2011年03月08日

実録 中国唐山地震

1976年7月、唐山市付近を震源としたマフニチュード7.8の地震。
24万人以上の犠牲者を出した唐山地震は、
20世紀最大の被害を出した震災と言われてるそうです。

映画『唐山大地震』では、瓦礫の下で生き埋めになった双子の姉弟と、
そのどちらかしか助けられないと言う、究極の選択を迫られた母親のその後、
32年間抱え続けたそれぞれの想い、運命の再会を見せてくれます。
こんなヒューマンドラマも実際にあったりしたんでしょうかねぇ。。。


名古屋市公会堂での試写会。
仕事が休みで時間の余裕もあったので、初めて自転車で行ってみました。
近くてもどこでも車で移動する私にも、全然イケるじゃーん♪
気持ち良かったし、毎日走りたくなった。。。
って家族はみんな信用しないけど(笑)













「息子を」。。。断腸の思いで救助の人に呟く母親。
その言葉は瓦礫の下で挟まれて動けない娘の耳にも届き、
涙を流す姉の小さな胸の内はどうだっただろうと、
母親に見捨てられる辛さを思うと胸が苦しくなりました。

死体置き場で息を吹き返した姉は、養父母の元で心を閉ざしたまま成長。
母親と生き延びた弟の方は、切断した左腕のハンディがありながらも
会社経営するまでに成功し、母親のために家まで買って親孝行息子。
それでもこの場所を離れることは出来ないとそれを拒み、
死んだ夫と娘を弔い続ける母でした。


中盤まではお互いの家族の成り行きをただ見守ってる感じでした。
そんな中国映画に、韓国映画の『TUNAMI』を思い出してたんですが、
お国柄の気性の激しさが苦手で、ちょっと引いて見ちゃう場面もありました。
感情的に叫んだりする見せ方がどうしても受け入れられないんですよね~。

息子を失くした義母が、唯一の孫を無理やり引き取りに現れる場面も、
それまでの嫁姑関係が見え難いせいもあって、無理がありました。
バスを見送る母と、出発後にバスが停車すると降りて走り寄る息子。。。
ベタすぎて昭和のニオイがして、泣かせようと作ったシーンとしか思えなかった。

他にも、息子の嫁との確執を無理やり作って見せたり、
必要ないと思えるシーンでラストまで持たせてるようにさえ感じました。

でも近くの席のおばちゃんは泣いてた。
と言うかこのおばちゃんはず~っと泣いてましたねぇ。
ドラマを見すぎてしまった私が素直じゃないのかしら?とも思いながら、
そっかぁ、そういう作品なんだって。年配の人には特にハマッたのかもしれない。
親子ものは好きなんだけどなぁ。。。

しかし、初日興行収入が『アバター』を超えたって宣伝はどうなの?
全世界が泣いた!ってのもねぇ。。。期待させすぎのような。


四川大地震で救援に駆けつける弟と、カナダから救護にかけつけた姉。
そこで身の上話をしていた男が、自分の弟だと知り…
偶然の再会。
ここから涙腺が緩み始めたんですけどね。

わが子のように育ててくれた養父母に感謝しながら、
実の母親に捨てられたと言う殻に閉じこもり生きて来た娘と、
娘を見捨てたと言う十字架を背負って生きて来た母。
二人を引き合わせたのは、頼もしく成長した息子。

このラストだけが見せ所。
母親が自分を捨てた理由よりも、その思いを背負いながら32年間、
再婚もせずその場所に留まり、夫と死なせてしまった娘の遺影を飾り、
弔いながらも自分を責め続けて来た母を知った娘。
母と抱き合い確信した母の愛。
やっと胸のつかえが取れたように…泣き叫ぶ娘に涙(/_;)


しかし、数日前の明け方に地震(震度3)で目が覚めたんですけど、
何も出来ないですね。揺れが止まるのをじっと待つしかない自分に、
ドーンと来ても運に任せるか死ぬしかないなと思いましたもん。
東海大地震は来るんだろうか。。。(||゚Д゚)ヒィィィ!


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