2011年07月23日

『それでも、生きてゆく』 第3話

あの無言電話は、母の響子だったんですね~。
興信所に調べさせ、嫌がらせのビラも電話も頼んでたとは。
それで双葉の顔は知らなかったのね。
それどころか意気投合しちゃう二人はボウリングまでする仲に。
あんな事件さえなかったら…
普通に息子の彼女として迎え入れることも当たり前の日常があったはず。。。

しかし草間ファームにやって来た、臼井紗歩(安藤サクラ)って人間もどうなの?
健二(=文哉)の過去を知ってると挑発するあの笑みを浮かべた態度。
彼女の過去も気になるものの、誰なの?と調べてみると…

奥田瑛二・安藤和津ご夫妻の次女・サクラさん(25)だったとは!
個性派女優と呼ばれてるだけのことはありそうな展開に期待しますか。


生きていれば同じ年頃に成長していただろと想像しながら、
双葉には心を許し亜季の話をする響子。
別れ際、バス亭で言いかけたひと言に双葉は。。。

「怖かったの。。。怖くて警察にも訊けなかったの」
「何をですか?」


あの日、亜季に短いスカートを穿かせてしまったことを後悔していた響子を察し、
本当のことを教えてあげた方がいいと、洋貴に話す双葉。

「兄は男で、亜季ちゃんは女で。
 もしも、もしかしたら殺される前にそういう。
 そういう酷いことされてたんだとしたらって。
 お母さん、それ思ったら怖くて怖くて。
 お父さんじゃなくて、お兄ちゃんじゃなくて、お母さんだから!
 どうしても娘のことだから。最後に娘がそんな風にって…」
「妹、7歳だったんで」
「そういう人居て、そういう事件あるから」

もう兄を庇うより、加害者家族としての申し訳ない気持ちとは違う、
双葉の本当の優しさが伝わって来る感じ。


供述調書の保管期限は5年。
それでも検視調書を手に入れることが出来た洋貴と双葉。

そのためにもう一日東京に残らなければならず、
仕方なくネットカフェのカップルシートで一夜を過ごした二人でしたが、
少しずつ縮まって行く距離感がいい感じ。
なんやかんや、いつも一緒ですよね。


嫌がる響子に読んで聞かせる洋貴。

「検視所見。
 前頭部に1ヶ所、後頭部に5ヶ所の陥没を伴う挫創あり。
 ハンマーなどの鈍体による打撃を」
「ねぇ、どいて!」
「打撃を被ったものと推測される。左右膝前面に表皮、表皮剥脱あり…
 溺水の所見を認めないことから死後遺体を湖に遺棄されたものと思量される。
 また検察官からの要請による姦淫(かんいん)の有無に関して」

表情が変わる響子。

「着衣の乱れや損傷は認められず、創傷は頭部及び膝にのみ認められる。
 下半身においての創傷が認められないことから姦淫は否定される。。。

 母さんが心配してたようなことはされてない。
 亜季は即死だった。母さんのせいじゃない。母さんのせいじゃないんだよ。
 母さん?」
「。。。お母さんのために調べてくれたの?」
「うん」
「ありがとう。。。。ありがとう洋貴」
「ごめん。俺が、俺が亜季を置いてったから。
 亜季は死んで。亜季は死んで。。。ごめんなさい。ごめん」
「ごめんなさい。洋貴。 洋貴のせいじゃないよ。
 お母さん、洋貴のせいだなんて思ってないよ」 (・・、)

そう思ってなくても息子に辛く当ってしまってたのは事実で、
この言葉を15年前に言ってあげてたら。。。

被害者家族でありながら、それぞれが自分を責めて来た深見家。
そして世間からは母親としての責任を咎められた響子も、
その罪を背負って生きて来たんですからね~。

笑顔を見せてからの、亜季との思い出を回想した後の苦しみに歪んで行く顔…
大竹さん、見事ですねぇ。。。涙を誘います(・・、)

綾瀬はるかちゃんにも感じるんですけど、
普段が天然タイプの女優さんは特に、このギャップには驚かされますね。
演技派女優、魅せてくれますわぁ。

〈お母さんのせいじゃないでしょ。お兄ちゃんのせいじゃないでしょ。
 お父さんのせいじゃないでしょ。。。じゃぁ何で亜季は殺されたの?〉

娘の声に答えられず泣く母。
答えなんて見つからない。。。
悔やんでも悔やんでも、恨んでも恨んでも、もうあの頃には戻れない。
この気持ちをどこへどうぶつけたらいいものか…
元の状態に戻るのは無理でも、心の整理をするのも難しいことですねぇ。
やっぱり家族の支えしかないのかもしれない。


双葉のお陰だと、電話でお礼を言う洋貴でしたけど、
亜季が何もされてなかったから良かったようなもので、
検視調書をドキドキしながら聞いてましたよ~。

ホント、被害者家族には犯人のことも何も伝えられないですしね、
マスコミに好き勝手扱われる理不尽な立場は、『アイシテル』を思い出す。。。


興信所に、無言電話や中傷ビラを断る電話をした響子。
その代わりに調べてもらったのは…

少し前へ進むことが出来た響子ですが、
タクシーから降りた先は遠山家が身を寄せる場所。
そして響子の姿を目にした文哉の父・駿輔(時任三郎)は、
それが誰なのか感じ取ったでしょうね。
もしくは、15年前に見たその顔を思い出したのか。。。


二つの家族に明るい未来が待ってるんでしょうかねぇ。
まだ3話だと思うと、先が重いのですよ。

でもこんなシリアスなドラマの中にも、
毎回、フッと笑える「素」に戻るような瞬間を入れて来るんですよね~。

前回の、サッカーは意外と無知な双葉とか…
「遠藤選手分ります?」
「茶髪の人ですか?」
「あ、それ本田選手です」 (ノ*´▽)ノアハハハハ

そして今回は双葉のナイス突っ込みとか…
「1時間1万円とか言ってたじゃないですか。
 30分5千円とかになんないんすかね」
「カラオケじゃないから」 ヾ(゚∇゚*)オイオイ

しかし『クチュクチュ舞子』 って…
スゴイわ(笑)

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