2012年03月31日

『カーネーション』 最終回

最終回まで見事でしたね~。
昨日のラスト前に糸子が亡くなってしまったので、
今日は何を見せて貰えるのかワクワクして待ちました。

あれよあれよと見入ってしまった残り2分ってところで、
エンディングが流れ始めて驚きました。
ホント上手いですわぁ。。。


いつものオープニングがなく始まると、
そこは平成22年9月のだんじり祭りの日。
小原家のバーカウンターのある2階では、
懐かしい人たちが顔を合わせて賑やかに集まっています。
お母ちゃんの写真を囲むように。。。

みんなに喜んで貰うため…
善作たちがそうして来たように、今でも受け継がれていること。
昔からず~っと繋がってる。
あの窓から見る光景も。。。
みんなの重みで手すりの枠が外れないか心配しましたわ(笑)


「何か今、テレビ局の人が来よってなぁ」 優子
「朝ドラ?」 直子・聡子
「朝ドラって、あの朝ドラ?お母ちゃんがよぉ見てたやつ?」 聡子
「みたいやで、どうする?」
「えぇやん!お母ちゃんよぉ言うてたやん。
 うちの話も、朝ドラになれへんやろかて」 直子

実際に小篠綾子さん、NHKの集金に来る人にまで頼んでたらしいです。
「うちの一家が朝ドラになるように言うてちょうだい」って(笑)

あ~ホンマに、生きてるうちに見せてあげたかった~。
奈津と並んで見せてあげたかった~。。。
 
病院で、朝ドラを楽しみに見せて貰ってるおばあちゃんの奈津。
その後ろ姿は…
何とモデルになったご本人なんだそうですよ。
糸ちゃん、最後の最期は奈津に負けてしもたがな~(笑)

97歳の奈津が見るテレビ画面に映るのは…

 【追記】 車イスに座ってた女性は、
      直子役・川崎亜沙美さんの、おばあ様だったんですね。→ ニュース
      病室へ行った看護師がそこで、
      奈津の名前を呼ばなかったこともニクイ演出ですわ。
      想像させるって見せ方が秀逸な作品でしたねぇ。。。


この光景、カメラワークが見事でした。
病院に吹き抜けた風…
それはきっと糸子(夏木マリ)かもしれないって流れからの、
奈津の背後からのテレビ画面アップへ。。。

そこには、子供の頃の糸子(二宮星)が手縫いしながら歌う姿。

♪時は大正 岸和田に 生まれた一人の女の子

もうここで涙腺崩壊(/_;)

続いて女学生の糸子(尾野真千子)がミシンを踏みながら歌います。

♪名前を~ 小原糸子と 申します~

♪着物の ランララララン 時代に ランララララン ドレスに出会い 
 夢見て ランララララン 愛して ランララララン 駆け抜けた~
 これ~は~ その~ お話~












ここでいつものオープニング曲が流れます。。。

  「あなたの愛は生きています」 最終回

♬♬ 重く 濡らした 瞼は 今 喜び映す 日の 為
   心を育て~ てるのね~

椎名林檎ちゃんの歌をバックに、過去の懐かしいシーンが流れて行く。
あんなことやこんなこと、あったなぁ。。。

人生って長いようで短い。
色んなものが綺麗に見えて、色んなものに感謝できて、
そんな最期が迎えられたら言うことなし。

ラストでこんなに主題歌がまとめてくれるなんて。・゚・(*ノД`*)・゚・。

♬♬ 何も 要らない 私が~ 今 本当に欲しい もの など
   ただ一つ ただ 一つだけ~
                                  完
  

これはまさに「書きたくなる」ドラマでした。
役者も皆さん魅せてくれました。。。
お父ちゃん、一番好きやったでぇ('▽'*)。。oO

善作に怒られる糸子がまだ可愛かったあの頃…
その父親が死んだ年を遥かに越え、
92歳まで現役デザイナーで居続けられた人生が待ってるとは。。。
これが実話なんですからね~。驚き。


子供の気持ち、親の気持ちも代弁してくれました。
時代は違っても共感できる人情に泣いたり笑ったり怒ったり、
色んなことを考えさせてくれた糸子の人生って…
人のためは自分のため、喜ぶ顔が見たい、ただそれだけ。


〈おはようございます。死にました〉って来るとはね~。
夏木マリさんにバトンタッチしたあの日…

〈おはようございます。年を取りました〉って登場も見事でしたけど、
その後に見せる「死にました」には参りました(笑)


〈…とにかく、いずれもえぇ年こいて、引退なんぞさっぱり頭にありません。
 働いて、働いて、たくましなる一方です。
 まぁほんでも。。。〉

仕事が終わると、ふと思う。
お母ちゃんの写真を見て涙を流す優子と直子。そして聡子も、
「あ~、会いたいなぁ。お母ちゃんに」

〈泣かんでえぇ。泣くほどのこととちゃう。
 うちは居る。。。あんたらの傍。…〉
 
親が亡くならないと、この寂しさは想像も出来ないでしょうね。
親が死んだ年になってみて、
「意外と若かったんだなぁ」って思い知った時、
親不孝を悔いる自分は想像できても。。。

親孝行したい時に親はなし。
それでも、親が居る間に孝行できないのはどうしてでしょ…
まだまだ元気だから?

きっと、死んでしまったら喋ってくれないから。
憎たらしい言葉が返って来ないから。
写真を見ながらそう思う、優子や直子や聡子のように、
その時が来ないと分からないものかなぁ。。。

このドラマには、そんな親心から見せられる、
胸を打つ言葉もいっぱいありました。


来週から切り替えるの大変…
って半年前も言ってた気がする(笑)

                         『カーネーション』 過去記事


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2012年03月28日

『カーネーション』 周防の娘

まさかこの人が出て来るとは思ってなかったですね~。
しかもすっごく良い人で登場してくれて嬉しくなりました。
活躍する糸子を陰から尊敬し続けて来たって見せ方がまたいい(・・、)

今朝は孝ちゃん(竹内都子)の言葉に頷きながらも笑わせて貰ったり、
後半にはまさかの涙の再会が待ってたりして。
見事にヤラれましたわぁ(/_;)


優子の代役で、東京の病院で講演をすることになった糸子。
この病院の元看護師長だったと言う、
川上(あめくみちこ)と言う女性が世話係を務めることに。

講演後にはそっとお茶を出し、出て行こうとする川上さん。
そんな思いやりも、看護師長まで任せられた人物像を想像できました。

それでも、岸和田に住んでたことがあると話すこの女性と糸子が、
どんな関わりを持ってるのか、全く予想外で驚きました。。。


「では先生。タクシーの時間になりましたら、またお迎えに参ります。
 それまでどうぞ、ごゆっくりなさって下さい。。。では」
「はれ。せっかくやさかい、お話しましょうな」
「お疲れじゃないですか?」
「いや、体がくたびれたよって、余計お宅みたいな人と話したいんですわ」
「ありがとうございます!
 素晴らしいお話でした。もう何度も涙が出ました」
「ほうですか」

「岸和田には、いつ頃までいはったんですか?」
「あ、私は、24までです」
「結婚でこちらへ?」
「はい」
「24まで住んではった割りには、岸和田弁が出ませんねぇ」
「はい」

「それは、あのぉ。。。私は、10歳まで、長崎に居りましたので」
「。。。」  遠い記憶を繋げて行く糸子

「先生、実は。。。
 私の死んだ父は、一時先生のところでお世話になっておりました」
「。。。お宅、どちらさん?」  涙を浮かべて訊ねる糸子

「はい。私は。。。周防龍一の娘でございます」  (・・、)

泣き出す糸子に、
「はっ、申し訳ありません。。。失礼致しました」と席を立ちます。

2人の会話を聞いていた優子と顔を合わせると、お辞儀をし出て行く川上さん。
その後を追う優子。

「いつぞやは、弟が失礼しました」
「こちらこそ、母が、申し訳ありませんでした」

父親を返せと優子に迫った弟と、それを止めた姉。座り込んだままの優子。。。
子供の頃の記憶が蘇る2人。
白黒で見せられた懐かしいシーンに涙が出て来ました。

そこには若かりし頃の周防と糸子の姿はありません。
大人の事情で振り回された子供だった頃の優子と川上さんだったからこそ、
その親たちの年を越えた今、分かり合える時が来たんですもんねぇ。
当時周囲から責められた母親を庇った、小学生の優子まで過りました。。。


「私にとって、ただ一つ救いだったのは、父の相手が先生だったと言うことでした。
 憎むには当たらない方だと。
 いつ頃からか、ある程度年を取ってからですが、思えるようになりました。
 それでも、汚ない感情が全くなかったかと言えば、嘘になります。
 でもそれも、さっき、先生の目を見て、消えました。ウウウ
 先生も、ずっと思い続けて来て下さったんだと、思いました。ウウ」

涙を流す2人に貰い泣き(・・、)
静かにゆっくり流れる時間とBGMの中、遠い記憶の見せ方が上手いですわぁ。
笑いと泣きのバランスの良さに、朝から至福の時間に癒やされます♪
何て濃い15分なの!


「よっしゃ!行っちゃる」と優子からの電話に返事をする糸子に、
ズコッ!とコケた孝ちゃん最高でした(笑)

そしてその後は…

「こっちが先生の体を心配しながら、どないか仕事回して行こうと思うて
 必死になって組んでんのにね。
 大体優子さんかてね、本気で先生の体のことなんか考えてないと思うんですよ。
 全然考えてへん訳やないと思いますけど、もう先生と一緒!
 こと仕事となったらぜ~んぶ頭から飛んでまうんですわ。
 よぉ分かりましたわ。親子揃って好きなだけ仕事しはったらえぇんですよ。
 もう何がどないなろと、うち知りませんよって!」

黙って聞きながらカレーライスを食べる、糸子と従業員たち。
「機嫌取っといてや」と言う糸子に、
「知りませんよぉ」と、
3人が皿ごとソッポ向けるのにも笑った~(ノ∇≦*)キャハッッッ♪

孝ちゃんのセリフには、すご~く分かり過ぎる深刻な現実問題があって…
年寄りは言うこと聞かないもんなんですから。
本当は何が本人のために良いことなのか、
考えさせられる今日この頃です。

それでも先生を見捨てず頑張る孝ちゃん、尊敬します。
きっと、母親に引退を勧めた優子でさえも、
どこかで気持ちを切り替えたんでしょうね。
こうなったら90過ぎた親でも使ってまえ…って。
それが母の喜びでもあり、生き甲斐なのだから。。。


〈長い長い記憶を持っている。
 それが年寄りの醍醐味とも言える。
 守り続けて、闇のうちに葬るはずやったもんが、うっかり開いてまう事もある。
 老いぼれた体に轟くこと、打ちのめすこと容赦のうて。
 ほんでも、これを見るために、生きてきたような気もする〉


晩年の糸子を演じた夏木マリさんも流石でした。
2時間かけた特殊メイクの老け姿も見事ですが、
『あさイチ』プレミアムトークでの若返り姿にも驚きましたよ!
いや本来のお姿に(笑)

59歳でイキイキ元気!
仕事や生き方、中々見習えるもんじゃないですけど、
いつまでも頑張ってるお手本が居てくれることはホント刺激になりますね。
私もそんな年頃までイキイキと輝いていられるかと想像すると…
今からでも頑張らなきゃムリ!
90まで生きるなんてもっとムリ(笑)

演じる側の意気込みが伝わって来るようなところも、胸を打たれる。。。

あと3日で終わりですかぁ。
長かったのに、糸子の人生はあっちゅう間でしたわ('▽'*)。。oO

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2012年03月03日

『カーネーション』 千代ばあちゃん

娘の糸子たちがまだ子供だった頃から、
千代役の麻生祐未さんの上手さには感心してましたが、
晩年、痴呆が始まりながらも穏やかに笑顔を見せる千代は見事です。
ここ最近で、本当に”おばあちゃん”になりましたもんね~。

立ち上がる時の動きなんて、本当にお年寄りをよ~く観察してるわぁ。
そうそう、膝に来るからそうやって起き上がるのよって感じに。

お嬢様育ちでありながら驕ることなく、いつも善作の傍に居た千代。
夫に先立たれてからは、男の人が来るとはしゃいだりして、
嬉しそうに喜んでおもてなしする千代が可愛らしくて。

ハルばあちゃんも楽しい人でしたけど、千代と言えば…
控えめと言うか天然と言うか、
そんなバランスもグーな嫁姑関係でしたしね~。

子供たちの前で、イブニングドレスを身にまとい踊って見せる千代の、
優雅で気品あふれる姿は忘れませんわぁ('▽'*)。。oO


昭和48年。
だんじり祭りの日、千代が居なくなってしまい…
恵さんが見つけて連れて来ました。

「ぎょうさんお客さん居てるのに、お父ちゃんおらんよって、
 どこ行ってしもたんやろ」
「お母ちゃん!お父ちゃんもうとっくになぁ!」

「先生っ。
 お父ちゃん、どこぞに挨拶して来るぅちゅうてましたでぇ」
「はぁ」

昌ちゃんがお母ちゃんを家に連れて行きます。

「怒ったったらあきません。うちの母も、あぁでした。
 適当に話合わせといちゃったらえぇんです」

糸子を諭す恵さんが良かったですわ~。
組合長さんとの会話にもそつがなく、お年寄りの扱いは心得てます。
いつか来るかもしれない親の姿…
そんなやり取りに考えさせられウルウルしかけたところで、

「冬蔵さん(中村春太郎)来てるんやて!」
サエから聞いた恵さん。

「え?どこどこどこ?… は~。いや~♡」って小股で走り出すって。
いや~ん。こっちはもう泣き笑い(≧∇≦)ノ彡バンバン!
六角精児さん、見事すぎますってば!

しかし、昌ちゃんと恵さんには本当に助けられて来ましたね~。
恵って名前から女性と勘違いされて雇われ始め、早何年?
縁って不思議ですね~。
腐れ縁の北村もそうですけど(笑)

しかし見事なのはこれだけとちゃうんです。。。


祭りの日は小原家で恒例の宴会。
今まで以上にお客さんはいっぱいで、最後の総出演を感じさせながら、
まさかの演出には見事にヤラレましたわぁ。。。

縁側に座り、宴会の様子を見ながら酒を飲む善作の姿を見つけた千代。
そこからはBGMだけで、魅せてくれます(・・、)

這いつくばるように縁側まで行くと、
笑顔でエアーお酌する千代から盃を受ける善作。
宴会中の賑やかさの後ろで、2人だけの時間が静かに流れます。。。

千代よりもう~んと若いお父ちゃんやけど、
ちゃ~んとあの頃のまんま、夫婦に見えるさかい…
涙が溢れて来て困ったやないかぁ(/_;)

お父ちゃんが迎えに来てくれたんやないかって、
また上手い見せ方で千代の最期を想像させてくれました。。。

ミシンを触りながら黙~って思いにふける糸子を見ながら、
あ~これでオノマチちゃんは見納めかと、
脳内スイッチの切り替え準備をしてました。。。


昭和60年って…
あんなツッカケ履いたヤンキーごろごろしてましたでぇ(笑)

そんな格好して、「ばあちゃん」と声をかけたのは優子の次女、15歳。

起きて来ましたよ~。
糸子72歳の夏木マリさん!

〈おはようございますぅ。。。年を取りました〉   つづく


って、ヤラれた~o(≧∇≦)o
ドキドキワクワクで待ってた初台詞に笑っちゃいましたよ♪

予告での糸子(夏木マリ)には全く違和感なく、
ショートヘアでチャキチャキに岸和田ことばも馴染んでる糸子に、
小篠綾子さんが過りましたもん。
あのお美しい夏木マリさんが…
こんな役柄は初めて?女優魂を魅せますね~。
この先もめちゃ楽しみなんですけど…
今月いっぱい?って短っ!

もう終わってしまうんだぁ。。。


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2012年02月18日

『カーネーション』 三姉妹

姉の優子が東京の店まで訪ねて来て、涙する直子に貰い泣き(・・、)

姉妹っていいですよね~。
ケンカもするけど、そこは血の繋がり。
友達以上に分かり合ってる2人だから。

小難しい2人の姉とは違い、ヘニャヘニャしてる三女の聡子って…
ヘニャヘニャちゃいまんがな~、お母ちゃんは見てへんなぁ。
おばあちゃんは、よぉ知ってますぅ。。。

テニスの大阪府大会で優勝したことも話せない状況の聡子に、
賞状の入った丸筒を遣って上手く見せてました。

三女のコシノミチコさんって実際にソフトテニスで、
高校・大学時代に全国大会で優勝するほどの実力だったそうですね(*゚0゚)スゴイ


東京の百貨店に出した直子の店の評判がよろしくない。
”サイケの女王”ですからね~♪
時代の先を行くってこういうことですね。

反りが合わず辞めて行く従業員。
何とかしたらなあかんと、小原家では家族会議。
そこで糸子は、優子にガツンとやられてしまう訳ですわ。

直子を助けられるのは自分だけだと言い放つ優子。
お母ちゃんと昌ちゃんも、直子の服はけったいなもんやと思うてるのは否めない。

「けどあれがあの子の才能の形で、それは凄いことなんや、悔しいけど」

そこは姉妹の良さですね~。
電話で優子に喝を入れる直子も良かったですけど、
直子が優子に叩かれるシーンもお見事でしたわ(≧∇≦)ノ彡バンバン!


どうしても我が家の娘たちと重ねて見てしまうんですが、
もう親を頼りにすることもなくなった自立と親離れをどう受け止めるか至難。

知らないモデルの話題で盛り上がってる娘たちの会話を横で聞きながら、
入れない悔しさと羨ましいのと、嬉しいのと寂しいのと…

ひとりっ子や男兄弟では味わえないひと時かも。
私の母親も姉妹で出かけたり電話したりしてるのを見ると羨ましいですもん。


〈言いよった、あいつ。うちではもう直子の役には立てん、言いよった〉

聡子まで、直子の服はカッコイイと言う(笑)

半人前だと思ってても、知らず知らず親を越えて行くんですよね~。
越えると言うより、流行ってものの見方の違いを痛感しますね。
世代の距離感って言うか…
糸子ではないけれど、これは仕方のないことで世代交代はやって来るんです。
いつまでも柔らか頭で居たいな~。。。

悔しがる糸子は、やっぱりそこが違うんでしょうね。
娘たちを褒めないところも、強い母親ですわ。
まだまだイケる~!負けてられへん!ってのが原動力ですしね。
だからこそ、生涯現役でやって来れたんだと思います。

そこには、おばあちゃんが居てくれたことも忘れてはいけません。
東京へ向かう優子に、小遣いを渡す千代にもジーン(・・、)
聡子の志に笑顔で受け入れられる千代の柔軟さ。
晩年の麻生さんも見事です。

聡子役の安田美沙子ちゃんが、本当にホワ~ンってしててイイ味出してます。
直子役の川崎亜沙美ちゃんも、どんどんジュンコさんになって行くし(笑)
優子役の新山千春ちゃんに違和感を感じてたのが分かって来ました。

直子に対しての強いライバル心と姉としてのプライドが強く出過ぎてて、
実際はホワ~ンとした新山千春ちゃんが演じてることに違和感だったのか、
今回の優子の本音や商売人発揮な姿を見て、すっかり払拭!
この落差と言うかギャップを見せたかったんだな~って感じたり…
それなりに年相応になって来たっちゅうことやねんな。

今朝の、直子の店で働く優子には大笑いさせて貰いましたわ♪

支配人への顔と裏の顔の使い分けもお見事。
さすが無敵の外面(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
優子にどつかれた直子の顔~(笑)
吉本新喜劇かて(≧∇≦)ノ彡バンバン!


「あない客に媚び売って貰わんかてえぇちゅうてんや。
 うちは、うちの服を分かってくれる人にだけ来て貰えたらほんでえぇ。…」

後ろを振り返り、人が居ないかどうか確認すると、
手持ちのクリップボードで直子の頭を思い切り叩く優子。

「痛っ!何や!」
「このクソガキ!いつまで甘ったれてんねんや!
 これは商売なんや!腐れ芸術家気取りも、えぇ加減にしぃ!」

睨み合う2人の背後に支配人が現れ…
「やぁどうだね、小原姉妹。。。どうだね?調子は」

「あぁ、どうも。お陰さまで。何とか頑張っておりますぅ」 
満面の笑みの優子。。。無敵の外面(≧∇≦)ノ彡バンバン!
千春ちゃん、イキイキ演じてる♪

振り返ると、ず~っと前から伏線で繋がってる。
こう言うバランスが上手いですねぇ。。。

お母ちゃんがミシンを踏む音と、
それを聞きながら寝床で考える聡子の表情だけで見せるシーンもさすが。

聡子も、母親や姉たちのことをず~っと見て育って来てますもんね。
テニスで日本一になった聡子は、もう思い残すことはないと母親に宣言。

「うち、今日限りで、テニスやめるわ。
 もうえぇんや。やれるとこまでやったよって。
 もう寂しい。。。寂しいさかい。。。」

〈うちはな~んも気ぃついてへんかったけど、
 上2人の取っ組み合いの横で、いっつもヘニャヘニャ笑うてたこの子にも、
 色んな思いがあったようでした〉

糸子の潤んだ瞳と、
娘の気持ちを分かってやってなかった親心にジーンと来ちゃう(・・、)


「うちだけずっと仲間外れやったんや。
 やっとや、こんでやっと仲間入れる」

そうおばあちゃんの前で話す聡子の嬉しそうな笑顔に、
小原家の波乱万丈はまだまだ続く。。。o(^^o)(o^^)oワクワク



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2012年02月11日

『あさイチ』ゲスト・尾野真千子

オノマチちゃんって奈良県の出身なんですね~。
岸和田ことばはまた別かもしれませんけど、
笑顔で会話する関西弁はすごく自然で、
糸子と違和感ありませんでしたわ。
よぉ喋りはるわぁ(笑)
四姉妹の末っ子だそうで、ドラマと同じく女系家族とは。
かしましい~やかましい(ノ∇≦*)キャハハッ♪

私は『Mother』と『名前をなくした女神』での役柄が印象強くて、
当初は糸子役のオノマチちゃんに違和感でしたけど。

「小原糸子じゃー!」は圧巻でしたけどね(笑)

ところが今じゃー!
晩年を演じる予定の夏木マリさんに脳内変換できるか心配。。。いや期待!
湯婆婆に見えませんように(-人-)ヾ(゚∇゚*)オイ


あのお父ちゃんのビンタは、やはり本当だったんですね。
糸子の頬についた指の後も、痛みも本物でした。

小林薫さん演じる善作や、
正司照枝さんのハルばあちゃんが居たあの頃が懐かしい。
面白かったですもんね~('▽'*)。。oO


オノマチちゃんを「あいつ」呼ばわりする、ほっしゃん。が可笑しかった♪

「あいつのこと褒めたくないんですけど。。。
 自然と色んな人を巻き込んで行くのが凄い」って褒められると、
「気持ちが悪いですね~」ってマジ顔で言うオノマチちゃん。
二人の仲の良さが伺え、笑える撮影風景が思い浮かびますわ。

人見知り同士で気が合うとか?(笑)
台本通りのほっしゃん。のセリフ「さといも!」には、
「じゃがいも!」ってアドリブで返したと言うオノマチちゃん。
ほっしゃん。のじゃがいも顔がそう言わせたらしい(≧∇≦)ノ彡バンバン!


さて、ゲストの紹介をされた時から気になってたことが。。。

オノマチちゃんの前髪失敗したな~って気の毒に見守ってました。
ご本人も、かき上げても落ちて来る前髪がうっとうしかったと思いますわ。

すると…
何とVTR中に、
オノマチちゃんのヘアを直すヘアメイクさんの手が映ってるじゃありませんか!

モニターに映る自分を見ながら、
いいのかしら?って顔してましたよねぇ、オノマチちゃん(。-∀-) ニヒ♪

VTRから画面が戻ると、前髪はスッキリ留められてました♪
思わずその前髪を手で確認するようにスーッと流すオノマチちゃんでした。

生放送はオイシイヽ(*´∀`)ノゎーィ♪

と言えば…
撮影中も気づかなかったんですかねぇ。
あの時代にはなかった「ペットボトル」が映ってしまってると言うシーン。

シャブリさんが教えてくれましたよ~(ノ゚ο゚)ノ    こちら
いつもありがとう♪

しかしよく見てますわぁ。。。
確かに、お~い( ^-)_旦~~
 
【追記】 
「お~いお茶」ではなく「綾鷹」らしい。
今となっては…ど~でもい~ぃですか♪(笑)



今週の『カーネーション』泣きツボは。。。

風邪で寝込んだ直子(川崎亜沙美)のところに、
祖母の千代(麻生祐未)が訪ねて来たシーン。
その夜、二人が並んで寝床に着いてから話すのは、
千代の母・貞子(十朱幸代)の話など。
こう言うのっていいですね~。こう言う時間も。。。
おばあちゃんの話っていいもんなんです。

「けどうちは、おばあちゃんがおったら十分や」
「ほぅか。嬉しぃなぁ」
「おばあちゃん」
「ん?」
「。。。長生きしてな」
「うん。。。任しとき」  直子の頭をなでる千代(/_;)


糸子はハルばあちゃんに助けられ、
直子たちは千代ばあちゃんに見守られ…
えぇなぁ(・・、)


【あさイチ「プレミアムトーク 尾野真千子」】 飯綱遣いの部屋

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2012年02月05日

はだか祭もだんじりも…

『カーネーション』で見せる、岸和田だんじり祭りとは違いますけど、
どちらも男の祭りですね~。
祭りの血が騒ぐのが男ですかね~。

うちのパパさん、
国府宮はだか祭は、2年ぶり2回目の「裸男」です。

こちらは直子のように女は参加できないですけどね。
裸だもん(/ー\*)

  読売新聞ニュース(祭りの動画あり) → こちら


ふんどし姿で押し合いへし合い、水を浴びせられる『はだか祭』。
正式名称は『儺追神事(なおいしんじ)』。

神男(しんおとこ)に触れることは出来ずとも、

パパさんは頑張った!
家族のために…

家内安全を願い、厄払い。

  
 
    なおい布、

    たすき、

    そして…

    生々し~ぃ、ふんどし。

    どこがナニの部分?って(笑)




  裂いて、こうして…      お守りにします。


                            





                                  
                              みんな欲しがるのよん^^



◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

さて、明日2月6日(月)からの『カーネーション』は。。。

三女・聡子が安田美沙子ちゃんで登場。
おっとりした雰囲気がピッタリな感じ。

かと思えば…

長女・優子役の新山千春ちゃんにどうも馴染めない。
って言うか、ちょっと力が入り過ぎとちゃいますか?
怒るとマジ怖い。気が強いの度を越えて(||゚Д゚)

次女・直子役の川崎亜沙美さん?
女優さんですが女子プロレスラーですって(*゚0゚)
コシノジュンコさんっぽい雰囲気出てますよね~。

糸子役のオノマチちゃんも、晩年は夏木マリさんに交代ですね。


どうしても、コシノ三姉妹を思い浮かべて見てしまう。
糸子が周防さんとイイ感じになった時には、
コシノのお母ちゃんの顔がチラリズム(笑)
ホンマかいな~ってヾ(≧▽≦)ノ ヾ(゚∇゚*)オイ

コシノジュンコさんが話してた、”近所のおっちゃん”って、
周防ではなく北村(ほっしゃん。)のことなんですかね。
これから長~いおつき合いになって行きそうな予感♪フフ

ほっしゃん。上手いわぁ。
今後の展開も楽しみです♪


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2012年01月16日

『カーネーション』 玉枝の復活

泣きました。
何て気分のいい、清々しい、後味のいい、スッキリ感なんでしょ♪
上手いな~。。。

二人の息子を戦争で奪われ、廃人のようになってしまった玉枝。
もう出て来ないのかと思ってたまさかの復活も、
「頼むさかい、もううちには近づかんといて」と言い放った相手、
糸子に助けられる形で見せてくれるとは、もう参りましたよ。
濱田マリさんが本当に魅せてくれる。
表情もセリフや間も見事です。
寝床で、スーッと涙が頬を伝った瞬間だけでもグッと来ました。。。


借金で夜逃げした奈津を、パンパンから救いたい糸子。
いつものように体当たりで来る糸子を追い払う奈津。

でも昔のような糸子ではありませんでした。
取り合えず、手出ししそうな自分を制止してくれと、
周防(綾野剛)に頼むところにも、己を知る成長が見えたり。。。

それよりも、冷静になって自分の意地を捨てて、
玉枝に頭を下げに行く姿は、戦中戦後も、のほほ~んと生きて来てないなって、
糸子の度量の大きささえ感じさせましたわぁ。。。32歳。

「奈津はな、おばちゃんにしか救えへんねん。
 奈津はな、昔からおばちゃんにだけは弱いとこ見せるんや。…
 おばちゃんだけが奈津を救えるんや」

人は人に助けられ助け合いながら生きてるんだって思わせてくれますね。
こんな体になって人を助けられるなんて無理だと思っても、
何とかしてやりたいって気持ちが、
奮い立たせ、体を起き上がらせるんですもんね。
そう言うことが生きる意味。

息子を亡くして生きる張り合いも失くし、ただ生かされてるだけだった玉枝を、
奈津を救ってくれと言った糸子が救うことに。。。

孫に背負われ奈津の所へ行った玉枝。
お母ちゃんが亡くなったこと、一人で頑張って来たこと、
慰める玉枝の言葉に涙を流す奈津。
祝言の前日の二人を思い出し泣けて来ました。    『玉枝の親心』記事


しかし、綾野剛くんが登場した時には驚きましたよ~。
『Mother』で、子供を虐待してたカップルですからねぇ^^;

糸子役のオノマチちゃんも、周防役の綾野くんも、
まさか朝ドラの全く違う役が回って来るなんて、分からないもんです。

綾野くんは『セカンドバージン』でも好演でしたが、
今回、糸子のお母ちゃんまで惚れ惚れするような周防の役がまたいいですねぇ。

何てことはない風貌から、糸子を見守るような笑顔を見せる瞬間が、
涼しげな顔から言葉には出さない優しさやが見えていいですね~♪
夫の勝さんより勝る?(笑)
未だに勝のことは「好きになってしまいそう」になったのか分かりませんもん。

周防とは、きっとそう言う仲になって行くんでしょうね。。。

「近所に住んでたおっちゃんを慕ってた」と語ってた、
コシノジュンコさんの言葉を思い出します。

このジュンコさんを想像させる元気な次女・直子。
女の子でも、だんじりを曳けるようにしちゃったんですから、スゴイもんです(笑)
今日は糸子の子役を演じた二宮星ちゃんが直子役で出て来てビックリ。
スタート第一週の頃が懐かしなぁ~('▽'*)。。oO


安岡家に線香をあげに訪れた奈津。
寝たきりの玉枝が八重子に手伝って貰い下まで下りて来ると…

「おおきに。。。
 よぉ参っちゃってくれたな」
「こないだは、せっかく来てもうたのに、お構いもしませんで」
「。。。ところで、あれや。うちの店な。
 今更髪結いでもないしな、名前変えようか思うてんねん。…
 何がえぇかぃな。安岡、う~ん。やっぱり安岡パーマ店か?」
「安岡パーマ店?」  奈津
「ちゃうなぁ。今どきの言い方で、安岡。。。」
「安岡美容室」
「それや。安岡美容室。あんなぁ、店ん中ももっとハイカラにしてなぁ、
 あんたももう着物やのうてな、
 ちゃんとした仕事用の服を作ってもらい、糸ちゃんに」  
「あ、はい」  八重子

「まぁほんな訳でな。ものは相談やけども、
 手伝うちゃってくれへんか?奈っちゃん」
「え?」

「なぁ、手伝うてぇな。奈っちゃん」
「おおきに、おばちゃん。。。グスッ
 おばちゃん、そやけど、うちはもう表の世界の女と」  口を押さえた玉枝
「言いない。金輪際言いない。えぇな」 
「。。。」
「もう忘れ。忘れてな、先行こ。
 うちもそないするよってな、あんたもそないし。な」

泣ける~~(/_;)

久しぶりに玉枝の髪を結う八重子も嬉しそう。
ホンマにえぇ嫁はんや。

「八重ちゃん。堪忍してや。
 今までの分、返して行くさかい。堪忍やで」
「すんません」  涙の八重子

泣ける~~(/_;)


自分の力ではどうしようも出来ない時、
本当に人の気持ちがありがたい。
立ち直るきっかけも人の温かさ。
それでもそのタイミングは難しいもの。

勘助を救いたいと思った、ただまっしぐらだった頃の糸子とは違う。。。

「こんでチャラや」
「え?」
「うちは、祝言の時あんたに助けてもうた。
 うちはあんたに、一言も礼言うてない。
 あんたも言わんでえぇ」
「。。。」  

糸子が奈津のために作る仕事用の服。
涙を浮かべながらその気持ちを受け取って出て行く奈津でした。

玉枝、八重子、奈津はお揃いの白い服で、
安岡美容室の看板の前で、
開店祝いの写真を撮ります。。。糸子も入って。

笑顔が戻った4人が肩を並べる姿を見てるだけで、
こんな日が来るなんて…

泣ける~~(/_;)


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2011年12月05日

『カーネーション』 玉枝の親心

毎朝欠かさず見ながらも、録画までして楽しみにしていた朝ドラ。
先週から見返すのをやめてました。
糸子の言動や行動に違和感が出始めたのは…

まず、次女・直子の子守りを押し付けてまで仕事をする勝手さ。
それは商売と言うより、自分の意地を通したいための必死さで。
全部売っちゃるって┐(´-`)┌

縫い子の昌子(玄覺悠子)に、儲けのことも考えるように諭されても聞く耳持たず。
挙句の果てには、夫の勝まで…

「縫い子が足らんのやったら増やせばえぇんや」

一見、いつものようにナイスアイデアが浮かんだように取れますけど、
これも自分の思いを何としても通す訳で、それが叶って来たのも勝のお陰。
本当に出来た夫で、糸子には持って来い、いやもったいないぐらいな人。

この勝との結婚も、自分で決めたことじゃない点がしっくり来ない糸子ですからね、
何でも自分が決めないと気が済まない、納得しない性分。

「もう帰るんけ!そんなに暇か。そんなに暇やったら直子の子守りさせたろか!」

勝の下で働く職人に噛み付きそうな勢いで吐いたこの言葉に、
ウケるどころか呆れてしまいました。

いつも泣いてる直子役の子役ちゃんが、
撮影でつねられてないかと心配してた『あさイチ』柳澤さんの言葉に、
私も同じこと考えてて笑った~。


自分が引き受けた仕事を、無理を言ってお願いした職人に、
感謝よりも先に出た自分本位な態度…

それもこれも、今回ラストでの見せ場のためだったんですねぇ。
やっぱり上手いんですねぇ。


昭和16年12月8日。日本が仕掛けた真珠湾攻撃。
太平洋戦争(大東亜戦争)が始まります。

その戦争に対しても、文句たれながらミシンを踏む糸子。
大日本国防婦人会の割烹着おばちゃんたちの言うことも、
腹の中ではオモロないと思うちょる。
ぶっさいくなモンペ。名前も気に食わん。。。
そんでも、着てみな分からんもんですなぁ。
「勉強なるわぁ」(笑)


戦争のせいで、自分がしたいことが出来なくなる怒りをぶつける糸子に、
今後は勝の戦死がどう影響して行くのかも見せどころでしょうね。


「手ぇも足も残ってるけどなぁ。。。もっと無くなったわ。心」

変わり果てた勘助を励ましたい糸子の気持ちは分かりますが…


今朝は、その後の『あさイチ』のテーマが「うつ病」でビックリ。
そう言う患者さんに「頑張れ」って言葉は不適切だってことも理解されてる時代。

うちのお店でも、自ら「うつ病で薬を飲んでる」ってお客様も居ますが、
普通に話されるので違和感は感じさせません。
でも親の介護で相当心が疲れてるなってことは痛いほど伝わる。

「頑張って」なんて軽々しく言えません。頑張って来てるんですから。
「倒れないでね」としか言いようがなく、本当に言動には気をつけてるつもり。。。

そんなことまで思い出しながら、
やっとこさで、少しずつでも、元気は出なくても、
饅頭屋の店番に戻ることができた勘助を、喫茶に誘う糸子を見てました。
しかも、良かれと思ってサエを呼んだことでエライことになってしもた!


「パーッと忘れて元気出さなあかん!」って励まし方をする人が居ますけど…
まさに糸子がそれで、うちのお姑さんもそう。
今までそのパワーでやり抜けて来ましたからねぇ。
周囲に反論出来る者など居らず。
それが自分の生き方として自信にも繋がって来てる。
だから悪いとは言いません。自分に対してはね。。。


『親切という名の おせっかい そっとしておく おもいやり』 
 
相田みつをさんの言葉が身に沁みて感じるシーンが、
もう一つ思い出されます。。。

勘助の母・玉枝(濱田マリ) が、
祝言の前日に髪結いに来た奈津に対して見せた思いやり。
泰蔵への秘めた恋心を知り、
散歩から帰って来た孫と嫁をまた散歩に行かせる。
そして店の看板を外すと、奈津を思い切り泣かせてやった玉枝。
その優しさに、もらい泣きしましたね~。

女手一つで二人の息子を育てて来た玉枝ですから、
苦労して来てる分、人の痛みも分かるすごいお母ちゃんです。


安岡家に野菜をお裾分けしがてら顔を出す糸子に、
玉枝の表情が気にはなってましたけど、
今まで見たこともない玉枝の姿に、誰よりも糸子自身が驚いたことでしょうね。

しかし今回の濱田マリさんはまた見事な演技で。圧巻でした。
私が溜めてたものを全部吐いてくれた気がした。。。

「勘助に何した?
 糸ちゃん、あんた勘助に何してくれたんや!
 さっき、2階から飛び降りようとしよったわ。
 やめてくれ!
 糸ちゃん。あんた金輪際、勘助に会わんといてんか!
 あんなぁ、糸ちゃん。
 世の中っちゅうのはなぁ、み~んながあんたみたいに強い訳ちゃうんや。
 あんたみたいに勝手ばっかしおる訳ちゃうんや。
 みんなもっと弱いんや。もっと負けてんや。
 上手いこと行かんと、悲しいて、自分が惨めなんも分かってる。
 そやけど、生きて行かないかんさかい、どないかこないかやっとんねん。
 あんたにそんな気持ち分かるか?
 商売も上手いこと行って、家族もみ~んな元気で、
 結構なこっちゃな!
 あんたにはなぁ、な~んも分からへんわ。。。。
 どないか働きに出られるようになったのに、
 ここまでうちらがどんだけ神経すり減らして来たか、
 あんたには想像もつけへんやろ。
 今の勘助に、あんたの図太さは毒や!
 頼むさかい、もううちには近づかんといて」

雨に打たれながら、涙で訴えた玉枝でした。
 

良かれと思ってしたことが裏目に出るって、
誰もが経験したことあるんではないでしょうかねぇ。

そう言うなんやかんやを感じさせる、
ホント上手に見せてくれるドラマですわぁ。

そして思う…
人の振り見て我が振り直せ。


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2011年11月20日

『カーネーション』 父の決断

神戸のおじいちゃん家へ逃げたはずの糸子が見たものは…

「この人らはうちを守ってくれる人らやのぅて、
 うちが守っちゃらなアカン人らになったんや。
 ここはもううちが甘えられる場所やない」

宝田明さん、座ってるだけなのに上手いな~(笑)

松阪家は、おじさん(息子)の代になってしまったことを感じ取る糸子もすごい。


あんなお父ちゃんを見せといての~、
店をたたむ決心をしたあのお父ちゃんの表情と、
その姿を見守るようにお母ちゃんの流した涙に貰い泣き(・・、)

見せ方がホント上手いドラマ。
やっぱり音楽と映像に『龍馬伝』を思い出しますねぇ。。。

しかし、
とっくりの心配をするおばあちゃんが、
どうしてケーキをどかさんかったんや(笑)

お父ちゃんが、ちゃぶ台をひっくり返さずに
ケーキを上手いことひっくり返したのにも、何だか愛情を感じたりして…
酔っぱらっとっても、ちゃ~んと考えとるわぃ?

お父ちゃんにビンタされた糸子のホッペ。
指の痕がしっかりついてたのはリアルでしたわぁ。。。
ホンマもんでっか?

あの白い布の下には…
【小原洋裁店】って書かれた看板があるんでしょうね。
そこを見せずに想像させて引っ張るあのラストまで、
糸子が帰って来るのを、隣の草履屋のおっちゃんと出くわさすとこまで、
細部に渡って、出来てる。見事です!


予告では、孫を抱いた笑顔のお父ちゃんを見せられてビックリ。
展開早っ!泣き笑いに忙しっ!

鈍感糸子が告白されてどんな顔するのか楽しみ。
そして3人の子を、とんとんと~んと産むか(笑)



お客様とドラマの話題になると、今イチ押しのこのドラマを推す私。
今日は、たまたま男性客2人の返しの違いに感心したりして。。。

別々に来店したお2人さん。
どちらもドラマ好きなんですけど朝ドラは見てなくて…


  Hさんの場合 「だって(仕事で)見れんもん」

  Iさんの場合 「そりゃサボッてでも見なかんな~」


面白いですよ。
やっぱりな~ってタイプの違いが出ます。

男性の会話術って大事。
モテるかモテないかの瀬戸際でっせー(ノ゚ο゚)ノ
そういうちょっとしたとこで、人間小さくも大きくも見えちゃう。。。

女はいいの。
女だから(笑)


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2011年11月12日

『カーネーション』 イブニングドレス対決

糸子本人もまだ気づいていない、
川本勝(駿河太郎)との運命の出会いの方も気になるところですが、
今はそれどころじゃ~ないんです。
イブニングドレス、ビシッと作ったらんと~!

灯台もと暗し。。。
糸子の母・千代(麻生祐未)が、まさかのダンスを披露してくれるとは!
娘たち同様に、私もうっとり見入ってましたわぁ♪
そして思い出しましたよ。
お母ちゃん、お金持ちのお嬢様やったやんか~ヽ(*´∀`)ノ

またちょうど下の階のラジオからワルツが流れてるって言うタイミングゥ♪
おばあちゃんもクラシック好きか(笑)

いつも「へぇ」とか「はぁ」しか、よぉ言わんお母ちゃん。
糸子が夜通しかけて作った試作品のドレスを着て、
体に合わせて何度も仮縫いをしないといけないとアドバイス。

いつものお母ちゃんとは別人でしたよ。
麻生祐未さん、ダンスの腕前と言うか、キリッとした姿勢はさすがでした!
こういうのも、男性に限らずギャップ萌え~♪


神戸のおばあちゃんに電話して、ドレスのことを聞く糸子。
「…それからおばあちゃん、風邪治った?
 おばあちゃん、長生きしてな」  

涙ぐむ貞子(十朱幸代)に、思わず涙腺が緩みます(・・、)

ホントこのドラマの笑いと泣きどころのバランスって見事ですね~。
小原のおばあちゃん(正司照枝)が、深夜まで隣の部屋でミシンをかける糸子に、
「勝手にせぃ!」ってふて寝するまでのシーンもほのぼの。

木之元のおっちゃんが扇風機の前で糸子に返事をするも、
置いてかれる雰囲気が一層可笑しく見せてたシーンも上手い。
こういう関西系の人情や笑いのセンスは大好き♪


ドレスの試作品を、サエ(黒谷友香)に着て貰い、仮縫いをしようとする糸子に…

「いや~ん、ごっつえぇやんこれー!」
「けどこれ、見本やさかい。…」
「いやもうえぇわ、これで」
「は?」
「これこのまんま売ってくれたらそれでえぇ」
「嫌や。あんたナンボかかってもえぇから、えぇもん作って言うたんとちゃうんか」
「…これで高う売ったらえぇやろ!」
「うちの仕事はな、詐欺師ちゃうねん、洋裁師や!」

試着をする部屋から聞こえて来る女同士の言い合いに、
タジタジなロイヤルメンバーたちにウケる(笑)

「うちは本気で作るんや。
 本気で着てもらわな嫌や。あんたなんかに作らへん」

職人気質な糸子の言うことも分かりますけど…
やっぱ商売ヘタやなぁ。
それ以前に、雇われの身でありながらのこの発言は、
やはり大将(団時朗)のお叱りを受けることに。。。
人間、こんな長いこと怒れんねんなぁと思うぐらい延々と(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

こういうパターンは決まって、客(サエ)は戻って来るもんですから、
糸子が怒られるのも安心して見過ごせるってもんです。

ほら、雨の中をやって来ましたよ。。。

大将の「いらっしゃ~ぃ」が三枝師匠風なのにウケる(笑)

「言うとくけど、昨日言うたことは取り消せへんで。
 どっちにしたかて、うちは場末のダンスホールの踊り子や。。。
 けど、一人だけ、あんたの踊りは、
 他の子と全然ちゃう言うてくれたお客さんが居てたんや。…」

「分かった。よぉ分かった。
 あんたみたいなアホほど、うちはやる気出るっちゅうねん。
 うちが、ホンマの本気でドレス作っちゃる。
 ごっつい上物の、一流のドレスや。あんたはとにかくそれ着ぃ。
 毎日着て、毎日踊って、ちょっとずつでも、
 うちのドラスに釣り合うだけの踊り子になり」

どんだけ上目線の糸子や。怖いもん知らずか(笑)

落雷での停電とBGM、大将を上手く使って見せてました。
雷が光る中、大将が見た2人の固い握手。
昨日の2人の戦いが、今日からは違う戦いへと切り替わった瞬間。
これがホントの客。。。

〈それからのサエは、びっくりするほど、えぇお客さんでした〉 呼び捨てやしぃ(笑)


こんな良いお話も、その後への伏線だったとはねぇ。サエのお客…

ダンスホール前で車から降りた、白いスーツで歩く後ろ姿に、
もしかして?とは思ったんですけど、
感動のラストでまさかの顔が映されてのオチには笑うたで~ヽ(*´∀`)ノゎぁぃ♪

サエに「見に来て」と言われた糸子は、仕事帰りにダンスホールへ。
あこがれの君と微笑み合い踊る2人の姿に、安堵の表情の糸子でしたが…

「はっ、春太郎!?」
ってここからのBGMもガラッとコミカルに♪

「何であいつやねん」  お見事(≧∇≦)ノ彡 バンバン!



次週の糸子は…
ダンサーのドレスで繁盛させた紳士服店を辞め、生地店へ。
そこでも繁盛させまっせー。
生地店の大将は板尾創路さんで、楽しみ~♪


職人の商売人で辛いとこは、どうしてもお客様あっての商売ですから、
喜んで貰うのはもちろんですけど、
自分を抑えてお客様を立てなきゃいけないこと。
そこをサエにあれだけ言い放つ糸子は何様にも映るんですが、
それも良い方向、結果を出して見せるとこが気持ち良いですよね。
それも、強情なりの「信念」が伝わるから。

「人は着るもんで変わる」

それでも私の場合、
こんな頭?でも作らんといかん時があるんですわぁ。

「人はヘアスタイルで変わる」(笑)


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2011年11月06日

『カーネーション』 父との勝負

   やっぱ癒やされますわぁ。。。

   喋れないからいいんだよね(笑)


   こちらの気分も、言ってることも、 
   ちゃんと分かってる。

   ね~、モモちゃん!こっち見て…
   
   彼女は写真嫌い。



今期はドラマにハマれない中…
『カーネーション』だけは違う。

デパートの制服が出来上るまでも、ドキドキワクワク魅せてくれました~。
支配人のOKサインに、してやったり!

國村隼さんもいいんですよね~。
好きな役者さんばかりで嬉しい♪


パッチ100枚の注文。
糸子一人でやらせる父・善作。

おばあちゃんのハルを演じる正司照枝さんがまた上手い!
息子を睨みつける顔に笑える~(≧∇≦)ノ彡 バンバン!

家族に手伝わせないように一晩中起きて見張る善作と、
善作が寝るのを待ちながら縫い物をするハル。

ところが、
早々におばあちゃんは落ちてしまったものの…

ミシンを踏みながら寝てしまう糸子。

糸子~っ、糸子~っ
小声で起こそうと必死の善作が可笑しい(ノ∇≦*)キャハッッッ♪
キセルをポンっ!

その前フリがあっての二回目の火の点いたキセルでポンッ!には…
「熱っ!熱っ!」ってまた上手い(≧∇≦)ノ彡 バンバン!


パッチが完成したと思いきや…

細すぎたパッチを、家族全員叩き起こして手伝わせるお父ちゃん。
その矛盾した必死さがまた良かった。

代金を倍ちょうだいし、驚きながらも喜ぶ糸子にお父ちゃん。。。

「まだまだ甘い。半人前の商売人やのぉ」

分厚い封筒から一枚、お小遣いを渡すと自分の懐へ…
お父ちゃんの澄ました顔が何故か憎めない。

そんなお父ちゃんを尊敬する糸子が見てて気持ちがいい。
いつも糸子の邪魔をするのか応援するのか、よぉ分からんお父ちゃん。
小林薫さんがステキに演じて見せてくれるのがたまりません。

「やっぱりお父ちゃんには敵わんな」。。。

素直な糸子もステキ。
でも意地っ張りはお父ちゃん似かもねん。フフ


次週から登場する糸子の運命の人…

川本勝役の駿河太郎さんは鶴瓶さんの息子さん。
『Q10』で初めて見た時の印象よりも爽やか好青年って感じが期待大!

まだまだ楽しみ盛りだくさん♪

「つづく」を見て、次回が待ち遠しいと思えるのは久しぶり。
すぐに明日は来るからいいけどね(笑)


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2011年10月11日

『カーネーション』 桝谷パッチ店

「見つけてしもた。だんじりや!」

人生には、こんな出会いもあるんですね~。。。

第二週から、女学生になった糸子・オノマチちゃんに交代し、
子役ちゃんたちへの未練も今日は全く感じさせませんでした。

あの足踏みミシン、うちの実家にあるんですよね~。
使わないのに捨てられず…
テレビが乗せてある(笑)
ブ○ザーなんですけど、高く売れないですかねぇ(人´∀`) ヾ(゚∇゚*)オイ

   【追記】 母親に確認してみたら「ジャノメミシン」でした。テヘ


「女なんかホンマに嫌や」と言っていた糸子が出会った”ミシン”。
それが”だんじり”に見えたのも、
ミシンを踏む職人が男性だったこともあるでしょう。
女学生の中でも、糸子は浮いてるように見えるハツラツ娘ですし。

桝谷パッチ店と運命の出会い。。。
居心地の良い場所を見つけて本当に嬉しそうでした。
こうして大人への階段を上り始めた訳ですな。。。

「どないしよ。うちどんどん大人になってるやん」って、
ホンマかぁいらしなぁ(ノ∇≦*)キャハハッ♪

誰しもこういう経験ってあると思うんですが、小学生の頃…
こっそり母親のハイヒールを履いて近所を一周した憶えがあるんですけど、
歩き方も大人をイメージして('▽'*)。。oO
外見じゃなく中身を大人に変えて行ける糸子とはエライ違い(笑)


学校帰りに桝谷パッチ店へ寄ることが日課になった糸子。
扉にへばりついてミシンを見る姿は、当然店側にも知れてます。
そんな糸子の背後から声をかけたのは…

「嬢ちゃんよ」
「わぁ!大将や!」
「わしが大将て、嬢ちゃん何で知ってんや」
「そらぁ、毎日見てるさかい」
「ほうか」
「他の人の名前も全部言えんで」
「ほんまけ?」
「うん。田中さん昨日休んでたやろ?」
「そや。風邪や」
「風邪かぁ」
「嬢ちゃん。あんた毎日毎日、うちの店に何の用や?」
「へ~?」
「何をそないへばりついて見てんや?」
「ミシン」
「ミシン?」
「そや」
「はぁ、ミシンかぁ。いやな、そない男前も居てへんのに
 あの子は一体何を見てるんやろと思ちゃったんや。はぁ~」
「大将」
「ん?」
「桝谷パッチ店は、ごっつい店やなぁ」
「そうか?」
「ミシン置いてる。中々ないでぇ、ミシン置いてるとこは」
「それはおおきに」
「礼はえぇねん。お世辞ちゃうさかい」  
「嬢ちゃん、名前何ちゅうのや?」
「小原糸子や」
「いとこ。。。縫う糸か?」
「そや」
「。。。そんなとこ立たれたら、商売の邪魔や!」
「え?」
「見るんやったらなぁ、中で見ぃ!」
「えぇの?おおきに!」

店主の桝谷幸吉(トミーズ雅)も粋なこと言いますね~。
糸子との会話も可笑しくて楽しい♪
この慣れ慣れしさ、いや人懐っこい真っ直ぐな性格が糸子の持ち味。
こうして今後の人生も生き抜いて行くんだろうな~と思わせる明るさがイイ。

桝谷パッチ店でも可愛がられ、お手伝いすることで働く喜びを覚えます。
93歳まで生き抜いたパワフル人生はすでに始まってるんですねぇ。。。

ドレスやアッパッパ、ミシンとの出会いは、
糸子の人生に大きな影響を与えることに。
後に母校である女学校の制服デザインも手がけることになるとは凄い。

自伝や実話から見えるそういう部分には鳥肌が立ちます。
多少のフィクションはあろうとも、
実績を残した人物の人生の転機や出会いには、
「やっぱり違う」って感心しちゃいますもん。
いつも前向きで、自分の信念を持ってるから流されない。
見習いたいですけど、簡単じゃないですわぁ。

洋装店からファッションデザイナーへと導かれた小篠綾子さんの人生。
昭和の強い母も見られそうで、見応えある内容になること間違いなしでしょ。


【パッチ】って、股引のようなものかな~ぐらいに聞き覚えがありましたけど、
大工方の泰蔵兄ちゃんが穿いてるものがそうなんですね。
だんじりには欠かせない衣装でもあり。
当時は地域にも密着してた商売だったんでしょうか。
そしてそれを作ってるのも男性たちだったことに驚きました。

洋裁は女性のお針子さんのイメージで、
オーダーメイドのスーツなどは男性職人さんって感じですかねぇ。

桝谷パッチ店もこれからは時代に乗って、
『桝谷テーラー』に変わる日も見られるかも?
これからは結婚式も”燕尾服”ですからね~(笑)
呉服屋も下駄屋も、乗り遅れんようにせんとあきまへんでぇ♪

電器屋を始めると話してた栄作(甲本雅裕)を、
履物屋の保男(上杉祥三)と善作が馬鹿にしてましたけど、
新しいものを始めるってそういうもんですからね。
ビリヤードの時代も、そのうちに来ますから~(笑)

そういう頭柔らかさも大事ですけど、
堅実で頑固な職人気質も日本人らしく…
糸子が洋装に目覚めて行ったのは、
先見の明とも違う色々なタイミングがピッタンコしたんでしょうしね。
そんな時代の波に乗って行く糸子を見るのが、
ホンマ楽しみですぅ('▽'*)。。oO

  【追記】 11/6記事 『父との勝負。。。100枚のパッチ』
       11/12記事 『イブニングドレス対決』



今日からいよいよ秋ドラマが始まりますね~。
書きたくなるようなドラマに出会えるといいなぁ。。。
そんなにいっぱいあっても困るけど(笑)


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2011年10月07日

『カーネーション』の子役

夏ドラマが終わり、心に余裕がある中で始まった朝ドラ。
こういうタイミングも大事。
思わず書きたくなるから(笑)

役者、子役たち、大正時代、岸和田ことば…
どれもいいですね~。
有名なだんじり祭りも、セットの中で見事に魅せてくれました!
母親でなくても、ドキドキハラハラしながら見守りましたもん(笑)
『龍馬伝』を思い出させる曲の雰囲気や、映像もキレイ♪


毎週のサブタイトルには花言葉が使われて行くそうで、
第一週は「あこがれ」 (ひまわりの花言葉)。
『カーネーション』と言えば、”母の愛”でしょうか。。。

コシノブランド三姉妹を育てた母親・小篠綾子さんの実話に基づくお話ですが、
朝ドラに決定してから楽しみにしてました。
実話好きにはタマリマセン(人´∀`)

もう初回から引き込まれましたけど、主役の子役ちゃんがいいですね~。
ブレイク中の芦田愛菜ちゃんより私の好みかも。
と言うのも…
糸子の二つ結びの髪に、ポチャポチャ頬っぺにプルプル唇がどうしても、
下の娘の幼少期を思い出させてしまって。。。トトロのメイちゃん風('▽'*)。。oO

そう言えば再放送してた『天国の階段』のチェ・ジウが、
愛菜ちゃんに見えて仕方なかった(笑)
上の娘がハマッて、帰宅後の深夜に録画を見てるんですも~ん。
ついつい…私まで寝不足。


岸和田ことばがまた粋に感じさせて、元気が出ると言うか心躍ると言うか、
子供たちも上手いし岸和田っ子に馴染んでますね。

小林薫さんはあの喋りで『ナニワ金融道』がチラリズム♪
好きな役者さんでもあるので、
今回も贔屓目で見ちゃうな~と感じてたら、あのシーンにはヤラレました。。。

糸子(二宮星)が集金の帰り道に、男子に絡まれ河原でケンカ。
川にまで入り格闘の末、集金したお金が流され必死に追う糸子。
危ういところを大工方の泰蔵(須賀貴匡)に助けられ、
家に連れて帰ると…

「そんなしょうもないケンカ、何で買うた?」
「女やからて、なめられたなかった」  糸子をビンタした善作(小林薫)
「分かったか。これが男の力じゃ!
 お前に出せんのか? 出せへんやろが!
 お前はどうあがいたかて女なんじゃ。
 女が男と張り合うてどないすんじゃい!」

泰蔵の横で泣いて謝る勘助(吉岡竜輝)。
だんごを盗んだ自分のせいで、こんなことになったこと。
川に飛び込み必死に糸子を助けようとした勘助の思いにも泣けて来ました。

ビンタされても涙を見せない糸子も凄い。
糸子が男の子だったら…
善作の跡取りへの思いや頼り方も違ってたでしょうにねぇ。
何せ、父は商売に向いてないんですから(笑)


糸子が無事で良かったと言う善作の思いが、
あのビンタに込められてるのが見えて来たんですよね~。
お金やケンカしたことよりも…死なんで良かったって。
集金させた自分の不甲斐なさも相まって、つい手が出てしまったんでしょう。
善作と勘助を上手いバランスで見せた泣かせるシーンでした。

案の定、翌日…
外へ遊びに行かず部屋にこもってる糸子を心配する善作を見ることに(笑)
そんな父の思いとは裏腹に糸子と言えば、
ビンタされたことも父への反感も何もなく、考えることは…

〈何で女に生まれてしもたんやろぉ。
 女は男より弱ぁて、だんじりも曳かれへん。
 やりたい仕事もな~んもでけへん。
 女が大人になったら、年がら年中家おって、一日男に叱られて。
 それが済んだら台所で鰯ばっかり炊くんや。。。
 嫌や。しょうもなさ過ぎる。。。嫌や嫌や。女なんかほんまに嫌や!。。。
 何かおもろいことでも考えよか。
 おもろくて、楽しなって来るようなこと。。。〉

そんな前向きな糸子が、ステキな女の子に映ります。
妹たちに「どれむ」の絵を描いてあげる姿も、かぁいらしなぁ♪


幼馴染みの勘助が、どんな風に成長しながら糸子と絡んで行くのか楽しみ。
誰が演じるんだろうって思ってたら、尾上寛之くんなんですね。ピッタリ!

日傘で日焼けしないように気を遣う糸子の同級生、
料亭の娘・奈津(高須瑠香)がまた新鮮なタイプで(笑)
あの歩き方も好きやわぁ♪
子供ながらに糸子とのやり取りが可笑しい(ノ∇≦*)キャハッッッ♪

そしてこういうタイプが大人になると…
栗山千明ちゃんにも期待するやないのぉ♪

糸子が大人になると…
やっぱりオノマチちゃんがちょっと想像出来ません。
子役ちゃんが強烈すぎて(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
何たって本物はあの小篠さんですしね(笑)

でも、PR映像で期待が膨らみます。  → こちら


今回、神戸のおばあちゃんが糸子に送って来た…
綺麗な箱だけちゃいまんねん。ドレムとちゃう、ドレスやんか~ヽ(*´∀`)ノ

そして最後のオチにも笑っちゃいました。
丈が短いな~とは思いながら見てたんですけどね…

「やっぱり、ピッタリや~。。。静子(妹)に」
って、お母ちゃ~ん(ノ∇≦*)キャハッッッ♪


あ~、子役の糸子とお別れする日が来ると思うと今から寂しい。。。
糸子(尾野真知子)の娘役じゃダメですか?
ヒロコかジュンコかミチコか(笑)


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