか」
身を売るってそういうこと。。。
夕刻、7日目の期限が迫ります。
「考え直せぇ~。頼む~」
「さっきからそればかりですな」
そればっか…龍馬の迫真の粘りを想像するだけで笑える(≧∇≦)ノ彡バンバン!
「玉屋のおやじ様!わたくしが、ここでご奉公しますので、
四百両お貸し願えませぬか?少々とうが立っておりますが、
旗本の娘と言うもの珍しさがございましょうし」
覚悟した咲のセリフも凄いですね~。
また、お嬢様育ちのウブさを売り物にするところなんて(^_^;)
とうが立ってるって、咲の年齢っていくつなんですかね。(原作では16歳)
そんなこと言ったら野風も…とうが立ってるようでそうでない?(笑)
そこへ現れたのは、千両箱を担いだ田之助。
「先生。あの薬はあんたらの血肉を刻んだ命だって話じゃねぇか。
そうとなりゃ話は別だ。この田之助、命には命で応えるさ」
小判をばら撒き「おとといきやがれ!」よっ!江戸っ子~(^^)//゛゛゛パチパチ
「先生。あの金は返さなくていいからな。貸すなんてせこいマネ嫌ぇなんだよ」
「ありがとうございます」
「けんど、どういてこんこと知ったがじゃ?」
「私に身売りをした男がいたのさ」
恭太郎は大勢の人たちの前で土下座して頼んだんですね。。。
「田之助殿、金を貸して下さい!お頼み申す。
田之助殿、金を貸して下さい!お頼み申す。…お頼み申す…」
時代も時代ですからね。そう簡単に出来ることではありません。
身分、プライドも恥も捨て、頭を下げる恭太郎(・・、)
恭太郎の勇気ある行動に礼を言う仁でした。
「それしか、出来なかっただけでございます。
ぼんくらの旗本には、それぐらいしかできな」
「おまんの、どこがぼんくらじゃ!
えぇかぃ。おまんはペニシリンを守ったがじゃ。
こん薬を守るちゅうことは、吉原の女郎たちを守ったちゅうことじゃ。
こん国の医術を守ったがじゃ。おまんは、こん国を守ったようなもんじゃ。
おまんは、どだいすごいことをやったがぜよ~」
すると恭太郎は龍馬に言います。
「私は、あなたが嫌いでした」
「嫌い?」
「勝先生は、私には護衛を、あなたには海軍を作る手伝いをさせる。
どちらも大切な役目だとは分かってはいても、
世を動かすような仕事をしているあなたを妬まずにはいられなかった。
けれど、こうして傍に居ると、器の違いが嫌というほど分かる。…」
「何でそんなこと言うんですか。
恭太郎さんほどの護衛はどこにも居ないのに。
恭太郎さん、初めて会った時、私を守って斬られてくれたじゃないですか。
身元も知れない私を、居候さしてくれて。
今日はもう私の全てを身を切って守ってくれたじゃないですか。
恭太郎さんが居なければ、私はここでで生きて行く事は出来ませんでしたよ。
恭太郎さんが居なければ、私はここで薬を作ることは出来ませんでしたよ。
だから、恭太郎さんは私にとって最高の護衛なんです!」
仁の言葉や、みんなの優しさと恭太郎の男泣きに貰い泣き(/_;)
恭太郎が素直な気持ちをぶつけたことが良かったですね。
田之助に頭を下げたことで、心に溜めずに済んだのかもしれません。
器とはどういうものなのか、自分の器がどれだけのものなのかを知る事ができ、
これからはもっと頼りになる男になることでしょう。。。恭太郎。
〈ようやく分かった気がした。
江戸の夜道は暗くて、助け合わねばとても歩いてはいけない。
誰もが誰かを支え、誰かに支えられながら生きている。…〉
そうなんですね。昔は近所で助け合い…
って生活はそういうことだったのかもしれません。
便利な世の中になるほど希薄な人間関係になってしまう感じがしますもん。
パソコンやケイタイがあれば何でも出来てしまうほど便利。
顔を合わせて話さなくてもいいことが、果たして便利なのか…
不便だった時代には、温かさを感じてた気がします。
当時はそれを不便だとも感じてなかったんですけどね。
ストーブの火の温かさもしっかり憶えてますよ。夜の暗さも怖かった。
娘達に話しても実感ないでしょうね。便利が当たり前な今じゃ(^_^;)
自分の器が小さいことを承知の上で頭を下げる仁。。。
「濱口様。だからこそ、私をご援助願えませんでしょうか。小っぽけな私が
受けた恩を返すには、医術より他はありません。お願いします!」
「正直で、己を大きく見せることはしない。けれど、自分のなすべきことに
対しては、あらん限りの努力をする。あなたの器はきっとそう大きくはない。
しかし、とても美しいんでしょうなぁ。それが故に周りの人間は、
助けたい、守りたいと思う。それが南方仁という器なのでしょう」
「はい!」
濱口の言葉は、まるっきり洪庵を思い出させるじゃないですか。
やっぱり確認したかったんですかね。見届けたい気持ちがあったのかも。。。
龍馬が刺客に狙われてることを知った仁。
〈嫌な予感がした。俺が医学の時計の針を進めることで、
維新への歴史も早く進むことはないのだろうか。
龍馬暗殺の瞬間は、俺が知るよりもっと早くに…〉
「龍馬さん。気をつけて下さい。ホントに」
「おっ、前とはあべこべじゃ。アッハハ」
「笑い事じゃないんです」
「けんど、先生が居るがじゃろ。わしゃ斬られても、助かるがじゃろ。
南方仁が居れば、坂本龍馬は死なん!そうじゃろ」
「助けますよ。俺が、この手で」
写真に写る二人は…何?どうなっちゃったのーー!
極めて残酷な未来へと変わり始めたって?
ぅわ~めちゃ気になりますわぁ。
あの包帯グルグル男も、やっぱり仁だと確信しましたけど、
そこへ行くまでの成り行きをどう見せてくれるのか楽しみでもあり、怖いっ!
龍馬の暗殺は早まるんでしょうかねぇ(*゚0゚)イヤー!
東海地区では『のだめカンタービレ』の再放送が始まったようで…
真澄ちゃんが恭太郎と結びつかなくて困る(笑)
ちなみに映画版は12月19日公開です♪
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2009年11月24日
『JIN-仁-』 第7話
「あったんだ、この時代から」と仁が呟いたヤマサ醤油。
実在するんですね~。
こういう出会いは仁でなくてもワクワクしますよ。
「ヤマサ醤油」ではピンと来なかったんです。
ここ東海地区では、関連会社の「サンジルシ醸造」が
聞き慣れてると思うんですが、そうだったんだ~って改めて喜んだ次第です。
ちなみに、この地域でヤマサと言えば「ちくわ」でしょ^^
ヤマサ醤油(株)の会社概要を見てみると…
本社・研究所・工場は千葉県銚子市に在るんですね。
創業正保2年(1645年)。ってことはこの時代より200年以上も前。スゴイ!
もっとスゴイと思ったのは事業内容。
1.醤油の製造・販売
2.各種調味料の製造・販売
3.医薬品類の製造・販売
4.その他
医薬品の製造・販売って、醤油作りとは無縁な気がしますけど、
『JIN』を見た人なら納得の展開に叫びたくなりますわねぇq(≧∀≦q*)ヤッター
やっぱり仁との出会いは大きかったんでしょうか。
実在した人物や、会社まで実在するって…
しかも現社長も濱口氏なんですよ。こういうの嬉しい♪
濱口社長~、『JIN』をご覧になられてますか~(笑)
こういう展開はおいしすぎて、色んな妄想は膨らむばかり。。。
「私には、時間がない」
そう感じ取った洪庵が取った行動には頭が下がります。
「恨みは恨みを買うだけ…」
ペニシリン製造所が何者かによって荒らされたことで、
犯人探しよりも、早く大量のペニシリンを作らなければならないと奔走します。
そこで洪庵は、知人である濱口(石丸謙二郎)に、
「南方先生とペニシリンは、本邦医学界が守らねばならん宝でございます」と、
ペニシリン作りをお願いすることに。。。
黒米いなりを売ってる茶屋の看板娘・茜(橋本真実)が、揚げ物油で大火傷。
皮膚移植には大量のペニシリンが必要な時に、製造所が焼かれてしまうとは。
もう、こういうことをする輩には天罰が下ればいい!
皮膚移植の手術を見せてもらう洪庵と濱口。
「南方殿はまことに、この世の奇跡」
仁の手さばきに感動すら覚える洪庵は笑顔で見守ります。
大沢君が糸を結ぶ手つきも、ご本人の努力あってこそですからね~。
本当に見事な手術ぶりに、もう医者にしか見えませんもん(笑)
そこへ、製造所が焼けてしまった一報が入ります。
ペニシリンが無くなってしまったことに動揺し、手が止まる仁。
「今日は蒸しますね」と、おでこの汗をガーゼで押さえる咲の冷静さ。
この娘はどんどん強くなって行ってるんですよね~。
原作では16歳らしいんですけど、仁の存在は完全に咲を強く大きくしてますね。
仁よりも逞しく思える今日この頃。。。咲の先が、この先も楽しみ♪
製造所の焼け跡の前で、雨に打たれながら洪庵は振り返ります。。。
仁がペニシリンを作りたいと申し出て来たあの時のこと、
そして成功し喜ぶ姿を。。。
そこへ現れた濱口に言います。
「私は頭取失格です。お恥ずかしいことでございます。
この事件の裏側には、医学所内の派閥争いがございます。
南方先生がやめなければならんかった理由も突き詰めればそこにございます。
私は、何一つ出来んかった。南方先生から数限りない医術を
与えられながら、私は、何一つ。ゴホン」
吐血しながらも濱口の手を握り懇願する洪庵でした。
その頃、龍馬は…
海軍塾のお足、越前の殿様から五千両を借りられたと言うその才能は、
ペニシリンの話を持ち出し、言葉巧みな口先だったq(≧∀≦q*)サスガ
そんな周囲の人間を目の当たりにしながら、恭太郎は思い悩みます。
「真の世からは、あちきなど蚊帳の外でおざんすよ」
野風の言葉に共感する恭太郎にはまだ、龍馬や仁のように
命を賭けるような熱い思い、志が見つからないんですかね。
山田から南方の所へ、ペニシリンが届きます。
これから毎日届けると書かれた手紙を読んで、不思議に思いながらも喜ぶ南方。
確かめないんですかね?でもペニシリンが偽物じゃなくて良かった~!
茜の傷も快方に向かい…
「もうそろそろ教えていただけませんか」と仁に訊かれた佐分利は、
ペニシリンを精製する山田たちの元へ案内しました。
山田が殺されちゃうのかと心配しましたけど、
ヤマサ醤油の当主・濱口のお陰で、醤油作りの職人たちと
ペニシリンを精製してたなんて~、安心しましたよ。
培養したり、ろ過したり…
醤油とペニシリンが結びつくとは、洪庵は流石です!
濱口は、医学所の前身の種痘所を再興したり、
医学のために莫大な援助をしてる方だったんですね。
人とのご縁って不思議なものですね~。。。
「あなたと、あなたの医術を守りたいと言う、
緒方先生のお心に打たれたのでございます。
この製造所は緒方先生が命を削ってお作りになられたものです。
あなたのために」
そして洪庵が重い労咳であると伝え、
一日も早くお礼を言いに会いに行くよう仁に言う濱口。
その言葉を聞き、走る走る南方は無我夢中で走りながら振り返ります。。。
「何とぞ我々にコロリの治療法をご教授願いたく…」
「山田をお願いします」
「道を開くと言うことはな、自分だけの逃げ道を作ることやない!」
「して、その薬の名は」
この二人が思う、互いへの尊敬の念や感謝の気持ちが見えて泣ける~(/_;)
南方を自分の師に当たると言い、寝巻き姿から着物に着替え、
訪ねて来た南方と向き合う洪庵でした。
ペニシリンのことに感謝し、お礼を言うと…
「緒方先生、診察をさせていただけますか」
「これはこれは、お見立てのほど、よろしゅうお願いします」
南方に診て貰うことを光栄に思う穏やかな笑顔の洪庵に泣ける~(/_;)
「先生は医の道はどこへ通じるとお思いですか」
「えっ?私には」
「私は、医の道は平らな世に通じると思うてます。
武士や百姓やと、人に勝手に身分の上下つけとる世の中ではございますが、
腹割れば同じもんが入ってます。
天の下に人皆等しきなり。
医学の目指すべき地平は、そこやと思うて日々精進して参りました。
未来は、平らな世でございますか?
先生は、未来から来たお人でしょう。…
何べん考えても、そうとしか思えんのですわ。
冥土の土産にしますゆえ、教えて下さい。
私の思った通りやったら先生、目瞑って下さい」
そっと静かに目を閉じる南方に、
「お恥ずかしいことでございます」と涙の洪庵に、もうダメ~(T_T)
一年前、住み慣れた大阪から出て来た時の自分を思い出し、
南方の不安や寂しさは計り知れないものだろうと察し、
「たかが大阪から江戸へ召し出されただけで…」と自分を恥じる洪庵。
どんだけえぇ人やねん。・゚・(*ノД`*)・゚・。
「もう私に出来ることは何もございません。
だからどうか、先生のその寂しさ、この洪庵にお分け下さい。
洪庵、冥土に持って行きます」
「心細くはありましたが、私は、孤独ではありませんでした。
私のような得体の知れない者を信じ、支えて下さった方が居ましたから」
手を握り合い涙を流す二人。
「私は決して、孤独ではありませんでした」
笑顔で答える南方でした。
「私はこのご恩にどう報いればよろしいのでしょうか」
「より良き未来をお作り下さい。皆が楽しゅう笑い合う、
平らな世をお作り下さい。国のため、道のため」
「はい」
「南方先生、未来ではこの労咳と言う病は、治せる病になっておるんですな」
頷く仁に、
笑顔を見せ安堵した様子の洪庵でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。 自分のことより…
1863年7月25日洪庵死去。
自分と関わったことで寿命が延びたのか縮んだのか変わらなかったのか、
それは分からないと語った仁でしたが、洪庵は史実と同じ日付で亡くなってます。
仁は歴史がどう変わっても洪庵が笑顔で逝かれたことは変わらなかったと
思ったようですが、私には違う笑顔に感じましたけどね~。
54歳にして志半ばで労咳で亡くなった洪庵は、
仁との出会いで気づかされたことや、最後に交わした言葉があったからこそ、
悔いは残らなかったと思える笑顔だったんじゃないでしょうか。
武田鉄矢さんの洪庵は最後まで魅せてくれましたわぁ。流石でした!
より良き未来…
洪庵の言葉を模索中の仁に、「友」からの手紙が届きます。
〈先生、元気にしちょるかぇ。
どうでもえぇことじゃけんど、今日は一つ聞いて欲しいぜよ。…〉
天命を見つけた龍馬が「この日の本を一つにするぜよ」と意気込むその言葉に、
「一つに。。。する」と仁は何かを見つけたようです。
〈これって、もしかして、天命ってやつじゃないかって思ったんだよ。
未来。俺さ、病院を作ってみるよ。…
未来が過去の結果だとするなら、最善を尽くした結果が、
悪くなるはずはないだろうし、俺はそう信じたい。
俺はここから、君の腫瘍を治せるような未来を作ってみせる〉
歴史を変えてしまうんじゃないかと言う不安はもうどこにもなく、より良き未来に
するために、仁は前向きに生きて行く決意をすることが出来ました。
新たな船出。。。「仁友堂」を開院。
昔は個人病院(開業医)って無かったんですね。
そう考えただけでも、助かる命を救えなかったなんてことは当たり前で、
貧乏人は尚助からなかったって気がしますね。風邪も怖いですからね~。
逆に長生きした人たちは、どんだけ強い体の持ち主か。。。
風邪薬が簡単に手に入るってありがたい。
次回は、いよいよ龍馬暗殺ですかー?(*゚0゚)イヤー!
「助けます。俺が、この手で」って、仁はどうやって~。
やっぱり身代わりになっちゃう?
いつもありがとうございます。
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実在するんですね~。
こういう出会いは仁でなくてもワクワクしますよ。
「ヤマサ醤油」ではピンと来なかったんです。
ここ東海地区では、関連会社の「サンジルシ醸造」が
聞き慣れてると思うんですが、そうだったんだ~って改めて喜んだ次第です。
ちなみに、この地域でヤマサと言えば「ちくわ」でしょ^^
ヤマサ醤油(株)の会社概要を見てみると…
本社・研究所・工場は千葉県銚子市に在るんですね。
創業正保2年(1645年)。ってことはこの時代より200年以上も前。スゴイ!
もっとスゴイと思ったのは事業内容。
1.醤油の製造・販売
2.各種調味料の製造・販売
3.医薬品類の製造・販売
4.その他
医薬品の製造・販売って、醤油作りとは無縁な気がしますけど、
『JIN』を見た人なら納得の展開に叫びたくなりますわねぇq(≧∀≦q*)ヤッター
やっぱり仁との出会いは大きかったんでしょうか。
実在した人物や、会社まで実在するって…
しかも現社長も濱口氏なんですよ。こういうの嬉しい♪
濱口社長~、『JIN』をご覧になられてますか~(笑)
こういう展開はおいしすぎて、色んな妄想は膨らむばかり。。。
「私には、時間がない」
そう感じ取った洪庵が取った行動には頭が下がります。
「恨みは恨みを買うだけ…」
ペニシリン製造所が何者かによって荒らされたことで、
犯人探しよりも、早く大量のペニシリンを作らなければならないと奔走します。
そこで洪庵は、知人である濱口(石丸謙二郎)に、
「南方先生とペニシリンは、本邦医学界が守らねばならん宝でございます」と、
ペニシリン作りをお願いすることに。。。
黒米いなりを売ってる茶屋の看板娘・茜(橋本真実)が、揚げ物油で大火傷。
皮膚移植には大量のペニシリンが必要な時に、製造所が焼かれてしまうとは。
もう、こういうことをする輩には天罰が下ればいい!
皮膚移植の手術を見せてもらう洪庵と濱口。
「南方殿はまことに、この世の奇跡」
仁の手さばきに感動すら覚える洪庵は笑顔で見守ります。
大沢君が糸を結ぶ手つきも、ご本人の努力あってこそですからね~。
本当に見事な手術ぶりに、もう医者にしか見えませんもん(笑)
そこへ、製造所が焼けてしまった一報が入ります。
ペニシリンが無くなってしまったことに動揺し、手が止まる仁。
「今日は蒸しますね」と、おでこの汗をガーゼで押さえる咲の冷静さ。
この娘はどんどん強くなって行ってるんですよね~。
原作では16歳らしいんですけど、仁の存在は完全に咲を強く大きくしてますね。
仁よりも逞しく思える今日この頃。。。咲の先が、この先も楽しみ♪
製造所の焼け跡の前で、雨に打たれながら洪庵は振り返ります。。。
仁がペニシリンを作りたいと申し出て来たあの時のこと、
そして成功し喜ぶ姿を。。。
そこへ現れた濱口に言います。
「私は頭取失格です。お恥ずかしいことでございます。
この事件の裏側には、医学所内の派閥争いがございます。
南方先生がやめなければならんかった理由も突き詰めればそこにございます。
私は、何一つ出来んかった。南方先生から数限りない医術を
与えられながら、私は、何一つ。ゴホン」
吐血しながらも濱口の手を握り懇願する洪庵でした。
その頃、龍馬は…
海軍塾のお足、越前の殿様から五千両を借りられたと言うその才能は、
ペニシリンの話を持ち出し、言葉巧みな口先だったq(≧∀≦q*)サスガ
そんな周囲の人間を目の当たりにしながら、恭太郎は思い悩みます。
「真の世からは、あちきなど蚊帳の外でおざんすよ」
野風の言葉に共感する恭太郎にはまだ、龍馬や仁のように
命を賭けるような熱い思い、志が見つからないんですかね。
山田から南方の所へ、ペニシリンが届きます。
これから毎日届けると書かれた手紙を読んで、不思議に思いながらも喜ぶ南方。
確かめないんですかね?でもペニシリンが偽物じゃなくて良かった~!
茜の傷も快方に向かい…
「もうそろそろ教えていただけませんか」と仁に訊かれた佐分利は、
ペニシリンを精製する山田たちの元へ案内しました。
山田が殺されちゃうのかと心配しましたけど、
ヤマサ醤油の当主・濱口のお陰で、醤油作りの職人たちと
ペニシリンを精製してたなんて~、安心しましたよ。
培養したり、ろ過したり…
醤油とペニシリンが結びつくとは、洪庵は流石です!
濱口は、医学所の前身の種痘所を再興したり、
医学のために莫大な援助をしてる方だったんですね。
人とのご縁って不思議なものですね~。。。
「あなたと、あなたの医術を守りたいと言う、
緒方先生のお心に打たれたのでございます。
この製造所は緒方先生が命を削ってお作りになられたものです。
あなたのために」
そして洪庵が重い労咳であると伝え、
一日も早くお礼を言いに会いに行くよう仁に言う濱口。
その言葉を聞き、走る走る南方は無我夢中で走りながら振り返ります。。。
「何とぞ我々にコロリの治療法をご教授願いたく…」
「山田をお願いします」
「道を開くと言うことはな、自分だけの逃げ道を作ることやない!」
「して、その薬の名は」
この二人が思う、互いへの尊敬の念や感謝の気持ちが見えて泣ける~(/_;)
南方を自分の師に当たると言い、寝巻き姿から着物に着替え、
訪ねて来た南方と向き合う洪庵でした。
ペニシリンのことに感謝し、お礼を言うと…
「緒方先生、診察をさせていただけますか」
「これはこれは、お見立てのほど、よろしゅうお願いします」
南方に診て貰うことを光栄に思う穏やかな笑顔の洪庵に泣ける~(/_;)
「先生は医の道はどこへ通じるとお思いですか」
「えっ?私には」
「私は、医の道は平らな世に通じると思うてます。
武士や百姓やと、人に勝手に身分の上下つけとる世の中ではございますが、
腹割れば同じもんが入ってます。
天の下に人皆等しきなり。
医学の目指すべき地平は、そこやと思うて日々精進して参りました。
未来は、平らな世でございますか?
先生は、未来から来たお人でしょう。…
何べん考えても、そうとしか思えんのですわ。
冥土の土産にしますゆえ、教えて下さい。
私の思った通りやったら先生、目瞑って下さい」
そっと静かに目を閉じる南方に、
「お恥ずかしいことでございます」と涙の洪庵に、もうダメ~(T_T)
一年前、住み慣れた大阪から出て来た時の自分を思い出し、
南方の不安や寂しさは計り知れないものだろうと察し、
「たかが大阪から江戸へ召し出されただけで…」と自分を恥じる洪庵。
どんだけえぇ人やねん。・゚・(*ノД`*)・゚・。
「もう私に出来ることは何もございません。
だからどうか、先生のその寂しさ、この洪庵にお分け下さい。
洪庵、冥土に持って行きます」
「心細くはありましたが、私は、孤独ではありませんでした。
私のような得体の知れない者を信じ、支えて下さった方が居ましたから」
手を握り合い涙を流す二人。
「私は決して、孤独ではありませんでした」
笑顔で答える南方でした。
「私はこのご恩にどう報いればよろしいのでしょうか」
「より良き未来をお作り下さい。皆が楽しゅう笑い合う、
平らな世をお作り下さい。国のため、道のため」
「はい」
「南方先生、未来ではこの労咳と言う病は、治せる病になっておるんですな」
頷く仁に、
笑顔を見せ安堵した様子の洪庵でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。 自分のことより…
1863年7月25日洪庵死去。
自分と関わったことで寿命が延びたのか縮んだのか変わらなかったのか、
それは分からないと語った仁でしたが、洪庵は史実と同じ日付で亡くなってます。
仁は歴史がどう変わっても洪庵が笑顔で逝かれたことは変わらなかったと
思ったようですが、私には違う笑顔に感じましたけどね~。
54歳にして志半ばで労咳で亡くなった洪庵は、
仁との出会いで気づかされたことや、最後に交わした言葉があったからこそ、
悔いは残らなかったと思える笑顔だったんじゃないでしょうか。
武田鉄矢さんの洪庵は最後まで魅せてくれましたわぁ。流石でした!
より良き未来…
洪庵の言葉を模索中の仁に、「友」からの手紙が届きます。
〈先生、元気にしちょるかぇ。
どうでもえぇことじゃけんど、今日は一つ聞いて欲しいぜよ。…〉
天命を見つけた龍馬が「この日の本を一つにするぜよ」と意気込むその言葉に、
「一つに。。。する」と仁は何かを見つけたようです。
〈これって、もしかして、天命ってやつじゃないかって思ったんだよ。
未来。俺さ、病院を作ってみるよ。…
未来が過去の結果だとするなら、最善を尽くした結果が、
悪くなるはずはないだろうし、俺はそう信じたい。
俺はここから、君の腫瘍を治せるような未来を作ってみせる〉
歴史を変えてしまうんじゃないかと言う不安はもうどこにもなく、より良き未来に
するために、仁は前向きに生きて行く決意をすることが出来ました。
新たな船出。。。「仁友堂」を開院。
昔は個人病院(開業医)って無かったんですね。
そう考えただけでも、助かる命を救えなかったなんてことは当たり前で、
貧乏人は尚助からなかったって気がしますね。風邪も怖いですからね~。
逆に長生きした人たちは、どんだけ強い体の持ち主か。。。
風邪薬が簡単に手に入るってありがたい。
次回は、いよいよ龍馬暗殺ですかー?(*゚0゚)イヤー!
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2009年11月16日
『JIN-仁-』 第6話
仁の噂は、漢方治療の総本山・医学館の多紀元琰(相島一之)の元にも届き、
医学館に呼ばれた仁は出向くことになりました。
良い人役が多かった相島さんですが、最近は憎たらしい役が多いですね~。
逆に悪役を多く演じて来た俳優さんに善人を演らせたら、
それ以上の持ち味を見せてくれるのがたまりませんけど。
『白い春』でのお父さん役で、多くの方が泣かされた遠藤憲一さん。
番組スポンサーを読み上げる声はインパクトあり過ぎなんですけど(^_^;)
「やり手のベンチャーが嫌われるようなもの」と仁が呟いたように、
西洋医学を勝手に持ち込んだ新参者の洪庵たちは、
今では、上様から多くの方々まで診る奥医師になったりで、
医学館からは、面白くない存在。
緒方洪庵や伊東玄朴と同じく、多紀元琰も実在した人物だったんですが、
元琰は、和宮の主治医を勤めてるほどの奥医師なんですよね。
1765年に医学館を開設した多紀元孝の子孫。そりゃボンボンの医師ですもん。
仁のような輩には敵対心をむき出しにもなりますわね~。
でもこれが本当だと思うんです。最初は洪庵の人格を怪しんでましたもん、私。
実際も洪庵先生は温厚な人柄で、怒りを発したことが無かったそうで、
他人を思いやり、面倒見の良い方だったと知ると、
武田鉄矢さん演じる洪庵が、まさにその通りの人物…
金八先生に見えちゃうじゃないですか(笑)
この幕末で、聞き慣れた歴史上の大人物の他にも、
こうした多くの実在人物を見せて貰えるのも、面白くて興味津々!
たとえフィクションだと言われようとも^^
あの人とこの人が繋がって…現在がある。
そんな感慨深さに、不思議な縁も感じさせます。
仁はあの時代に本当に居たんじゃないか…とか。
江戸の町では”南方大明神”の護符が出回るほどの人気ぶり。
それを見て案ずる龍馬。さすが浮かれてばかりではないのがこの男ですわ。
「先生は今、光輝いちゅう。で、その光っちゅうがは、必ず影を作りゆうもんじゃ。
…心しておいた方がえぇぜよ」
「そんな大袈裟な」
「暗闇で、バッサリ!行かれるかも、しれんきのぉ。ぶわっははははは」
「斬られたら死ぬのかな、俺」
仁は”今の自分”がよく分かりませんでした。。。
〈…ここに居る俺は、俺じゃないみたいだ。
ここに来てもう半年以上。この手で手術をし、病気にもかかり、
ペニシリンも作り出して来た。だけど、ここで起こることは
どんな生々しい出来事でも、どこかリアルには感じられない。
もしかして俺は、本当はもう夢の中に居るんじゃないだろうか。
永遠に覚めることのない。もし、斬られれば、この血は流れるんだろうか〉
医学館で仁と対面した多紀は、仁の出所の謎や、素性を問い詰めます。
そこでタイミングよく、苦痛に倒れた福田玄孝(佐藤二朗)。
山田がタイミングよくゲロを吐いた時を思い出しますわぁ。
痛がる玄孝の腹を触診した仁は、胃潰瘍穿孔だと診断。
多紀の傍での職務に、玄孝のストレスを感じさせる病名に納得だったりして。
「胃に穴が空いて、内容物が漏れてしまってるんです」
「胃の腑に穴。では助からんではないか。…信じられん。
外から触っただけでどうしてそのようなことが分かるのだ!」
「分かるがじゃ」
嬉しそうに横槍を入れる龍馬がウケる(笑)
手術をすると言う仁に驚く多紀と玄孝。
「動かないで下さい」
「構わん構わん先生。やれ」
「はい」
って龍馬が玄孝の口をふさいで仁に協力する姿に笑える(≧∇≦)ノ彡バンバン!
そして咲と佐分利も手伝い、手術が始まりました。
ゴム手袋を見て不思議に思う多紀らに説明する仁。
外科道具屋も出来たんですね。何でも作れちゃいそうで、凄い進歩。
ところが、助手の咲にはリアルな腑が強烈すぎて、身動きも出来ません。
それでも平気だと言う咲に、
「次のためによく見ておいて下さい」と佐分利に頼む仁。心遣いも優しいです。
糸を結ぶ手さばきは、佐分利同様こちらまで見惚れてしまいましたわぁ。
大沢君の神業を見た(笑)
手術が成功したものの、大変なことになったのは佐分利。
殺された女郎の部屋から佐分利のメスが見つかったと、
医学所で同心から取り調べを受けることに。
「腑分け(解剖)をしておりました」と佐分利は頭を下げますが…
女郎が残した手紙には、診察をして貰っていた佐分利に、
薬礼代わりに、死後はその体を腑分けに使って欲しいと書かれていました。
今では当たり前のような献体や解剖。
それこそ当時は、神に背く行為かも。中々許されることじゃないんでしょうね。
「お上の許す腑分けは、一年に二つ三つでっせ。
そんなもんでどうやって医術学べ言うでっか。
そんなんじゃ、いつまで経っても南方先生の神懸かった医術に
追いつくことなんて出来やしまへんで。それでえぇんでっか!」
責任を取ると言う洪庵に、国のため、道のためにやったと迫る佐分利。
「お前の言う道とは、自分のためだけの道や!
道を開くと言うならば、お前は堂々と”腑分けはすべし”と、
そう叫ぶべきだったんやないか。…
道を開くと言うことはな、自分だけの逃げ道を作ることやない!」
良いシーンでした。。。
でもどうしても金八先生だわ(/ー\)イヤン
自分が招いた歴史の混乱だと感じた仁は、玄朴に申し出ます。
「では、お主が辞めると申すのか」
「はい。以前、佐分利先生に、言ってしまったことを思い出したんです。
医術を志すなら、まずは体を知れと。私がたきつけたようなものです。得体の
知れない私が扇動したとなれば、医学所は責めを追うことはないでしょうし」
洪庵は仁を止めますが…
洪庵が残ることこそ、国のため、道のためだと言う仁。
「分かり易く、利益になるものには、人は皆飛びつきます。それはとても
簡単なことです。ですが、石を投げられ、私財を投げ打ってでも
人を助けたいと願う、医の心を伝えて行くことは、とても難しい事だと思います」
金八洪庵の心を打つ素晴らしい言葉じゃありませんか~。
と思ったんですけどね、龍馬は違ってました。。。
「あんなこと聞いたことおまへんで~」
「いいんですよ。私は」と、嘘をついて佐分利を庇った仁に龍馬は、
「何がどうえぇがじゃ。ここに居ればその医術を広めることも、
いくらでも出来るがじゃろう。…先生には欲っちゅうもんが全く見えんぜよ!
人間は欲深い生きもんじゃ。国のためなら死ぬることが出来るっちゅう志士も、
人のために生きるとほざく医者も、一皮剥けば、成り上がりたい、
金が欲しい、名を残したいっちゅう欲でがんじがらめじゃ。
わしじゃちそうじゃ。頼まれもせんのに、この日の本の国をもっとえぇ国に
したいと思うちょるがは、生まれて来たからには、何かやってやりたいっちゅう
欲からじゃ。けんどその欲があるきぃ、わしゃ進んで行ける。
欲は、生きる源じゃ。じゃが、先生のやっちょることは、
まるで仏じゃ。もし人であるならば死人じゃ」
流石だわ、龍馬!
仁も龍馬の言葉に、見失っていた今の自分が見えたんですから。
〈この時初めて分かったんだ。俺には、この世界に対する執着がない。
だから、私心などないような、仏のようなことが出来るけど、
だからこそきっと、何一つリアルに感じられないんだ。
俺はもう本当に、死んでいるのかもしれないな〉
仁が他の医者たちから疎まれ、狙われていることを花魁から聞いた野風。
今すぐにでもそれを知らせに行きたい思いが沸き起こるものの、叶わぬこと。
手紙に書くと、それは咲へ託されました。
手紙を受け取った咲は、護衛もなしに一人で出かけたと言う仁を追いかけます。
そして竹薮で斬られそうになった仁の体を引き寄せ、セーフ。
刺客を前に、んなアホなも…刺客の足遅っ!…も許せちゃうドラマなのも流石!
《咲様は、あちきが羨ましいと仰ったけんど、あちきは、咲様が羨ましい。
野の花のような風情も、けがれを知らぬ真っ直ぐなお心も、
そして、何より、その身の上が。…
咲様、どうか先生をお守り下さいなんし》
好きな人のところへ向かうことも叶わぬ夢…
手を合わせ祈る野風に胸が熱くなります。愛することは、守ること。
それを咲にお願いする野風が切なくも、美しいのは顔だけじゃなく…
咲には、美しく輝いて見えていた野風は、心も美しかったでありんすなぁ(・・、)
神社へ逃げ込み、声を潜めて隠れる二人。上に被さり仁を守る咲も凄い!
刺客に見つかったと思いきや、別の逢引き場面だったとは。
しかしこの神社は、あっちもこっちも夕刻から…そういうとこなのか。
確かに、草木が生い茂り見え難い(笑)
ブルブル震えながら、咲に守って貰う仁が小さく見えて、
初めて人間らしさを見せたシーンでした。
「もしかしたら、死ぬのも平気かって思ってたんです。
でも、震えてます。あぁ怖かった」
「当たり前です!先生は生きておられるのですから。
死んでも平気なんて、二度と。。。」
「そうですよね。私は、ここで生きてるんですよね」
震える咲の手を握り締め、感謝する仁。
斬られたら自分は本当に死ぬんだろうかと言う疑問。。。
まるで夢の中のような出来事だったのに、こんな形で現実に直面するとは!
上手く持って来ましたよね~。毎回伏線の繋げ方、見せ方はアッパレ♪
《野風様。 無事一命を取り留めました。心よりお礼申し上げます。 南方仁》
仁からの手紙を読むと、それを胸に当てる野風の姿にジーン。
エンディングが流れると泣けちゃう(・・、)
洪庵も志半ばでこの世を去るんですね。。。
仁が着物のたもとから取り出した10円玉。どうしてそんな所に?
しかもそこに刻印されていた年数は、平成22年。って何で?
さっぱり読めませ~ん。
次回は火傷による皮膚移植。
ペニシリン製造所が燃やされてしまい、どうなるんでしょ!
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医学館に呼ばれた仁は出向くことになりました。
良い人役が多かった相島さんですが、最近は憎たらしい役が多いですね~。
逆に悪役を多く演じて来た俳優さんに善人を演らせたら、
それ以上の持ち味を見せてくれるのがたまりませんけど。
『白い春』でのお父さん役で、多くの方が泣かされた遠藤憲一さん。
番組スポンサーを読み上げる声はインパクトあり過ぎなんですけど(^_^;)
「やり手のベンチャーが嫌われるようなもの」と仁が呟いたように、
西洋医学を勝手に持ち込んだ新参者の洪庵たちは、
今では、上様から多くの方々まで診る奥医師になったりで、
医学館からは、面白くない存在。
緒方洪庵や伊東玄朴と同じく、多紀元琰も実在した人物だったんですが、
元琰は、和宮の主治医を勤めてるほどの奥医師なんですよね。
1765年に医学館を開設した多紀元孝の子孫。そりゃボンボンの医師ですもん。
仁のような輩には敵対心をむき出しにもなりますわね~。
でもこれが本当だと思うんです。最初は洪庵の人格を怪しんでましたもん、私。
実際も洪庵先生は温厚な人柄で、怒りを発したことが無かったそうで、
他人を思いやり、面倒見の良い方だったと知ると、
武田鉄矢さん演じる洪庵が、まさにその通りの人物…
金八先生に見えちゃうじゃないですか(笑)
この幕末で、聞き慣れた歴史上の大人物の他にも、
こうした多くの実在人物を見せて貰えるのも、面白くて興味津々!
たとえフィクションだと言われようとも^^
あの人とこの人が繋がって…現在がある。
そんな感慨深さに、不思議な縁も感じさせます。
仁はあの時代に本当に居たんじゃないか…とか。
江戸の町では”南方大明神”の護符が出回るほどの人気ぶり。
それを見て案ずる龍馬。さすが浮かれてばかりではないのがこの男ですわ。
「先生は今、光輝いちゅう。で、その光っちゅうがは、必ず影を作りゆうもんじゃ。
…心しておいた方がえぇぜよ」
「そんな大袈裟な」
「暗闇で、バッサリ!行かれるかも、しれんきのぉ。ぶわっははははは」
「斬られたら死ぬのかな、俺」
仁は”今の自分”がよく分かりませんでした。。。
〈…ここに居る俺は、俺じゃないみたいだ。
ここに来てもう半年以上。この手で手術をし、病気にもかかり、
ペニシリンも作り出して来た。だけど、ここで起こることは
どんな生々しい出来事でも、どこかリアルには感じられない。
もしかして俺は、本当はもう夢の中に居るんじゃないだろうか。
永遠に覚めることのない。もし、斬られれば、この血は流れるんだろうか〉
医学館で仁と対面した多紀は、仁の出所の謎や、素性を問い詰めます。
そこでタイミングよく、苦痛に倒れた福田玄孝(佐藤二朗)。
山田がタイミングよくゲロを吐いた時を思い出しますわぁ。
痛がる玄孝の腹を触診した仁は、胃潰瘍穿孔だと診断。
多紀の傍での職務に、玄孝のストレスを感じさせる病名に納得だったりして。
「胃に穴が空いて、内容物が漏れてしまってるんです」
「胃の腑に穴。では助からんではないか。…信じられん。
外から触っただけでどうしてそのようなことが分かるのだ!」
「分かるがじゃ」
嬉しそうに横槍を入れる龍馬がウケる(笑)
手術をすると言う仁に驚く多紀と玄孝。
「動かないで下さい」
「構わん構わん先生。やれ」
「はい」
って龍馬が玄孝の口をふさいで仁に協力する姿に笑える(≧∇≦)ノ彡バンバン!
そして咲と佐分利も手伝い、手術が始まりました。
ゴム手袋を見て不思議に思う多紀らに説明する仁。
外科道具屋も出来たんですね。何でも作れちゃいそうで、凄い進歩。
ところが、助手の咲にはリアルな腑が強烈すぎて、身動きも出来ません。
それでも平気だと言う咲に、
「次のためによく見ておいて下さい」と佐分利に頼む仁。心遣いも優しいです。
糸を結ぶ手さばきは、佐分利同様こちらまで見惚れてしまいましたわぁ。
大沢君の神業を見た(笑)
手術が成功したものの、大変なことになったのは佐分利。
殺された女郎の部屋から佐分利のメスが見つかったと、
医学所で同心から取り調べを受けることに。
「腑分け(解剖)をしておりました」と佐分利は頭を下げますが…
女郎が残した手紙には、診察をして貰っていた佐分利に、
薬礼代わりに、死後はその体を腑分けに使って欲しいと書かれていました。
今では当たり前のような献体や解剖。
それこそ当時は、神に背く行為かも。中々許されることじゃないんでしょうね。
「お上の許す腑分けは、一年に二つ三つでっせ。
そんなもんでどうやって医術学べ言うでっか。
そんなんじゃ、いつまで経っても南方先生の神懸かった医術に
追いつくことなんて出来やしまへんで。それでえぇんでっか!」
責任を取ると言う洪庵に、国のため、道のためにやったと迫る佐分利。
「お前の言う道とは、自分のためだけの道や!
道を開くと言うならば、お前は堂々と”腑分けはすべし”と、
そう叫ぶべきだったんやないか。…
道を開くと言うことはな、自分だけの逃げ道を作ることやない!」
良いシーンでした。。。
でもどうしても金八先生だわ(/ー\)イヤン
自分が招いた歴史の混乱だと感じた仁は、玄朴に申し出ます。
「では、お主が辞めると申すのか」
「はい。以前、佐分利先生に、言ってしまったことを思い出したんです。
医術を志すなら、まずは体を知れと。私がたきつけたようなものです。得体の
知れない私が扇動したとなれば、医学所は責めを追うことはないでしょうし」
洪庵は仁を止めますが…
洪庵が残ることこそ、国のため、道のためだと言う仁。
「分かり易く、利益になるものには、人は皆飛びつきます。それはとても
簡単なことです。ですが、石を投げられ、私財を投げ打ってでも
人を助けたいと願う、医の心を伝えて行くことは、とても難しい事だと思います」
金八洪庵の心を打つ素晴らしい言葉じゃありませんか~。
と思ったんですけどね、龍馬は違ってました。。。
「あんなこと聞いたことおまへんで~」
「いいんですよ。私は」と、嘘をついて佐分利を庇った仁に龍馬は、
「何がどうえぇがじゃ。ここに居ればその医術を広めることも、
いくらでも出来るがじゃろう。…先生には欲っちゅうもんが全く見えんぜよ!
人間は欲深い生きもんじゃ。国のためなら死ぬることが出来るっちゅう志士も、
人のために生きるとほざく医者も、一皮剥けば、成り上がりたい、
金が欲しい、名を残したいっちゅう欲でがんじがらめじゃ。
わしじゃちそうじゃ。頼まれもせんのに、この日の本の国をもっとえぇ国に
したいと思うちょるがは、生まれて来たからには、何かやってやりたいっちゅう
欲からじゃ。けんどその欲があるきぃ、わしゃ進んで行ける。
欲は、生きる源じゃ。じゃが、先生のやっちょることは、
まるで仏じゃ。もし人であるならば死人じゃ」
流石だわ、龍馬!
仁も龍馬の言葉に、見失っていた今の自分が見えたんですから。
〈この時初めて分かったんだ。俺には、この世界に対する執着がない。
だから、私心などないような、仏のようなことが出来るけど、
だからこそきっと、何一つリアルに感じられないんだ。
俺はもう本当に、死んでいるのかもしれないな〉
仁が他の医者たちから疎まれ、狙われていることを花魁から聞いた野風。
今すぐにでもそれを知らせに行きたい思いが沸き起こるものの、叶わぬこと。
手紙に書くと、それは咲へ託されました。
手紙を受け取った咲は、護衛もなしに一人で出かけたと言う仁を追いかけます。
そして竹薮で斬られそうになった仁の体を引き寄せ、セーフ。
刺客を前に、んなアホなも…刺客の足遅っ!…も許せちゃうドラマなのも流石!
《咲様は、あちきが羨ましいと仰ったけんど、あちきは、咲様が羨ましい。
野の花のような風情も、けがれを知らぬ真っ直ぐなお心も、
そして、何より、その身の上が。…
咲様、どうか先生をお守り下さいなんし》
好きな人のところへ向かうことも叶わぬ夢…
手を合わせ祈る野風に胸が熱くなります。愛することは、守ること。
それを咲にお願いする野風が切なくも、美しいのは顔だけじゃなく…
咲には、美しく輝いて見えていた野風は、心も美しかったでありんすなぁ(・・、)
神社へ逃げ込み、声を潜めて隠れる二人。上に被さり仁を守る咲も凄い!
刺客に見つかったと思いきや、別の逢引き場面だったとは。
しかしこの神社は、あっちもこっちも夕刻から…そういうとこなのか。
確かに、草木が生い茂り見え難い(笑)
ブルブル震えながら、咲に守って貰う仁が小さく見えて、
初めて人間らしさを見せたシーンでした。
「もしかしたら、死ぬのも平気かって思ってたんです。
でも、震えてます。あぁ怖かった」
「当たり前です!先生は生きておられるのですから。
死んでも平気なんて、二度と。。。」
「そうですよね。私は、ここで生きてるんですよね」
震える咲の手を握り締め、感謝する仁。
斬られたら自分は本当に死ぬんだろうかと言う疑問。。。
まるで夢の中のような出来事だったのに、こんな形で現実に直面するとは!
上手く持って来ましたよね~。毎回伏線の繋げ方、見せ方はアッパレ♪
《野風様。 無事一命を取り留めました。心よりお礼申し上げます。 南方仁》
仁からの手紙を読むと、それを胸に当てる野風の姿にジーン。
エンディングが流れると泣けちゃう(・・、)
洪庵も志半ばでこの世を去るんですね。。。
仁が着物のたもとから取り出した10円玉。どうしてそんな所に?
しかもそこに刻印されていた年数は、平成22年。って何で?
さっぱり読めませ~ん。
次回は火傷による皮膚移植。
ペニシリン製造所が燃やされてしまい、どうなるんでしょ!
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2009年11月09日
『JIN-仁-』 第5話
野風に、末期の梅毒患者・夕霧(高岡早紀)の治療を頼まれた仁は、
手の下しようがないと断りましたが…
「今の我らに、何かできることはないんでしょうか。
今、目の前で苦しんでおる民のために」
洪庵の言葉に仁はまず、梅毒の感染を防ぐため、女郎たちを調べることに。
ところが女郎たちは大反論。
一度梅毒にかかった者が床に着くことを”鳥屋につく”と言い、
回復した後は一人前の女郎になったと値が上がると説明する野風。
そんなとんでもない誤解も、
「知っとうす。…」
「ではなぜ皆さん、治そうとしないのですか?」
「治せないのでありんしょう?治せるなら皆、聞く耳も持ちんしょう。
けんど余計なお調べだけをされ、仕事から外されては、
たちまちおまんまは食い上げ。体を売らずに、女郎にどうやって生きて行けと」
何も言い返せず、考えが甘かったことを反省する仁と咲。。。
〈梅毒の特効薬ペニシリン。…
もし俺がこの時代にペニシリンを作り出すことが出来たら、
定められた誰かの運命を変えることが出来るかもしれない。
医学の歴史の針を進めることが出来るかもしれない。
そしてこれは、俺の運命なのかもしれない。
ひょっとしたら、俺はそのためにここへ送られて来たんじゃないのか。
そうなのか?未来〉
私も、仁の考えと同じように思えて来ましたよ。
仁がここへやって来たことは、
意味のあったことだと思わずには居られませんもん。
現代に居た頃よりも精神的にも強くなって、助けたい気持ちも強くなって、
本当の”医者”になって行くのを見てるのが気持ち良いぐらい。
自分が作った薬の効果が発揮するのを見るのも、気持ち良いでしょうね~(^_^;)
カビからどうやってペニシリンを作るのか…
最初の一歩が思い出せないと言う仁を助けたのは咲でした。
恭太郎と仁が話すのを立ち聞きしていた咲は油の壷を倒し、
「床についた油を、油で落とすのです」と慌てて床掃除。それを見て、
「そうだ。油だ!」と思い出した仁。
《油は油で落とすって言うでしょ。
ろ過した青かびの培養液に菜種油を加えて撹拌するんです》
そう仁に教えてくれたのは未来。
これが未来との出会いでもありました。
仁は洪庵に頼みます。
医学所で泊り込みで薬を作ると聞いた咲。
吉原ではないことにホッとするとこが可愛い。
「何かお手伝いできることはございませんか?」
「青カビを集めていただけますか。
できるだけ、色んな所の物を集めてもらえると助かります」
医学所でペニシリンを作り始めたのを見て、良く思わない者も居るんですね~。
「腹立たしい。緒方先生は医学所を自分の塾だと勘違いされてるのではないか」
伊東玄朴派の医師たち。
咲が医学所で佐分利に渡した重箱の風呂敷包み。
「これ、皆さんでどうぞ」って、お弁当かと思いますって~(笑)
お腹を空かせた医師達が大喜びで開けると…
「これは見事なカビ。。。」
何?見事に並んでるのは、みかん?饅頭?(≧∇≦)ノ彡バンバン!
しかし咲が一々”吉原”に敏感に反応するのも可愛くて可笑しい。
夕霧の腐った膿からブドウ球菌を採取。
ペニシリンを抽出するまでの作業に食い入るように見てしまうのは、
医師たちだけでなく、現代の私たちもでしょう。スゴイです!
それに使われる、ろ過装置やタライでの撹拌や炭の使い方なども、
仁の説明と見事な手さばきを医師達は見守りますが…
分かってるんでしょうか?この神業早業を(^_^;)
抽出して終わりではないんですね。
その薬効も調べなければなりません。
寒天で作った培地の上にブドウ球菌をすり付けたものに、
抽出液を垂らし蓋をして数日…表面の変化を待ちます。
野風の自慢だった夕霧姐さんは。。。
見世に出られなくなった夕霧の客の引き立てもあり、
次の呼び出しが自分になったことを、
夕霧に嫌味でも言われると思っていた野風でしたが…
「よくやったでありんすなぁ」
それで貰ったのがあの万華鏡だったんですね~。
「泣いても一生、笑うても一生、ならば今生泣くまいぞ。
どうぞ、覚えておいておくんなんしぃ」
こんな素敵な言葉を送る夕霧ですもん。誰からも慕われたと思いますわ。
野風の子供の頃からの憧れ…分かる気がします。
夕霧姐さんへの思いは特別なものだったんですね~。
薬効を確認する日。
薬効があれば表面に円が出来る。。。
「一番、薬効なし」
順番に蓋を開けて行く山田。それを書き記す佐分利。
〈俺に、力を〉。。。目を瞑り、拳を握り祈る仁。
「十八番。。。南方先生、これは!」
皿を見て頷く仁に、
「十八番、薬効ありー!」大喜びの医師達。
皿を握り締め、嬉しさが込み上げる一方、複雑な思いの仁でした…
〈歴史上、まだこの世に存在するはずのないペニシリン。
それを作り出してしまった。俺の、この手で。
でもこれは、本当に許される行為だったのだろうか〉
危篤の夕霧の所へ急ぐ仁に、洪庵は付き添えず、
佐分利たちもペニシリン作りで無理。そこへ咲が…
「わ、わたくしが!わたくしで、お役に立てるのでございますなら。
わたくしも、医を志す者ですから」
「もちろんです。お願い出来ますか」
「はい」
ところが大門切手がない咲は吉原へは入れません。
すると咲は、かんざしを外し解けた髪で、
「どなたか、お着物をお貸し下さいませ!」と、男装の麗人(^_^;)
意識が戻れば助かる可能性があると、夕霧にペニシリンを注射し続ける仁。
助手を務める咲の動きも見事です。もう仁には欠かせない存在になってますね。
やっぱり医者になるしかないでしょう。咲の運命もそう変えちゃったんですから。
そうそう、死に化粧を考えたのは咲が先(笑)
「戻って下さい。夕霧さん!」
目を覚ました夕霧を見て、部屋の外で手を合わせ涙を流す野風が。
〈俺たちのペニシリンは、確かに梅毒に一撃を与えた。
でも、手に入れられるペニシリンはあまりにも少量で、
その効力も不安定なものでしかなかった。
そして、五日目の早朝。。。〉
劇的な復活を見せた夕霧でしたが…
「何だか吹き出物が減ったような。。。」
「薬のお陰でありんすよ。鏡をお持ちしんしょう」
華やかで綺麗だった頃の夕霧の絵を見た咲は、
「先生、夕霧さんにお化粧して差し上げてもよろしいでしょうか」
「私からもお願いします。もうこれ以上は、すみません」
鈴屋夫妻に頭を下げた仁。
それを廊下で聞く、鏡を抱いた野風(/_;)
「姐さん、鏡でありんす。。。お綺麗でありんすよ」
「ほんだすかえ~」
「笑っておくんなんし、姐さん。
笑っても一生、泣いても一生、ならば今生」
「泣くまいぞ」(T_T)
「皆様、ありがとう。けんど、苦しむことにも飽きんした。
もう、堪忍しておくれなんし。おさらばえ~」
声を振り絞り、合わせた両手を挙げると、息絶えました。
「ありがとうおざんした、先生」
両手を突き、涙を流しお礼を言う野風。
夕霧の最期は苦しまずに逝ったことが救いでした。
《出来ないって言葉、嫌いなんです。それだけです》
ペニシリンの作り方を教えてくれたのは、写真の女性・未来だと咲に話す仁。
ペニシリンを作るなんて無理だと、友人と話していた見習い生だった頃の仁。
それを隣で聞いていた未来は数日後…
『天然ペニシリン精製に関する一考察』のレポートを仁に見せるのでした。
しかしよく思い出せましたね。。。あ、これも咲の力か(^_^;)
二人が写る写真はまた変わっていました。明るい笑顔の仁と未来。
〈全てが前向きに動き始めたように思えた。
でも、俺の知らないところで、とんでもない事態が起こっていたんだ。
西洋医学所を設立した、伊東玄朴先生が突如、奥医師筆頭の地位を追われ
失脚。西洋医学所では旗色の悪くなった伊東先生派の医者達が不安と
不満を抱き始めていた〉
女郎が滅多裂きにされて殺されたのは佐分利が関係してたんですね。
研究熱心な佐分利ゆえに、女郎を使って…
殺した訳じゃないですよね?遺体を使って解剖したんでしょ?
次回は仁が刺客に?それで現代に戻るとか。
いやまだ土佐弁を身につけないと…
って、病院へ運び込まれたあの身元不明男性が、
仁だったらの話です(^_^;)
あの胎児も謎のままですしね~。
坂本龍馬暗殺事件の前に、仁は何かしようとするはずですよね?
あ~、まだ5話なんですよ~。モヤモヤするぅ。。。
いやワクワクするぅ(笑)
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手の下しようがないと断りましたが…
「今の我らに、何かできることはないんでしょうか。
今、目の前で苦しんでおる民のために」
洪庵の言葉に仁はまず、梅毒の感染を防ぐため、女郎たちを調べることに。
ところが女郎たちは大反論。
一度梅毒にかかった者が床に着くことを”鳥屋につく”と言い、
回復した後は一人前の女郎になったと値が上がると説明する野風。
そんなとんでもない誤解も、
「知っとうす。…」
「ではなぜ皆さん、治そうとしないのですか?」
「治せないのでありんしょう?治せるなら皆、聞く耳も持ちんしょう。
けんど余計なお調べだけをされ、仕事から外されては、
たちまちおまんまは食い上げ。体を売らずに、女郎にどうやって生きて行けと」
何も言い返せず、考えが甘かったことを反省する仁と咲。。。
〈梅毒の特効薬ペニシリン。…
もし俺がこの時代にペニシリンを作り出すことが出来たら、
定められた誰かの運命を変えることが出来るかもしれない。
医学の歴史の針を進めることが出来るかもしれない。
そしてこれは、俺の運命なのかもしれない。
ひょっとしたら、俺はそのためにここへ送られて来たんじゃないのか。
そうなのか?未来〉
私も、仁の考えと同じように思えて来ましたよ。
仁がここへやって来たことは、
意味のあったことだと思わずには居られませんもん。
現代に居た頃よりも精神的にも強くなって、助けたい気持ちも強くなって、
本当の”医者”になって行くのを見てるのが気持ち良いぐらい。
自分が作った薬の効果が発揮するのを見るのも、気持ち良いでしょうね~(^_^;)
カビからどうやってペニシリンを作るのか…
最初の一歩が思い出せないと言う仁を助けたのは咲でした。
恭太郎と仁が話すのを立ち聞きしていた咲は油の壷を倒し、
「床についた油を、油で落とすのです」と慌てて床掃除。それを見て、
「そうだ。油だ!」と思い出した仁。
《油は油で落とすって言うでしょ。
ろ過した青かびの培養液に菜種油を加えて撹拌するんです》
そう仁に教えてくれたのは未来。
これが未来との出会いでもありました。
仁は洪庵に頼みます。
医学所で泊り込みで薬を作ると聞いた咲。
吉原ではないことにホッとするとこが可愛い。
「何かお手伝いできることはございませんか?」
「青カビを集めていただけますか。
できるだけ、色んな所の物を集めてもらえると助かります」
医学所でペニシリンを作り始めたのを見て、良く思わない者も居るんですね~。
「腹立たしい。緒方先生は医学所を自分の塾だと勘違いされてるのではないか」
伊東玄朴派の医師たち。
咲が医学所で佐分利に渡した重箱の風呂敷包み。
「これ、皆さんでどうぞ」って、お弁当かと思いますって~(笑)
お腹を空かせた医師達が大喜びで開けると…
「これは見事なカビ。。。」
何?見事に並んでるのは、みかん?饅頭?(≧∇≦)ノ彡バンバン!
しかし咲が一々”吉原”に敏感に反応するのも可愛くて可笑しい。
夕霧の腐った膿からブドウ球菌を採取。
ペニシリンを抽出するまでの作業に食い入るように見てしまうのは、
医師たちだけでなく、現代の私たちもでしょう。スゴイです!
それに使われる、ろ過装置やタライでの撹拌や炭の使い方なども、
仁の説明と見事な手さばきを医師達は見守りますが…
分かってるんでしょうか?この神業早業を(^_^;)
抽出して終わりではないんですね。
その薬効も調べなければなりません。
寒天で作った培地の上にブドウ球菌をすり付けたものに、
抽出液を垂らし蓋をして数日…表面の変化を待ちます。
野風の自慢だった夕霧姐さんは。。。
見世に出られなくなった夕霧の客の引き立てもあり、
次の呼び出しが自分になったことを、
夕霧に嫌味でも言われると思っていた野風でしたが…
「よくやったでありんすなぁ」
それで貰ったのがあの万華鏡だったんですね~。
「泣いても一生、笑うても一生、ならば今生泣くまいぞ。
どうぞ、覚えておいておくんなんしぃ」
こんな素敵な言葉を送る夕霧ですもん。誰からも慕われたと思いますわ。
野風の子供の頃からの憧れ…分かる気がします。
夕霧姐さんへの思いは特別なものだったんですね~。
薬効を確認する日。
薬効があれば表面に円が出来る。。。
「一番、薬効なし」
順番に蓋を開けて行く山田。それを書き記す佐分利。
〈俺に、力を〉。。。目を瞑り、拳を握り祈る仁。
「十八番。。。南方先生、これは!」
皿を見て頷く仁に、
「十八番、薬効ありー!」大喜びの医師達。
皿を握り締め、嬉しさが込み上げる一方、複雑な思いの仁でした…
〈歴史上、まだこの世に存在するはずのないペニシリン。
それを作り出してしまった。俺の、この手で。
でもこれは、本当に許される行為だったのだろうか〉
危篤の夕霧の所へ急ぐ仁に、洪庵は付き添えず、
佐分利たちもペニシリン作りで無理。そこへ咲が…
「わ、わたくしが!わたくしで、お役に立てるのでございますなら。
わたくしも、医を志す者ですから」
「もちろんです。お願い出来ますか」
「はい」
ところが大門切手がない咲は吉原へは入れません。
すると咲は、かんざしを外し解けた髪で、
「どなたか、お着物をお貸し下さいませ!」と、男装の麗人(^_^;)
意識が戻れば助かる可能性があると、夕霧にペニシリンを注射し続ける仁。
助手を務める咲の動きも見事です。もう仁には欠かせない存在になってますね。
やっぱり医者になるしかないでしょう。咲の運命もそう変えちゃったんですから。
そうそう、死に化粧を考えたのは咲が先(笑)
「戻って下さい。夕霧さん!」
目を覚ました夕霧を見て、部屋の外で手を合わせ涙を流す野風が。
〈俺たちのペニシリンは、確かに梅毒に一撃を与えた。
でも、手に入れられるペニシリンはあまりにも少量で、
その効力も不安定なものでしかなかった。
そして、五日目の早朝。。。〉
劇的な復活を見せた夕霧でしたが…
「何だか吹き出物が減ったような。。。」
「薬のお陰でありんすよ。鏡をお持ちしんしょう」
華やかで綺麗だった頃の夕霧の絵を見た咲は、
「先生、夕霧さんにお化粧して差し上げてもよろしいでしょうか」
「私からもお願いします。もうこれ以上は、すみません」
鈴屋夫妻に頭を下げた仁。
それを廊下で聞く、鏡を抱いた野風(/_;)
「姐さん、鏡でありんす。。。お綺麗でありんすよ」
「ほんだすかえ~」
「笑っておくんなんし、姐さん。
笑っても一生、泣いても一生、ならば今生」
「泣くまいぞ」(T_T)
「皆様、ありがとう。けんど、苦しむことにも飽きんした。
もう、堪忍しておくれなんし。おさらばえ~」
声を振り絞り、合わせた両手を挙げると、息絶えました。
「ありがとうおざんした、先生」
両手を突き、涙を流しお礼を言う野風。
夕霧の最期は苦しまずに逝ったことが救いでした。
《出来ないって言葉、嫌いなんです。それだけです》
ペニシリンの作り方を教えてくれたのは、写真の女性・未来だと咲に話す仁。
ペニシリンを作るなんて無理だと、友人と話していた見習い生だった頃の仁。
それを隣で聞いていた未来は数日後…
『天然ペニシリン精製に関する一考察』のレポートを仁に見せるのでした。
しかしよく思い出せましたね。。。あ、これも咲の力か(^_^;)
二人が写る写真はまた変わっていました。明るい笑顔の仁と未来。
〈全てが前向きに動き始めたように思えた。
でも、俺の知らないところで、とんでもない事態が起こっていたんだ。
西洋医学所を設立した、伊東玄朴先生が突如、奥医師筆頭の地位を追われ
失脚。西洋医学所では旗色の悪くなった伊東先生派の医者達が不安と
不満を抱き始めていた〉
女郎が滅多裂きにされて殺されたのは佐分利が関係してたんですね。
研究熱心な佐分利ゆえに、女郎を使って…
殺した訳じゃないですよね?遺体を使って解剖したんでしょ?
次回は仁が刺客に?それで現代に戻るとか。
いやまだ土佐弁を身につけないと…
って、病院へ運び込まれたあの身元不明男性が、
仁だったらの話です(^_^;)
あの胎児も謎のままですしね~。
坂本龍馬暗殺事件の前に、仁は何かしようとするはずですよね?
あ~、まだ5話なんですよ~。モヤモヤするぅ。。。
いやワクワクするぅ(笑)
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2009年11月02日
『JIN-仁-』 第4話
今回の咲は、今までのような芯の強い姿を見せていたものとは違って、
可愛らしさ全開で、これまた咲の好感度アップでしたわぁ。
男性陣はヤラれちゃったんじゃないですかぁ?フフ
西洋医学所で講義をするようになった仁。
その話を真剣に聞き入り書き記す洪庵の姿に、山田たちも気合が入るのでした。
「脚気はビタミンB1の不足によって起きる病とか。…」
「米ぬかや玄米、さつまいももいいですね」
あ~、枝豆も付け加えて欲しかった~(^_^;)
頭に穴を開ける道具を興味津々に見入る咲に、
「やってみますか?」
「はい!」
と嬉しそうに使ってみる咲を見てると、
初の女医になってしまうんではないかと思わずにはいられませんよ。
仁の顔に急接近して驚き、思わず遠ざかる咲が初々しくて可愛い!
仁は心が揺らがないんでしょうかねぇ。案外鈍感?(笑)
電気ドリルの便利さもそうですが、江戸での暮らしの中から物作りをすることで、
当たり前に過ごしていた便利な現代を振り返り、初心に帰る思いでしょうね。
世の中便利になりすぎて、動こうとしない自分をちと反省したりσ(^_^;
「あの、夕げの豆腐は揚げ出しか、湯豆腐か」
「あ~、揚げ出しで」
この咲との何気ない会話も、後半で活きて来るとこが良かったですわぁ。。。
龍馬は仁を吉原へ連れて行きます。目を瞑らせた仁の手を引いて(笑)
「もうえぇぜよ。ゆ~くり目を開けとうせ。ここが天下の吉原じゃきぃ!あははは」
「本当の吉原、見れただけでも」
仁は、その美しさにホレボレ~。
赤い提灯で照らされたそこは、どんな風に綺麗だったんでしょうかね~。
歴史を実際の目で見て歩く仁が羨ましいです。
京都太秦の撮影所へ遊びに行った時に、この赤い格子の中に入り
写真を撮った時のことを思い出しました。。。あの頃は若かった~(笑)
そうそう、あの頃の撮影所思うと、CG使いで町も広々と感じますわぁ。
咲の母親が登場する場面や、龍馬とのやり取りでの効果音が上手いですね。
「鈴屋」へ仁を無理矢理引っ張って行くまでが可笑しくて(ノ∇≦*)キャハハッ♪
咲に夕食を頼んであるので帰ると言う仁を羽交い絞めにする龍馬。
「実は前から好いちょるおなごが居るけんど、
それがこの見世で一番の「呼び出し」っちゅう花魁でのぉ、…
噂によると、どうもその花魁は、医者を探しちょるらしゅうて」
そこへ現れた花魁・野風を見た仁は、さぁ大変!
〈未来、信じてもらえないだろうが、俺はその時、とんでもないものを見たんだ。
吉原で出会ったんだよ。もう一人の、君と〉
ここから流れ出すBGMでのタイトルバックも、相変わらずイイんですよね~。
「どんな病も治せるでありんすか」
「いやどんな病というわけに」
「もちろんじゃー!何でも治せるきぃ。なゃ」(笑)
毎度、どんなことでも強く肯定する龍馬が可笑しい。
このプラス思考さが世の中を変えようとする原動力だったんでしょう。
思わず「お子さんは?」なんて訊いてしまった仁に、
がっかりする野風は、アッカンベーをしてその場から立ち去りました。
「おやじ様の恩人でも、あちきは浅葱裏と盃を交わすのは嫌でありんす」
【浅葱裏(あさぎうら)】 田舎から出て来た藩士のこと
帰り際、仁は若衆に野風への言伝を残します。。。
鈴屋彦三郎(六平直政)が二十日前から具合が悪いことを
女将(水沢アキ)から聞いた龍馬は、仁を江戸で評判の名医だと紹介し、
「彦三郎殿を診てもろうたらえぇ」
「え?」(笑)
「誠でございますか~?」
「この先生にかかれば、何もかんも嘘のように治ってしまうぜよ」
「ちょっと龍馬さん」q(≧∀≦q*)
「野風花魁、実は先ほどのお医者様が、花魁は”貧血”と言うものではないかと。
クラリと来たり、心の臓が強く打ったり、息切れがしたりするそうで、
花魁の目の下のところが異様に白いんで、
そうではないかと思われたそうでげす。…」
と野風に、海苔、ワカメ、昆布を差し出した若衆。
それでアッカンベー。。。上手かったですね~。
女将から彦三郎の様子を聞いた仁は、慢性硬膜下血腫ではないかと判断。
「頭に穴を!」
そりゃ驚きますよね~。女将は傍で見てない方がいいと思いましたけど。
CTがないのに触診で判断するんですから、これも一か八か。
「手術を、どうかその手術とやらを、しておくれなんし」
と野風登場。貧血を見抜いた仁を名医と認め、
「この方しかおりんせん」と女将に頼みます。
「助からなかったらその時は、どう落とし前つけてくれるんだい?」
「その時は、あの旦那様と、盃を交わしんしょ」。。。嫌な客の相手をすると約束。
恭太郎から頼まれた手術道具を用意する咲は、写真を見つけます。
「何?」
ホント、何?ですよね~。よく出来た絵じゃないし(^_^;)
吉原で恭太郎を見つめていた若い花魁は誰なんでしょう?幼馴染みとか?
彦三郎の手術が始まりました。。。
最初に開けた穴からは血腫は見られず、もう一つ穴を開けることに…
「今のあちきがあるのは、おやじ様のお陰でありんすゆえ」
と龍馬に話す野風。
10歳の頃に売られて来た野風。逃げ出したものの、帰る場所はなく、
鈴屋に戻った野風を優しく迎えてくれた彦三郎でした。
女の下克上、吉原で最上格の「呼び出し」と呼ばれる花魁になる。。。
そう決意させた彦三郎の言葉。
「…嫌な客と寝ることはない。
金も意気もある本物の男を、色にすることも出来る。
ここにはそう言う栄華がある。ただし、それができるのは、
一握りの花魁だけだ」
野風の容姿・才気・根性を見抜いてたんですね。
おやじ様に誓った10歳の野風でした。。。
六平さんが優しく語りかけて飯を与えていると、騙して売り飛ばすんじゃ
ないかと思えちゃうんですけどね、もう売られて来てるから大丈夫(笑)
中谷美紀ちゃんって、未来よりも野風の方が活きますね。イイ感じ。
二つ目の穴から血腫が見つかりました!
「あの、これで野風さんのお話、なくなりますよね?
意にそわない客をとると言うお話は」
そう女将に話す仁の言葉に、隣の部屋で聞いていた野風は、
「そんなことを憶えて。。。」
と目を潤ませ微笑むのでした。惚れてありんすやろぉ~!(*゚0゚)ハッヾ(゚∇゚*)オイ
何だかウルウルしちゃうシーンでしたわぁ。
明け方になり、帰る仁に野風は、
「ぜひ、またご登桜を。その際には心より、もてなしさせていただくでありんす」
と心から感謝の気持ちを伝えるのでした。
龍馬も引き下がってはいません。
「浅葱裏っちゅうがは、野暮やけんど、れっきとした武士のことを言うがじゃろ。
わしゃそんなえぇもんやないぜよ。ただの脱藩浪人じゃ。
脱藩浪人の、坂本龍馬。
浅葱裏に失礼じゃきぃ、今度は間違わんでくれるかのぉ」
「あい。脱藩浪人の坂本龍馬様。しかと覚えておくでありんす」ニコ
あのお高く留まっていた野風とは違う、心を許した笑顔が良かったです。
明け方の空を飛んで行く烏を見た龍馬は…
「明烏かよ」
「あっ、あれ、明烏って結局どういう話なんですか?」
「ふんっ、おもろない話ぜよ」(笑)
【明烏】→ウィキペデイア
そう言えば『タイガー&ドラゴン』でも、落語と合わせて見せてくれましたね!
春風亭昇太さんの回で…懐かしい~('▽'*)。。oO
「お帰りなさいませ。手術は上手く行きましたか?」
と、恭太郎と仁を明るく出迎えた咲。やっぱり賢い子ですね~。
仁が吉原で…って誤解してます?(笑)
健気で可愛すぎますよ~。
今回はまた着物と髪飾りも可愛くて…意識してます?^^
〈未来、教えて欲しいことがある。野風さんは君のご先祖様なんだろうか。
彼女と関わることは、君の未来をいい方向に変えて行くのか、
悪い方向に導いて行くのか、それとも何の関係もないのか〉
すったもんだがありまして。。。
写真を見て驚く仁。日付は変わらないのに、
そこは病室ではなく、元気な未来と笑顔で写る二人でした。
〈この出会いが、君に幸あれかしと、願うばかりだ〉
「女性は入れないと聞きましたが」
「兄に大門の切手を取ってもらいました」
「何か怒ってます?」
「。。。」
やっぱり面白くないのね~。咲が可愛い!(≧∇≦)ノ彡バンバン!
てかこういう女心って男には分からないでしょうね。
彦三郎の往診にやって来た二人。
「遊んでけって言うのに、揚げ出し豆腐が食べたいからって、
さっさと帰っちゃって」
女将の言葉に嬉しそうな咲。ここでも何だかジーンと来ちゃいましたよ。
女はこういう真実が欲しいんですよね~。安心感が♪
そこで野風を見て驚いた咲。そこには、写真に写っていた女性が!
って頭がおかしくなりそうですよね。何が何やら。何でここに?みたいな?
そして次回は”梅毒”。吉原らしい流行り病を持って来ますかぁ。
毎度、ネタは尽きず飽きさせませんね~^^
チラッと見せた謎の男も残してくれましたしね~。
このドラマ、一連の流れや繋がりの見せ方が本当に上手い!
世界初の抗生物質・ペニシリン。
仁が、それよりも半世紀前に発明しちゃうことになるんでしょうか?
龍馬や洪庵との出会いや、コロリの治療では、歴史は仁の登場で既に変わり、
現在に至ってたのかもしれないとも思えてたんですが。。。
どうまとめてくれるのか全く読めず、楽しみです♪
しばらく我が家では「ありんすありんす」飛び交ってました。
「早くお風呂に入るでありんす」(笑)
いつもありがとうございます。
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可愛らしさ全開で、これまた咲の好感度アップでしたわぁ。
男性陣はヤラれちゃったんじゃないですかぁ?フフ
西洋医学所で講義をするようになった仁。
その話を真剣に聞き入り書き記す洪庵の姿に、山田たちも気合が入るのでした。
「脚気はビタミンB1の不足によって起きる病とか。…」
「米ぬかや玄米、さつまいももいいですね」
あ~、枝豆も付け加えて欲しかった~(^_^;)
頭に穴を開ける道具を興味津々に見入る咲に、
「やってみますか?」
「はい!」
と嬉しそうに使ってみる咲を見てると、
初の女医になってしまうんではないかと思わずにはいられませんよ。
仁の顔に急接近して驚き、思わず遠ざかる咲が初々しくて可愛い!
仁は心が揺らがないんでしょうかねぇ。案外鈍感?(笑)
電気ドリルの便利さもそうですが、江戸での暮らしの中から物作りをすることで、
当たり前に過ごしていた便利な現代を振り返り、初心に帰る思いでしょうね。
世の中便利になりすぎて、動こうとしない自分をちと反省したりσ(^_^;
「あの、夕げの豆腐は揚げ出しか、湯豆腐か」
「あ~、揚げ出しで」
この咲との何気ない会話も、後半で活きて来るとこが良かったですわぁ。。。
龍馬は仁を吉原へ連れて行きます。目を瞑らせた仁の手を引いて(笑)
「もうえぇぜよ。ゆ~くり目を開けとうせ。ここが天下の吉原じゃきぃ!あははは」
「本当の吉原、見れただけでも」
仁は、その美しさにホレボレ~。
赤い提灯で照らされたそこは、どんな風に綺麗だったんでしょうかね~。
歴史を実際の目で見て歩く仁が羨ましいです。
京都太秦の撮影所へ遊びに行った時に、この赤い格子の中に入り
写真を撮った時のことを思い出しました。。。あの頃は若かった~(笑)
そうそう、あの頃の撮影所思うと、CG使いで町も広々と感じますわぁ。
咲の母親が登場する場面や、龍馬とのやり取りでの効果音が上手いですね。
「鈴屋」へ仁を無理矢理引っ張って行くまでが可笑しくて(ノ∇≦*)キャハハッ♪
咲に夕食を頼んであるので帰ると言う仁を羽交い絞めにする龍馬。
「実は前から好いちょるおなごが居るけんど、
それがこの見世で一番の「呼び出し」っちゅう花魁でのぉ、…
噂によると、どうもその花魁は、医者を探しちょるらしゅうて」
そこへ現れた花魁・野風を見た仁は、さぁ大変!
〈未来、信じてもらえないだろうが、俺はその時、とんでもないものを見たんだ。
吉原で出会ったんだよ。もう一人の、君と〉
ここから流れ出すBGMでのタイトルバックも、相変わらずイイんですよね~。
「どんな病も治せるでありんすか」
「いやどんな病というわけに」
「もちろんじゃー!何でも治せるきぃ。なゃ」(笑)
毎度、どんなことでも強く肯定する龍馬が可笑しい。
このプラス思考さが世の中を変えようとする原動力だったんでしょう。
思わず「お子さんは?」なんて訊いてしまった仁に、
がっかりする野風は、アッカンベーをしてその場から立ち去りました。
「おやじ様の恩人でも、あちきは浅葱裏と盃を交わすのは嫌でありんす」
【浅葱裏(あさぎうら)】 田舎から出て来た藩士のこと
帰り際、仁は若衆に野風への言伝を残します。。。
鈴屋彦三郎(六平直政)が二十日前から具合が悪いことを
女将(水沢アキ)から聞いた龍馬は、仁を江戸で評判の名医だと紹介し、
「彦三郎殿を診てもろうたらえぇ」
「え?」(笑)
「誠でございますか~?」
「この先生にかかれば、何もかんも嘘のように治ってしまうぜよ」
「ちょっと龍馬さん」q(≧∀≦q*)
「野風花魁、実は先ほどのお医者様が、花魁は”貧血”と言うものではないかと。
クラリと来たり、心の臓が強く打ったり、息切れがしたりするそうで、
花魁の目の下のところが異様に白いんで、
そうではないかと思われたそうでげす。…」
と野風に、海苔、ワカメ、昆布を差し出した若衆。
それでアッカンベー。。。上手かったですね~。
女将から彦三郎の様子を聞いた仁は、慢性硬膜下血腫ではないかと判断。
「頭に穴を!」
そりゃ驚きますよね~。女将は傍で見てない方がいいと思いましたけど。
CTがないのに触診で判断するんですから、これも一か八か。
「手術を、どうかその手術とやらを、しておくれなんし」
と野風登場。貧血を見抜いた仁を名医と認め、
「この方しかおりんせん」と女将に頼みます。
「助からなかったらその時は、どう落とし前つけてくれるんだい?」
「その時は、あの旦那様と、盃を交わしんしょ」。。。嫌な客の相手をすると約束。
恭太郎から頼まれた手術道具を用意する咲は、写真を見つけます。
「何?」
ホント、何?ですよね~。よく出来た絵じゃないし(^_^;)
吉原で恭太郎を見つめていた若い花魁は誰なんでしょう?幼馴染みとか?
彦三郎の手術が始まりました。。。
最初に開けた穴からは血腫は見られず、もう一つ穴を開けることに…
「今のあちきがあるのは、おやじ様のお陰でありんすゆえ」
と龍馬に話す野風。
10歳の頃に売られて来た野風。逃げ出したものの、帰る場所はなく、
鈴屋に戻った野風を優しく迎えてくれた彦三郎でした。
女の下克上、吉原で最上格の「呼び出し」と呼ばれる花魁になる。。。
そう決意させた彦三郎の言葉。
「…嫌な客と寝ることはない。
金も意気もある本物の男を、色にすることも出来る。
ここにはそう言う栄華がある。ただし、それができるのは、
一握りの花魁だけだ」
野風の容姿・才気・根性を見抜いてたんですね。
おやじ様に誓った10歳の野風でした。。。
六平さんが優しく語りかけて飯を与えていると、騙して売り飛ばすんじゃ
ないかと思えちゃうんですけどね、もう売られて来てるから大丈夫(笑)
中谷美紀ちゃんって、未来よりも野風の方が活きますね。イイ感じ。
二つ目の穴から血腫が見つかりました!
「あの、これで野風さんのお話、なくなりますよね?
意にそわない客をとると言うお話は」
そう女将に話す仁の言葉に、隣の部屋で聞いていた野風は、
「そんなことを憶えて。。。」
と目を潤ませ微笑むのでした。惚れてありんすやろぉ~!(*゚0゚)ハッヾ(゚∇゚*)オイ
何だかウルウルしちゃうシーンでしたわぁ。
明け方になり、帰る仁に野風は、
「ぜひ、またご登桜を。その際には心より、もてなしさせていただくでありんす」
と心から感謝の気持ちを伝えるのでした。
龍馬も引き下がってはいません。
「浅葱裏っちゅうがは、野暮やけんど、れっきとした武士のことを言うがじゃろ。
わしゃそんなえぇもんやないぜよ。ただの脱藩浪人じゃ。
脱藩浪人の、坂本龍馬。
浅葱裏に失礼じゃきぃ、今度は間違わんでくれるかのぉ」
「あい。脱藩浪人の坂本龍馬様。しかと覚えておくでありんす」ニコ
あのお高く留まっていた野風とは違う、心を許した笑顔が良かったです。
明け方の空を飛んで行く烏を見た龍馬は…
「明烏かよ」
「あっ、あれ、明烏って結局どういう話なんですか?」
「ふんっ、おもろない話ぜよ」(笑)
【明烏】→ウィキペデイア
そう言えば『タイガー&ドラゴン』でも、落語と合わせて見せてくれましたね!
春風亭昇太さんの回で…懐かしい~('▽'*)。。oO
「お帰りなさいませ。手術は上手く行きましたか?」
と、恭太郎と仁を明るく出迎えた咲。やっぱり賢い子ですね~。
仁が吉原で…って誤解してます?(笑)
健気で可愛すぎますよ~。
今回はまた着物と髪飾りも可愛くて…意識してます?^^
〈未来、教えて欲しいことがある。野風さんは君のご先祖様なんだろうか。
彼女と関わることは、君の未来をいい方向に変えて行くのか、
悪い方向に導いて行くのか、それとも何の関係もないのか〉
すったもんだがありまして。。。
写真を見て驚く仁。日付は変わらないのに、
そこは病室ではなく、元気な未来と笑顔で写る二人でした。
〈この出会いが、君に幸あれかしと、願うばかりだ〉
「女性は入れないと聞きましたが」
「兄に大門の切手を取ってもらいました」
「何か怒ってます?」
「。。。」
やっぱり面白くないのね~。咲が可愛い!(≧∇≦)ノ彡バンバン!
てかこういう女心って男には分からないでしょうね。
彦三郎の往診にやって来た二人。
「遊んでけって言うのに、揚げ出し豆腐が食べたいからって、
さっさと帰っちゃって」
女将の言葉に嬉しそうな咲。ここでも何だかジーンと来ちゃいましたよ。
女はこういう真実が欲しいんですよね~。安心感が♪
そこで野風を見て驚いた咲。そこには、写真に写っていた女性が!
って頭がおかしくなりそうですよね。何が何やら。何でここに?みたいな?
そして次回は”梅毒”。吉原らしい流行り病を持って来ますかぁ。
毎度、ネタは尽きず飽きさせませんね~^^
チラッと見せた謎の男も残してくれましたしね~。
このドラマ、一連の流れや繋がりの見せ方が本当に上手い!
世界初の抗生物質・ペニシリン。
仁が、それよりも半世紀前に発明しちゃうことになるんでしょうか?
龍馬や洪庵との出会いや、コロリの治療では、歴史は仁の登場で既に変わり、
現在に至ってたのかもしれないとも思えてたんですが。。。
どうまとめてくれるのか全く読めず、楽しみです♪
しばらく我が家では「ありんすありんす」飛び交ってました。
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2009年10月26日
『JIN-仁-』 第3話
タエが亡くなってしまったことで、
死ぬ運命だった人は、やはり死ぬことになるんだと思わせましたね。
それで落ち込んでるだけの仁ではないところがイイんです!
「点滴」をこの時代に広めたことは事実。
咲の運命を変えたことも。。。
どう時代が変わって行くのか。
それともどこかで元通りになってしまうのか…
「あの、ゴム管ってありますか?」
「あります」
「あるんですか、ゴム管!。。。あったんだこの時代に」
注射針は、腕の良いかんざし職人なら出来そうだと洪庵も協力してくれ、
点滴の道具が揃いそうです。
ボールペンを使ってメモを書く仁を見て驚く佐分利…
やっぱり桐谷君だから笑えるの?q(≧∀≦q*)
針を直接血管に差して水分補給するなんて、そりゃ驚きますよね~。
それを鵜呑みに信じられるほど…いい人なんです(笑)
洪庵が人間的に、懐の大きい人物・お医者様だと分かりました。
「先生!クソを取りに来たぜよ」
排泄物を埋める穴が不足していることを聞き、穴掘りをしていたと言う龍馬。
しかも、”吉原”のご褒美で町人たちを釣るとは、やはり只者ではないです。
「ただ掘れではやる気が出んがぜ、で競争にしてみたら、
それはそれは見事な穴が出来上がったっちゅう訳じゃ、あははは」
「これが、あの龍馬かぁ。。。」
そりゃ感心しますよね~。
あの龍馬が目の前に、そしてそのパワーを目の当たりにするって感動~。
競争させるって、今では簡単なワザのようですが、
そういう発想が龍馬の生き方を語ってるようでした。
コロリに対して必死で格好つけて強がっていたと語る龍馬。
「わしにはまだ見えんぜよ。
真っ暗な中を、手探りで歩いちょるような感じじゃ。
このためなら、命を賭けてもえぇと思える、そんな道はまだ見えんぜよ」
〈格好つけていたのは、俺の方だった。
本当は、別にここで死んでも構わない。
自分は本当はここに居るはずもない人間だからと、そう言いそうになった…〉
「見つかりますよ、龍馬さん」
「ほりゃぁ、予言かぇ?」
こういうのって面白~い!
仁との出会いで龍馬の運命はどう変わるんでしょ。ワクワクします。
歴史を知ってる仁だからこそ、龍馬を死なせたくないと思いますもんね。
しかし本当に、命を惜しまぬ男だったんですね~。
(本当ってのは、ドラマの中で感じる龍馬にですけどね)
コロリを見事討伐すれば、朝廷への印象もよく攘夷派の風向きは必ず変わると、
将軍に助言する勝海舟(小日向文世)。
そのお陰で、コロリ対策の援助が決まります。
上を動かした…
そのことに感銘を受けたのが龍馬だったんですね~。
排泄物を荷台で運ぶ通りすがりに、その話が耳に入ることになったのも、
もちろん運命なんでしょう(^_^;)
「股の少し内側にある、太い静脈」。。。
そこはちと刺激的すぎた咲なのですが、
こういうこと全て、仁の言葉は咲の頭に入ってるからスゴイ!
仁によって運命が変わった咲こそ、歴史に名を残すような予感がしますわ。
先に明るい光が見えて来た。。。
そんな矢先に、とうとう仁がコロリに!
自分のことより、なすべきことを優先するように恭太郎や龍馬を追い払います。
「国のため、道のために。。。早く!」
点滴の道具も揃い、患者たちにも回復の兆しが。。。
兄・恭太郎が咲に、一旦家に戻り休むように話していると、
「戦の途中で戻る家などござりませぬ」と長屋に現れた母・栄でした。
「勝ちなさい!勝って戻って来なさい」
白衣と握り飯を置いて立ち去ります。
夜なべして縫ってたのはコレだったんですね~。
〈このような衣があれば治療も行ないやすきかと〉の手紙。また字が綺麗で~。
厳しさの中の優しさが伝わって泣けて来ました。
握り飯を半分に割り、咲の口へ運ぶ兄にも(/_;)
お兄ちゃんは手を洗ったのかなんて気にしない。
危篤状態の仁が見たのは夢?現代へ戻ったの?
「そこかぁ。いいよ、仁先生。きっとまたいつか会えるから。いいよ」
屋上に立つ、未来の言葉は何を暗示してるんでしょう。。。
咲は仁の言葉を思い出します。「股の付け根にある太い血管」。。。
恥らってる場合ではないですが、そこは察した洪庵が手を差し伸べます。
「私がやりましょう」
「いえ、これはわたくしの役目です」
必死で仁を助けようとする咲でした。
仁の言葉を一つ一つ思い出し復唱しながら…
強くて賢い子です(・・、)
「お戻りください!先生。ここには先生を待ってる患者が居るのです!」
「戻って来るぜよ!先生の信念が江戸を動かしたぜよ!
これを見んで死んでしもうてどうするがぜよー!」
みんなの願いが届き、目を開けた仁。
仁が目覚めたことを龍馬に伝える恭太郎。龍馬は朝日を見つめ…
「夜が明けるぜよ。。。夜が明けたぜよーー!」
と叫ぶこのセリフって…
違う場面で使うことになってたとか?(^_^;)
隔離と予防が感染を弱め、コロリは急速にその勢いを無くして行きました。
知らないと言うことは恐ろしいことですね。
いきなりゲロゲロシャーシャーで、果ては干からびて亡くなる。。。
当時は呪われた病と思わずにはいられないと思いますもん。
祈るだけでは治らないことも、今だから言える。
多くの命を救えなかったことも事実ですが、
これで運命が変わってしまったのかとも思えない事態が起きます。
タエの映し方や効果音で嫌な予感はしてたんですが…
「江戸の蘭方医の性根を、叩き直して下さい」と仁にお願いする洪庵。
どの時代にも、お固い頭の人間が居るものですが、
当時に仁のような人間が現れたら、そう簡単に信じられないのは当然です。
仁に頭を下げる洪庵は、地位や名誉のためではなく、
本当に医学のために尽力した人なんだなぁと思いました。
で…
『龍馬伝』も今から楽しみにしてるんですけど、
そちらでの勝海舟は武田鉄矢さんが演じるんですよね~。
龍馬・内野さんから福山君への切り替えも大変だっちゅ~のに(笑)
「先生ー!大変だ。タエさんが夕べ、辻斬りに」。。。Ω\ζ゜)チーン
「咲さん。私は、未来からやって来た人間なんです。…
私は、自分が何かをやることは、歴史を変えてしまうのではないかと
思っていました。… だけど、未来を変えてしまえるなんて、とんでもない
勘違いだったもかもしれない。コレラで俺が助けた人たちは、
俺が何もしなくても助かったのかもしれない。…
馬に蹴られて死んでしまうはずだったタエさんは、
代わりに辻斬りに切られただけなのかもしれない。
歴史は、俺のやったこと全てを帳消しにするのかもしれない。…
だとしたら、俺、何やってんだろ。。。」 (途中から「俺」になってる)
「先生は、わたくしの運命を変えましたよ。…咲は生きておりますよ」
咲を強い女性に変えた(目覚めさせた)のも確かな事実。
〈未来。。。所詮、人間は精一杯生きる事しか出来ないのだから。
出来る限り、この手で人を助けて行こう。
そして少しだけでも、医学の針を進められれば
俺は、君の運命を変えられるかもしれない。…〉
チョロンと後ろに結んだ仁の髷。チョロンマゲ(笑)
この時代に生きると決めた覚悟の表れでした。
ずっと気になってた(トレードマークか)、短い袖丈の着物と袴も新調して^^
吹っ切れた仁の笑顔もまた良かったですね。
勝海舟の屋敷では。。。
「先生の話には、血ぃがあるぜよ。肉があるぜよ。
この国を思う誠に満ち溢れとるぜよ。どうかわしを、弟子にしとうせ」
「構わねぇけどよ、
お前さんは今までの仲間を裏切ることになるんじゃないかぃ」
「…今は、自分の信じる道を歩きたいぜよ。
それが誰も歩いておらん道でも。
正しい道じゃったら、仲間は後からついて来るぜよ。
そう教えてくれた男がおるきぃ」
勝海舟に弟子入りを願い出た龍馬でしたが、
龍馬をそう思わせたのは、勝の影響だけではないようで…
それでも時代は、なるように動いてます。
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死ぬ運命だった人は、やはり死ぬことになるんだと思わせましたね。
それで落ち込んでるだけの仁ではないところがイイんです!
「点滴」をこの時代に広めたことは事実。
咲の運命を変えたことも。。。
どう時代が変わって行くのか。
それともどこかで元通りになってしまうのか…
「あの、ゴム管ってありますか?」
「あります」
「あるんですか、ゴム管!。。。あったんだこの時代に」
注射針は、腕の良いかんざし職人なら出来そうだと洪庵も協力してくれ、
点滴の道具が揃いそうです。
ボールペンを使ってメモを書く仁を見て驚く佐分利…
やっぱり桐谷君だから笑えるの?q(≧∀≦q*)
針を直接血管に差して水分補給するなんて、そりゃ驚きますよね~。
それを鵜呑みに信じられるほど…いい人なんです(笑)
洪庵が人間的に、懐の大きい人物・お医者様だと分かりました。
「先生!クソを取りに来たぜよ」
排泄物を埋める穴が不足していることを聞き、穴掘りをしていたと言う龍馬。
しかも、”吉原”のご褒美で町人たちを釣るとは、やはり只者ではないです。
「ただ掘れではやる気が出んがぜ、で競争にしてみたら、
それはそれは見事な穴が出来上がったっちゅう訳じゃ、あははは」
「これが、あの龍馬かぁ。。。」
そりゃ感心しますよね~。
あの龍馬が目の前に、そしてそのパワーを目の当たりにするって感動~。
競争させるって、今では簡単なワザのようですが、
そういう発想が龍馬の生き方を語ってるようでした。
コロリに対して必死で格好つけて強がっていたと語る龍馬。
「わしにはまだ見えんぜよ。
真っ暗な中を、手探りで歩いちょるような感じじゃ。
このためなら、命を賭けてもえぇと思える、そんな道はまだ見えんぜよ」
〈格好つけていたのは、俺の方だった。
本当は、別にここで死んでも構わない。
自分は本当はここに居るはずもない人間だからと、そう言いそうになった…〉
「見つかりますよ、龍馬さん」
「ほりゃぁ、予言かぇ?」
こういうのって面白~い!
仁との出会いで龍馬の運命はどう変わるんでしょ。ワクワクします。
歴史を知ってる仁だからこそ、龍馬を死なせたくないと思いますもんね。
しかし本当に、命を惜しまぬ男だったんですね~。
(本当ってのは、ドラマの中で感じる龍馬にですけどね)
コロリを見事討伐すれば、朝廷への印象もよく攘夷派の風向きは必ず変わると、
将軍に助言する勝海舟(小日向文世)。
そのお陰で、コロリ対策の援助が決まります。
上を動かした…
そのことに感銘を受けたのが龍馬だったんですね~。
排泄物を荷台で運ぶ通りすがりに、その話が耳に入ることになったのも、
もちろん運命なんでしょう(^_^;)
「股の少し内側にある、太い静脈」。。。
そこはちと刺激的すぎた咲なのですが、
こういうこと全て、仁の言葉は咲の頭に入ってるからスゴイ!
仁によって運命が変わった咲こそ、歴史に名を残すような予感がしますわ。
先に明るい光が見えて来た。。。
そんな矢先に、とうとう仁がコロリに!
自分のことより、なすべきことを優先するように恭太郎や龍馬を追い払います。
「国のため、道のために。。。早く!」
点滴の道具も揃い、患者たちにも回復の兆しが。。。
兄・恭太郎が咲に、一旦家に戻り休むように話していると、
「戦の途中で戻る家などござりませぬ」と長屋に現れた母・栄でした。
「勝ちなさい!勝って戻って来なさい」
白衣と握り飯を置いて立ち去ります。
夜なべして縫ってたのはコレだったんですね~。
〈このような衣があれば治療も行ないやすきかと〉の手紙。また字が綺麗で~。
厳しさの中の優しさが伝わって泣けて来ました。
握り飯を半分に割り、咲の口へ運ぶ兄にも(/_;)
お兄ちゃんは手を洗ったのかなんて気にしない。
危篤状態の仁が見たのは夢?現代へ戻ったの?
「そこかぁ。いいよ、仁先生。きっとまたいつか会えるから。いいよ」
屋上に立つ、未来の言葉は何を暗示してるんでしょう。。。
咲は仁の言葉を思い出します。「股の付け根にある太い血管」。。。
恥らってる場合ではないですが、そこは察した洪庵が手を差し伸べます。
「私がやりましょう」
「いえ、これはわたくしの役目です」
必死で仁を助けようとする咲でした。
仁の言葉を一つ一つ思い出し復唱しながら…
強くて賢い子です(・・、)
「お戻りください!先生。ここには先生を待ってる患者が居るのです!」
「戻って来るぜよ!先生の信念が江戸を動かしたぜよ!
これを見んで死んでしもうてどうするがぜよー!」
みんなの願いが届き、目を開けた仁。
仁が目覚めたことを龍馬に伝える恭太郎。龍馬は朝日を見つめ…
「夜が明けるぜよ。。。夜が明けたぜよーー!」
と叫ぶこのセリフって…
違う場面で使うことになってたとか?(^_^;)
隔離と予防が感染を弱め、コロリは急速にその勢いを無くして行きました。
知らないと言うことは恐ろしいことですね。
いきなりゲロゲロシャーシャーで、果ては干からびて亡くなる。。。
当時は呪われた病と思わずにはいられないと思いますもん。
祈るだけでは治らないことも、今だから言える。
多くの命を救えなかったことも事実ですが、
これで運命が変わってしまったのかとも思えない事態が起きます。
タエの映し方や効果音で嫌な予感はしてたんですが…
「江戸の蘭方医の性根を、叩き直して下さい」と仁にお願いする洪庵。
どの時代にも、お固い頭の人間が居るものですが、
当時に仁のような人間が現れたら、そう簡単に信じられないのは当然です。
仁に頭を下げる洪庵は、地位や名誉のためではなく、
本当に医学のために尽力した人なんだなぁと思いました。
で…
『龍馬伝』も今から楽しみにしてるんですけど、
そちらでの勝海舟は武田鉄矢さんが演じるんですよね~。
龍馬・内野さんから福山君への切り替えも大変だっちゅ~のに(笑)
「先生ー!大変だ。タエさんが夕べ、辻斬りに」。。。Ω\ζ゜)チーン
「咲さん。私は、未来からやって来た人間なんです。…
私は、自分が何かをやることは、歴史を変えてしまうのではないかと
思っていました。… だけど、未来を変えてしまえるなんて、とんでもない
勘違いだったもかもしれない。コレラで俺が助けた人たちは、
俺が何もしなくても助かったのかもしれない。…
馬に蹴られて死んでしまうはずだったタエさんは、
代わりに辻斬りに切られただけなのかもしれない。
歴史は、俺のやったこと全てを帳消しにするのかもしれない。…
だとしたら、俺、何やってんだろ。。。」 (途中から「俺」になってる)
「先生は、わたくしの運命を変えましたよ。…咲は生きておりますよ」
咲を強い女性に変えた(目覚めさせた)のも確かな事実。
〈未来。。。所詮、人間は精一杯生きる事しか出来ないのだから。
出来る限り、この手で人を助けて行こう。
そして少しだけでも、医学の針を進められれば
俺は、君の運命を変えられるかもしれない。…〉
チョロンと後ろに結んだ仁の髷。チョロンマゲ(笑)
この時代に生きると決めた覚悟の表れでした。
ずっと気になってた(トレードマークか)、短い袖丈の着物と袴も新調して^^
吹っ切れた仁の笑顔もまた良かったですね。
勝海舟の屋敷では。。。
「先生の話には、血ぃがあるぜよ。肉があるぜよ。
この国を思う誠に満ち溢れとるぜよ。どうかわしを、弟子にしとうせ」
「構わねぇけどよ、
お前さんは今までの仲間を裏切ることになるんじゃないかぃ」
「…今は、自分の信じる道を歩きたいぜよ。
それが誰も歩いておらん道でも。
正しい道じゃったら、仲間は後からついて来るぜよ。
そう教えてくれた男がおるきぃ」
勝海舟に弟子入りを願い出た龍馬でしたが、
龍馬をそう思わせたのは、勝の影響だけではないようで…
それでも時代は、なるように動いてます。
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2009年10月18日
『JIN-仁-』 第2話
もう内野さんの坂本龍馬、最高~。プ~ッ(≧∇≦)ノ彡バンバン!
コロリ(コレラ)が流行し始めた江戸で、仁は悩みます。
自分が助けようとすることで、運命を変えてしまうのではないかと。。。
最高峰の蘭方医である緒方洪庵(武田鉄矢)に、コロリの治療法を訊かれ、
「私はコロリを知らないんです」と答えた仁でした。
喜市がコロリにかかりました。近づこうとする咲に仁は、
「移ります。やめなさい」
「これは移る病気なのですね。どうして知らぬふりをなさったのですか」
コロリにかかった喜市や長屋の人たちの看病に必死な仁。。。
〈不思議なもんだな、未来。今日の朝まで誰の運命も変えたくないと
願った俺が、今は、この子の運命を何とか変えてやりたいと思ってる。
いつ以来だろう。こんなにも誰かを心の底から助けたいと思ったのは〉
「喜一、神様はな、乗り越えられる運命しか与えないんだ。
だから、一緒に頑張ろう」
下痢や嘔吐で失って行く水分の補給が必要。
「水と言っても…塩と砂糖を加えてた経口輸液、ORSというものです」
いわゆるスポーツドリンク。石灰は何に使われた?
消毒に焼酎を使ったり、この時代にしかないものを使って
何とかしようとする様子も興味津々です。
当時は石灰(いしばい)って何に使われてたんでしょう?
仁の様子を見て、緒方先生たちを連れて来た咲。
コロリについて説明を求める緒方に、
仁はコレラ菌による伝染病だと、事細かに伝えます。
医師の山田純庵(田口浩正)が、仁の治療法は
緒方が書いた『虎狼痢治準』に書かれているものとは違うと言います。
そりゃ得体の知れない仁のことを信じられるはずはありません。
「その治療はおそらく有効ではないと思います」と恐れながら言う仁に、
「承知してます」と緒方が返したのには驚きましたけど…
緒方も知りたいんですよね。人々を救いたい気持ちは本当。
でもこういうお偉い先生は、プライドが許さないと思うんですけどね~。
仁に頭を下げる緒方は…
金八先生のようでした(笑)
もう相当追い込まれてるってことでしょうか(^_^;)
いやドラマ的には感動のシーンでしたわぁ。。。
「あなたの論旨は明解です。私はあなたを信じたい。
信じるために一つだけ、教えて貰えますか。
あなた、その知識をどこで学ばれました」
「それは。。。」
「思い出せませんか」
長屋のじいさんがコロりで亡くなりました。治らなかった。。。
去って行く緒方たちに訴える仁。
「…これ以上犠牲者を出したくないんです。
そのためにも、私に力を貸して下さい」と土下座して頼みます。
それを見ていた咲は、緒方を追うと、
「先生が追いかけて来ないのは、コロリ菌を外へ出すのを
少しでも防ぐためです。これこそ先生の言葉が真実だという
証拠ではございませぬか!」
咲って仁の言葉や行動をよく見てますよね。鋭い!賢い娘じゃ^^
そこで山田がコロリでゲロ。
他の医師たちが手を出せない所に、龍馬が…
「何じゃおまんら~、ひっどい友人じゃのぉ。
肩ぐらい貸してやったら良かろうが。…
ま、どっちにしろ、患者を触れへん医者が、どういてコロリを治すがか
わしゃ全く分からんきのぉ~。やっちょれやっちょれ」
そう言い、背負って来た仲間(とも違うか)コロリ男をおろすと、、
「頼むぜよ。南方先生」と笑顔を向けた坂本龍馬でした。
MISIAの歌声と龍馬の言葉に涙が出て来ましたよ(・・、)
すると緒方も…
「南方先生。山田をお願いします。国のため、道のため」
「はい」
運命を変えてしまうとかどうとか、この状況でそんなことどうでもいいですよね。
目の前で苦しんでる人たちを、運命のまま見殺しに出来るはずもなく、
自分に出来る全てのことを尽くしたいと思うのが本当ですもん。
計算も何もない。そこに居る人を助けることだけ。。。
江戸の運命は彼の手に委ねられた。。。
なのに今度は仁がコロリに!(*゚0゚)オーマイガー
次回は「点滴」を作っちゃうみたいです。
どうやって~?ワクワク
このままだと確実に運命は変わりますよね。
”医師であり発明家だった南方仁”って。
その名を歴史に残すことでしょう(笑)
ってことは、現代の医学ももっと進歩してるかも?
先が全く読めませんヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
いつもありがとうございます。
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コロリ(コレラ)が流行し始めた江戸で、仁は悩みます。
自分が助けようとすることで、運命を変えてしまうのではないかと。。。
最高峰の蘭方医である緒方洪庵(武田鉄矢)に、コロリの治療法を訊かれ、
「私はコロリを知らないんです」と答えた仁でした。
喜市がコロリにかかりました。近づこうとする咲に仁は、
「移ります。やめなさい」
「これは移る病気なのですね。どうして知らぬふりをなさったのですか」
コロリにかかった喜市や長屋の人たちの看病に必死な仁。。。
〈不思議なもんだな、未来。今日の朝まで誰の運命も変えたくないと
願った俺が、今は、この子の運命を何とか変えてやりたいと思ってる。
いつ以来だろう。こんなにも誰かを心の底から助けたいと思ったのは〉
「喜一、神様はな、乗り越えられる運命しか与えないんだ。
だから、一緒に頑張ろう」
下痢や嘔吐で失って行く水分の補給が必要。
「水と言っても…塩と砂糖を加えてた経口輸液、ORSというものです」
いわゆるスポーツドリンク。石灰は何に使われた?
消毒に焼酎を使ったり、この時代にしかないものを使って
何とかしようとする様子も興味津々です。
当時は石灰(いしばい)って何に使われてたんでしょう?
仁の様子を見て、緒方先生たちを連れて来た咲。
コロリについて説明を求める緒方に、
仁はコレラ菌による伝染病だと、事細かに伝えます。
医師の山田純庵(田口浩正)が、仁の治療法は
緒方が書いた『虎狼痢治準』に書かれているものとは違うと言います。
そりゃ得体の知れない仁のことを信じられるはずはありません。
「その治療はおそらく有効ではないと思います」と恐れながら言う仁に、
「承知してます」と緒方が返したのには驚きましたけど…
緒方も知りたいんですよね。人々を救いたい気持ちは本当。
でもこういうお偉い先生は、プライドが許さないと思うんですけどね~。
仁に頭を下げる緒方は…
金八先生のようでした(笑)
もう相当追い込まれてるってことでしょうか(^_^;)
いやドラマ的には感動のシーンでしたわぁ。。。
「あなたの論旨は明解です。私はあなたを信じたい。
信じるために一つだけ、教えて貰えますか。
あなた、その知識をどこで学ばれました」
「それは。。。」
「思い出せませんか」
長屋のじいさんがコロりで亡くなりました。治らなかった。。。
去って行く緒方たちに訴える仁。
「…これ以上犠牲者を出したくないんです。
そのためにも、私に力を貸して下さい」と土下座して頼みます。
それを見ていた咲は、緒方を追うと、
「先生が追いかけて来ないのは、コロリ菌を外へ出すのを
少しでも防ぐためです。これこそ先生の言葉が真実だという
証拠ではございませぬか!」
咲って仁の言葉や行動をよく見てますよね。鋭い!賢い娘じゃ^^
そこで山田がコロリでゲロ。
他の医師たちが手を出せない所に、龍馬が…
「何じゃおまんら~、ひっどい友人じゃのぉ。
肩ぐらい貸してやったら良かろうが。…
ま、どっちにしろ、患者を触れへん医者が、どういてコロリを治すがか
わしゃ全く分からんきのぉ~。やっちょれやっちょれ」
そう言い、背負って来た仲間(とも違うか)コロリ男をおろすと、、
「頼むぜよ。南方先生」と笑顔を向けた坂本龍馬でした。
MISIAの歌声と龍馬の言葉に涙が出て来ましたよ(・・、)
すると緒方も…
「南方先生。山田をお願いします。国のため、道のため」
「はい」
運命を変えてしまうとかどうとか、この状況でそんなことどうでもいいですよね。
目の前で苦しんでる人たちを、運命のまま見殺しに出来るはずもなく、
自分に出来る全てのことを尽くしたいと思うのが本当ですもん。
計算も何もない。そこに居る人を助けることだけ。。。
江戸の運命は彼の手に委ねられた。。。
なのに今度は仁がコロリに!(*゚0゚)オーマイガー
次回は「点滴」を作っちゃうみたいです。
どうやって~?ワクワク
このままだと確実に運命は変わりますよね。
”医師であり発明家だった南方仁”って。
その名を歴史に残すことでしょう(笑)
ってことは、現代の医学ももっと進歩してるかも?
先が全く読めませんヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
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2009年10月11日
『JIN-仁-』 第1話
タイムスリップもの好きなんです~。時代劇も♪
しかも幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医だなんて!
そそられる(人´∀`)ワクワク
ってことで期待通り、面白かったです。あっという間の2時間でした。
何だか日曜劇場って感じがしませんね~。。。あ、日曜日だったんだ(笑)
腕があっても道具がない。どんな術で人々の命を救うのか…
基本「人を救うのは人」ってことなんですよね。
脳外科医の南方仁(大沢たかお)は、小児外科医でもあった恋人の
友永未来(中谷美紀)の脳腫瘍の手術をし、動脈を傷つけ植物状態に…
それ以来、難しい手術は他の医師に任せるようになってしまっていた。。。
本当にタイムスリップしてみたくなります。空気も美味しそうだしぃ^^
戻って来られるなら(笑)
しかし手術のシーンがリアルですね~(||゚Д゚)ヒィィィ!
そう言えば大沢君、あの『星の金貨』でも医者でしたね。ふと思い出す。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」。。。仁を勇気づける言葉。
救急で運ばれて来た身元不明の男性の頭部から摘出されたのは、
胎児の形をした腫瘍…ってそんなことがあるんですか~?ないか?
この謎はラストまでお預け?
このドラマはホラーなのかと思わせた、
ホルマリン漬けの胎児(腫瘍)が目を見開いたのにはビックリしましたよーー!
謎の男性の土佐弁。。。あれは内野さんですよね?
「戻るぜよ、あん世界に」って。やっぱ坂本龍馬でしょー。
この辺も面白そうな展開になりそう。
その男性を追って非常階段から落ちた仁が目覚めると、そこには…
武士が斬り合ってる最中で、
「時代劇?何だ撮影か」って、そりゃそう思いますわねぇ。
頭を斬られた橘恭太郎(小出恵介)を助けることになる仁。
まだ夢を見てると思いながらも、恭太郎の家で緊急手術。
金槌や、さらしを熱湯消毒するよう、恭太郎の妹・咲(綾瀬はるか)に頼みます。
「あの蘭方医、恭太郎に何をするつもりじゃ!」
仁が信用できずにいきり立つ、母親の栄(麻生祐未)。
武士の妻って感じがしっかり出てます。
恭太郎を死なせるようなことがあったら、この世界で生きて行けませぬ(笑)
もう~、手術中の母親がうっとうしぃ~~!手術の邪魔をしないで…
って私は冷静に見てるからなんですけどね^^
そりゃいきなり変な風貌で現れ、息子の頭をどうにかしようってんですから…
ところが仁を信じる咲は、手術する手さばきに見とれていました。。。
咲の父親は”コロリ”で亡くなったらしいんですが、コレラってすでに
西洋から持ち込まれてたんですね。コロリとはまた上手いことを(^_^;)
病室のベッドの上で目覚めた仁でしたが。。。そちらが夢。
自分を殴って確かめるものの、やはり現実がこちら江戸の世界なのでした。
「黒船はもう来ました?」と咲に訊くと、
「えぇ、確か10年ほど前かと」
文久2年(1862年)にタイムスリップ。この6年後に明治になるんですね~。
仁に興味津々の咲。この咲役がまた、はるかちゃんにピッタリで、
どんな役でも自分のものにしちゃうと言いますか、こなせちゃうからスゴイ!
小出君の初めて見るヅラ姿には、ちと違和感^^
”ホルマリン君”を探す仁。
「ここって。。。ここ神田川。また落ちれば戻れる。。。」
そこへ現れ、自殺を阻止したのは坂本龍馬(内野聖陽)!
家へ帰ろうとしたと言う仁に、
「おまんの家はこの谷の底にあるがかや」
二人の会話は笑えます。
「おじさ~ん。枝豆買ってくれよぉ」と仁に話しかけた子供・喜市(伊澤柾樹)。
この子可愛い~♪演技も上手いですしね~。笑顔や泣き顔にヤラレます。
馬に蹴られたのは喜市の母・タエ(戸田菜穂)。
これまた頭って。。。仁の専門分野で良かった^^
しかし昔は、当たり前のように怪我や病気で簡単に亡くなってたんですね~。
ここで登場したのは、医師・佐分利祐輔(桐谷健太)。
今回は桐谷君に笑わせてもらえるのかしら~(^▽^;)ワクワク
そして龍馬が戸板を持って来てくれたり、手術道具を取りに走ってくれたり…
上手いな~、さすが内野さん。「しゅじゅちゅ~」(≧∇≦)ノ彡バンバン!
龍馬の知恵で、咲に道具を届けさせます、
「産婆でございます!」で大名行列をサッサと走り抜けたのは良かったですね♪
麻酔なしに耐える手術。。。
見てる方も力が入っちゃいます!
植物状態にしてしまった未来の手術が過ぎる仁でした。
やはりタエの手術続行は無理なのか。。。
喜市の「ちちんぷい」のおまじない、言葉の麻酔に勇気を貰った仁。
医者として小っぽけだった自分を知ります。
〈もしかしてこれは、物を言えぬ君からの、俺への罰なのか?〉未来に問います。
麻酔は、栄が飛脚に頼むのかと思ったんですけどね~(笑)
杉田先生(戸次重幸)の先祖が飛脚、
野口先生(山本耕史)の先祖が商人で登場したのも面白い。
しばらく?咲の家で世話になることになりそうです。
写真に映る未来。。。ピースの手が左右逆になってるのは何故?
〈俺はこの時、ある可能性に気づいた。。。もしかしてこれは。。。
歴史を変えると言う、神をも恐れぬ行為なのではないだろうか〉
ということは…未来は江戸の花魁・野風(中谷美紀の二役)の末裔ってこと?
「あなた、誰なんですか」
「わしか。わしは土佐の坂本龍馬っちゅうもんじゃ」
〈この時すでに俺は。。。歴史の渦の真っ只中に、巻き込まれていたんだ〉
「坂本龍馬。。。」
目の前に坂本龍馬が立ってたら、どうします~!ヽ(*'0'*)ツ
この先も…
勝海舟(小日向文世)、医学所頭取・緒方洪庵(武田鉄矢)、
火消し「を組」の親分・新門辰五郎(藤田まこと)との絡みも期待♪
エンディング。。。MISIAだったんですね~。癒されますわ~♪
幕末の歴史に南方仁の名を残すとか?…ってそっちじゃない?
仁は戻ることが出来るのか。。。面白くなって行きそうです。
仁の置き手紙って、読めたんですかねぇ(笑)
公式HP
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しかも幕末の江戸へタイムスリップしてしまった脳外科医だなんて!
そそられる(人´∀`)ワクワク
ってことで期待通り、面白かったです。あっという間の2時間でした。
何だか日曜劇場って感じがしませんね~。。。あ、日曜日だったんだ(笑)
腕があっても道具がない。どんな術で人々の命を救うのか…
基本「人を救うのは人」ってことなんですよね。
脳外科医の南方仁(大沢たかお)は、小児外科医でもあった恋人の
友永未来(中谷美紀)の脳腫瘍の手術をし、動脈を傷つけ植物状態に…
それ以来、難しい手術は他の医師に任せるようになってしまっていた。。。
本当にタイムスリップしてみたくなります。空気も美味しそうだしぃ^^
戻って来られるなら(笑)
しかし手術のシーンがリアルですね~(||゚Д゚)ヒィィィ!
そう言えば大沢君、あの『星の金貨』でも医者でしたね。ふと思い出す。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」。。。仁を勇気づける言葉。
救急で運ばれて来た身元不明の男性の頭部から摘出されたのは、
胎児の形をした腫瘍…ってそんなことがあるんですか~?ないか?
この謎はラストまでお預け?
このドラマはホラーなのかと思わせた、
ホルマリン漬けの胎児(腫瘍)が目を見開いたのにはビックリしましたよーー!
謎の男性の土佐弁。。。あれは内野さんですよね?
「戻るぜよ、あん世界に」って。やっぱ坂本龍馬でしょー。
この辺も面白そうな展開になりそう。
その男性を追って非常階段から落ちた仁が目覚めると、そこには…
武士が斬り合ってる最中で、
「時代劇?何だ撮影か」って、そりゃそう思いますわねぇ。
頭を斬られた橘恭太郎(小出恵介)を助けることになる仁。
まだ夢を見てると思いながらも、恭太郎の家で緊急手術。
金槌や、さらしを熱湯消毒するよう、恭太郎の妹・咲(綾瀬はるか)に頼みます。
「あの蘭方医、恭太郎に何をするつもりじゃ!」
仁が信用できずにいきり立つ、母親の栄(麻生祐未)。
武士の妻って感じがしっかり出てます。
恭太郎を死なせるようなことがあったら、この世界で生きて行けませぬ(笑)
もう~、手術中の母親がうっとうしぃ~~!手術の邪魔をしないで…
って私は冷静に見てるからなんですけどね^^
そりゃいきなり変な風貌で現れ、息子の頭をどうにかしようってんですから…
ところが仁を信じる咲は、手術する手さばきに見とれていました。。。
咲の父親は”コロリ”で亡くなったらしいんですが、コレラってすでに
西洋から持ち込まれてたんですね。コロリとはまた上手いことを(^_^;)
病室のベッドの上で目覚めた仁でしたが。。。そちらが夢。
自分を殴って確かめるものの、やはり現実がこちら江戸の世界なのでした。
「黒船はもう来ました?」と咲に訊くと、
「えぇ、確か10年ほど前かと」
文久2年(1862年)にタイムスリップ。この6年後に明治になるんですね~。
仁に興味津々の咲。この咲役がまた、はるかちゃんにピッタリで、
どんな役でも自分のものにしちゃうと言いますか、こなせちゃうからスゴイ!
小出君の初めて見るヅラ姿には、ちと違和感^^
”ホルマリン君”を探す仁。
「ここって。。。ここ神田川。また落ちれば戻れる。。。」
そこへ現れ、自殺を阻止したのは坂本龍馬(内野聖陽)!
家へ帰ろうとしたと言う仁に、
「おまんの家はこの谷の底にあるがかや」
二人の会話は笑えます。
「おじさ~ん。枝豆買ってくれよぉ」と仁に話しかけた子供・喜市(伊澤柾樹)。
この子可愛い~♪演技も上手いですしね~。笑顔や泣き顔にヤラレます。
馬に蹴られたのは喜市の母・タエ(戸田菜穂)。
これまた頭って。。。仁の専門分野で良かった^^
しかし昔は、当たり前のように怪我や病気で簡単に亡くなってたんですね~。
ここで登場したのは、医師・佐分利祐輔(桐谷健太)。
今回は桐谷君に笑わせてもらえるのかしら~(^▽^;)ワクワク
そして龍馬が戸板を持って来てくれたり、手術道具を取りに走ってくれたり…
上手いな~、さすが内野さん。「しゅじゅちゅ~」(≧∇≦)ノ彡バンバン!
龍馬の知恵で、咲に道具を届けさせます、
「産婆でございます!」で大名行列をサッサと走り抜けたのは良かったですね♪
麻酔なしに耐える手術。。。
見てる方も力が入っちゃいます!
植物状態にしてしまった未来の手術が過ぎる仁でした。
やはりタエの手術続行は無理なのか。。。
喜市の「ちちんぷい」のおまじない、言葉の麻酔に勇気を貰った仁。
医者として小っぽけだった自分を知ります。
〈もしかしてこれは、物を言えぬ君からの、俺への罰なのか?〉未来に問います。
麻酔は、栄が飛脚に頼むのかと思ったんですけどね~(笑)
杉田先生(戸次重幸)の先祖が飛脚、
野口先生(山本耕史)の先祖が商人で登場したのも面白い。
しばらく?咲の家で世話になることになりそうです。
写真に映る未来。。。ピースの手が左右逆になってるのは何故?
〈俺はこの時、ある可能性に気づいた。。。もしかしてこれは。。。
歴史を変えると言う、神をも恐れぬ行為なのではないだろうか〉
ということは…未来は江戸の花魁・野風(中谷美紀の二役)の末裔ってこと?
「あなた、誰なんですか」
「わしか。わしは土佐の坂本龍馬っちゅうもんじゃ」
〈この時すでに俺は。。。歴史の渦の真っ只中に、巻き込まれていたんだ〉
「坂本龍馬。。。」
目の前に坂本龍馬が立ってたら、どうします~!ヽ(*'0'*)ツ
この先も…
勝海舟(小日向文世)、医学所頭取・緒方洪庵(武田鉄矢)、
火消し「を組」の親分・新門辰五郎(藤田まこと)との絡みも期待♪
エンディング。。。MISIAだったんですね~。癒されますわ~♪
幕末の歴史に南方仁の名を残すとか?…ってそっちじゃない?
仁は戻ることが出来るのか。。。面白くなって行きそうです。
仁の置き手紙って、読めたんですかねぇ(笑)
公式HP
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