2010年06月23日

「告白」は一つだけではなかった

最後まで引き込まれ、あっと言う間の106分。
エンドロール中は放心状態で、雲を見つめてた。
これが『告白』なのかぁ。。。

「これが私の復讐です」
想像も出来なかったラスト。強烈でしたわぁ。。。

多くの方の感想が、「考えさせられる」、「言葉では伝えられない」など、
衝撃を受けた感想をチラ見し、気になって仕方なかったんです。
『アイアンマン2』よりもこちらを先に観ないことには、スッキリしない!
ってことで、内容は予習もせず挑みました。。。


ネタバレあります。



タイトルから、松たか子さん演じる1年B組担任教師・森口悠子が、
自分の思いや復讐心などを語るものだと思ってました。

そこから生徒や母親の「告白」へと繋がり、
別の視点からそれぞれの思い(真実)を見せてくれるんですが、
この流れと感情の見せ方が上手いと思いましたわ。
脚本も、BGMや映像も見事でした。
水溜りのスローシーンを見て、『わたしたちの教科書』を思い出しましたわぁ。

派手じゃなく、モノトーンのようなな重厚感って言うか、
その中で花や水など自然を上手く使って見せたりして、重くなりすぎない、
暗いけど明るく魅せてくれるワザありって言うか…
あ~上手く表現できない。































『Mother』で魅せてくれてる天才子役・芦田愛菜ちゃんも見られて良かった。
生徒たちが、ドラマで見慣れた子役たちではなかったことも、
良かったと思いましたわ。
いや~、まだまだスゴイ子役が居るんだな~って驚いて見てました。


実はそうじゃなかったんだ…
そういう見せ方も上手いですね~。人が人を見る目ってあるんだろか。。。

人の心なんてそんな簡単に読めるもんじゃない。
人の痛みなんてそんな簡単に分かるもんじゃない。

そんなことを改めて思い知らせてくれます。

「法律があなたを守るとしても、私はあなたを許しません」

これが世間の多くの被害者遺族の気持ちでしょう。
復讐することも許されない現実の中で、一生背負って行く悲しみ。
それは加害者よりも、忘れ去ることも出来ない苦しみ。

でも森口先生の「あなたを許しません」は、それとは違ってたんですねぇ。
恨み続けるだけでは済まされない復讐。
これは計算されたものかと言えばそれとも違う。
その時をずっとそっと待ってたと言うべきか。。。
やめることも出来たはずなのに…
森口先生は苦渋の選択をし、そして少年Aに賭けた。

この衝撃的ラストに、
良かったとも悪かったとも言えないんですよね~。
本当に考えても考えても結論や答えは出ない。
こうして書きながらも、どう気持ちの整理をして感想を書いたらいいのか悩む。
こんなに考えさせられた感想記事は今までにないかも~。
色んな意味で、簡単に書けませんねぇ。ハァ

少年法とは、誰のためのものなのか。
命の重さって、軽いの?重いの?




「あの子は、やれば出来る子なんです。ただ悪い友達に騙されただけなのに」

木村佳乃さんの登場に、またモンペアかと思ったんです。
『モンスターペアレント』でも見事な自己中母ぶりを魅せてくれましたけど、
今回も、こういう役はもうこの人しか演じられないだろうってほど、ハマッてました。

ところが、息子のことを歪んだ愛し方をしてると見えた母親も、
別目線から見せられると、親なら誰でもそうだろうと思えちゃって、ちと同情。
自分の子が他の子をそそのかして悪いことをしたんだって思う親は、
居ないに等しいと思えたし。まずは真実を知ろうとすることが大事ですけど。
子供を守ろうとするのが親。それは親の数だけ形は様々ってことですしね。
それが思い違いだったりすると、とんでもないことになってしまう。
「病んでる」では片付けられない深いものを感じてしまった。
病んでると言えば、Aの母親の方じゃないだろうかとか。。。

















KY教師・寺田良輝(岡田将生)は新学期早々、
生徒をあだ名で呼び、自らも 「ウェルテル」と呼ばせ、
生徒との距離を縮めることで「良い教師」だと思わせ、そして自己陶酔。
そうすることが生徒たちから慕われる教師だと疑わない自己満足型人間。
「僕はちゃんとみんなを見てるから!」と、熱血に猛アピール。
その姿を冷めた気持ちで見ながらも、先生に乗ってあげる生徒たち。怖っ。

森口先生がアドバイスすることも鵜呑みに、罠に嵌っていく寺田先生。
登校拒否のBの家に通い詰めることでも自己陶酔する姿を馬鹿らしく映す。
劇場を出る時に目にした『瞬 またたき』のポスター。
岡田君、これはマズイでしょう(笑)


















森口先生の、無表情で淡々と語る姿に目を奪われてました。
娘を殺された母親…
もう”人間”をやめてしまったのかもしれません。

復讐の鬼。。。

ここまですればもう十分だろうとか、
途中で自分の中の良心が制止させるんじゃないだろうかとか、
無意味なことをしている自分に気づくんじゃないだろうかとか…
そんな想像をしながら見守っていた気がする。
ありがちな、お涙ちょうだいドラマとは違ってたんです。。。

「娘の愛美は死にました。警察は事故死と判断しました。
 でも事故死ではありません。
 愛美は、このクラスの生徒に殺されたんです。
 犯人は二人。これからはその二人を、A・Bと呼ぶことにします」


殺意のあったAと、殺意のなかったB。
ところが、ある言葉がきっかけで簡単に殺意が芽生えるB。

「君は出来そこないだ」
そうAに言われたBは、逆に優越感すら覚え、笑みを浮かべた。。。

「あいつには殺せなかったのに、俺には出来る」
















気絶から目覚めた愛美を、何のためらいもなくプールに放り投げたBでした。。。

傍から見れば、そのせいでBは壊れてしまったように見えていたんですが、
Bの「告白」を見せられることで、それは狂っていたのでもなく、
本人はちゃんと考えていた行動だったことが分かります。
母親にエイズが感染しないように、食器をしっかりと洗っていたことも…

それが母親には見えないし、どうしたらいいのか全く分からない。
そしてもう「一緒に死ぬしかない」ところへ行き着く母親は覚悟を決め…
刺された息子は驚き、その包丁を振り回した。
母は死んだ。

少年法。。。

「精神鑑定」って何なの?って思わずにはいられませんでしたよ。
少年の気持ちが、他人の大人にどこまで理解できますか?
家庭環境、学校生活、成績、友人関係、そして症例などから、
それらに当てはめて書類にまとめられるんですかねぇ。
罰することではなく、更生させることが目的なんですもんね。


才能ある母親から、その才能を受け継いでしまったことが悲運とも映る少年A。
「馬鹿は馬鹿と結婚し、馬鹿が生まれる」
父親の再婚をそんな目で見ながらも、優秀でおとなしい良い子の顔を見せる息子。

発明品が全国大会で表彰されても、新聞に載ったのは小さな記事。
これじゃぁ別れた母親に気づいてもらえない。。。
その新聞で大きく騒がれていた記事は、
13歳の少女が家族全員を毒殺したルナシー事件。

これなら母親に会える。
自分を捨てて出て行った母親なのに。。。
母親に振り向いてもらうことだけを夢見て来たA。
そのAに「マザコン」と言って殺される、ルナシーを崇拝する同級生の美月。
分かり合えてたように見えてた二人も、そうじゃなかった。

みんな、13歳なんですよね~。。。ハァ


発明品の「びっくり財布」や「ルナシー」、「逆回し時計」、「遠隔操作爆弾」など
色々な伏線や繋がりも上手く見せてくれます。
よくぞここまでの復讐劇を考えたものだと感心します。

森口先生が、道路でへたり込んで嗚咽する姿が印象的でした。
それでも私は復讐するしかないのです。。。
そう思わせる、松たか子さんの名演技が各所で光ります。

果たしてAの作った爆弾は…
この結末は、見てる人それぞれが答えを出すこともできます。
ってそう言ったのは、娘でした^^;
なるほどね~。


観て良かったってことだけはハッキリと言えるんですが、
でもやっぱりこれはホント書き難いですわ~。
珍しくドラマではなく、映画レビューに気合が入ってしまった。
そのせいか、画像の大きさも枚数も、こんな使い方は初めてでしたもん。
どう伝えていいのか、繋げたらいいのか…
ただ重く受け止められたくなかったんです。
これは自分の目で確かめて欲しいですね~。


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13歳の殺人犯。 3歳の被害者。
「告白」(日本 2010年)【三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常】at 2010年07月30日 20:34



 予告編の短い告白だけで惹き付けられてしまった映画、告白を観てきました。
映画:告白【よしなしごと】at 2010年07月31日 11:48
映画「告白」公式サイト
映画「告白」映画情報(eiga.com)

○作品情報(eiga.comより)
監督・脚本:中島哲也
プロデューサー:石田雄治、鈴木ゆたか、窪田義弘
原作:湊かなえ
撮影:阿藤正一、...
映画「告白」【itchy1976の日記】at 2010年08月24日 19:18
7月17日 告白

TBアドレス
http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hum09041/10955203104/188b5f83

さや侍&X−MEN:ファースト・ジェネレーション&
エクスペンダブルズ&ディア・ドクター&
...
別館の予備(感想202作目 告白)【スポーツ瓦版】at 2011年07月17日 11:12
この記事へのコメント
こんばんは。
僕は、自分のブログでは書いてないんですが、
意外に冷めた感覚で観ていました。
これは法律とか倫理観とか、そういう物差で見るんじゃなく、
徹底的にエンターテイメントに徹した復讐劇かなと。
放送禁止用語を思いっきり電波に乗せる、みたいな
禁じられた爽快感みたいなものを表現してるような
気がしたんですよね。
正直、ちょっとズルイなとも思うんですよね。
実際に起きた事件を、少しずつつまんできてるむきもあるし。
また、こういうことを言うと、あなたは映画を素直に
楽しんでないって、言われてしまうんですけど(笑)
やっぱ僕は、単純な娯楽映画がよいな〜(笑)
Posted by SHINGO。 at 2010年06月23日 18:29
こんにちは~♪
なんというか、、、とにかく凄い映画でしたよね。
凄いとしか言いようがない気がします。
面白い!ってわけでもないし、楽しいはずもない、観ていて気持ちが沈むんだけど、強烈に引きつけられる―そんな映画でした。

私は、この映画の魅力って、いかにも現実にありそうな仮面をかぶった究極の作り話ってところにあると思うんです。
確かに現実でも子ども絡みの恐ろしい事件は起こっていますが、これには何か異質なものを感じました。その異質なものが物の見事に負の連鎖で繋がっていくので、変な興奮と気持ち悪さがありましたよ~

松さんは見事でしたね。
それに少年AとBが上手過ぎ。ビックリしました。
Posted by 由香 at 2010年06月23日 18:36
いつもながらの凄い筆力・・・
特に、今回魂篭るmanaさんのレビュー作品ですね~
って、興奮しながら、読む私

まだ、公開中なので、あまり書けないんですが
manaさんのレビューは、ネタばらしのようで
肝心な所は上手に暈してますね~オミゴトです!
思いやりたっぷりな綴りです
これでは劇場へGOしたくなりますって


告白しすぎな、悠子でしたが
13歳の少年に、大人の言葉と感情をそのまま突き刺し伝えてどう感じたか?
な告白でした


まだ、社会というルールを良く判ってない
「アイシテルー海容ー」ドラマの少年な立場ですよね?
被害者には、冷静な感情なんて持てないんですけど

どっちに気持ちを持って見るか?難しいんですよね

犯人二人の動機も、同じようなものに思えました
「認められたい」
という単純な心意

「母親を求める気持ち」
と、
「相手に出来なかった事を自分はできた優越感」
に分かれましたが

A、Bどちらとっても、救いがたいものです
13歳ともなると、自分の気持ちを親に中々言わなくなってしまう傾向があるし
特にBのモンスターな母親が、言わせない接し方だったのかな?
見栄っ張りなところ丸出しだったし
優越感で、命を奪い取ったBだけど、親には感染を防ぐ少年ならではの行動
(悠子は、ほんとに混入させたのかどうか怪しいですが)

命の大切さは、親に対して感じるものかと思ったけど
結局奪ってるし

Aは、どこまでも冷たい判断
さらに、仲良くしてる女の子にも最後まで心開かず、揚句に痛い所を突かれたら
逆切れして・・・

悠子の告白・・・ほんとに、その結末なのか?
Aの一番の弱点を掴んだ悠子が、一番大事なものをAから奪い取り
Aを断末魔の叫びへ導く

結果的にBと同じ経路を辿るのか?

予告にあった「どっかーん」もビビッたけど、この台詞、いつもの松さんなのに
いつもの松さんじゃない魅せ方でした

原作を読めば、ネタバレそのものなので、書いてもいいかな?
と、思えるけどやはりやはりそこは・・・


これ以上、書けません
監督の中島さんが、他の悲惨な作品でも同様にエンターティナー的な作り方をしなければ
マトモに見れないと踏んで、この監督で進めたのかな?と思いました


上映が終わっても、周りの人が誰一人席を立たずに
一斉、携帯をカチカチしてる光景に驚きました
(皆さん、自分のブログに記事アップなのか、メル友へ報告なのか?)
・・・・時代を感じました


芦田愛菜ちゃんの凄さがスクリーンでも堪能でしたでしょ?
気絶の芝居上手かったでしょ?


そして、今夜ついに最終回です
ツグミちゃん・・・施設に留まる道を選びそうで(大人の選択をする)涙・・・


この画像は、予告からですか?

manaさんの文才、筆能力に、唸りながら
何故、娘さんが図書館で学問に燃えるのかも頷けますね~
集中力が高いDNAですね
と、納得納得なところで閉めます
Posted by のだめ at 2010年06月23日 19:02
★SHINGO。さん

こんにちは~。

>僕は、自分のブログでは書いてないんですが、
>意外に冷めた感覚で観ていました。
あれ?SHINGO。さんの感想からしっかり伝わって来ましたよ。
冷めた気分で描いたかのような似顔絵もヾ(゚∇゚*)オイオイ
君はそんな仕事をする人じゃなかったでしょっ。
記事のオチに使うんじゃない(笑)

>徹底的にエンターテイメントに徹した復讐劇かなと。
>放送禁止用語を思いっきり電波に乗せる、みたいな
そう言う冷静さがまたSHINGO。さんらしくて、
これは素直じゃないってことではなく、なるほど~って思えます。

>正直、ちょっとズルイなとも思うんですよね。
>実際に起きた事件を、少しずつつまんできてるむきもあるし。
私はまんまとハマッてしまったかも。(単純なの)
少年Aがサイトに載せた動物の死骸を見せられた時とか。
残虐な行為ではあるけれど、それは母親に自分を見つけてもらうためだったり。
実際に起きた事件を思い出させながら、
実はそういう中にも、別の真実があったのかもしれないって思わせたり。
「動物を殺せる子だから」とか「人を殺す前に動物で試した」とか、
そんな簡単に片づけられるもんじゃないなって。
A少年は、殺人が悪いことだって教えてもらわなかったって言ってたでしょ。
そんなこと、教わらなくても自然と分かるものだと思うんだけど。
物が壊れるって感覚と同じなのかな?あの母親も壊れてたけど。
子供を育てるって、大人たちが凄い責任を負わされてるんだと思った。

ちょっと重いか^^;
SHINGO。さんを観に行かせる暗示にかけてごめんね~(笑)
『踊る大捜査線』でスカッとしよう!


★由香さん

こんにちは~。

>凄いとしか言いようがない気がします。
ホントそうなのよ~。
まずどこからどうやって感想を述べたらいいのか分からなくて、
由香さんの言葉を思い出してた。こういうことだったのか~って。
ドラマの感想もそうなんだけど、色んな人の感想を読んじゃうと、
もう書けなくなっちゃうの。自分が最初に感じたことを書きたいのでね。

だから、書き終えてから由香さんとこへ飛んでったよ。
もうお腹いっぱいだった(笑)

由香さん、上手くまとめるわ~。改めて感心しちゃった。
ピタゴラスイッチの負の連鎖なんて上手いこと言うわぁ。
この物語を下手に説明したくないって気持ちも理解できたし。

>私は、この映画の魅力って、
>いかにも現実にありそうな仮面をかぶった究極の作り話ってところ>にあると思うんです。
ほら~、また由香さんいいこと言ってるぅ。
それで現実で起こった事件を思い浮かべさせるんですよね。

隣の席の生徒をナイフで刺した事件。
その時の15歳の女子高生の気持ちなんて理解できないですもん。
この子に「告白」させたら、何を語り始めるんだろう。。。

松さんや無名の少年たちが見事に魅せてくれましたね。
美月役の女の子も光ってました。
Posted by manamana at 2010年06月24日 18:40
★のだめさん

>いつもながらの凄い筆力・・・
やめでげれ~(/。\)ヾ(゚∇゚*)カオルコカ!

のだめさんの筆力&想像力には負けますって。

でもねぇ、こんな書き辛い映画は初めてでしたよ。
のだめさんもそう感じたでしょ?

>肝心な所は上手に暈してますね~オミゴトです!
>思いやりたっぷりな綴りです
>これでは劇場へGOしたくなりますって
本当にぃ?思いやりなんて嬉しいな~。
そんなことまで考える余裕はなかったんだけど。

【劇場へGOしました】ってクリックつけられないかなぁ。
そしてその度に…チンジャラジャラ♪
もっと頑張れるよ私(笑)ヾ(゚∇゚*)オイ
最近こんなことばっか言ってるわ。
趣味で疲れててどうする。よってその代償を求める傾向が(≧∇≦)ノ彡 バンバン!


>告白しすぎな、悠子でしたが
このことを、誰も家で両親に話したりしないんだな~って。
それも現代の子達を見せてるんだろか?

>「アイシテルー海容ー」ドラマの少年な立場ですよね?
>被害者には、冷静な感情なんて持てないんですけど
>どっちに気持ちを持って見るか?難しいんですよね
このドラマも考えさせられましたよね~。
被害者家族と加害者家族の立場も。
子供を持つ親はどちらにも成り得るってことを考えると怖かった。
どちら側の親も、ちゃんと子育てをしてたはずなんですもんね。
幸せにどっぷり浸かってると見えなかったことが、
こんな形で見えて来るってねぇ。。。皮肉なこと。

>優越感で、命を奪い取ったBだけど、親には感染を防ぐ少年ならではの行動
>(悠子は、ほんとに混入させたのかどうか怪しいですが)
モンペアでも、少年Bは親思いな子に育ってたことが見えた瞬間でしたよね。
血液混入は、旦那さんが必死で止めたシーンを見せてたので
諦めたんだと思ったけど、そこも視聴者任せ?

>さらに、仲良くしてる女の子にも最後まで心開かず、揚句に痛い所を突かれたら
>逆切れして・・・
でも我に返っても変わらずだったのが怖いね。

母の死だけには涙を流すって…
その他のものには「命」の重さなんて全く感じてなかったのか。

松さんの無表情の中にも「何か」を探りながら見てた。
道路でへたり込んでの嗚咽する様子に、それが見えた気がしたわぁ。
凄く印象的だった。
ホント魅せてくれましたよ。ドッカーンと。

>マトモに見れないと踏んで、この監督で進めたのかな?と思いました
私も、これは原作なら読めないだろうと思った。(って小説は読まないけど)
だから見せ方が上手いって感じたのよね~。

下の娘が(図書館好きの方ね)『下妻物語』が大好きなの。
何度もリピしてるよ。

>上映が終わっても、周りの人が誰一人席を立たずに
>一斉、携帯をカチカチしてる光景に驚きました
これを、のだめさんが言ってたでしょ。確認しちゃったよ~。
でもガラガラの劇場内、数組しか居なくってシ~ン。みんなボーッとしてたよ。

>芦田愛菜ちゃんの凄さがスクリーンでも堪能でしたでしょ?
>気絶の芝居上手かったでしょ?
プールへ放り込まれたのも愛菜ちゃんだったの?
人形じゃなかったよね?心配しちゃったわぁ。そこまで?って。
でも彼女ならやるかも。。。そう思わせる女優魂が彼女にはある!
恐るべし5歳。あ、6歳の誕生日を迎えたらしい…けどまだ6歳って。。。

>ツグミちゃん・・・施設に留まる道を選びそうで(大人の選択をする)涙・・・
最終回も素晴らしい演技を魅せてくれましたよね~(/_;)
もうオファー殺到でしょ。

>manaさんの文才、筆能力に、唸りながら
>何故、娘さんが図書館で学問に燃えるのかも頷けますね~
ぎゃははははははは _(__)ノ彡☆ばんばん!
ここへ来てもう噴き出しちゃったわ!

学問には燃えてないと思うよ。そんな自分に酔ってるんだと思う(笑)
集中力が持たないとこも似てるもん。
のだめさんが納得して閉めてくれたのに、すんまそ~ん!^^;
Posted by manamana at 2010年06月24日 18:47
たしかに見る人にとって
印象の変わる作品ではありますね。

先生にとっての復讐は
自分と同じ苦しみ=愛すべき人を失わせる事であり

また、同じ苦しみを味あうことで
初めて自分が犯した罪の重さを感じ
更正の道を歩むことが出来るのかなって

冒頭でいじめられてた中学生が
モンシロチョウを握りつぶす

ああいうとこに命の重さとかを感じるんですが

蚊やハエ、ゴキブリを発見するや
容赦なく叩き殺す自分はどうなんだと
ふと自問自答してしまいますが(; ̄∀ ̄)ゞ

ま、こうして考える事に意義があるという事で
そこから先の答えは見る人の判断に委ねられるって事でしょうね。

それにしてもこの作品のために
13歳の中学生をキャスティングしたというのに
何故R-15指定になったのかなと思う
今日この頃でございます。
Posted by ikasama4 at 2010年06月24日 19:24
こんにちは♪

いやいやいや…
この映画は色んな意味で凄い映画だったと思います。

「もう一度観たい映画か?」
と聞かれればそうではなく、
かと言って退屈な映画だったわけではなく、
むしろ忘れられない程の強烈なインパクトがあり…。

人間ならば誰もが持ち合わせるであろう
愛する気持ち、愛されたい気持ちが
こんなにも無数の表情を持っていて
紙一重でどうにでも変わってしまうという感情の恐ろしさを
改めて見せ付けられた気がしました。

果たしてこの映画をどう受け取るのかは
やはり…観客に委ねられているという事なのでしょうね。
Posted by テクテク at 2010年06月24日 22:14
★ikasama4さん

『告白』と『Mother』最終回、続けてのレビューは堪えるわぁ^^;

この映画は凄かったですね~。

>たしかに見る人にとって
>印象の変わる作品ではありますね。
下の娘は感動し、上の娘は淡々としてた。
私の読み通りだったけど。

こういう作品って、軽く見れない性分なので、
皆さんの感想を読みながら、どんどん奥へ奥へと考えさせられちゃう。
ホント色んな見方がありますね~。

ikasama4さんの「モンシロチョウと蚊」、おもしろい。
おもしろいってのは変な言い方だけど…
こんな時に、オモンシロチョウって言ったら怒る?ヾ(゚∇゚*)オイ

何だかね、命の重さって…
重いに決まってんじゃん!とは言えなくなってしもたよー。
いや軽くはないんだけども。

『あなたは今年の夏、蚊を叩き潰すことができますか?』
これ、重い題材だと思うんだけど。。。

>また、同じ苦しみを味あうことで
>初めて自分が犯した罪の重さを感じ
>更正の道を歩むことが出来るのかなって
目には目を…
それでいいのか?とかね。この映画は敢えてそこをドッカーンと見せた。

神戸で起きた事件の、あの少年の「今」を考えると、
懺悔の気持ちを持ち続けることは、
更生の道を妨げることにならないのかとか…更生って何?
「普通」の生活を送ることが出来てるんですかねぇ。
更生するための標的・餌食に殺された子の親はタマランよ。

映画の中の少年Aの場合、更生させるってどういうことなの?
どこから更生させるの?何を「普通」に戻すの?
母親以外の人間は馬鹿で愚劣だと感じてる少年を、
どんな方法で「更生」させられる?

こんなことを考えることに意義を感じるより虚しくなる。
自分には答えが出せないから。
そこがスッキリしない原因なのかな。

>13歳の中学生をキャスティングしたというのに
>何故R-15指定になったのかなと思う
私も何故だか考えた。でね、
これは子供には理解できないかも~。(それでもR12でも良かったか)
読解力のない子供に見せても勿体ないぐらい。
これから親になる若い人や、色々感じた思春期を過ごして来たからこそ
分かる年齢の人が見るから、ここまで考えさせられるんだな~って思えた。

な~んてね。偉そうにσ(^_^;
Posted by mana at 2010年06月26日 13:33
★テクテクさん

こんにちは~。

テクテクさんにまた助けられましたよ~。
凄い読みだね。ホントそうだと思った。

この映画を観てない人に「どうだった?」って訊かれても、
どう答えていいのか分からない作品。難しいわ~。
そう、もう一度観たいとは思えない。でも傑作だと思う。
いや、もう一度見返したいシーンは何か所かある。確認?^^;
描き方(見せ方)が上手いと思ったし。

今回は記事に書き辛かったです。そんなこと初めて感じた。
書き難いものは、書かないか簡単にまとめちゃうのに、
この映画の感想はそんな風に片づけたくなかった。
ホント、不思議な映画を観ちゃったわぁ。

この作品は観る人の解釈ってのもあるけど、
テクテクさんが感じたように、
多感な中学生時代を過ごして来た我々にしか見えないものってのがあるんですね。
同年代の中学生に見せて、「こういうことは悪いことなんだよ」
なんて今更教えるような映画じゃないんだって改めて思った。
でも、中学生にも観て貰って、感想を聞きたい気もするけど。
きっと…
「凄いと思いました」なんて感想の中に、優等生な感想文を書いちゃう子も居るんだろうな^^;
ウェルテルに対する冷めた生徒たちも怖かったもん。
Posted by mana at 2010年06月26日 13:38