2011年02月11日

死後の世界…ヒア アフター

クリント・イーストウッドがメガホンを取り、
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた、
死と生をめぐる感動的なストーリー。

そして主役の霊能者を演じるのはマット・デイモンと来れば、
期待しない訳がありませんわ。
嬉しい試写会3週続きのラストは、『ヒア アフター』。。。死後の世界。

世にも奇妙~的なお話も好きなので、どんな内容なのかワクワク。
怖いんだろか、泣けるんだろかと期待は高まります。











津波にのまれた時の臨死体験をどうしても忘れることができずに過ごしていた、
フランス人ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)。

リゾート地での津波のシーンからスタートしたのは迫力ありました。
韓国映画の『TUNAMI』を思い出してましたけど、
振り返ると、スピルバーグを感じさせたのはココでしたかねぇ。。。


ネタバレあります。












アルコール依存の母親を心配しながら
双子の兄・ジェイソン(フランキー・マクラレン)と一緒に助け合って生きて来た、
イギリス人少年マーカス(ジョージ・マクラレン)。

いつも頼りにしていた兄を突然の事故で亡くし、立ち直れずに居たマーカスは、
兄と会いたくて霊能者たちを訪ね歩きますが、どれもインチキで…
そんな時、あるHPを見つけます。。。


かつて霊能者として知られたものの、次第に自分の才能を嫌悪し呪い、
その才能を封印し肉体労働者として孤独な日々を生きていた、
アメリカ人のジョージ(マット・デイモン)。

国籍も違うこの3人が、引き寄せ合うようにロンドンで巡り合います。
この運命は神が導くのか、それとも死者の力によるものなのか。。。


私は死後の世界も不思議な現象も、信じる信じないで見てない気がします。
興味があるので簡単に引き込まれちゃいますけど。
流されやすいタイプかも?

イギリス人少年のマーカスを見ながら『シックス・センス』を思い出してました。
あの作品は大好きで、真実が見えてから観返しても面白かった~。
辻褄合わせに違和感がなくてまた感動します。

こういう不思議な現象って現実にあると思うんですよね。
虫の知らせや胸騒ぎ、第六感、予知夢…
後づけでもいいじゃないって。
あ、亡くなったおばあちゃんが何か知らせてくれた?って思えたら、
それはそれで感謝の気持ちも芽生えるし、思い出すし。

歯がボロボロ抜け落ちる夢は何を伝えようとしてくれてるんだろ?^^;













この3人が、それぞれを求めそれぞれの心を救い癒し合うことになる。。。
不思議な巡り合わせを感じます。
こうなるべくしてなったのか…運命って何?
そこに”死”は切り離せないもの?
死者(身内)は守ってくれているのか。。。


兄が死んでから、形見の帽子を被り続けるマーカス。
地下鉄のホームで風に吹かれて飛んで行く帽子を追い続け、
電車に乗れずガッカリしているところ、
発車間もない電車がテロによって爆破されます。


その後、なんやかんやとありまして~。
マーカスは念願だったジョージに霊視してもらうことになり…

死んだ兄・ジェイソンからの言葉を聞いて、涙を流す弟・マーカス。
今まで里親にも心を開かず無表情に毎日を送って来た彼の涙。
やっと救われる日が来た瞬間でした。
この兄弟愛に泣けました。
あの帽子が飛んで行ったことが偶然なのか、兄の仕業なのか、
それは当事者の判断で信じればいいこと。

「クリント・イースト・ウッドが贈る、生きてゆくために必要な希望のものがたり」
パンフレットに書かれた言葉を読み、
そういうことなんだなって納得できました。

希望を失くした時、人が生きて行くためには何が必要なのか。
それに出会った時、笑顔が生まれるんだと。。。


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どうしても早く観たくて大量応募にも関わらず、ことごとく外れた試写会… 公開週は、予定が入っているので、少し「お預けだ」と
映画『ヒア アフター』試写会にて鑑賞。【ほし★とママのめたぼうな日々♪】at 2011年02月19日 16:31
この記事へのコメント
トラバ、有難うございました。
重いテーマだけど、観た後はさわやかな気分になれました。
私からもトラバを送らせて下さいね。
Posted by ほし★ママ at 2011年02月19日 16:30
★ほし★ママさん

こちらにもありがとうございます。

死後の世界や、死んだ人への思いは生きてる人の思いですもんね。
信じる信じないよりも、そういうものが伝わって来て色々と考えさせられました。

今日から公開ですね。さて世間の評価はどうでしょう。
Posted by mana at 2011年02月19日 17:04
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