2012年04月25日

『37歳で医者になった僕』 良い医者とは?

末期癌患者にどう接するか。
そんなマニュアルもあるんですかね。

それでも…
患者は優しい言葉をかけて欲しいと思う。
「治りますよ」とまで言わなくても。

患者にとって「いいお医者さん」って何なんでしょ。。。


「医師は、起こり得る可能性から目を逸らしちゃいけないし、
 治すとか治るなんて言葉は絶対に使ってはならない。
 医者の言葉には責任がある」

森下先生(田辺誠一)の言葉も本当。

母親を亡くした悔しい思いが忘れられずにいた瑞希(水川あさみ)は言います。

「”こんなものはすぐ治りますよ。”
 掛かりつけの医者は人当たりのいい人で評判は良かったけど、
 医者としては無能だったんです。
 治る、大丈夫っていう言葉を鵜呑みにして、結局母は助かりませんでした。
 だから私は許せないんです。
 治るなんて軽々しく口にする医者も、そういう言葉を鵜呑みにする患者も」

でも、すず(ミムラ)の言葉に心が揺れる祐太(草彅剛)。
祐太の「大丈夫」は、私のお守りになるって。
これも本当。


末期の膵癌患者・木島(甲本雅裕)も祐太を信頼する一人。

「変わってるけどいいお医者さんに巡り合えたと思ってるんです、俺。
 何でも丁寧に説明してくれるし、うちの嫁さんや娘にも気をかけてくれるし。
 だから。。。紺野さんが治るって言ってくれれば信じます、俺」


軽々しく言うのとは違うと思うんです。
名刺を配って患者とのコミュニケーションを図ろうとする祐太の姿勢も、
同僚たちからは医者としてすることじゃないと見られる。

患者は信頼できる相手だからこそ、全てを任せる気持ちにもなれる。
どれだけ新見先生(斎藤工)の腕が確かであっても、
心まで打ち解けてお任せすることはできないだろうなぁ。
イケメン好きな私でも(u_u*)
命かかってますから~(ノ゚ο゚)ノ

木島の奥さんも、ちゃんと分かっていたから祐太にお礼を言えたんだと思う。
子供心は別ですが。。。


《紺野祐太様。
 献身的な治療本当にありがとうございました。
 この手紙を読まれてると言うことは、
 私はもうこの世にはいないということですね。
 私は7:3の賭けには負けましたが、
 あなたのお陰で死に行く準備ではなく、
 生きる可能性に向かえたことを心から感謝しています。
 あなたならきっといいお医者さんになれると思います。
 頑張って、本当にいいお医者さんになってください》   (・・、)

合コンまで真剣に考えてくれた祐太。
全てにおいて、その場しのぎに出る言葉はない。
だからこそ真剣に向き合った結果、言えなかった。
『治る』って言葉。。。

木島の遺書を読むと、泣きながら祐太は言います。

「治るって。。。言ってあげれば良かった。
 言えなかったんですよ、僕。
 木島さんに治るって言ってあげられなかったんです。
 何にも言えない僕に、木島さんの方が言ってくれたんですよ。
 投薬するって。
 医者として失格かもしれませんけど。。。
 治るって言ってあげれば良かった。ウウウ… 
 僕は。。。お守りを渡せなかったんですよ」


こうして医者は、人の死と何度も向き合うことで麻痺して行くのか、
感情移入しないように接して行こうと心に決めるのか…
でなければ、やってられないですもんね。
親身になって接することが許されない商売なのかもしれない。

しかし佐伯教授(松平健)って人の、研修医時代を知りたいところですわ。

「まっ、いい薬になったんじゃないか、紺野先生には。
 そろそろ現実を知ってもらう頃合いだったからね。
 まぁ助かるなら助かるで良かったんだが、
 奇跡って言うのはね、滅多に起きないから奇跡なんだよ」

患者のことよりも金儲け。
要領良く教授まで上り詰めたんでしょうねぇ。
パターの練習をしながら人の死を笑顔で語ること自体…
麻痺してる。

糖尿病で苦しむ顔を、見てやりたいぜぇ(笑)

  第2話 37歳の研修医が見えるもの 
  第4話 『37歳で医者になった僕』 医者の役割とは?


人気ブログランキングへにほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ応援ありがとうございます。

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
素晴らしい すごい とても良い 良い

この記事へのトラックバックURL

http://manamanawatching.mediacat-blog.jp/t78171
この記事へのトラックバック
祐太(草彅剛)は、看護師にも人気があるようだ。
そんなある日、すず(ミムラ)が休職中の仕事に復帰したいと言い出す。
病状の悪化を心配するすずの父親・博昭(志賀廣太郎)に頼...
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ 第3話【ぷち丸くんの日常日記】at 2012年04月26日 10:17
急変・・・_| ̄|○ ガクッ
祐太の提案で投与されたがん治療の新薬・・・
やはり日本では認可されてないってことは、それなりにリスクが高いって
事なんですね。

だけど、それもこれ...
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 case3:医者である前に、人である前に【あるがまま・・・】at 2012年04月26日 13:41
第3話 2012年4月24日「医者である前に、人である前に」 名刺を配り始めた祐太(草なぎ剛)は患者たちの人気者に。そんなある日、すず(ミムラ)が休職中の仕事に復帰したいと言い出し...
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 第3話【ドラマハンティングP2G】at 2012年04月26日 17:28

『医者である前に、人である前に』

内容
ある日、すず(ミムラ)が、働きたいと言っていると知り、
なんとか、辞めさせようと説得する祐太(草なぎ剛)

そんななか、中島(鈴木浩介...
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 case3【レベル999のgoo部屋】at 2012年04月26日 17:50
医者の言葉の責任----------!!このドラマはやっぱ安定してますねぇ。やっぱ見てしまう。すずが最近体調がいいので、また児童館の仕事をしたいと言い出したよう。それを止めて欲しく...
ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情...【◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆】at 2012年04月26日 20:42
医者の言葉の責任----------!!





このドラマはやっぱ安定してますねぇ。
やっぱ見てしまう。




すずが最近体調がいいので、また児童館の仕事をしたいと言い出したよう。


それを止め...
ドラマ「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」 第3話 あらすじ感想「医者である前に、人である前に」【★☆TB黒衣の貴婦人の徒然日記☆★】at 2012年04月26日 20:42
・リーガル・ハイ第2話
今回の案件は、売れっ子プロデューサー葛西サトシ@鶴見辰吾に歌をパクられたと
訴えるパンクロッカー荒川ボニータ@福田沙紀の弁護
葛西サトシはゴーストライ...
リーガル・ハイ第2話 & 37歳で医者になった僕 研修医純情物語第3話(4.24)【まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)】at 2012年04月27日 00:39
祐太は、膵癌の木島の担当になった。
彼の考え方は、普通の研修医とは違った。
こちらの病院でたす変えられないなら、他の病院で
生きる可能性を捜すべきではないか。

瑞希は、そんな...
《37歳で医者になった僕~研修医純情物語》☆03【まぁ、お茶でも】at 2012年04月28日 21:55
上の画像に書かれている文字を入力して下さい