2010年11月14日

『Q10(キュート)』 第5話

平太の音。。。3年B組の音。。。それぞれの鼓動。

「止まったことないんだよ。ずっと動きっぱなんだよ。すごいよ」  by下の娘
娘の言葉に、そうだよな~、80年も動き続けるって驚異だわぁと思った。
こんなにありがたい心臓に、感謝したことなかったかもって。
そんなこんなと、このドラマって本当に色々なことを考えさせてくれますわ。

どんな高級なものでも、たちまち貧乏にしてしまう『何でも貧乏シール』も、
面白いものを見せてくれますよね~。
「貧乏シールなんてその気になれば剥がせる」って、栗子先生がイイ~。

そしてやっぱり、細田よしひこ君にしか出来ない役だと思ったし^^;
ネットで仕返しをしようとする中尾に、月子が言った「壊したいんでしょ」のセリフ。
手に入れたいから壊したい。。。

耳かき殺人事件を思い出してしまった。
彼女を手に入れることが出来たのと同じ思いの犯人。
彼女が他の男性の元にはもう一生行くことはないんですから。

ネットで「赤目最悪」と誹謗中傷される民子。
読まない方がいいと分かっていてもねぇ…
こんなに傷つけられることはない、ネットへの悪意ある書き込み。
現実に自殺者が出るほど。

そんな民子を救ってくれるのは武彦。
「歌で、自分はそんなんじゃないって、言うのどう?
 そんな噂叩きつぶすようなやつ作ってさ。で、俺に聴かせてよ」
武彦。。。泣かせるわ。

ネットって便利で楽しいもののはずなのに、
その影響力は良くも悪くも大きくて、機械(ロボ)に翻弄される人間なり~。


「誰にも言わない。だからキュート、俺にくれない?」
「んなこと言われても、大体俺のもんじゃないし」
「そうなの?」
「そうだよ。関係ないし」
「じゃぁ俺、貰うね」

つい中尾に強がって言ってしまった平太。キュートをリセットできるのか…

「大人にはねぇ、目ぇつぶんなきゃならない時もあるのよ」 栗子先生
「うん、ある」 小川先生
「あるある」  校長先生

「じゃぁ今まで覚えたことどうなるんですか?消えちゃうじゃないですかぁ」
「そういうことはバックアップ取れるんじゃないかなぁ」
「パフ」
「パフって!」

そして先生たちにも強がって、中尾に渡すと言い切った平太。

〈取り返しのつかないことを言ってしまったような気がする。
 でも、あんな場面でグズグズ言うのは、
 あまりにも子供っぽくてカッコ悪くて。。。
 失いたくないと思った。夕焼けも、キュートのちょっとダサイ制服も、
 その変な喋り方も、どこからか聞こえて来る吹奏楽部の音。。。
 今、偶然にここにある何もかも、失いたくないと思った〉


「起動スイッチは?」
「あぁ、スイッチね。。。奥歯。リセットボタンは左の奥歯。よろしく」
「奥歯?奥歯なのか~?」

その場を立ち去る平太をジーッと見つめるキュート。
本当に感情がないんだろうか。。。

キュートを失うことに苦悩する平太を見た栗子先生。
「嫌なことは嫌って言えば」
「言えないでしょ。…俺さえ我慢すれば、それで上手く行くんだし。
 って言うか教授がそう言ったんじゃないですか」
「そりゃ言うわよ。それが私の立場なんだもん。
 でも、君の立っている所は、私とは別の所。同じ所に立つ必要はない」


平太じゃないとリセット出来ないらしい。
急かす中尾に口を開けて待つキュート。奥歯を押してもいいのか…平太!
「俺、どこに立てばいいんですか?」
「それは自分で決めてよし」  耳元で囁く栗子先生。

キュートのアゴを押し口を閉じると、「キュートはやんない」と連れ去る平太。
中尾の「ネットで言いふらすぞ」の言葉にも動じない。
「本気だぞ~!」の細田くんが怖くて…ウケる~(ノ∇≦*)キャハッッッ♪


「人を元気に、できません、だよ」
「人を元気にしたいんだぁ」
「パフ」
キュートから相談された栗子先生。
シャレた小道具を作ってくれましたね~。予告で想像をかき立てられてました。

「平太は、悩んでいる」
「まぁね」
「そう言う時は、一緒に落ち込むん、だよ」
「ロボットじゃ」
「キュート、落ち込みます」

無表情じゃ一緒に落ち込めないって分かってるんですかねぇ。
両目の下に影のシール、胸には『ガーン』のシールを貼るキュート。
これいいですね~。アニメの世界が飛び出したようで…
落ち込むより感動するわ(笑)
「ガ~ン。ガ~ン」ってめちゃ可愛い。これには参っちゃうでしょ、平太。
「どこまでも一緒に行けたらいいのに。2人でさ。ずっと遠い所まで」


ネットへ書き込もうとしている中尾に月子が、
「誰かが力を持って思い通りにするってことは、今ある世界が壊れるってこと。
 壊すつもりなんでしょ?今ある世界を」

「でも、欲しいんだよ。物凄く欲しいんだってば」
「そう?でもね、私はあんたよりもっと大きな力を持ってるの。
 電話してもネットに書きこんでも、誰もあんたのことなんか信用しない。
 そういうようにしといたから」
「お前、何者なんだよ」

いつも下校時に現れるんですね、月子。ホント何者なんでしょ。。。
平太を突き落とした世界を中尾に見せるって、どんな力を持ってるの?
「あんたはこれから自分が壊した世界を生き続けなければならない」と。
この後悔を味わってからの現実へのリセット。
ホッとしますよ~。良かった~って、心の底から思うでしょ。
「夢で良かった~」って、目が覚めた時に思ったことありますけどね~σ(^_^;


どうしてもキュートを諦めきれない中尾は、屋上で平太に土下座して頼みます。
「もうさ、物じゃないんだよ。キュートは俺にとって。
 誰かにあげたりとか、そんなもんじゃなくなっちゃったんだよ」
「キュートは物だよ! くれないんだったら、ここから飛び降りてやるー!」

中尾を助けようとした平太が下へ落ちた!
下で受け止めたキュート。顔近っ!(*ノ▽ノ)
「今から、平太を投げ返します。中尾君、受け止めて下さい。3,2,1。。。冗談です」
冗談も言えるのね~。どんどん機能がアップして、人間になっちゃうんじゃ?


反省する中尾。
「深井はどうしてたの?あの。。。病気。
 自分のせいじゃないのに、色々恨まなかった?」
「恨んだよ。でも、恨んでもいいことなんか一つもなかった。
 てかむしろ酷くなるばっかでさ。
 だからこの世は不公平だ、それでいいんだって、そう思うようにした。
 そしたら、そんな目に遭ってるのは自分だけじゃないって気づいてさ。…
 同じだよ。俺と、お前。同じなんだよ」


俺の場所ってどこ?。。。

〈あの鉄塔だ。
 あの鉄塔が俺なら、あれは久保だろうか。あっちは影山。
 あれは山本で、藤丘で、中尾で、河合で。どれも、空に向かって立っている。…
 俺はここに居ると、立っている。あぁ、そうだ。俺達は、ここに居る〉

  
毎回、グッと来る言葉がいっぱい。。。

「私はここに居る」  by山本民子
「欲しいものがあるってのは、生きてる証拠だよ」  by平太父
「私は自分を信じてる」  by栗子先生
「不公平って嫌だよな」  by平太
「そんなのいくつも越えて来たじゃん」  by武彦
「誰が何と言おうと、平太は、ここに居ます」  byキュート
「そんな短い手で?」  byしげ (≧∇≦)ノ彡 バンバン!


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Posted by mana at 16:56Comments(7)TrackBack(21)「Q10」

2010年11月07日

『Q10(キュート)』 第4話

今回もまた心にグッと来るお話に上手く絡めて来ましたね。
面白く見せてくれたのが、キュートのべらんめぇ調喋り♪
こういう変化の見せ方もあるんですねぇ。ホント飽きさせないわぁ。
ロボなのに健気で可愛いし、平太がギューッてしたくなる気持ちも分かる。
キュート自身にそういう感情がないとこがまたいいんでしょうねぇ。。。
キュートには嫌なこととかないんだろうか?そういう設定か(笑)

そして、キュートがロボットじゃないかと疑い始めた中尾の動きが可笑しい。
今回も細田よしひこ君の活躍ぶりは楽しかった~♪(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
しかも、いいこと言った!
「人は、なれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる」


オープニングの小川先生の語りは、中原中也の『サーカス』。
「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」の行で、懐かしく思い出した詩です。

  幾時代かがありまして 茶色い戦争がありました
  幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました

  幾時代かがありまして 今夜此処でのひと盛り 今夜此処でのひと盛り
  サーカス小屋は高い梁 そこに一つのブランコだ 見えるともないブランコだ
  頭倒(さか)さに手を垂れて 汚れた木綿の屋根のもと
  ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

  それの近くの白い灯が 安値(やす)いリボンと息を吐き
  観客様はみな鰯 咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と
  ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

  屋外(やがい)は真ッ暗 暗(くら)の暗(くら) 夜は劫々(こうこう)と更けまする
  落下傘奴(らっかがさめ)のノスタルジアと
  ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん


栗子先生と小川先生が、もずくの炭酸割りを飲むシーンも可笑しく、
『秋日狂乱』が上手く使われてました。
小川先生が国語担当だったことを改めて感じさせて、
嬉しそうな顔をする小川先生が良かったな~。

  僕にはもはや何もないのだ 僕は空手空拳だ
  おまけにそれを嘆きもしない 僕はいよいよの無一物だ
  それにしても今日は好いお天気で
  さつきから沢山の飛行機が飛んでゐる
  欧羅巴(ヨーロッパ)は戦争を起すのか起さないのか
  誰がそんなこと分るものか
  今日はほんとに好いお天気で 空の青も涙にうるんでゐる
  ポプラがヒラヒラヒラヒラしてゐて 子供等は先刻(せんこく)昇天した
  もはや地上には日向ぼつこをしてゐる
  月給取の妻君とデーデー屋さん以外にゐない
  デーデー屋さんの叩く鼓の音が 明るい廃墟を唯独りで讃美し廻つてゐる
  あゝ、誰か来て僕を助けて呉れ
  ヂオゲネスの頃には小鳥くらゐ啼いたらうが
  けふびは雀も啼いてはをらぬ 地上に落ちた物影でさへ、はや余りに淡い!
  さるにても田舎のお嬢さんは何処(どこ)に去(い)つたか
  その紫の押花(おしばな)はもうにじまないのか
  草の上には陽は照らぬのか 昇天の幻想だにもはやないのか?
  僕は何を云つてゐるのか
  如何(いか)なる錯乱に掠(かす)められてゐるのか
  蝶々はどつちへとんでいつたか 今は春でなくて、秋であつたか
  ではあゝ、濃いシロップでも飲まう
  冷たくして、太いストローで飲まう
  とろとろと、脇見もしないで飲まう
  何にも、何にも、求めまい……


今回、中原中也の詩も響いて来ます。上手く抜粋して使われてましたね。
BGMが優しく流れると心地良い。
そういうものがしっくり来る、そういうドラマなんですよねぇ。。。


「喋り方が変だと言われたので、落語で勉強しています」
「そううや、話し方上手くなってるよな」

キュートの進路希望用紙には”努力する”の文字。
「若旦那は、何と書いたのですか?」
「あぁ、俺はまだなんも」
「お天道さまと米粒は、ずっと自分について回って来ると思っているのですか?」
「は?」
「ぅ若旦那。お天道さまはついて来るけど、米粒は努力しないとついて来ませんぜ」

〈焦った。キュートにも目標みたいなのがあって、
 そしてそのために努力している。俺は次、何をしたらいいんだろう〉


中尾から、ロボットじゃないって証拠にキュートを泣かせてみてと言われた平太。
栗子先生に相談すると、
「泣けんじゃないの?ねぇ、泣けるよねぇ?」
「涙は、装着済みです」
「うそ~、泣けんの?」
「パフ」
「え、じゃぁ泣いてよ。今泣ける?そうだ、中尾呼んで来よう」
「ぅ若旦那。無理を言っちゃ~いけません。泣くようなことを、言ってもらわないと」

「この。。。はぁ、言えないよぉ~」
「これが、人間。パフ」

ロボットだから傷つかないと言われても、悪口が言えない平太。
もうロボットだとは思えない、思ってないし^^;


夕飯どきにテレビのニュースを見ながら一人喋りするしげ(笑)
「誰でも良かったなんてそんなあんた~」 とそこへ電話が。

「もしもし。。。オレオレって言いますけどねぇ、あんた。
 どうせ色んなとこ電話してんでしょ!ホントに私じゃなきゃダメなんですか。
 騙せるんならだれでもいいって思ってんでしょ!
 お!ちょっと、切るのか!卑怯者!」  白石さんがイイわ~。 

「何で自分の息子の声が分かんないの。
 人の話、最後までちゃんと聞けっつうの」  本当に息子から(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

そこへ栗子先生が…
「私、気がついちゃったんですよねぇ」
「何がですか?」
「私、小川先生が居ないと生きて行けないって」
「アハハ、そんなことないでしょ」
「ダメなんです!私、先生じゃないと」
。。。
「やっぱり~」
「何がですか?」
「小川先生がそこに座ると、パソコンがとってもスムーズに動くんです」
居ないと困るのはそういうこと(笑)
お嫁に行くときも持って行くって、小川先生を(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

これからは「才色兼備」より「サイエンス兼備」。
サイエンスに強い理系の美女…それは栗子先生(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

栗子と薬師丸ちゃんの違和感もなくていい感じ。
小川先生のキャラは、初回でヘボい奴かと思ってたんですけど、
味が出て来ましたよね~。本来の人間っぽさがよく出てるし。
実は生徒たちのことを思ってるのも見えて来たし。
言わない優しさを見せるのも、田中裕二さんのキャラにハマッてていい感じ。
そして感心するのは、それらを絡めて全てが繋がってるってこと。
「誰でも良かった」からオレオレから、「小川先生じゃなきゃダメ」
で中原中也と来たもんだ(笑)


「まだ書いてねぇんですか?」
「あぁ、進路?何かもうどうでもいいや。
 この世の中のさ、ほとんどは、
 どうでもいいことと、どうにもならないことで出来てんだよ。
 そんな中でさ、マジに考えたってしょうがないじゃん。
 大体さ、俺じゃなきゃダメなんて仕事なんてさ、ないし。どうでもいいや~」

すると涙を流すキュートに驚く平太と周囲の目。
「えー!」って顔する時の健くんっていいですよね~♪

涙が止まらないキュートを、抱きしめて止めようと考えるものの、
それが簡単に出来ない平太。
そこへ通りかかった男性がキュートとぶつかり、
「大丈夫?ごめんね」  渡されたハンカチで涙を拭うキュート
「大丈夫でがす」
「良かった。ダメだよ~。こんな可愛い子泣かしちゃ。アハハ」  立ち去った男性

「もしかして、今ので泣きやんだ?」
「パフ」
「うっそ、うっそ、え~!それは俺じゃなくても良かったってこと?」
「そういう設定でがす」
「何だそれ」
「設定、変更しやすか?」
「もういいよ」
「怒ってんですか?」
「怒ってねぇよ」
「若旦那」
「何だよ」
「生粋の人間ですね~」  (≧∇≦)ノ彡 バンバン!


影山と同じ大学へ行くことにしたと話す秀才の恵美子に、
「だって河合ならもっとランク上でしょ。…俺、責任取れないよ。…だって
 俺のせいでいい大学行けるのに行けなかったなんてさ、後で言われてもさ」
「言わないよ、そんなこと。…そっか、負担なんだ」

相手のことを思って言う言葉も、口下手なせいで残念な影山。


教室では。。。
「若旦那が、ご無体なことを」 
「ご無体したのか?お前」 「いやらしい」
「何もしてねぇよ。マジ何もしてねぇから」
「若旦那は、超~人の情けの分からない、お方です」
「いや、何で?どうでもいいって言っただけじゃん」


理数系はダメな中尾が文系ではなく、工学部へ進むと小川先生に報告。
「ロボットを作りたいんです!涙を流すロボット」
「いやいやお前、もう11月だぜぇ」
「人は、なれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる。違いますか?
 拷問されても変えませんからね~」  中尾の決意は固い


影山の進路希望用紙を見て驚く平太。
「はぁ?お前、こんな難しいとこ受けんの?」
「色々あってさ。これしか道がないんだって」  おとこだねぇ。

「こんなのおかしすぎる。今日中に自分の人生決めろなんて」
書かずに帰ってしまう民子。

「勢いで書く勇気もないし、出さずに帰るほどの根性もないし」
そう言って平太に笑顔を見せる月子。
ちゃんと制服を着て…下校時に登校して来ましたねぇ。


「お待たせしました」  栗子先生の居る部屋へ当然のように通う小川先生
「小川先生、大発見です。ゴムの木でもパソコンが動くんです。ほらね」

小川先生じゃダメだと言っていたあの椅子にはゴムの木が。
俺じゃなきゃ…がゴムの木って^^;
「私はその日人生に、椅子を失くした」…上手い!ガッカリする小川先生でしたが、
ここで中原中也の『港市の秋』を持って来るとはねぇ。。。

  石崖に、朝陽が射して 秋空は美しいかぎり。
  むかふに見える港は 蝸牛(かたつむり)の角でもあるのか
  町では人々煙管《きせる》の掃除。
  甍《いらか》は伸びをし 空は割れる。
  役人の休み日 どてら姿だ。
  「今度生れたら…」 海員が唄ふ。
  「ぎーこたん、ばつたりしょ…」 狸婆々(たぬきばば)がうたふ。
  港(みなと)の市(まち)の秋の日は、
  大人しい発狂。
  私はその日人生に、椅子を失くした。


でもゴムの木は、栗子先生の話相手にはなってくれませんからね~。


友達の見舞いに来た民子と、その病院に入院中の武彦が久しぶりのご対面。
進路希望を捨てた民子に、ロックがあると助言する武彦。
「どうせホントのことなんか分かって貰えないか。
 焦ってるとか、悔しいとか、この先どうなってしまうんだろうかとか。
 思ってること吐き出したいけど、言われた方も困るだろうしさ。
 大丈夫だよとか、何の根拠もなく励まされてさ、
 俺の方もさ、ありがとう頑張るよって、何をどう頑張ればいいのか、
 全然分かんないのにさ。取り合えず言ってみたりして。何か鬱陶しいよな」
「そんな風にホントのこと歌うのが、ロックだよ」

自然とお互いが重なり合い分かり合える二人。
いいな~、この二人の会話も。
武彦役の池松くんも好きなんですよね~。グイグイじゃないとこがいいのかな。
声も好きだなぁ。一緒に居ると落ち着く感じなタイプで、癒される~♪
パジャマ姿から私服に変わったとこも良かった。って何のギャップだ(笑)

病院で働いてる人たちを見た民子は、武彦に言います。
「あんなに一生懸命な人たちの前で、”どうせ”とか言える?
 裏切ったり、できる?私、できないぁ。できないよ」  


藤丘の進路を心配した校長が、
自宅を訪れ掃除やカレーまで作って待っていてくれました。
「家はもうどうせ何したってムダなんですから」
「でもなぁ、一度手放してしまったらおしまいだぞ」
昔貧乏だった校長は、好きな女の子よりアンパンを取ってしまったことを後悔。
アンパンが買えるようになった頃、女の子が事故死したことを知った。

「亡くなるって分かってたら、何だって出来たのにって。
 だから、”どうせ”なんか言うな。取り合えず、やれることからやろうじゃない」
「やれることって?」
「まずお父さんやお母さんが帰って来たくなるように、こう片付けてさ。
 グラスなんかもピカッピカにして、汚れた服は洗濯して、きちんとたたんで、
 笑顔でお帰りなさいって言って、それから、温かい食べ物を出してあげて」
「そんなことで」
「そうだよ。そんなことで人の心は繋ぎとめられるんだよ。
 お前のお母さんが、ず~っとしてくれてたことだよ」  母親のレシピ… 
校長の言葉も響いてカレーライスを食べる涙の藤丘に貰い泣き(・・、)
これが人の心を温かくするってことですねぇ。


「宇宙には、暗黒物質が23%、暗黒エネルギーが73%、
 私たちが”物質”と呼んでるものは、わずかに4%」
「ふ~ん」
「残念なことに、時間と共に暗黒エネルギーは増えて行くの」
「え?増えるとどうなんの?」
「物質が引き裂かれる」

月子から1000億年ほど先の話を聞かされるも、深刻に考える平太。
「2025年に、国語の教科書から”永遠”と言う言葉が消される。
 そして、私たちは”永遠”と言う言葉を失う。…
 いつかは、全部終わるの」


小川先生に進路希望用紙を手渡す民子。
「ナース?お前、看護師になんの?」
「それは、私が将来作るロックグループの名前です」
「あぁ、なるほどね。えぇ!何お前ロック歌手になりたいってこと?」
「はい」
「は~。あそう、本気で。うわぁ参ったね。ロック歌手か。はぁ。
 あぁ、しょうがない、分かった。
 俺の友達に、そっち系の仕事してる奴がいるから、そいつに訊いてみるわ」
電話をしようとしてる小川先生に驚く民子。
「どうせって思ってました」
「どうせ?」
「どうせ、笑われるだけだって」
「。。。人は、なれるものになるんじゃなくて、なりたいものになる」
「誰の言葉ですか?」
「中尾」  笑顔の民子

この時の民子の嬉しい叫びが聞こえて来そうだった。
小川先生も良かったぞー(ノ゚ο゚)ノ
可愛さのピークは小5だったらしいけど(笑)


落語の『唐茄子屋』。キュートが聴いてたのは、
若旦那が心を入れ替えてちゃんとした人になる話だったんですね。。。

キュートに会うために必死で走って来た平太。心臓が心配だったわぁ。

〈今分かった。この世のほとんどは、
 どうでもいいことと、どうにもならないことで出来ている。
 それは、俺たちが、どうせとか言ってるうちに、どんどん膨らんで行って、
 ありとあらゆるものをバラバラにしてしまう。
 だから、大切なものは、心から大切だと思うものを、散り散りにならないよう
 しっかりと抱きしめて、二度と失くさないよう、努力して、
 いつかはなくなると分かってるけど、努力して〉  キュートを抱きしめる平太。

「若旦那」
「ん?」
「心を入れ替えたのですか?」
「うん、入れ替えた。もうどうでもいいとか言わない」

〈俺は今、宇宙の4%を抱きしめている
 先生、決めました。俺、この大事な4%を抱きしめて、
 これから生きて行きます〉


そんな頃、小川家を訪ねた月子がキュートの充電プラグに細工を?
月子の目的は?何者?
アルバムの写真がキュートではなく、人間だったとしたら…
平太が救われる道はないかと、本気で恋し始めたことを心配しちゃう。
ロボのキュートに惚れちまった若旦那が心配ですぜ!


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Posted by mana at 17:32Comments(4)TrackBack(17)「Q10」

2010年10月31日

『Q10(キュート)』 第3話

佐藤健君の泣き叫ぶシーンは見事でしたね~。
迫真の演技に、思わず岡田以蔵が過りましたよ。

もうすっかりみ~んな高校生に見えるんですけど、
細田よしひこ君の動きが可笑しくて~。22歳で頑張る彼(笑)
『ライフ』での佐古君が印象強すぎて、
その後も彼には不気味さを期待したりしてましたけど、
今回のオタク役も最高に魅せてくれてます。
『宿命』での使われ方はもったいなかったなぁ。

佐藤健君と福田麻由子ちゃんのツーショットは、
さすがに年齢差を感じちゃいましたけど。
やっぱり子役から見て来てるせいでしょうかねぇ。
私の中では未だに『女王の教室』のイメージのまんまで、
『L change the WorLd』も『20世紀少年』も『みぽりんのえくぼ』でも…
高校1年生の彼女が、リアル女子高生なのも信じられない^^;

『ギルティ』で心臓移植をする少女を演じた美山加恋ちゃんも、
大きくなりましたもんね~。
『僕と彼女と彼女の生きる道』の、凄いぞ凛、リロリロリ~ンの凛ちゃん。
スマスマで鉄棒を練習するパロディが忘れられない(笑)

こうして役者さんたちが成長し、人気ドラマで活躍する姿を見るのが好き。

「だ~いじょ~ぶれ~すかぁ?」
今回キュートに影響を与えた?(笑)平太の父を演じる、光石研さん。
『流れ星』での怖い店長とは全く違う顔を見せてくれてますけど、
こういうのを見るのも好き。
役者だな~って思わせてくれる役者さんに感動。
悪役のイメージだった人が良い人になったギャップとか、おいしい♪
『白い春』で驚いた遠藤憲一さん。今では『てっぱん』でもいいお父ちゃん。
もう悪役は出来ないと思う(笑)

小川先生(田中裕二)の母・しげ役の白石加代子さんがまたイイんですよ。
今回、グランドで息子に語った言葉には頷きましたもん。
誰にでもあること…人生ってそんなもんだって。

「あん時さぁ、お前のせいで甲子園行けなかったんだよね~。
 あんな大事な時にミスするなんてね、
 あん時はもう恥ずかしくて恥ずかしくて、
 とても生きて行けないって思ったけど、
 案外、生きて行けたねぇ。フフフ、お前も私も」
 
 
〈キュートには嫌なことはないのだろうか?尻込みしたくなるような、
 恥ずかしくて思わず声を上げたくなるような、取り返しがつかないような。。。〉


受検祈願の「天~下取~る!」が、
「テ~ハミング」チャチャンチャチャンチャン…に聞こえるんですけどぉ。
男子生徒が上半身脱ぎ~の見せ~の叫び~のヽ(*´∀`)ノゎぁぃ♪

「平太だけ、マークがついてました」
心臓の手術痕を見たキュート。
それで男子着替え中の教室へ、恵美子の体操服を取りに行く設定に^^;


〈文化祭は嫌いだ。
 去年の文化祭は、病気を口実に欠席した。その前の年も。。。

 文化祭は、普段忘れていることを思い出させる。
 二度と同じ風に吹かれることはないのだと言う、
 取り返しのつかないような、あの虚しい感じ。。。

 同じ風は二度と吹かない。
 柴田京子のことは、もう好きでも何でもないのに、
 見かける度に息が苦しくなる
 取り返したくても、取り返せないものがあると言うことを思い出して、
 その虚しさで苦しくなる。
 この気持ちは多分、キュートには分からない〉

平太のモノローグを、ドラマを見た後にもう一度聞くとまた心に響きますねぇ。
またみんながイイ奴で。。。


あの怪しい美容院は、特殊メイクまでするんですねぇ(笑)
そして再度登場するとこになるなんて…
まだまだ期待しちゃっても、いい~れ~すか~?

キュートの「パフ」も可愛いんですけど、
耳にコードを繋いで録画再生してる姿に、笑った~(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
そして右手はエア巻き戻し(笑)

「友達が、ヤバイ仕事に、首を突っ込みます。お金を、捨てて下さい」
藤丘のために、学校や街頭で募金活動をするキュート。
見かけによらないことをするヤクザ風な人の募金にも、胸キュンさせてくれます。


栗子先生にカメラ撮影をお願いする影山。
「ここんとこ押すだけ?簡単なんだ」
「人もそれぐらい簡単だったらいいのに」
「何?」
「いや、言葉も通じないし、抱きしめる訳にも行かないし、
 そんな時はどうすればいいんでしょうね」
「最後は、情熱よ。
 君のね、ここんとこが、フツフツフツフツ沸いて来て、ポーンってフタが飛ぶのよ。
 それが相手にコツンって当たるの」
「そんなに上手く当たります?」
「当たることは考えない。ただただ、飛ばすことだけを念じるの」


「天~下取る!。。。河合はキレイだ!。。。河合はキレイだ!…」

「入試どうでもいいって覚悟で言ってんだから、
 顔上げて聞いてあげたら?」  恵美子に耳打ちする栗子先生

栗子先生に渡されたカメラのフタを、影山に黙って差し出した恵美子。
「え?もしかして当たった?」
フタがポーンってね^^


ミスコンを見ないで帰ろうとする平太を、
引きこもり生徒の月子(福田麻由子)が呼び止めます。
「ミスコン見ないで帰るの?」
「約束あるから」
「見てあげなよ」
「見たって何かが変わる訳でもないし」
「そうかな?今は今しかないのになぁ」

そう言う月子は高校生活をどう思ってるんでしょうね。
教室には何がムンムンしてるんだろう。。。


ミスコンで恵美子は、民子の演奏で『風』を歌います。
何で『風』?と思いましたけど、この歌詞がまた心に来るから上手い。
『戦争を知らない子供たち』と言い、上手く使いますねぇ。

♪人は誰も人生に つまづいて 人は誰も夢破れ 振り返る

歌が流れるシーンは、それぞれの思いを映し…
平太が柴田京子とつき合っていた、高1の頃の恋のケジメを見せます。

「ミスコンで優勝したら、取り返せるかもしれないって思ってた。…」
「俺達がもう一回つき合えば、それで取り返したことになるのかな?
 きっとそういうことじゃないよな。そうじゃないって、分かってるもんな。
 取り返すって言うのは、多分、次に行けるってことだよ」

「俺の手払いのけてさ、あっちへ行けよ。行って全部取り返そう」
そう言って舞台へ送り出した平太。大人じゃん!


平太のカバンに付いてたお守りを舐めた校長の愛犬が倒れ…
「今、そのお守り舐めたらチロが!」
「これは魔除けのお守りですから」  
人間以外のものがこれに触れた後は、この世から消えてしまうと話すしげ。
しげ役の白石さんに語らせたらズルイですわぁ(笑)

「どうしよう!俺、これキュートに付けた!」
「え!キューちゃんに?」
「これそんなに効くんですか?」
「もの~すご~~く効く」

その時、雷が落ちたと生徒たちは外へ。
炎の中に見た作り物の手とお守りを見つけ、泣き叫ぶ平太。
「キュート、キュート!キュート!…」

そこへ、募金袋を持って現れたキュート。
胸にぶら下げたお守りをはぎ取った平太はようやくホッと倒れ込みます。
「だ~いじょ~ぶれ~すかぁ?だ~いじょ~ぶれ~すかぁ?」 
ここで使う?。。。ウケるわぁ(笑)


踏みにじられそうになった友人を助けようとし、
その友人は先輩はそんな人じゃないと信じ、
それを聞いた先輩は嘘をつき通すことが出来なくなる。

熱い思いは通じるんですね。
人間まだまだ捨てたもんじゃないってとこを、
まだ高校生の子たちに見せられるとこが熱く伝わる。

終わるのが苦手だから、何かを始めるのも苦手な平太。
そんなこと言ってたら生きて行けない。
人間は100%死ぬの分かって生きてるんだからと言う栗子先生。
武彦とゲームをしながら軽く言うけど深い言葉。
「死んだ?ヤダヤダ、ねぇねぇ、生き返らせて」って^^;

キュートの腕にカッターナイフが刺さっても、
「だ~いじょ~ぶれ~すよ」(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
それを目撃した中尾に正体がバレてしまうのか。。。
中尾のあの頭も笑える~♪何?十字架?(笑)


「そう号泣してんの。あんなの初めて見た。
 気持ち悪いって思ったけど、何か感動した」
月子が電話をしていた相手は誰?


ロボのキュートを上手く使って見せてくれますねぇ。
BGMも含め、バランスが良くて心地良いドラマ。。。


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Posted by mana at 13:39Comments(5)TrackBack(21)「Q10」

2010年10月24日

『Q10(キュート)』 第2話

キャバ嬢からもらった名刺を見ながら思い出に浸る校長。
そうして名刺を一枚ずつ焼き捨てる心理こそ、人間らしいってもんですねぇ。
昔の彼女との思い出の”箸袋”に思いを馳せる、平太のお父さんとか…
あの時の気持ちを取っておきたいって。
男性の方がそういう思いが強かったりして。。。

「校長先生は、仕事にハマッてる。先生は、仕事に戻って下さい」
そう言うとキュートは、名刺を取り上げバサッと炎の中へ。
「あぁ!」
「捨ててはいけなかったのですか?」
「いや捨てるんだけどさぁ。一人一人、お別れしたかったのにぃ」

こうして人間は心の整理をしながら生きて行くんですねぇ。
過去にしがみついてばかりじゃいけない、なんて言いながら…


「生涯にたった一度のデートが、夜の散歩」
やっときゃ良かったと悔やむ、ベッドの上の武彦に、
「あり得ない」と答える平太は、普通がいいらしい。
「一緒に映画見て~、2人して涙出るほど笑って~」 
と妄想相手はキュートだったりしてドキッ(笑)

「そしたら手術失敗しても、まぁいっかって思えるし」
「その程度なのかよ」
「でもこの世に引き留めるものなんて、その程度なんだよ」

〈俺をこの世に引き留めるもの。。。〉  
そんなことを考える平太と一緒に、自分も考えてみたりして。
私をこの世に引き留めるもの。。。?


赤毛を元に戻した山本民子に驚くクラスメイトたち。

ギターのピックを拾ったキュートは、
「これは、ウロコです。人魚姫」だと言い、民子の席へ行くと訊ねます。
「人間の男の人に、恋に落ちたのですか?」
この言葉に大きくズッコケる平太。
健くんのダンシンングな動きに笑える~(ノ∇≦*)キャハハッ♪

平太はキュートを屋上へ引っ張って行くと、
民子は人間でウロコはプラスチックで出来たピックだと教え込みます。
「ちゃんと返しとけよ、山本に」
「人魚姫は?」
「だからそんなもんいねぇよ!
 世界中探したってどこにもいないの!作り話。全くのウソ!」
「でも、本に」
「本にはウソも書いてんの」
「人魚姫は、ウソ」
「何のために、ウソを書くのですか?」
「知~らない!知りません!
 とにかくもう、絶対山本のことを人魚姫とか言うなよ!」


栗子先生(薬師丸博子)に、人魚姫のことを訊くキュート。

「でも、ハマッちゃってのよねぇ、人間の男に」
「ハマる?」
「食べることも寝ることも忘れるぐらいに好きになること」
「それは、悪いことですか?」
「う~ん、普通の生活が送れなくなるからなぁ」

「でも、そういうことでもないと、やって行けないんじゃないかな。
 そういうことがあるから、明日も生きて行こうって思えるんじゃないかな」 
と藤丘がいいこと言う。


中尾を尾行する平太を見たキュート。返事の「パフ」が可愛い♪
「平太は、中尾君にハマっている」…

その時、民子が通り過ぎるのを見て追いかけるキュート。


中尾が”カオル美容室”へ入って行くのを見た平太は…
「偶然だねぇ。お前もここなんだ」と隣のイスに(笑)

そこで中尾が夢中になって読んでいた単行本を見て、
主人公・ルナがキュートに似ていることを知った平太。

どっちかって言うと床屋みたいだと思ったんですけど、
あの怪しい美容師ってイイ仕事しますね~♪
おでこを出してもカッコイイ健くん。いや出した方がいいかも~(人´∀`)♡


「女の人って、何言われたら嬉しいんだろ?」
「お前の家賃は俺が払う」
「えぇ?いやそんなこと」
「後は、お前の健康保険も俺が払う」
「いやいやいや。ハァ」
栗子先生の”嬉しいこと”を聞いて落ち込む小川先生(田中裕二)でしたが。。。

出会ったばかりの彼女に、ケイタイの待ち受けを見られ、引かれ、去られ…
電柱が好きってダメですか?
栗子先生の”嬉しいこと”を大声で叫んでもっと引かれてしまうことに(´□`;)


スローポリスのライブを見つめる民子。
その民子を見つめるキュート。。。ってよく中に入れたわねぇ(笑)
しかし民子も、出待ちのファンの前を通らなくてもねぇ。
いやその前にあのチャカってボーカルが嫌~な男なんですけどぉ。

案の定、チャカのファンたちにボコボコにされる民子。
それを遠目で見過ごすチャカ。最低男。

そこへキュートが現れ民子を助けます。両手に白いハンカチを持って…
「降参です。白旗は降参です。降参です。降参です。
 降参した人間には、危害を与えないのがルールです」

「死んでしまえばいいって思った」
「ここは、生きて行ける場所ですか?」  民子にピックを渡すキュート。


家に帰った平太を見て驚く姉・千秋(松岡璃奈子)と母・ほなみ(西田尚美)。
人気アイドル・18(OHACO)のメンバーにそっくりではないか!

「弟がハジメだったなんて~」
オハコ~♪を両手でやらせてみては…母と姉、発狂。
髪型だけでそんなに変わるのかぃ(≧∇≦)ノ彡バンバン!

お姉ちゃん役の…松岡姉妹って、『のだめ~』の双子ちゃんなんですね!
どっちか分かんないけど^^;
『33分探偵』には姉妹で出てましたね。


平太からキュートへのストーカー行為をやめるように言われ、
素直に受け入れる中尾。元々アニメのキャラの方が好きだった訳で…

「もしさ、デートとか出来たりなんかしたら、
 生涯に一度の思い出になったりするのかな?…」

「も、も、もし!ルナちゃんと、お散歩できるんでしたら、
 3000万払ってもいいです!」
「3000万?持ってんの?」
「高校生が持ってる訳ないじゃないですか!だからローンですよぉ」
「お前、すげぇな」
「え?何がです?」
「いや、だって散歩するだけで」
「何だったら4000万払ってもいいんです!」
「じゃぁ、最後の思い出に、デートしとく?…」
「。。。(鼻血を出しながら)お礼したいんだけど、何もないですから」
そう言うと、ルナのマスコットを差し出す中尾でした。
細田くん、やっぱり魅せてくれましたわぁ(笑)

すごいですね~。それだけハマれるものがあるって羨ましい。
私には、そこまでハマれるアイドル歌手や俳優さんが居ないですもん。
韓国まで追っかけるおばさま達のパワーには驚くばかり。マネできない。
カッコイイ~人は、いっぱ~い居ますけど。健くんも好き♡

平太のイメチェンヘアスタイルに驚いた恵美子(高畑充希)もハジメのファン。
「プリクラ撮ってくれたら何でもする!」

いいな~。本当に撮ったんだろか?いいな~、あのプリクラ。可愛い~♪

その様子を目撃したのは…恵美子のことを密かに想う影山でした。
ハジメのファンだってことは黙ってて欲しいと頼む恵美子に、
好きな子が居るけど誰にも言えないから、自分も同じだと話す影山。
その相手が誰だか全く気づかない、優等生は鈍感か。


「中尾とデートしてくんないかな」
「誰ですか?」
「う~ん、中尾が喜ぶ?」
「パフ」
「おう、いいの?」
「平太は、中尾君が好き」
「はぁ?何で?」
「平太は、中尾君にハマッてる」


デート当日。。。
ルナのコスプレをしたキュートと、ポケモンサトシのようなスタイルの中尾。

「中尾君は、明日も生きて行こうと、思いますか」
「思います。多分、明日も明後日も明々後日も、その次の日も、
 ずっとそう思います。。。約束する」
「約束です」
二人で手を繋いで夜の散歩。。。

しょーもないサラリーマンのオッサンになっても、これで生きて行けると言う中尾。
「本当にそれでいいのか?」
「だって仕方ないじゃん。好きになった人が二次元の人だったんだからさ」
何だか今の時代を考えさせられちゃいますねぇ。


「チャカが好きなの、私じゃないよね。…私、実は人間じゃないんだ」
そういうと波止場から海へ飛び込む民子。
「私、人魚姫だったの!私、無理してたの。
 チャカ、こっちに来れる?来れないよね?だって生きてる場所が違うんだもんね」
当然、民子を救うことも出来ず、その場から逃げてしまったバカ、いやチャカ。
自分らしく。。。
そのことに気づくと、赤毛のロッカーに戻った民子なのでした。
ここで”人魚姫”に繋がった訳ですね~。


「あいつは俺より偉い。
 堂々と人間じゃないものが好きだって言えるあいつがさ。
 俺は多分、あいつより臆病だ。…」
充電切れで眠ってしまったキュートに話す平太。
雨の中、ビニールをかぶせたキュートを背負って帰ります。
小川先生の部屋で、電柱の写真を見た平太は、
「電柱好きなんですか?」
「あ、何だよ。笑ってんのか?」
「いや、ちょっと感動しちゃって」
「何が」
「俺は鉄塔が好きなんです」
「え?あっそうなの?」
「笑われると思うから誰にも言えないけど」
「分かる分かる。俺もそう。絶対人に言えない。
 中々分かってくれねぇもんな。こういうのな」
「いいのかなぁ?そんなもんが好きで」
「何言ってんだよ。いいに決まってんだろ!
 人間、何を好きになったっていいんだよ」
「。。。」  笑顔の平太。


夜の散歩写真を病室に持参した平太。
武彦の顔を中尾に貼り付けて合成させたものを武彦に手渡すと、
《笑うと苦しい》と書いて笑う武彦。本当笑える写真で~(笑)
でももう1枚渡す平太。
今度は、ルナの顔に武彦。ウケる~(≧∇≦)ノ彡バンバン!
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〈俺をこの世に引き留めるもの。。。
 そっかぁ。俺、恋してんのか〉

来週から登校する予定の、引きこもり生徒・富士野月子(福田麻由子)。
月子のアルバムにあったキュートの写真って?
二人はどんな関係なのか。。。

何だかな~。。。等身大の演技で魅せる健くんがイイ!
21歳なのに(笑)


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2010年10月17日

『Q10(キュート)』 第1話

さすがの木皿泉脚本でしたね~。
『すいか』 『野ブタ。をプロデュース』 『セクシーボイスアンドロボ』。
共通するテーマが思い出されますもん。。。

〈例えばこの地球上に、自分より大切に思える人なんて、本当にいるんだろうか。 
 例えば、俺の人生を変えてしまうような。
 テレビで見たような告白をして、雑誌で見つけた服を着て、
 みんなが並ぶ店でデートして、映画みたいな風景の中キスをする。
 夜中に一人、何度も問う。
 俺じゃなくても良かったんじゃないか。お前じゃなくても良かったんじゃないか。
 次の出席番号の奴じゃダメなのか。
 そもそも、二人でなきゃダメな理由なんてあったのか?
 いつでも始められて、いつでも終われる。
 そんな使い捨てみたいなものが、本当に恋なのか?
 どこにも売ってない。名前もついてない。
 そんな風に人を好きになるのは、途方もない、奇跡なのか。。。
 例えばこの地球上に、自分より大切に思える人なんて、いるんだろうか〉

主人公の深井平太(佐藤健)のモノローグで始まるんですが、
ドラマの中でも数々のグッと来るセリフがありました。
人間って…
色々と考えさせられますわぁ。。。


ドラマ初主演の佐藤健くん。
そう言われてみればそうなんですよね~。主演ってないですね。

 【追記】
   健くんが番宣で「初主演」だと話してたのを鵜呑みにしてましたけど、
   『仮面ライダー電王』を忘れてました。。。あれから4年^^

健くん目当てだったこともあるんですけどぉ♪
木皿脚本も期待してましたしね。やっぱり当たりでした~ヽ(*´∀`)ノゎーィ♪
しかし『龍馬伝』の岡田以蔵を演じた人物とは思えなかったですわ。
21歳で高校3年生ですしね~(笑)

『龍馬伝』では健くんと前田敦子ちゃんはニアミス共演してましたね。
今回のロボット役がハマッてましたわぁ。目が充血してましたよ。
可愛らしくてキレイなツヤ顔に見えたのはロボメイクのせい?
あのロボ声も良かったし♪
AKBで活動してる時とは別人のようでちょっと驚き。演技も上手いですよね。
『龍馬伝』の時にはそれほどのインパクトはなく…今回は当たり役かも。
『絶対彼氏』のもこみち君を思い出す。。。

平太(佐藤健)の親友・久保武彦役の池松壮亮くん。
『十五歳の志願兵』で見たばかりだったのですぐに分かりました。
病気のせいで留年、高校2年生。実年齢は20歳。
彼はいい演技と言うか、いい表情をするんですよね~。
期待する役者さんです。

藤丘誠役の柄本時生くんも21歳なんですね。
『銭ゲバ』以来でしょうかね~、私が見たのは。
お父さんに似てるより、お兄ちゃんを思い出す表情を見せません?
『ゲゲゲの女房』のアシスタント・菅井さんの顔が…”きん”じゃないよヾ(゚∇゚*)オイ

ちなみに平太のクラスメイト・中尾順役の細田よしひこ君は22歳。
まだまだイケますね~、高校生…
あ、『エジソンの母』では先生役でしたねぇ。
衝撃の『ライフ』から3年なんですねぇ。。。何かやらかしてくれるはず(笑)


「あのさ、リセットボタンとかってあんの?」
「あります。左の奥歯です」
「あるんだ」

リセットボタンを押すのか押さないのか…
人間はどうするの?

「走れない。俺の心臓は不良品だから。
 まぁ、修理したから。完全にってわけには行かないけど。。。な何?」
「リセットします」
「それは無理だよ。人間にはリセットボタンはないの。ないんだよ」
「では、どうするのですか?
 人間は、リセットしたい時、どうするのですか?」


貧乏で授業料を払えない藤丘は除籍。
出欠の名前を呼ばないってどうなの?
担任(田中裕二)のそんな行為でクラスメイトが騒ぎ出す。
どうせ小っちゃい男ですぅ(笑)

教室を出て行った藤丘を探しに行くと言うキュートを止める平太。
「人間には、誰にも分かってもらえないことってあるんだよ。…
 だったら知らないフリするのがいいんだって。それが親切なんだって」
「藤丘誠を探します。そして、名前を呼んでもらいます」

親切、優しさ、思いやりって何だろう。。。


「人間にはリセットボタンがありません。
 だから人間は、やり直したい時は助けを呼ぶのですね。
 私、やって見せます。ここ、を引っ張って下さい。はい、引っ張って!」
「引っ張るの?はい」
「あ~れ~。助けて~。大声で叫ぶと、必ず助けに来てくれます。
 それが人間のルールです」

時代劇のお約束シーンを見ていたキュート。何やら予感はしましたが…
まさかこんな伏線だったとは。
笑えます!敦子ちゃんの演技。。。
ショボイ草履屋。エロイじいさんの八百屋も(≧∇≦)ノ彡バンバン!

「誰か~!誰か助けて下さーい!
 誰かー!誰か助けて下さーい!…」


校庭で大声で叫ぶ平太。それを見て藤丘とキュートも同じように…
超必死な3人に生徒たちは何とかしたいと思う。
ここでも担任は「雇われの身なんだよ。何ともできません」って何だ(笑)

何やかんやでヘリを飛ばそうと話は盛り上がり…
ヘリが来た!
みんなの力ってスゴイかも~。

みんなが知らんぷりしてくれてるのは、冷たいのか?優しいのか?
「多分、両方だな」
武彦の言葉が、赤髪の山本民子(蓮佛美沙子)の心に響く。。。


「やっぱ人類が滅亡すんの嫌だなぁ。俺が死んでもこの町はずっと続いて欲しい」
「今俺もそう思った」
武彦と平太は、キュートを見て未来への希望が湧いた?
二人は恋のライバルになるのかしらん。
相手はもちろん。。。ロボット♪


(注)柳栗子教授(薬師丸ひろ子)は、この学校の先生ではありません^^

                                   公式HP
    第2話以降へつづく → こちら


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