2014年03月06日

『僕のいた時間』 第9話

この回が一番泣いたかも(/_;)

家族の再生ドラマを見てるようでした。
それぞれの心変わりを、
セリフなしで時間をかけて見せるんですよね~。
役者の表情だけで想像させて見せる。

そのお陰で作り物やきれい事に思わせない。
本当にバランスが良くて、穏やかな気持ちで見守れる。。。


元々、拓人の恋人だったのに…
そこしか悪い奴に持って行けない繁先輩。
拓人が慕ってたぐらいですからね、いい先輩だったんだと思います。

「もうお前たちに会うことは、二度とない」

最後も、拓人に対して本気の一発をくらわせた。
ちゃんと起こしてあげる姿に涙(・・、)

繁之をどう見せて来るのか…さすがです。
女々しい奴で終わらせないでくれて良かった~!
予告での想像を裏切る展開に泣けました。

「殴ってくれた」
この一言で、
対等に扱ってくれた先輩への感謝の気持ちも伝わって来ました。


親でも先輩でも年上年下関係なく、人は人で変わる。
頑なに閉ざした心も開く。
そんな様子に心が和むんですよね~。
現実離れしてるだけに(笑)

退社の日、感謝を述べる拓人の言葉にも泣けました。

「…皆さんに助けて頂いて、支えて頂いて、
 仕事を続けることが出来ました。
 生き甲斐を持つことが出来ました!…
 本当にお世話になりました。ありがとうございました」

あの嫌味な宮下先輩も、拓人と出会って変わった一人ですしね~。
その様子を見てた陸人の気持ちにも変化が…

何より今回は、あの父親の笑顔が見られたんですから。

息子にも同じ思いをさせるつもりか、自分は…
先祖の写真を見ながら、遠い日の自分を思い返してるようでした。

嫁としての重圧から解き放たれた佐和子とは違って、
代々続く医者の家系を絶やすことなど考えられない、
2人の息子が継ぐものだと疑いもせず過ごして来た昭夫。
そりゃ世間体を気にするのも当然で…
それでも、そんな責任がなければ別の道を進んでたのかもしれない。

人間関係の難しさを教える父の姿も、仰る通り。
陸人の心の病気を「甘え」としか見てやれないのも、
医者としてより親だからこそ。
それが裏目に出てしまう。

教師や習い事の先生が言うのは、
「自分の子には怒ってしまうから教えられない」って。
私も…
母親の時とは違う顔なんだと思い知らされたあの日のこと(u_u*)。。oO

お店で幼児のカットをしてるのを見てた娘が、あとで言ったんです。
「よその子には優しいんだね」って。
これにはホント参りました。今も忘れられない。
どんだけ般若の面だった、自分(*゚0゚)
そんな顔、客に見せられまてんもの(笑)

名駅前を車で暴走した無差別殺人(未遂)事件でも感じたように、
子供を追い詰めるのは親かもしれないって思うと怖い。
子育ての環境って大事なのは分かってても、親も子も未熟。
何が正解なのか分からないですもんねぇ。
良かれと思ってして来たことが、実は間違ってたなんて知った時には、
家族の再生どころか、崩壊かもしれない。
だからこそ、
第三者の目から見るお手本のような出来栄えに心動かされ、
我が子に当てはめてみたりもしたりして…


「俺たちが陸人の苦しみを分かってやれなくて、
 何のための家族なの?」 拓人

恵まれた環境なのは分かってても、
医者にはなりたくないと話す陸人。

「この家の家族として生まれて来たからこそ、、
 守らなきゃいけないものがあるんだよ」 昭夫

「それって、本当に守らなきゃいけないものなの?」 拓人


拓人と陸人。。。ぐりとぐらヾ(゚∇゚*)オイ
兄弟っていいな~。

「僕も兄さんも、”人”って言う字がついてる。何かいいね」
「うん」

親は、生まれて来た我が子が幸せになるよう夢を託し、
名前をつけるんですよね


「素敵ね。お仕事お疲れ様。拓人、よく頑張ったわね」 佐和子
拓人の頭をヨシヨシしたのは何年ぶりのことだろう…

《母さんが ほめてくれた》


恵の母親も、娘の幸せを願うからこそ、
病気で亡くなった夫に後悔してなくても…

「お父さんと最後まで過ごせたのは幸せだと思ってるし、
 看とることが出来たのも、良かったと思ってる」  翔子

「だったら私だって」  恵

「もう一度、同じ人生が出来るかって言われたら、
 二度と出来ない」

そうなんですよねぇ。
言い返せない鋭いセリフを持って来ますね~。


拓人と陸人が両親に気持ちを伝えます。

「大学に行かせて下さい」
恐竜の勉強がしたいとお願いする陸人。
食べて行けるよう全力で頑張ると言う息子に、これ以上言えない父。

「俺も大学に行かせて下さい。
 医学部に入って、勉強したいんだ」
自分の気持ちだけはALSに奪われたくないと話す拓人に…

「拓人。自分の力で未来を切り開いて生きて欲しい。
 母さんと、そう思いを込めて”拓人”と言う名前をつけた。
 陸人。大地に根を張り、堂々と信念を持って生きて欲しい。
 そう思いを込めた」

自分の決めた道を進むようにと話す父の顔は穏やかで、
それは諦めではなく期待に満ちてると確信させる笑顔でした。。。

「ありがとう」 拓人
「ありがとう」 陸人
「ありがとう」 佐和子

今日は両親の結婚記念日。
息子たちのサプライズプレゼントはビデオレター(/_;)

山登りをする小市さんの若い頃って、AKIRAに見えたり(*゚0゚)
原田さんが抱いてる陸人って、我が子に見えたり(笑)
違和感なく実物写真にCGを駆使した家族の歴史。。。
お見事です。


《立派な医者のお父さん》

《料理上手なお母さん》

《ALSの拓人》

《・・・な陸人》

《心配ばかりかけてごめん》 拓人

《親孝行できなくてごめん》 陸人

《ごめんなさい》
 
《こんな僕たちですが》

《これからも
 ずっと家族でいてください》 拓人・陸人

《僕たちの命は》

《父さんと母さんから始まった》
 
《ありがとう》

《いつまでも元気でいてください》

《拓人より、陸人より》


「ありがとう。
 2人の母親で、幸せだわ」 佐和子

「記念に、写真でも撮るか」 昭夫


家族の再生は、長い道のりでした。
拓人の発病がきっかけで、
家族が良い方向に向けたんですねぇ。。。


「ドラマ~」って言わないの(笑)


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ありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。 うえええん

あんなビデオ見せられたら、そりゃ泣くわ・・・
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拓人はとうとう右手にも限界がきた…ということですね。
呼吸筋も少し弱ってるようだし、この先人工呼吸器という選択肢が待ってると…。
今は人工呼吸器を使わないと考えてるようだ...
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