2009年12月06日

壹岐正の妻・佳子の生涯

『不毛地帯』第8話で、壹岐の妻・佳子が交通事故で亡くなりました。
こんなに早く、しかも呆気なく死んでしまうとは驚きましたわ。

仕事のことで頭の中が一杯の壹岐でしたが、
それでも千里のことは一杯一杯(^_^;)
そんな時に妻へ向けてしまった八つ当たりな態度を、後悔したんでしょうね。
一旦は別れたものの、信号を渡ろうとする妻を呼び止めてしまった。
不運とはこういうタイミングの悪さなんでしょうねぇ。。。

昭和の男を感じさせる仕事ぶりの壹岐でしたが、
佳子もまた妻の鑑、昭和の女でしたね~。
「あなた、会議は。。。」が最期の言葉って…
今でも居ますかねぇ、そんな女性が。。。“(・・ *) (*  ̄ ̄)”ドコドコ
家庭を守り、どんな時にも沈着冷静な態度。夫に対しての返しも見事でしたもん。
あの事故の数分前も…
唐沢さんの名演技に涙でしたよ~(/_;)

「母さんは幸せだったのかなぁ」
息子・誠の言葉に、家族のために尽くすことが生き甲斐だった佳子は
幸せだったんだろうと思えましたけどね。
息子の帰り支度が中途半端だったことが心残りだったかも?チガウカ

人前で気丈だった娘・直子も、母親の着物にすがり泣く姿は女性として共感。
母親の苦労を日々見て来ましたからねぇ。
でも…
第2話で壹岐は、妻へショールをプレゼントしています。
後ろめたさからではなく、労いの気持ちを込めてですから、本物の愛です!
クラブで飲んでる最中でも家への電話を欠かしませんでしたしね。

「妻を死に追いやったのは私です」

大切なものを失ってから気づくのでは遅いんですが、
振り返ってみると、壹岐も辛いでしょうね。
家族のために始めた仕事だったんですから、皮肉なもんです。


そこで今回、ある言葉に考えさせられたんです。。。

     人生の終わりに来たとき、
     みなさんはテストに合格しなかったこととか、
     裁判に負けたこと、
     あるいは取引をまとめられなかったことなど、
     決して後悔しないでしょう。

     夫や子供、友人、
     あるいは、親と共に過ごさなかった時間を
     後悔することになるのです。
                      (バーバラ・ピアーズ・ブッシュ)


なるほど~、きっとそうなのかも。
なら今、何をすべきなのか…
人生最期の時に後悔しないためには。。。



しかし、里井副社長の奥さんに江波杏子さんが登場したのにはビックリ!
赤座美代子さんとの会話で、どっちが大門社長夫人なのかとドキドキもん(笑)

それでも、社長夫人たちにも決して引けを取らない品位漂う佳子が良かったです。
それもそのはず、佳子の父は内閣総理大臣筆頭秘書官を務めた陸軍大佐。
これが実在する人物、松尾伝蔵氏となると、二・二六事件での美談も流石~。
これまた時代が『坂の上の雲』と被るんですよね~。
最近はドラマの影響で、幕末から歴史の旅を楽しんでる私です^^


さて里井夫婦の絆の場合…
死んだら本気で泣いてくれるんでしょうかね?
…なんて、自分の心配をする方が先かσ(^_^;


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あまりにも呆気ない佳子の死…。
突然すぎて…というか、あそこで壹岐が声を掛けなければ、交通事故には遭わなかったんじゃ?(^_^;)
常に家族...
「不毛地帯」 第8話【ドラマ de りんりん】at 2009年12月06日 22:25
近畿商事の輸出代理店千代田自動車を
他社と合併させようと考えていた里井副社長@岸部一徳に対し、
再建の道を模索する壹岐正@唐沢寿明は、
久松通産大臣@伊東四朗と密会、
部下...
不毛地帯第8話(12.3)【まっつーのTV観覧日誌(*´д`*)】at 2009年12月06日 23:38
この記事へのコメント
mana様、こんばんは。

ふふふ、あまりにも突然の主人公の妻の死。

ええーっという感じでございますね。
しかし、あくまでフィクションでございますから。

面白いのは視聴率が悪いから
登場人物を殺して
盛り上げようとしているのでは・・・
などという意見があったりすることですな。
原作通りなのに・・・。

そうなると原作者が
話を盛り上げようとして
そうした・・・という問題が生じるわけです。

まあ・・・そんなことを
言い出すとミステリの作家は
全員、毎回、その手を使っているわけですからーっ。

しかし・・・まあ・・・
そういう意見が出るのは
佳子が殺すには惜しいほど
魅力的だった・・・ということですね。

歴史劇ですと
坂本龍馬がいかに殺すのには惜しい人間でも
暗殺されないことには話がすすまない・・・
ということはあるわけです。

まあ・・・SFだと
その線もクリアですけどね。

そういう意味で義経はジンギスカンになった・・・
光秀は天海になった・・・
などという伝説の生れる理由もかいまみえます。

歴史の捏造と
見果てぬ夢は
どこか似ているもののようです。

まあ・・・キッドは
フィクション耽溺体質なので
面白ければ・・・なんでもいいよね・・・
と思うのでございますけれど。
Posted by キッド at 2009年12月08日 22:11
★キッドさん

こんにちは~。

まさかこんなに呆気なく死んじゃうなんて。
女性として、佳子の人生って何だったのかなぁって思って、
思わずこんな記事に書いてしまいました。テヘ

毎度キッドさんの記事には…
感動~オリゴ糖~いやアリガト~♪イェィ(笑)

なるほど~。
視聴率アップのために死んで貰うって言うのも
一昔前ならあったような。。。
私は、本当に瀬島さんの奥様は事故で亡くなられたのかと思ったり。
だって~、いくらフィクションを主張されてもね~(`ー´)

でも佳子の身分を知っての、あの社長夫人たちの態度だと思うと、
江波さんも赤座さんも相当なもんですね。
白い巨塔の、くれない会の奥様方が過ぎりましたわ。

>坂本龍馬がいかに殺すのには惜しい人間でも
>暗殺されないことには話がすすまない・・・
え~、やっぱり殺しちゃうんですか~。
別に話はそこで終わってくれてもいいわ~。
見たくないわ~、内野さんが死んじゃうとこ~。

龍馬は胎児になった…歴史の捏造(笑)ヾ(゚∇゚*)ナンデヤネン


>たとえば現在80才の老人が
>10才くらいでその頃80才の老人の
>10才の頃のことを聞くとします。
>すると140年前の本当の話を
>80才の老人は知っていることになる。

なるほどね~。。。って、思わず計算しちゃったし(笑)
こういうとこに食いつきたくなるんです。
80歳以上のお客様も、自分が小さい頃の話をするんですよ。
あ~、生き証人が居なくなってっちゃうんだな~って
寂しさを感じたりします。
戦争体験をした人の生の声は、ドラマとは違いますからね。
同じ話をされるお年寄りが多い中、
こればかりは真剣に聞いちゃう私。テヘ
Posted by mana at 2009年12月09日 09:36
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