美容師は見た…

震災に合わせた曲だったんですね～。

あれはお盆の時期で…
「地元へ帰りたくなる」って視聴者の声を聞き、
そんな頃にピッタリな歌を作ったんだと感心してたんですけど、
またしてもヤラレましたわ。

当時、『地元に帰ろう』の発売にあたって、
ロボットみたいな宇宙人みたいな歌声に、
売れるためなら何でもやるのかと詰め寄る春子に気を取られ、
太巻マジックに騙された(笑)
あのままじゃ確かに売れないわって思ったも～ん。

「どうせ売れない」って言われてた歌が、
ここへ来てみんなの心に響く曲に生まれ変わるとは。。。
まさに、クドカンマジック！


〈それは突然やって来ました〉

悲しいとか辛いとか、
そんなことでお涙ちょうだいに見せないところは流石です！

梨明日での地震の会話から。。。

「おとといなんかエライ揺れた。
　おらとこのマネキン、バタバタ倒れたもんな」　今野
「おらが作ったジオラマは無事でしたよ」　菅原

無事だったジオラマを見せておいてからの、
それを使って見せた震災の酷さ。。。スゴイわぁ。上手いわぁ。
そしてそれを語るのは…
春子への見事なバトンタッチで心を鷲掴み。

トンネルを抜けて、大吉とユイの目に飛び込んで来たのは…

〈そこで2人が見た光景は、言葉に出来るものではありませんでした。

　ただ一つ言えるのは、あの時ブレーキをかけなければ、
　2人はその光景を見る事すら叶わなかったという事。
　もう1台も高台に停車したため、津波の被害を逃れました。
　それは後に奇跡の車両と呼ばれ、復興のシンボルになったそうです〉

そうなんだ～って、
震災後からの春子のナレーションが全てを語ってました。
夏でもアキでもない、
春子の声がまた何とも言えず静かに耳に入って来るのが心地良い。
状況は悲惨なはずなのに。

喉元過ぎれば…
これは戒めの言葉だなって思い返しながら見てました。

〈その夜、帰宅難民と呼ばれる人々で、東京の道という道はごった返していました。

　それから1か月余り経った4月29日、東北新幹線が運転を再開しました。
　耳慣れない言葉が飛び交っていました。
　節電、デモ、風評被害、自粛、就任、解任、そして絆。
　映画『潮騒のメモリー』は、公開後1週間で打ち切りになりました。
　ＣＤはひっそり売られていましたが宣伝は自粛〉

♪寄せては返す波のように～
この歌詞も、
計算されてたんだろか(*ﾟ0ﾟ)

事務所を移籍したらしい鈴鹿ひろ美が仕事をしないらしい。

「もちろん出たい！ありがたいと思う！
　だけど、東北の方々に申し訳ない」　鈴鹿ひろ美
「東北の人間が働けって言ってるんです！」　春子

上手いこと言うなって感心したり(笑)

『見つけて こわそう』は『じぇじぇじぇのぎょぎょぎょ』にタイトル変更。
壊すなんて番組タイトルも、
計算されてたんだろか(*ﾟ0ﾟ)

太巻の「売名行為って言われるんです」や、
マスターの「どうせ売名行為だろうけどさ、日本を元気にしてるよね」って。
本当その通りだなって、そちら側から言いたいことも伝わる。

しない人よりマシ。
しない人ほど言う。

クドカンの思いが詰まったこの『あまちゃん』こそが、
日本中にブームを巻き起こし、町興し、
東北の復興・支援にも繋がってると思うと嬉しくなりますね。
今や知らない人は居ないだろう「売名」(笑)


〈娯楽に関わる多くの人が自分自身に問いかけました。
　ドラマや映画や歌がなくても、人は十分生きて行ける。
　でも水や食べ物、電気や燃料がないと人は困る。生きられない。
　世の中がすっかり変わってしまった。
　3月10日まで、日々どんな気分で暮らしていたか、
　アキもまた思い出せず、自分がどうしたいのか分からないで居ました〉


思い出しますねぇ。
ほんの2年そこそこ前のことが遠い日のように…

あちこちで見かけた募金活動や、
今年は花火を中止しようとか、
電気を消して店内が暗かったスーパーや、
家族旅行なんて行ってる場合かとか、
『美しい隣人』最終回記事を投稿していいのかどうか悩んだ自分や、
節電？自粛？せめて募金でも…
今の自分ができることって何なのか、真剣に考えてましたねぇ。

もう忘れちゃった？あの時の気持ち。。。

”お前はどうしたいんだ？”

水口だけじゃなく、
みんなが自分に問いかけ、責めて、思い悩んで来た。。。

自分はどうしたらいいのか、正直な気持ちを打ち明けるアキ。
「おら岩手さ帰りでぇ！北三陸さ帰りでぇ！」

やっぱり、絣半纏の海女姿がしっくり来るべ♪


しかし何が驚いたって、
メールを打てる夏ばっぱ＼(‘jjj’)／じぇじぇじぇ！

《御すんぱいねぐ》と、《お構いねぐ》。
長いのはムリ(笑)

とにかく無事で何よりでがず！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『あまちゃん～ハゼ・ヘンドリックス』


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