2012年06月20日
『37歳で医者になった僕』 最終回
青臭い。。。上手く絡めて見せてくれましたね~。
最後まで、お涙ちょうだいで見せられなかったのが良かったと思いました。
すずの死も悲しいものではなく、
最期に見せた優しい手や笑顔も、
それに気づかず居眠りする紺野先生の見せ方も、
何だか夢の中の出来事のようで…
2年後には、すずの墓前で紺野先生の近況報告をする沢村先生。
二人の友情がずっと続いてるのも心温まりました。
すずの急変に、洗面所で泣きじゃくる沢村先生に貰い泣きしちゃいましたよ(・・、)
そう言えば、2年後にも石浜さん(でんでん)が入院してましたけど、
入退院を繰り返してるんでしょうかねぇ。
趣味で(笑)
院内の情報ツウは退屈しません。
「しっかし驚いたな今回のクーデターにはよ。
だけどお前、佐伯のやつ倒れて特別病棟に監禁だろ?
おい、森下の野郎が教授代行なんだってな。
人のいいような顔してたけど、
やっぱあいつもそれなりに裏あったってこったぁ。
手際良すぎんだろ、どう考えたって。
これで佐伯をホスピスに送っちまえば、あいつの天下ってこったな」
佐伯教授があの手紙を読むのかどうか、最終回に賭けてましたけど…
あれは後で見るんだろうなって破り方でしたもんね(笑)
期待した涙の展開でなかったことが、
逆に佐伯教授らしくて良かったと思えました。
恩師の言葉や自分が書いた青臭い手紙に涙を流すことはなかったですが、
何かに気づけたって見せ方は上手かったですね~。
末期の膵癌患者・木島さん(甲本雅裕)が受けた治療薬APTO1が、
ここでまた見せ場になるとは。
佐伯教授が投薬治療を希望したこと。
2年後も再発せず元気な姿を見せたその効果に、
そんなばかな~なんて思わせない見せ方。
佐伯先生が青臭かった頃に戻ったような清々しさ、その笑顔が良かったです。
患者として担当医に、
「君。ちゃんと私を見て診察したまえ」
「はぁ」
「そうそう。そうしてくれないと患者が不安がるだろ」
これにはヤラレましたわぁ。
色んなものが伏線になってたので、
佐伯教授の車椅子を押す家族もエキストラじゃないかと疑ってしまったほど(笑)
『ミラクルドクター治子』のDVDも上手く使われてました。
レンタルの延滞で、代わりに返却に行った沢村先生が、
すずと紺野先生が見られるようにと、また借りて来たこと。
その流れで自らも視聴してみるチャンスが巡って来たと言う。
そもそも、森下先生オススメのドラマでしたもんね。
屋上で愛妻弁当を食べる森下先生の横で手作り弁当を開ける沢村先生。
その不出来な中身に…
「個性的だな」って森下先生の言葉にウケる~o(≧∇≦)o
「こないだ見た古いドラマでも主人公が全然料理できなくって。
メスで人参と玉ねぎ切り刻んでましたけど」
「俺も見たことある、そのドラマ」
「それ以外はカッコイイ主人公でした。
一匹狼で妥協しない主義で諦めない性格で」
「現実はそんなシンプルじゃないからな」
「そうでしょうか」
「生きていくためには協調性と多少の妥協が必要で、
諦めることや言い訳することにも少しずつ慣れて行く。
年を重ねれば現実を知るからな。青臭いのは若さの特権だ」
「それは、違うと思います。
青臭いのは自分を変えようとしている人の特権ですよ」
沢村先生の言葉に考えさせられる森下先生。
耳を傾けることができるって、期待できますね。
本当の悪じゃない。
あんなにキツかった新見先生が優しく見えるのも…
紺野先生と出会って変われた一人。
「若くなくても居るだろ。。。青臭いヤツが」
研修医たちがホスピスへ送ることに反対してることを、
佐伯教授にさり気なく伝える新見先生がステキでした♡
『恋愛検定』再放送見ました。
斎藤工くんもマイコさんも良かった~♡ お話もステキで泣けました(・・、)
その身になってみると分かるって。。。
膵癌の佐伯教授と、教授代行になった森下先生で見せてくれましたけど、
患者の立場になってみれば何が大事なのか見えるはずですもんね。
上の立場になればまた見えて来るものもあり…
「大した効き目のない投薬を、よくもまぁ律義にこなすもんだ」 佐伯
「出来得る限りの治療を行なうのが医師として当然の務めですから」 森下
「そういうとこまで目が届くのは今のうちだよ。
君が医者として理想を追い求めて来れたのは、
准教授という立場に居たからだ。
政治の世界に身を投じればそれが許されないことはすぐに分かって来る」
「私は、あなたとは違います」
「同じだよ。
上に行けば行くほど、手に入るものが増えれば増えるほど、
求め続けなくてはならなくなって来る。
新見先生、気を付けた方がいいね。
この男は私より理想が高い分、冷酷だからねぇ」
横に居る新見先生にしてみたら、どっちもどっちな二人の会話だったでしょう。
佐伯教授には拒否され破かれたあの手紙を、
下田先生から預かりもう一度手渡す紺野先生。
「私は君が嫌いだ。君も私が嫌いだろ」
「どちらかと言うと」
「じゃぁなぜ呼ばれたからってここに来たんだ」
「医者だからです。医者として佐伯先生に出来ることをしたいからです。
僕は医者を目指した日の気持ちを忘れてません。
会社員としての自分から逃げ出して、
新しい自分になりたくて医者を目指しましたから。
ただ自分の関わった患者さんを助けることだけを考えたくて。
。。。
これからも僕が医者を続けて行く理由はそれだけです。
それがどんなに大学病院の常識から外れてたとしても、
患者さんを助けることだけを考えて行きます」
「君は出世しない」
「分かってます」
「上司からは必ず嫌われる」
「だと思います」
「これから先もトラブル続きでぼろぼろになる」
「やれるとこまでやってみます。
でも佐伯先生も同じだったんじゃないですか」
「君はこの手紙を読んだのか?」
「すいません。テープを貼る時にどうしても見えちゃって」
「人が恩師宛てに出した手紙を読むなんて、酷いやつだ」
「すいません」
。。。
「読み返すと恥ずかしくなって来る。フッ。どうも青臭くてねぇ」
「病院を改革しようと思われてたんですね。
患者さんのための医療を実現したくて」
「あぁ。だがいつの間にか忘れていた。
やっぱり私は君が嫌いだ。
君と話してると生きなきゃならない気になって来る」
「その手助けをするのが医者の仕事ですから」
「そうだな。
私が医者になったの、大きなケーキを独り占めするためではなく
分け与えるためだったんだな」
「またこれから何かを手にして分け与えればいいと思います」
「58で新しい生き方はしんどいよ」
「37で医者になる人間もいるんですから」
何歳であっても、そこで気づけた人間は変われるってことですね。
いつも笑みを浮かべて嫌味を言ったり、
言い難いことをハッキリ言ったりしてた佐伯教授。
それでも憎めないのは…
マツケンさんだったから?
人のいいような顔した田辺誠治さんと言い(笑)
どのキャスティングもハマッてました。
紺野先生と出会った人たちの物語って感じでしたかね。
ドロドロな病院ドラマじゃなかったのも良かったです。
スマホのCMで、女性がジョギングしながら「サカナクション流して」には、
サカナクションご本人たちも驚いてるんじゃないですかねぇ。
ここで?(笑)
話しかけられたケイタイが返事する方が、世間は驚きですけど~(*゚0゚)
こうしてる間にも、日々研究・進歩してるんですね。
医療も何もかも。。。
第2話~第11話(最終回)
応援ありがとうございます。
最後まで、お涙ちょうだいで見せられなかったのが良かったと思いました。
すずの死も悲しいものではなく、
最期に見せた優しい手や笑顔も、
それに気づかず居眠りする紺野先生の見せ方も、
何だか夢の中の出来事のようで…
2年後には、すずの墓前で紺野先生の近況報告をする沢村先生。
二人の友情がずっと続いてるのも心温まりました。
すずの急変に、洗面所で泣きじゃくる沢村先生に貰い泣きしちゃいましたよ(・・、)
そう言えば、2年後にも石浜さん(でんでん)が入院してましたけど、
入退院を繰り返してるんでしょうかねぇ。
趣味で(笑)
院内の情報ツウは退屈しません。
「しっかし驚いたな今回のクーデターにはよ。
だけどお前、佐伯のやつ倒れて特別病棟に監禁だろ?
おい、森下の野郎が教授代行なんだってな。
人のいいような顔してたけど、
やっぱあいつもそれなりに裏あったってこったぁ。
手際良すぎんだろ、どう考えたって。
これで佐伯をホスピスに送っちまえば、あいつの天下ってこったな」
佐伯教授があの手紙を読むのかどうか、最終回に賭けてましたけど…
あれは後で見るんだろうなって破り方でしたもんね(笑)
期待した涙の展開でなかったことが、
逆に佐伯教授らしくて良かったと思えました。
恩師の言葉や自分が書いた青臭い手紙に涙を流すことはなかったですが、
何かに気づけたって見せ方は上手かったですね~。
末期の膵癌患者・木島さん(甲本雅裕)が受けた治療薬APTO1が、
ここでまた見せ場になるとは。
佐伯教授が投薬治療を希望したこと。
2年後も再発せず元気な姿を見せたその効果に、
そんなばかな~なんて思わせない見せ方。
佐伯先生が青臭かった頃に戻ったような清々しさ、その笑顔が良かったです。
患者として担当医に、
「君。ちゃんと私を見て診察したまえ」
「はぁ」
「そうそう。そうしてくれないと患者が不安がるだろ」
これにはヤラレましたわぁ。
色んなものが伏線になってたので、
佐伯教授の車椅子を押す家族もエキストラじゃないかと疑ってしまったほど(笑)
『ミラクルドクター治子』のDVDも上手く使われてました。
レンタルの延滞で、代わりに返却に行った沢村先生が、
すずと紺野先生が見られるようにと、また借りて来たこと。
その流れで自らも視聴してみるチャンスが巡って来たと言う。
そもそも、森下先生オススメのドラマでしたもんね。
屋上で愛妻弁当を食べる森下先生の横で手作り弁当を開ける沢村先生。
その不出来な中身に…
「個性的だな」って森下先生の言葉にウケる~o(≧∇≦)o
「こないだ見た古いドラマでも主人公が全然料理できなくって。
メスで人参と玉ねぎ切り刻んでましたけど」
「俺も見たことある、そのドラマ」
「それ以外はカッコイイ主人公でした。
一匹狼で妥協しない主義で諦めない性格で」
「現実はそんなシンプルじゃないからな」
「そうでしょうか」
「生きていくためには協調性と多少の妥協が必要で、
諦めることや言い訳することにも少しずつ慣れて行く。
年を重ねれば現実を知るからな。青臭いのは若さの特権だ」
「それは、違うと思います。
青臭いのは自分を変えようとしている人の特権ですよ」
沢村先生の言葉に考えさせられる森下先生。
耳を傾けることができるって、期待できますね。
本当の悪じゃない。
あんなにキツかった新見先生が優しく見えるのも…
紺野先生と出会って変われた一人。
「若くなくても居るだろ。。。青臭いヤツが」
研修医たちがホスピスへ送ることに反対してることを、
佐伯教授にさり気なく伝える新見先生がステキでした♡
『恋愛検定』再放送見ました。
斎藤工くんもマイコさんも良かった~♡ お話もステキで泣けました(・・、)
その身になってみると分かるって。。。
膵癌の佐伯教授と、教授代行になった森下先生で見せてくれましたけど、
患者の立場になってみれば何が大事なのか見えるはずですもんね。
上の立場になればまた見えて来るものもあり…
「大した効き目のない投薬を、よくもまぁ律義にこなすもんだ」 佐伯
「出来得る限りの治療を行なうのが医師として当然の務めですから」 森下
「そういうとこまで目が届くのは今のうちだよ。
君が医者として理想を追い求めて来れたのは、
准教授という立場に居たからだ。
政治の世界に身を投じればそれが許されないことはすぐに分かって来る」
「私は、あなたとは違います」
「同じだよ。
上に行けば行くほど、手に入るものが増えれば増えるほど、
求め続けなくてはならなくなって来る。
新見先生、気を付けた方がいいね。
この男は私より理想が高い分、冷酷だからねぇ」
横に居る新見先生にしてみたら、どっちもどっちな二人の会話だったでしょう。
佐伯教授には拒否され破かれたあの手紙を、
下田先生から預かりもう一度手渡す紺野先生。
「私は君が嫌いだ。君も私が嫌いだろ」
「どちらかと言うと」
「じゃぁなぜ呼ばれたからってここに来たんだ」
「医者だからです。医者として佐伯先生に出来ることをしたいからです。
僕は医者を目指した日の気持ちを忘れてません。
会社員としての自分から逃げ出して、
新しい自分になりたくて医者を目指しましたから。
ただ自分の関わった患者さんを助けることだけを考えたくて。
。。。
これからも僕が医者を続けて行く理由はそれだけです。
それがどんなに大学病院の常識から外れてたとしても、
患者さんを助けることだけを考えて行きます」
「君は出世しない」
「分かってます」
「上司からは必ず嫌われる」
「だと思います」
「これから先もトラブル続きでぼろぼろになる」
「やれるとこまでやってみます。
でも佐伯先生も同じだったんじゃないですか」
「君はこの手紙を読んだのか?」
「すいません。テープを貼る時にどうしても見えちゃって」
「人が恩師宛てに出した手紙を読むなんて、酷いやつだ」
「すいません」
。。。
「読み返すと恥ずかしくなって来る。フッ。どうも青臭くてねぇ」
「病院を改革しようと思われてたんですね。
患者さんのための医療を実現したくて」
「あぁ。だがいつの間にか忘れていた。
やっぱり私は君が嫌いだ。
君と話してると生きなきゃならない気になって来る」
「その手助けをするのが医者の仕事ですから」
「そうだな。
私が医者になったの、大きなケーキを独り占めするためではなく
分け与えるためだったんだな」
「またこれから何かを手にして分け与えればいいと思います」
「58で新しい生き方はしんどいよ」
「37で医者になる人間もいるんですから」
何歳であっても、そこで気づけた人間は変われるってことですね。
いつも笑みを浮かべて嫌味を言ったり、
言い難いことをハッキリ言ったりしてた佐伯教授。
それでも憎めないのは…
マツケンさんだったから?
人のいいような顔した田辺誠治さんと言い(笑)
どのキャスティングもハマッてました。
紺野先生と出会った人たちの物語って感じでしたかね。
ドロドロな病院ドラマじゃなかったのも良かったです。
スマホのCMで、女性がジョギングしながら「サカナクション流して」には、
サカナクションご本人たちも驚いてるんじゃないですかねぇ。
ここで?(笑)
話しかけられたケイタイが返事する方が、世間は驚きですけど~(*゚0゚)
こうしてる間にも、日々研究・進歩してるんですね。
医療も何もかも。。。
第2話~第11話(最終回)
応援ありがとうございます。
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4/10からフジテレビで始まったドラマ『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』(公式)の最終回『僕が医者を続けるただ一つの理由』の感想。なお、原作の川渕圭一氏の小説『研修医純...
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~(第11話 最終回・6/19) 感想【ディレクターの目線blog@Seesaa】at 2012年06月20日 17:59
『僕が医者を続けるただ一つの理由』
内容
ついに、声が出たすず(ミムラ)。
喜ぶ祐太(草なぎ剛)だったが。その直後、容態が急変する
森下(田辺誠一)が中心となり処置がなされる...
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 case11(最終回)【レベル999のgoo部屋】at 2012年06月20日 21:43
すず危篤---------。突然の事態の悪化。折角言葉が出たのに・・・意識が戻る可能性は低いという森下。転院を進めようとした自分のせいだと、己を責める沢村。だが、それはすずにいいと...
ドラマ「37歳で医者になった僕」 第11話...【◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆】at 2012年06月20日 21:51
裕太さん・・・゚+.゚ウト゚+.゚(o´I`)゚+.゚ウト゚+.゚
すずのあの呼びかけは、裕太が見た幻・・・もしくは願望だったのか、
はたまたろうそくの灯が燃え尽きる前の一瞬の輝きがなせる...
すずのあの呼びかけは、裕太が見た幻・・・もしくは願望だったのか、
はたまたろうそくの灯が燃え尽きる前の一瞬の輝きがなせる...
37歳で医者になった僕 〜研修医純情物語〜 final case:僕が医者を続けるただ一つの理由【あるがまま・・・】at 2012年06月20日 23:36
佐伯教授@松平健が倒れたことで教授代行となった森下准教授@田辺誠一は
佐伯をホスピスに送ろうとするが、
紺野@草彅剛が医者なら目の前にいる患者を救うべきだと訴え、
紺野と話を...
佐伯をホスピスに送ろうとするが、
紺野@草彅剛が医者なら目の前にいる患者を救うべきだと訴え、
紺野と話を...
37歳で医者になった僕 研修医純情物語最終話(6.19)【まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)】at 2012年06月21日 00:08
「僕が医者を続けるただ一つの理由」
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ついに念願の「声が出た」のに、祐太(草なぎ剛)の恋人・すず(ミムラ)の容態、一気にピ~ンチ。加えて、ここにきて、なりふり構わず教授選...
37歳で医者になった僕~研修医純情物語~ 最終回【のほほん便り】at 2012年06月21日 07:09
第11話「僕が医者を続けるただ一つの理由」2012年6月19日 7年ぶりに声を取り戻したすず(ミムラ)の容態が急変し、そのまま危篤状態に陥る。祐太(草なぎ剛)は意識の戻らないすずに付...
37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜 第11話(最終話)【ドラマハンティングP2G】at 2012年06月21日 16:52