2011年07月29日

『それでも、生きてゆく』 第4話

文哉が本当に亜季を殺したのか、だとしたらどうしてそんな行動に出たのか。
親友の妹を、殴り殺すことができるとは思えず。

そんな文哉の心の中が見えないまま今回感じられたのは…
文哉の犯罪歴をほのめかした、臼井紗歩(安藤サクラ)への殺意。
軽トラの荷台のシャベルは偶然じゃないですよね?

この【シャベル】って、『ケンミンショー』を見て驚いたんですけど、
関東では【スコップ】って呼ぶらしいですね。
関西や東海では、シャベルです。
スコップは園芸に使う小さい方に決まってる。キッパリ(笑)


そして、文哉を担当していた看護師が行方不明になってるのも嫌な予感。。。

風間俊介くん、セリフが少ない中で魅せてくれますね~。
何かを奥に秘めた、感情を抑えた表情から狂気な顔までゾゾッとする。
そんな中、真岐(佐藤江梨子)へのさり気ない優しさも垣間見れたり。

どうしても『金八先生』での兼末健次郎役を思い出してしまうんです。
それゆえに、実はすごく良い子なんだって思えて仕方ない。
何か理由があるに違いないんでしょうけど、
それをどう見せて納得させて貰えるのか、最終回まで期待してます。

誰かを守るため…身代わりであって欲しいとも思いながら、
今回は紗歩や看護師を絡めて来ちゃったせいで、
文哉が守りたいものは何なのか、益々興味をそそられました。
自分を守るためとは思えなくて~。


そして加害者家族の遠山家では。。。

自分の娘を守るためか、長年の呪縛から解き放たれたかったのか、
我慢できず爆発してしまった母・隆美(風吹ジュン)。

文哉を探すと言い出した駿輔(時任三郎)に、もうどうにも止まらない隆美。

「この家に人殺しは入れません。
 7歳の子供を、女の子を 殺したの。
 まともな人間じゃないの。何をするか分からないの。…家族なんかじゃない」

何てことを言うんだろうと思いましたね。
でも文哉が実の子じゃなかったとは驚き。

「あのお兄ちゃんはね。。。母さんの子供じゃないの。
 あの子はね、母さんが産んだ子供じゃないの」

いくら逃げ出したくても、子供たちの前でそれを言ってしまったら…
でもここで文哉を迎え入れることは許せない。
15年間守って来た今の家族を壊されることが耐え難い隆美。

「私はどっち?」
と訊きながらも、それを察して動揺する双葉。
双葉も隆美の子じゃないの?

感受性が強く、相手の気持ちを読んで自分を抑えるタイプ。
この子はこうして大人に遠慮しながら生きて来たんだなぁって、不憫に思えた。


父の駿輔も昔はエリートタイプだったんですね。
喫茶店で洋貴と話す駿輔を見かけた女性が、
「人殺し!」とか「よく生きていられるわ。お宅、昔から偉そうだったもんね」
なんて言うほど、遠山家には何があったのか、どんな家庭だったのか…
どちらもご近所さん同士で、普通はあそこまで言えないですもんね。
もしや房江さん(梅沢昌代)、個人的に恨みでも?


文哉は父親に対して何か抱いてそうですね。
事件の真相はその辺にありそうな気がして来ました。。。


洋貴と響子親子の距離が縮まったのは救いです。
大竹さんの表情、上手いですね~。
『男女7人夏物語』を思い出すと、あの体当たり演技には逆に引いてた憶えが…
もう25年前なんですねぇ。
母親役を魅せる女優さんになったんですね~。
今の大竹さんの演技が好きですわぁ。
って言うか、多くの俳優さんにそう感じるのはやっぱり年輪なんですかねぇ。

そうそう、15年ぐらい前に時任三郎さんを見かけて握手を求めたことあって、
快く応じてくれた彼の手は厚くて温かかった。。。
トイレから出て来たところを突然に、ありがとう(笑)
で、その頃は何とも思ってなかったんですけどねヾ(゚∇゚*)オイ
その後の活躍がいいじゃないですかぁ。。。『海猿』なんてステキ♪


しかし今朝の『おひさま』でも、
育子(満島ひかり)と茂樹(永山絢斗)がイイ感じで、
瑛太くんともイイ感じだったりすると、
兄弟を手玉に取る小悪魔に見えるじゃないの。。。ひかりちゃん♪

田中圭くんは、春樹兄さんの方が断然イケてるし。

「骨壷みたいな顔」って言われるよりマシか(笑)
柄本親子も頑張ってます!

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 文哉と双葉は隆美(風吹ジュン)の子じゃなかった・・・
じゃあ、誰の子なんだろ・・
駿輔(時任三郎)の態度見てたら、駿輔とは血が繋がってるみたいだよねぇ?
駿輔の兄弟の ...
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藤村五月は1回限りじゃなかったのねこれから二人を引き裂いたり振り回したりする系?
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そげな複雑な事情が・・・( ̄~ ̄;) う〜ん
文哉と双葉は父の連れ子?母・隆美と血が繋がってるのは灯里だけ?
そんなだから、文哉に対しても何となく突放したような態度だし、
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家族とは、親子とは------------?




ちょっと意外な方向へ進んできた今作。


双葉の行動がちょっとイラっとすることはあるけど、まさか・・・の展開で、先が読みにくくなってきたかも。


...
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それでも、生きてゆく 第4話【渡る世間は愚痴ばかり】at 2011年08月01日 20:33
この記事へのコメント
はじめまして。こういう推理はどうでしょうか。

1.女の子が亜季を殺した。女の子は双葉に似ていた。
2.遠くで見ていた文哉はその女の子が双葉であると勘違いした。
3.文哉はすでに死んでいる亜季を落ちていた凶器(カナヅチ)でさらに何度も殴りつけて湖に捨てた。
4.双葉を守るために自分がやったと自供した。
 
 
三日月湖で洋貴といっしょにいたとき、双葉は子供のころに文哉から首を絞められて殺されそうになったことがあると話していました。なぜ突然そんなことを思い出したのでしょうか?
 
極限状況では、人間の記憶はしばしば混乱します。双葉の頭の中で、洋貴と文哉が入れ代わって、直前の出来事が遠い過去の出来事のように記憶が書き換えられてしまったのではないでしょうか(ちょっと苦しいかな)。
 
Posted by むぎ at 2011年07月29日 22:09
私の田舎大北海道でも

大きさは、
シャベル(shovel)<スコップ(scoop) です~。
どっちでもよいですけどね(笑)
ただ、スコップは蘭語が語源で、シャベルは英語が語源。
Posted by senchan at 2011年07月31日 15:32
★むぎさん

コメントありがとうございます。
返事が遅くなってすみません。

それでも死んでる亜季を何度も殴りつけて捨てちゃう?それは辛いですね~。
私はそこが信じられないんですよ。
妹の双葉を守りたいにしても、そこまで出来るもんですかねぇ。
だとすると、まさかの双葉が殺したって想像の方がまだ受け入れられるかも。
もちろん、双葉にはそんな記憶は消えてしまってる現在として。

文哉に首を絞められた記憶も何なのか、そこも重要でしょうね。
双葉を殺そうとしたのではなく、守ろうとした。。。
風間俊介くん演じる文哉が、ただの殺人鬼で終わるはずはないと思ってるので、
彼を苦しめていたものは何だったのかを早く知りたいです。

記憶のすり替えや勘違いなどは有り得ますもんね。
色々な推理をしながら、どんな結末を見られるか期待しましょう。
Posted by manamana at 2011年08月01日 14:30
★senchan

北海道ではそうらしいですね。
ブログ仲間のきこりさんもそう書いてた。

>スコップは蘭語が語源で、シャベルは英語が語源。
なるほど~。勉強になります。
だからどっちでもいいんだけどさ、
方言もそうだけど、それが標準だと信じて生きて来たある日、
そんな「うそー!」って言いたくなる真実を知ったらね、
多少あがきたいじゃん(笑)
Posted by manamana at 2011年08月01日 14:58
でもね、アイスクリームを救うカップを「スクープ」
って言うようで、今日スーパーで売られていたのを見たんですけど、
スコップと語源が一緒なんです。「すくいあげる」って
ことなんでしょうね。だから・・・英語的には小さいのを
スクープ(≒スコップ)と言うのかもしれませんよ。
ニュースのスクープも語源一緒です。掘り起こすってことですね。
あ~~賢いsenchan(笑)
Posted by senchan at 2011年08月01日 21:05
このドラマって序盤はのんびりまったりと
時に笑いまで挟んでくるのに

終盤から一気に修羅場にもってきますよね

また、修羅場の持っていき方がすごいですよね

その告白から生まれる静寂

そして、平穏と修羅場の交錯

ここの見せ方は秀逸ならば
一番の焦点はやはり母が思いもかけず
「言ってしまった」あの告白ですね


その瞬間、双葉はこれまで家族だと思ってたのに
家族じゃなかった

そこから一気に孤独が襲ってきたみたいな

それを紛らそうと
野茂のモノマネをしたところが
ちょっとした双葉の意地が感じられますね


ちなみにうちの地域・愛媛ではスコップですね

シャベルというとショベルカーみたいな
でっかいのが浮かんできます(; ̄∀ ̄)ゞ
Posted by ikasama4 at 2011年08月02日 00:39
★senchan

賢いsenchanは、買い物中も意識しちゃうね(笑)

「すくい上げる」や「掘り起こす」って語源が面白いわぁ。

泥んこ遊びに使う小さな物はやっぱり「スコップ」よ。
ホームセンターでも園芸用は「スコップ」って明記してあるし。
よって足をかける大きな方は「シャベル」に違いない(笑)
地域によっては面白いよね~。
「どん兵衛」も関東と関西で味を変えてるし。チガウカ

こうして色々な地域の方達と語り合えるのも楽しい♪
これこそ、ネットって良いな~って思える瞬間ですよ。


★ikasama4さん

そうですね。
このままどう進んで見せるのかと思ってたとこにあの告白でしょ。
ビックリしたけど、そう来たかった!ってワクワクした。

ikasama4さんのように、それを秀逸だと見れないと
ただ「重い」ドラマになってしまうかもしれないと思いましたねぇ。

『Mother』でも感じましたけど、映像が映画のようで綺麗だったでしょ。
それを役者の演技で魅せてくれることで素晴らしいものに仕上がってました。
今回も役者がスゴイな~って。

大竹さんの表情や間や動きなんて見事だと思いましたもん。
『黒い家』は観てないんですよね~。
内容もそそりますね。観たいな~。

そして今回の、満島ひかりちゃんの出過ぎた演技がまたイイと思うんですよ。
ウザく感じさせないのも彼女だからこそなんでしょうね。
そして今回の真実を知ってしまった瞬間からの魅せ方はスゴイですわ。

時代は「野茂」だったんですね~。
そこはちょっと軽くスルーしちゃったんですよね、私。
他に何かなかったのかなって。。。何様(笑)


>シャベルというとショベルカーみたいな
>でっかいのが浮かんできます(; ̄∀ ̄)ゞ
そっちか~。
でも軽トラ荷台のあれは、物心ついた頃から「シャベル」なんだもん(笑)
Posted by mana at 2011年08月02日 10:58
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