2013年02月16日

『RAILWAYS 』 BSプレミアム

2/3(日)の放送だったんですけど、録画しておいたBSプレミアムシネマ
『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』を観ました。

貴一ファンになってから見過ごすことが出来ない私(笑)

凄く良かったです。
思わず書きたくなってしまうほど。

家族の物語として『東京家族』を思い出し、
泣きツボの違いは何だったのかと考えさせられました。

キャスティングもありですかねぇ。
橋爪さんは『東京家族』での頑固親父より、
こちらで演じた人柄のいい駅長さんの方がしっくり来ましたね。

とにかく登場人物がみんな素敵で。
言い過ぎない見せ過ぎない優しさが見えた時、
観てる側の心を温かくしてくれるのがいい~♪

問題の動画を投稿してしまった男子高校生も、
きっと反省してるに違いないって、そこまでも想像させちゃう。
世の中、悪い人ばっかじゃないって思いたい。。。












運転士になった貴一っちゃん、いい顔するんです♪

日々の思いやり運転が、乗客にはちゃんと伝わってました。
乗客たちが自然と集まり頭を下げるシーンでは涙が(/_;)
規則って何のため?











同期入社した三浦貴大くんとの距離感も良かったです。
その後、『麒麟の翼』でも共演することに…

人が人を変えてくれるのを見るのが好き。
固く閉ざした心も、人の心が解きほぐしてくれる。
お節介と親切のバランスが難しいところですが。


夫婦愛や家族愛、そして親子関係や地域の人々の人情など。
親が思う子の心配、子が思う親不孝も、
全てを絡ませながら、いい塩梅で見せてくれましたわぁ。
こういう見せ方に弱い(・・、)












奈良岡母さんが良かった~。
息子の心配をしない親は居ませんけど、
そのことを口には出さす、見守る姿勢が素晴らしい。
強気なことを言っても意地っ張りには見えない。
素直に愛情が伝わって来て、
この母親にしてこの息子ありだな~って、優しさにジーン。

親って、ついクドイことを言ってしまうもの。
経験して来て分かってるはずなのに、親になると…
クドイのはなぜですか~(ノ゚ο゚)ノ

私はクドくは言わないですけど、何度も訊いてますわ。
「今日って晩御飯食べないんだっけ?」って(ノ∇≦*)
ただの記憶喪失(笑)

お店のお客様が息子さんに言われてショックだった話を思い出す…
「その話、100ぺん聞いた」って。
黙って聞いてる嫁の方は100ペンじゃ済まない(笑)












そんな出来た息子だからこそ、我が娘にも多くを語りません。
感受性の強いお年頃の娘は、家族の危機を感じてました。
本仮屋ユイカちゃんが見事に演じてます。

「ゆっくりでも前に進んでれば大丈夫」
娘に話した貴一っちゃんのセリフが印象的でした。。。


自然の風景や、神々が集まると言う
島根出雲のお国って場所もいいんでしょうね。
お祭りも見られましたし。
貴一っちゃんが祭りで唄を披露してくれたのも良かった~。


エリートサラリーマンから、
子供の頃の夢だった電車の運転士になろうと決意させたものとは。。。












忙しさに追われる日々の中、疲れて会社から帰ると、
キッチンの片隅にはダンボール箱の枯れた野菜が放置され、
田舎から送られて来たことを察する見せ方にまず心奪われました。
それだけでこの家庭がどんな状況なのか想像が膨らむ。

妻の高島礼子さんってどんな感じの嫁なのか…

これがまた良い嫁なんですもん。
肩すかし~ヾ(゚∇゚*)オイ

暗い雰囲気で始まると、リストラしなきゃいけない立場や家庭不和?
見るのやめようかな~って思ったんですけど、
その不安状況が長引かずに転職してくれたので助かりました(笑)

エリートサラリーマンの職も地位も捨て、
田舎で電車の運転士を始めるなんて勝手に決めちゃった夫に、
妻ならどうします?

そう言えば、『PRICELESS』での貴一っちゃん。
仕事を失った途端、家族に見捨てられてましたね(ノ∇≦*)












「終点までちゃんと乗ってってくれよ」

母親(義母)の病気、夫の転職(夢)が妻の人生(心)を変えることに。。。

話せば分かり合えることもあるでしょうが、
そっと見守ることも大切で、
それにはまず信頼感が必要ですしね。
そこがでもほら~。。。女心と秋の空。
昨日は良かったけど今日はダメなんだもん。

気をつけなはれや(笑)


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大人が夢見ても、いいんですね。
上映時間 130分
監督 錦織良成
脚本 錦織良成/ブラジリィー・アン・山田/小林弘利
音楽 吉村龍太
主題歌 松任谷由実『ダンスのように抱き寄せたい』
出...
RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語【to Heart】at 2013年02月23日 12:23
この記事へのコメント
子供時代って、自分の為というより、
親を喜ばせる為というか、親を安心させる為に大人になり、
大人になったら今度は、
愛する人の為に一生懸命、脱線しないように頑張って来た気がしますよね。
それでいいと思っていますが、
人生の転機に、思い切った路線変更の夢を追いかける主人公、
これまでの人生経験がモノをいう新人機関士、
余裕すら感じる貴一サンが素敵でした♪♪

錦織監督の作品から滲み出る郷土愛あふれる
一畑電車と島根の自然。
親子、夫婦の距離感も、ベタであっても心が和む
好きな作品でした♪
Posted by kira at 2013年02月23日 12:49
★kiraさん

今更の感想にコメントありがとう(^o^)丿
kiraさん偉いわぁ。そんな風に思えるなんて。

脱線ばかりして親には心配や迷惑をかけて来た私。
本当にねぇ、自分の若い頃を思い出すと
娘たちがどんだけ親孝行者か(笑)

主人公が夢を実現させたことよりも、
あるきっかけがタイミングになって
違う人生を歩むことになる方に感心しちゃって、
それが頑固に貫き通した訳でもなく、
家族や親の愛、同僚や乗客たちに見守られながら
第2の人生を楽しんでる見せ方が凄く良かったです。
やはり、貴一さんありきでしたね~♪

>これまでの人生経験がモノをいう新人機関士
なるほど、そうでした!
そこが見せどころでもありましたね。

ホント、心が和む良い作品でした。
期待しない分、拾いもん(笑)
Posted by manamana at 2013年02月24日 15:09
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