2013年09月05日

『Woman』 第10話

まさかここで、あのサラリーマンが出て来るなんて(*゚0゚)
事故後に相当苦しんで来た栞とは対照的な見せ方が巧み~。

「俺のせいじゃないよ」

信の背中を押したサラリーマンに対しての怒りより、
それが普通かもって、忘れようとするだろうって、
4年の月日がそうさせるだろうに栞は…って、
要領よく生きられない側の辛さを見せつけられた感じ。
本当に弱い人間は逃げるのも簡単で、
強い人間はそれが出来ないせいで苦しむ。。。

どうしても栞のことを憎み切れずに見て来たんですが、
これまで見え難かった真意が見えてホッと出来ましたよ。
本当は誰よりも人間らしかったのかもしれない栞。
同級生が言ってた「一番人の気持ちが分かる子」って言葉を確信した。

してしまった罪は別として、どうすることが償いなのか…
考えさせられる回でした。

「青柳信さんのこと、忘れられなかった。
 会いたい。。。青柳信さんに会いたい。会いたい。会いたい。会いたい」

屋上へ続く非常階段で言うもんだから、心配しちゃった~。
死にたい。消えたい。死にたい。死にたい。。。
ってもがいてた栞に変化が。

これまでとはまた違う表情が見事で、二階堂ちゃんの演技にまた感心。
健太郎が川へ落ちたのは、しーちゃんのせいじゃない(笑)


お母さんが長袖ばっかり着てること。
「丈夫に産んでやれなくて」ってどういうことだろう。
ここにもまた、普通(平凡)じゃない子が居る…

子供たちに心配をかけまいとして、
病気のことを話さない母心も分かりますが、
望海のようなタイプの子には余計に心配をかけてしまうんですねぇ。

病院内で見た重篤患者に母親を重ね恐怖を感じた望海。
他愛もない会話を必死に続ける望海と、
それをしっかり受け止める小春。
ギュッとしたり、手を繋いだりするだけでいい。
そんなセリフのないシーンの方が涙が出て来ちゃう。

それは小春を見守ってくれる澤村先生も立ち入ることはできない領域で、
それでも子供優先で治療のことを考えてくれてる、いい先生です。

「患者を止める自信はあるけど、母親を止める自信はないよ」


って言うか、陸がたまらなく可愛くて~。
これまで以上の今回の活躍に、集中力を阻む(笑)

「哲学ってな~にぃ?」
「シングルマザーってな~にぃ?」
ナニナニ攻撃もよその子だと可愛いのか。チガウカ

「ぼく借金まみれなの~」o(≧∇≦)oサイコー
ゲームで良かったね♪

臭いキノコ~に不味いキノコ~!
陸はキノコ嫌いか(笑)
こそ泥キノコってな~にぃ?
やめられないキノコシリーズしりとり(≧∇≦)ノ彡バンバン

川の字になって病気の話をする青柳親子のほのぼのシーンも、
陸に釘付けで集中できまてん!

陸の台本ト書きには何て書いてあるんだろうとか、
どこでどう演技するって教えられてるんだろうって、
本当のお母さんの言う事聞いてるのかなぁって思ってしまうほど、
流れを分かってる自然な演技が素晴らしい。
あの笑顔だけでも十分なのに、ちゃんと演じてる4歳児に驚き。
洗濯物も畳みます…いや畳めまてん(笑)
そして遊び始めるのも寝転ぶタイミングも、お母さんトントンも演技?

しかし洗濯物が…
どんだけタオルばっかり使う家族だヾ(゚∇゚*)エェヤン

病気のことを隠してたこと、嘘をついてたことを子供たちに謝る小春。
「いいよ」って、陸がまたナイス返事~(ノ∇≦*)ヾ(゚∇゚*)ドンダケー

「お母さん、好きなことが出来なかったなんて思わない。
 お母さん、シングルマザーだなんて思わない。
 うちは、3人家族だよ」

望海が他のお母さんと比べて思ったこと。
小学1年生にはしては本当にしっかりさんすぎて、
現実離れを感じる場面は多々あるものの、
母親に対してそういう思いを抱いたことはありましたしねぇ。
それを我慢してるとか犠牲になってるって思わないのが母親なんですね。
スイカの端っこを食べる常も、
バームクーヘンを薄く切ってしまう当然も。。。

うちの母親が「食べやぁ食べやぁ」って、
高級マスクメロンを孫より私に取っておくのも(笑)
親だからこその愛情(-人-)アリガタヤ
特にうちの母親は、子供命で育て生きて来た人ですからねぇ。
決して要領のいい人ではない分、同情する。


心配かけたくない。
普通のお母さんで居たかったって思うのは、
やっぱり、お母さんだから。。。
お母さんになると、お母さんのお母さんの気持ちが少し分かる。

望海や陸も、どんな大人に育って行くんだろう('▽'*)。。oO

3人でじゃれ合うシーンを見ながら、
お母さんが一番いい、こんな頃が一番いいって泣けて来ちゃうのも、
そんなこんな思い出や経験がそうさせるのねぇ(・・、)


今回の紗千は栞に甘ちゃんではなく、
言葉にも力が入ってて、その覚悟も伝わりました。

「楽になることを、選んだらダメなの。
 もうね、あなたも、私も、それは選べないの。
 小春が生きようとしてるのに。。。」
 
人生をやり直させてあげたいと言った健太郎。
でもそれはムリだと言う現実を栞に話す紗千。
亡くなった人に謝っても聞こえない。
残された人に尽くしても届くはずない。
取り返しのつかない、掛け替えのないもの、命は戻らないものだから。

「あなたはもう、一生許されないの。
 栞。。。あなたの人生は終わったものと思いなさい」

ここまで言えないですね~。
紗千も変わった。
その気持ちが栞にも伝わった。
今自分にできることは何か、病院へ足が向いた栞の決意は、
許しにはならなくても、きっかけになるはず。
それは小春の気持ち次第。

しーちゃんは悪い子じゃないんだから。。。

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《Woman》#10【まぁ、お茶でも】at 2013年09月07日 20:44
この記事へのコメント
こんばんは!
またもや素敵なレビューに泣きそうです!

このドラマに関しては、もはや面白いとか下らないとか
いう評価を超えて、まさに放映中は没頭してしまう
恐ろしさがあります!

今回は特に陸君の演技、光ってましたよね。

おっしゃるように台本のト書きとかどうなってんでしょうか。
あの自然すぎるセリフ回しは、陸君は台本を読み込んで、
「満島さんのこのセリフの次にあのセリフを言う」とか
考えながらやってるんでしょうか?あの小さな頭で。。。

満島さんの横で何気なくする仕草とかが
すべて考えつくされた演技であれば、末恐ろしいですよね。。

あの居間でのながーいシーンは、リハーサル何度もしたのか?
一発OKだったのか?
気になりますよねー。
ゴールデンのあの時間帯に、子役2人と満島さんの3人の
シーンをあれだけ贅沢に流してるってすごいことですよね。
ほんと、フォルダー5時代には予想もできなかった(笑)。

田中さんが二階堂さんに屋上で強く言うシーンの
表情も最高でしたね。望海や陸に見せる表情とは全く違う!
とても厳しい言葉ですが、本質をついてますよね。
ずしんと来ました。

あと、病院で望海と小春が話すシーン。
小春が、「お母さん、あのね・・・」と病気のことを切り出そうとしたのを、次々と別の話をして塞ごうとして一生懸命な望海。最後には言うことがなくなって「お母さん、あのね。。。」を連発する望海。優しく望を抱きしめる小春。。。
もう、涙ボロボロでした。望ちゃんもホントに演技上手ですね。
motherの芦田愛菜ちゃんとは、またちょっと違った、とてもしっかりして思慮深い利発な女の子を見事に演じてますよね!

なんだか、まとまりのない感想ですが、
とにかく素晴らしすぎるwoman。
来週で終わるのが、残念すぎますよね。
Posted by ジュード郎 at 2013年09月05日 20:51
★ジュード郎さん

こんにちは~。
そんなに褒められたら、その辺で木登りしそう(笑)

見方の違いでそれぞれの心理が違って見えて来ますね~。
栞に怒りをぶつける感想を読んで気づいたんですけど、
私は加害者側から見てるかもしれないって。
当然被害者の辛さもありますけど、
今回はあのサラリーマンを見せられて、
多くの人がそうじゃないかって思いました。思わされました。自分だって…コワイコワイ

事故や事件の被害者は、やられ損なんです。
刑務所に入ろうが死刑になろうが、どんな償いをされようと、
もう帰って来ないんですもんね。
二度と会えない。

遺族は死ぬまでその辛さと苦しみからは逃れられないのに、
加害者はどこかでケジメをつけて忘れて行く。

4年の間忘れようとしても忘れられなかった栞の心情が、
10話になってやっと見えてホッとできたって感じでした。

そして陸ですよ~。
可愛いだけではなく、
ホント光ってて他が見えなかったほど(笑)

あの3人のシーンだけで魅せられましたね~。
ワンカットだったのか、
あの長いシーンで大人しく待つだけでも苦痛な年頃。
それを自分のセリフまで小春と望海の会話をちゃんと聞いてる。
自然に小春に寄り添ってる演技は何とも言えなかったです♪
私なら絶対にチューしちゃうけどな(笑)

>フォルダー5時代には予想もできなかった
いい役者になりましたね。
私はフォルダーの三浦大知くんに驚きましたよ。
26歳ですってよ~(ノ゚ο゚)ノ
子役もみんな大きくなって行くし…
陸もどんな大人になるんだろう。。。

>とてもしっかりして思慮深い利発な女の子を見事に演じてますよね!
このドラマにピッタリですよね。
でも私的には出来すぎた子すぎて…
陸に目移り(笑)

あっと言う間の10話でしたね~。
血は水よりも濃いらしい。。。
ってことで期待しましょう。
Posted by manamana at 2013年09月07日 17:19
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