2010年05月20日

『Mother』 第6話

こういう方法で来ましたかぁ。。。養子離縁届。
育ての親ができること、それは前回が見せ場でしたしね。
これから先は葉菜の役目…
「私が守ります」

それぞれの母の思いに、今回も涙涙でした。。。

身を切る思いで決断した母・籐子と、真実を知った妹・芽衣と果歩、
その様子をランドセルを背負ったまま涙を流しながら見る娘・継美。
このシーンは見せ場でした。・゚・(*ノД`*)・゚・。

室蘭へ帰ろうと決めた継美が、ここへ来た道のりを思い出しては、
漢字ノートに一つずつ書き記して行く姿が健気で。
そんな漢字ノートを忘れるも、怪しまれないようにノートは諦めた。
記憶を辿って駅へ向かうなんて…できませんよ。
こんな小さな子が必死になって、母親・奈緒を守ろうとしてる(・・、)


で、以前もガッカリしたんですけど、
感情移入してる所をプツンといきなり切られる、
CMの入れ方をどう考えてるんでしょうかね。二度も信じられませんわ。


「どうして自分の子供じゃない子と一緒に居るの?」
「継美は私の子供です」

室蘭の行方不明事件を思い出す果歩の言葉に、
「継美を連れて出て行きます。お母さんたちは何も知らなかったことにして下さい」

「出て行く出て行くって、知らないで済むはずないし。
 家から犯罪者が出たんなら。お母さん、会社経営してるんだよ。
 果歩も内定決まったばっかりなんだよ。
 このまま出て行かれて、逮捕されて、
 私たちは何も知りませんでしたで済むと思う?
 私、明日手術なんですけど」

芽衣の言葉に、本当のことを話す奈緒。
「あの子は、継美は、私の子じゃありません。
 あの子は、継美は、私が誘拐して来た、教え子です」

継美を元の所へ戻そうと話す籐子に、
「お母さん。私の戸籍を外して下さい。…」
「私は迷惑がどうとか、そんな話をしてるんじゃないの!
 あなたを守るために話を」
「戸籍を外してこの家を出ます。家族関係じゃなければ、
 世間に鈴原の名前が出ないと思うし。隠し通せると思うの」

それぞれが、相手を守ろうと必死です。


継美が覚悟を決めた日の朝。
「忘れ物ない?」
「あ、漢字ノート」
「今日、月曜日よ。国語ないんじゃない?」
「うん」
「要るの?」
「行って来ます!」
「行ってらっしゃい」

こういう時に限ってうっかりさんなはずの奈緒は、
時間割がしっかり頭に入ってる、しっかりさんなのでした。

給食費の入った封筒を確認すると、外から奈緒を見つめる継美。
その姿を目の奥に焼き付けるように。
そして向かった先は…

〈お母さんへ。
 大好き。お母さん。継美が書いた手紙だよ。読んでね。…〉

一枚ずつ、漢字ノートのページを剥がしながら手紙を書いた継美。
泣きながら、覚悟を決めて…

〈お母さん。ありがとう。お母さんになってくれたの、ありがとう。
 お母さん。だ~い好き。お母さん。ずっとだ~い好き。大事大事。 鈴原継美〉
(T_T)

机の上の漢字ノートを抱えると外へ飛び出し、継美を追う奈緒でした。


もしやうっかりさんの所に?
理髪店スミレの前には駿輔が。血相を変える奈緒に、
「あの子。居なくなったのか?」
「どこに行ったか分からないの」
一緒に探しに行く駿輔。
その様子を見たスミレの常連客・多田(高橋昌也)が、駿輔の名刺を見て…


「これ以上行ったら心中だよ。あんた十分やったよ。十分母親代わりした
 何これ?」
「すきなものノート」
「すきなものノート?…好きなもののこと考えると楽しくなるんだって」
「逃避か」
「あの子は、私と居ても同じように。。。」
「結局あんたのしたことは無駄だったってことだよ。…」
「。。。違う。これはすきなものノートじゃない」
「何?」
「帰り道。室蘭への帰り道。私と継美が歩いて来た道」

〈青色の電車。波の模様のバス。真っすぐのエスカレーター。手、繋いだ階段。
 52階建てのビル。緑色の電車。キディランド。怒ってるみたいなマネキン人形。
 ペンギンの看板。坂道。歩道橋。転んだ所〉

継美の記憶力もしっかりさんで驚きますけど、
「おもちゃ屋さん」って言わないところや、
マネキンなんて言葉をを知ってる継美の凄さ。52階まで数えたことも凄いけど。
小学1年生にして、手紙の行間を考えて書くなんて凄いことですもん。
突っ込みたいところをそうさせないところに感心しますわ。
さすが名子役だと思わせます!


「継美は室蘭に帰ろうとしている。
 あの子が心配してたのは、自分のことじゃなかった。私のことだった」

諦めかけていた奈緒の気持ちが、
継美の気持ちを知ってまた沸き起こる母性を感じるシーンでした。

「放っとけばいいって!本人が帰ろうとしてるんだから…」
「ウソしか言えないの。あの子はウソでしか、本当のことが言えないの」
「貸して。。。28番って?」
「多分、宇都宮から乗ったバスの降り口」
「同じ番号に乗ったって、帰れないよ」

その頃、婦警に呼び止められる継美。
そりゃランドセルも目立ちますしね。

「継美!」
「。。。」

「お母さん?」と婦警に訊かれても黙ったままの継美。
婦警が奈緒の方に歩いて行くと、
「お母さん。お母さ~ん!」。・゚・(*ノД`*)・゚・。
「バカ~。ここが帰る所。継美とお母さん、二人で居る所が帰る所なの」

   【追記】 この婦警さんは、高畑こと美さん。高畑淳子さんの娘さんでしたよ!
        (シャブリさんの情報に感謝)


養子離縁届の用紙をテーブルの上に広げる籐子。

「今書きます」
「書き終わったらすぐ出てって。私たちは何も知らなかったことにするわ」
「はい」

果歩が奈緒のことを庇いますが、
「お母さん、あなた達を守らなきゃいけないの!
 母親として、芽衣と果歩を守らなきゃいけないの!」
「だったら奈緒姉ちゃんも守ってよ。おかしいよ。三姉妹でしょ?
 何で奈緒姉ちゃんだけ見捨てんのさ!。。。
 何?”養子”って」

「芽衣、あなた、部屋で寝てなさい!」
「うるさくて寝れないよ」

「お母さん、話すね。
 お姉ちゃんさ、お姉ちゃんじゃないの。お母さんの娘じゃないの。
 芽衣と果歩が生まれる前に、施設から引き取られて、養子にして貰ったの」

「ウソばっかり!」
「果歩、うるさい」
芽衣は今までの違和感がスーッと解けた気がしたでしょうね。

「書いちゃダメ!!」
「うるさいって!」
「奈緒ねえが居なくなったら家族じゃなくなっちゃうんだよ!
 一人見捨てたら、家族ごと捨てたのと同じになっちゃうんだよ!」

このやりとりを後ろでただ座って見守る継美には辛すぎますわ~(・・、)

判を押して手渡すと、果歩と芽衣に謝り、継美の手を握る奈緒。
「ランドセル、もらっていいですか?」
「あなたのものよ」
「ありがとうございました」
。・゚・(*ノД`*)・゚・。


入院治療することになった葉菜の病室を訪れた多田。
「あんたを訪ねて来てた、女性を見かけたよ。30半ばの。
 何か随分と慌ててたようだ。あ、男性も一緒だった」
「そうですかぁ」
「あの女性。ひょっとして」
多田の言葉に頷く葉菜。

名刺を貰って、駿輔に電話をする葉菜に、
「あ、望月さんですか?お電話ありがとうございます。。。
 望月さん。切らないで少し待てますか?
 面白いことになって来ましたよ」

駿輔の目に映ったのは…
暗闇を歩いて来る、コンビニの制服姿のままの仁美の姿でした。。。


奈緒と継美が泊まるビジネスホテルに現れたのは葉菜。
「一緒に来て。いいから一緒に来て。
 私が守ります。あなたたちは、私が守ります」

葉菜の「余命3週間」って医師の言葉が気にかかりますが。。。


あ~、今回もあっと言う間の一時間でしたわ。
涙が溢れて仕方なかったです。
母親目線の泣きツボには参ります。


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この記事へのコメント
奈緒は二十数年自分を育ててくれた家族を
籐子は養子とはいえ二十数年共に過ごした娘を
継美は自分を守ってくれた奈緒との絆を
芽衣はお腹の子を
葉菜は自らの命を

それぞれが自分が大切にしたい人を守るために
自ら犠牲を払っていく

その姿がたまりませんね。

特に最後の葉菜には思いっきりヤラれました。

奈緒と継美を守ること
それが今の葉菜の生き甲斐になってますね。


>感情移入してる所をプツンといきなり切られる、
>CMの入れ方をどう考えてるんでしょうかね。二度も信じられませんわ。
ああ、それは分かります。

時々NHKでやってくれるといいなって
思うことが多々ありますので ̄▽ ̄ゞ

でも、そうなると数字が途端に取れなくなるんですよねぇ。
Posted by ikasama4 at 2010年05月20日 22:01
★ikasama4さん

>それぞれが自分が大切にしたい人を守るために
>自ら犠牲を払っていく
>その姿がたまりませんね
これは言葉ではなく伝わって来るので、ホントたまりませんね。
泣かせようと見せなくても、演じてる人で泣ける。上手いですわ。

>特に最後の葉菜には思いっきりヤラれました。
ikasama4さんはここでヤラれちゃったんですね。
もしや息子目線入ってませんでした?^^:

私は、さぁ葉菜の出番よ!って感じだったかも。
ここからは葉菜の秘密と、血は水より何なのか…
を見せて貰えますかね?
「養子離縁」によってバトンタッチされるとは…
ヤラれました。

>時々NHKでやってくれるといいなって
>思うことが多々ありますので ̄▽ ̄ゞ
逆にNHKのドラマを見てると安心しますね。
本当に集中できますもんね。
そう思うと、シーンに違和感を感じさせないチェンジはちゃんと考えられてるんですね。
当たり前のようで、そういうバランスも見事!(龍馬伝を思い浮かべて語ってますが)
ドラマだけでなく、CM後にまた少し前から流されるのもげんなり┐(´-`)┌
Posted by mana at 2010年05月21日 10:53
mana様、こんにちは。
CMについてはーっ・・・
これで米買ってる人もいるので
どうかご容赦を願いまする。

さて、とにかく
登場する女優たちの
一歩も譲らぬ演技合戦に
おおーっと思うばかりのこのドラマ。
そこで主役を演じる継美の名演技に
うひょーっとなる毎週水曜日でございます。

継美が時々天才すぎるという方もいるのですが
現実に継美を演じる・・・しかも五歳児が
いる以上・・・それが現実というものなのですな。

天はけして人間を平等には作らないのです。

男たちの影が薄いドラマですが
駿輔がなんとか
へばりついてよかったですねえ。
まあ・・・あくまでサポーター・ポジションですけど。

とにかく優秀でかつ善人だらけの
鈴原家に対して
謎の女、葉菜。
誘拐犯、奈緒。
捨て子、継美のトリオ・ザ・裏街道。

そして・・・孤独な悪女・仁美。

いよいよ・・・母たちの仁義なき戦いも
終盤戦に突入しましたな・・・。
あと・・・どんだけ泣かされるのかと思うと
背筋が凍る思いでございまする。
Posted by キッド at 2010年05月21日 16:39
★キッドさん

こんにちは~。
CMについては…
寛大な心のキッドさんに免じて許すでござるよ(* ̄▽ ̄)y-ヾ(゚∇゚*)ナニサマ

>登場する女優たちの
>一歩も譲らぬ演技合戦に
>おおーっと思うばかりのこのドラマ。
もう内容にも心惹きつけられちゃうんですけど、
役者さんたちの名演技に涙涙ですね。
キッドさんまでも泣かせちゃうんですもんね~♪アッパレ
悪魔の目にも…ヾ(゚∇゚*)コラー

子役の「泣きの演技」が自然だと、グッと来ますね~。
清史郎君の「こんなところへは来とうはなかった!」の時には、
ガッツリやられちゃいましたからね~。
あの年にして凛々しい男泣きは流石。

今回の継美役・芦田愛菜ちゃんのあのタレ目顔に泣き顔。
もう反則だ~(/_;)
挙動不審を演らせたら見事です。目の動かし方なんて…
私より人生経験豊富でしょってぐらい。
それが現実なんてね~。ただただ驚くばかり。
そしてこの世の不平等さに、どっかで辻褄合うようになってるんだと、
自分に言い聞かせ(笑)

言われてみれば、男たちの影は薄いですね。
邪魔じゃない程度でちょうどえぇ(笑)


キッドさん、「あの議員」が気になっちゃいましたね。
大した話じゃなかったんですけど、ごめんなさい。
スルーできないキッドさんを想定せず(笑)

お隣の議員席のボタンを押した、若林議員(元農水相)。
「魔が差しました」で辞職したことを、ふと思い出してました。
魔が差したのは10回。。。ウケました。オイ

そして「口蹄疫」で赤松農水大臣は御苦労だな~とか、
(地元議員なので昔見たことがあって何だか身近に感じてるだけですが)
呪われた農水省を感じます。
キッドさんの政治ネタも面白そうですよね~。
書かせたらキリがない?たまにはそんなのも書いてほ・し・い♡(笑)

「SFドラマ 猿の軍団」は見てないです。と思うけどな~。。。
今見てみたいですね~。若い高橋昌也さんも。
「猿の惑星」は夢中で見てましたよ。あの口と目の動きは今でも印象に残ってる。

こうして色々な話に広がるのが好きなんですσ(^_^;
キッドさんはちゃんと拾ってくれるし♪

しかしどんだけお口爽やかが続くんでしょうね…
こりゃ買うしかないか、ストライド!
「タ~ケタ~ケタケル~~~♪」もそうだけど…

やっぱCMは重要だわ(笑)
Posted by mana at 2010年05月22日 11:29
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