2009年05月29日

Xの献身は無償の愛

  
   泣けましたわ~!
 
   ラストに号泣。
   。・゚・(*ノД`*)・゚・。

   『容疑者Xの献身』。



上映当時、娘が劇場で号泣したと話してくれたので、期待して観ました。
そして、このタイトルの意味の深さが分かりました。

【献身】 他人やある物事のために、わが身を犠牲にして尽くすこと。

思わず辞書を引きましたよ。
その通りの意味なんですが、それを犠牲だとも思わない…
こんな献身=愛があったのかと、全てが解けたラストに感動しました(/_;)

愛するって…
その人の幸せを願うこと。
石神哲哉(堤真一)のその愛に、涙が溢れました。。。


「誰にも解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは
 どちらが難しいか。ただし、答えは必ず存在するとする」

こう石神に尋ねた時には、湯川にはもう分かってたんですね。
作る側と解く側の二人。。。

湯川は警察にも協力しないと言いました。
「この事件を暴いたところで、誰も幸せになれない」
それが湯川の答えだったんでしょうかねぇ。
常に冷静な湯川の男泣きにも貰い泣き(・・、)
友情にも泣けます。

さすが、天才数学者のアリバイトリックは、愛する人を完璧に守ります。
本当に見せ方が上手いので、見抜けませんでした。
いや、これは思い込ませるのが上手かったのかな~。
いや、私が単純だからだろうな~(^▽^;)

トリックが分かった時には、謎が解けた嬉しさよりも、
靖子(松雪泰子)へ対する石神の、恩返しの意味でもある無償の愛と、
それを知った彼女の思いに涙が止まりませんでした。

石神がどうしてここまで、靖子親子を守ることができたのか…
それは、靖子親子が隣へ引っ越して来た日から始まっていたのでした。

命を救われたのは石神の方だった。。。
靖子へ宛てた手紙にそれが書かれていました。
それを回想シーンで見せられると、
人が生きるために必要なものは何なのかと改めて考えさせられます。

〈…本当に、本当にありがとう。どうぞ幸せになって下さい。…
 決して罪悪感などを持ってはいけません。
 あなたに幸せになって貰わなければ、
 私の行為は全て無駄になるのですから〉

手紙の内容にも泣けてるところへ、靖子が現れてまた泣けて、
終始冷静だった石神が取り乱すもんだから。・゚・(*ノД`*)・゚・。
もう何度観てもダメだわぁ。

堤さんも松雪さんも大好きな役者さんなんです。良かったですわぁ。
本当にお上手でした。魅せてくれました!


「17年前、初めて石神と話したのがこのベンチなんだ」
そう内海薫(柴咲コウ)に話す湯川なんですが、
これは映画公開日にドラマSPで放送した『ガリレオΦ』に登場したんですよね。
映画に登場した若き湯川の後ろ姿は、三浦春馬君だったんだろか…


「もし石神が、人を愛することを知らないまま生きていたら、
 罪を犯すこともなかったのかもしれない。
 あいつは、それほどまでに深く、人を愛することが出来たんだ」
「石神は、花岡靖子に生かされてたんですね」

ベンチに座り、こう話す湯川と薫は見つめ合い何を思う?。。。
この二人はどうなのよ~(^_^;)
もう二人の行方は見ることが出来ないんですかねぇ。寂しい~。

エンディングの「最愛」の歌詞もしみじみと心に響きます。

物理学者・湯川教授が健在で嬉しかったです。
やっぱりカッコイイですね~♪

今朝はちょうど福山君の話題を『めざましテレビ』で見たところなので。。。
デビュー20周年の武道館ライブチケットは、サンキューの3939円。
1分で完売したそうな。激安でなくても売り切れるでしょうけど(^_^;)
15000人のファンの前で「6月に、にゅう~。にゅ~。。。」
って入籍発表じゃない(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
ニューアルバムが発売するんですって♪

来年の大河ドラマで、主役の坂本龍馬を演じることも決まってますし、
ノリに乗った男。。。益々目が離せませんわぁ♪


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その謎を、愛そう。ガリレオが苦悩する、その謎とは?上映時間128分製作国日本公開情報劇場公開(東宝)初公開年月2008/10/04ジャンルミステリー/ドラマ【解説】東野圭吾の『ガリレオ』シリ...
★容疑者Xの献身(2008)★【CinemaCollection】at 2009年05月31日 21:14
5月8日(日)  「容疑者Xの献身」  (2008年 監督・西谷弘)

期待しないで見たんだけど、結構おもしろかったです。
お互いを認め合っている湯川(福山雅治)と石神(堤真一) ...
2011年 DVD鑑賞日記 その12【トリ猫家族】at 2011年05月29日 17:21
この記事へのコメント
manaさん、こんばんは~☆彡
今日は、ちゃんと名前を書きましたよん(笑)

これ、おうちでDVDで観たら、声出して泣いちゃうでしょ?
私本読んでいても、映画館でも、もうボロボロに
なってましたもん爆)
manaさんもだいぶ泣かされたみたいですね(笑)

原作のラストは、靖子と石神の対面(警察署?)は
ないんです。映画的な作りで上手いなと思いました^^

福山さん、ライブチケット3939円?そうじゃなくても売り切れるのに
そんな値段じゃ1分かからないよね(笑)
にゅ~~にゅ~~も観ました^^
これからも目が話せない男ですよね(^_-)-☆
Posted by ひろちゃん at 2009年05月31日 21:12
★ひろちゃんさん

こんにちは~♪
お気遣い、すみませんですぅ。
書かなくても大丈夫ですけどね(笑)ヾ(゚∇゚*)オイオイ

>これ、おうちでDVDで観たら、声出して泣いちゃうでしょ?
ヒックヒック泣きましたよ~。・゚・(*ノД`*)・゚・。
予想外に涙が溢れて来るのでビックリ。
脚本もですが、演出が上手いな~って感動してました。
もちろん演技もですけど。
ひろちゃんさんと泣きツボが同じでまた感動~。

>原作のラストは、靖子と石神の対面(警察署?)はないんです。
そうなんですか!
あそこでまたヤラレちゃいますよね~。
あ~原作も気になる。でも絶対読む時間がないわσ(^_^;
『手紙』も私には分厚い本だし(笑)

>にゅ~~にゅ~~も観ました^^
ファンのキャーキャーを楽しんでましたよね。
最近色んな番組で見かけてた福山君。
で、この映画を思い出した次第です((^┰^))ゞ テヘ
Posted by mana at 2009年06月01日 12:13
献身というのはその昔内田あかりさんという歌手が歌った曲の冒頭に細川俊之さんのナレーションが入ってるというのがありました。ドラマの主題歌だったでしょうか。
「献身 美しく燃える炎である その炎は悩みを憎しみを妬みを燃やし尽くして いつしかそれを真実の愛に変えるのである」

いやあ、泣けましたねえ。
この物語は本当に石神と靖子親娘の物語になっていて、ガリレオ先生とか内海刑事が添え物になっていました。
実際、この手の学者肌の人間がはじかれて外に出てしまうのもある話で、その中で石神が生きる希望を失っていったというのも四色問題をこよなく愛する彼のこだわりはそういう大学という歪んだ組織の中でなじまなかったのでようねえ。理系で大学院に進む人は多いですが、学問を突き詰めたいというタイプは知り合いの中には殆どいませんでした。逆にそういう人はドロップアウトした中にいたなあ。
「隣同士の色が同じ色になってはいけない…」と留置場でつぶやく石神は自分の居場所を見つけていたといえるのでしょう。
そういう意味ではトリックもですが、その思いですかねえ。手助けをしながら、その手助けが彼女を追い詰める事も計算のうちに入っていたというあまりにも冷静な石神の一生懸命なまでの家族へのサポートがほんとうにいとおしいくらい物悲しかった。
だからこそ、最後の号泣シーンが生きてくるんですよねえ。

今年、演劇集団キャラメルボックスがこの作品を舞台化してるそうで、そちらの方も気になるところです。
Posted by しとろえん at 2009年06月01日 20:44
★しとろえんさん

>「献身 美しく燃える炎である その炎は悩みを憎しみを妬みを燃やし尽くして 
>いつしかそれを真実の愛に変えるのである」
何だか昭和の香りがプンプンしますね~(^_^;)

しとろえんさんも泣けちゃいました?
これはヤラレますよね~。
持って行き方、見せ方が上手いな~って思いました。

>ガリレオ先生とか内海刑事が添え物になっていました。
ドラマとは違って、二人の関係は全く気になりませんでした。
逆にちょうどいい感じでしたよね。
そしてラストに少し見せるってのがニクイ。

>四色問題をこよなく愛する彼のこだわり
これも上手く繋げてあったんですね~。

>「隣同士の色が同じ色になってはいけない…」
なるほど~!ホント上手い。

>その手助けが彼女を追い詰める事も計算のうちに入っていたという
これには私も騙されましたもん。
天才数学者はどこから計算しているんだか(^_^;)

>石神の一生懸命なまでの家族へのサポートが
>ほんとうにいとおしいくらい物悲しかった。
一度は失くした命。生きる希望がお隣さん親子。
大した会話もなく、毎日お弁当を買いに立ち寄り見せて貰える笑顔。
ささやかな生きる喜び…
って今書きながら石神の姿が思い浮かんでまた泣けて来ます(・・、)
もうあれは号泣しますって!

やっぱり石神が堤さんだったことで大満足なので、
舞台化と聞いてもピンと来ませんね。今は(^_^;)
Posted by mana at 2009年06月02日 11:54
「容疑者Xの献身」
待ちわびてはいませんでしたが、偶然WOWOWで観ました。
むむ、なかなかやるなぁ!
予想外の連続どんでん返しで期待以上の出来でした。

ミス①男は天才でありながら冴えない高校教師になったこと。

ミス②生きる希望を失った孤独な男が、人を愛してしまった。
隣人の靖子と娘の元気な声で朝が始まり、靖子の弁当を食べる、
そんな日々が続くだけでよかったのかな(^^?)


「幾何学の問題に見せかけて実は関数の問題」
「隠ぺい工作に見せかけて実は別の殺人」
殺人のトリックは、巧妙に計算されていて実に気持ちいい(^^;)

但し、身代わりになったホームレスへの感情や
生々しい遺体処理などは「献身」という美談に反する。
よって、バッサリ省略されるしかないな。

17年ぶりに会う二人は、親友か?それともライバル?
メールか電話ぐらい無いのか、じゃぁ単なる友人だなありゃ。

「誰にも解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは
 どちらが難しいか」そりゃ同じぐらいでしょ(^^;)
ミス③~⑥省略

原作では靖子の娘が罪の意識に耐えられず自殺未遂、
ほんでもってついに出頭してくる靖子

ミス⑦あのような手紙を書いた事、
それこそは美しくない計算式である。
靖子が石神の純愛に甘えて何も無かったかのごとく
能天気に生きていける女だと思ったか?思わない。

だとしたら本物の危険なストーカーを演じた後に
全ての罪を被って自殺ってのはどう?

ミス⑧爆破炎上シーンと雪山のシーンかな(^^;)
Posted by パピ at 2009年08月10日 21:23
★パピさん

>予想外の連続どんでん返しで期待以上の出来でした。
そうなんですよ。そう思わせといてこう?ここをこうこうこう?みたいな?(笑)

>「幾何学の問題に見せかけて実は関数の問題」
>「隠ぺい工作に見せかけて実は別の殺人」
こういう伏線も上手いですよね。
謎を解明して行く湯川もスゴイ!
ピタッとハマッて行くことに困惑する湯川の見せ方も見事でした。

身代わりにホームレスを使うとは…
カメラのアングルは、そこをちゃんと映してたんですよね。
気付かなかったわ~!遺体は元旦那だと思い込んでました。
いつもの朝、何も変わらない光景だと言ってたのに、
一人のホームレスが居なくなったことに誰も気づかない…

>17年ぶりに会う二人は、親友か?それともライバル?
湯川と石神にしか通じない友情があったのかもしれませんね。
久しぶりに語り合えたあの夜…本当に嬉しそうな二人でしたもん。

>原作では靖子の娘が罪の意識に耐えられず自殺未遂、
>ほんでもってついに出頭してくる靖子
そうなんですかぁ。娘のショックは相当なもんでしょうからね~。
映画ではなくても良かったからいいや(^_^;)
あのラストには泣けましたもん!

>ミス⑦あのような手紙を書いた事、
>それこそは美しくない計算式である。
計算しか出来なかった男が、恋をしたことによって計算が狂った。。。
そこがまた面白いところですよね。
人間の感情って計算通りには行かない。
ラストの叫び声に込められた感情が切なかったですわぁ(・・、)

そう言えば…
雪山での石神の感情が読み切れませんでした。
何か気持ちに変化があったのかしら?
Posted by manamana at 2009年08月12日 16:29
石神は刑務所に入る前に最後の雪山登山をすると同時に
問題をどこまで解いたか湯川の気持ちを確かめたんですね、きっと(^^;)
石神役の堤真一さんは最後まで死人のような演技がうまかったですね。
天才的な頭脳の持ち主でも、恋という病気にかかれば
計算が狂ってしまうんですね?(°_。)?(。_°)?用心、用心、火の用心。
Posted by パピ at 2009年08月14日 23:32
★パピさん

>問題をどこまで解いたか湯川の気持ちを確かめたんですね
そっかぁ。最初は湯川を置いて行っちゃうのかと思いました。

もう堤さんだったからこそ良かったのかもしれない。
あんな風貌でもカッコイイんだもん。
もっとキモイ人だったならどうだったんだろぉ。。。(^▽^;)

恋は色んな意味でパワーを与えてくれますよね。
殺人はイカン、イカン、カイカン(人´∀`)♡ヾ(゚∇゚*)オイオイ(笑)
Posted by mana at 2009年08月15日 16:48
見る前から、変ったタイトルだな~と思っていたんだけど、ラストになってその意味がわかりましたよ~
隣でほのかな幸せを感じる(あくまでほのかな・・・のがいいんですよね)石神の表情がなんとも言えずよかった。
あの幸せな時間のお返しに死刑になることなんて石神にとってはなんでもなかったんですよね。
やっぱ堤さんって、いいなぁ・・・って再確認できた映画でした。
Posted by きこり at 2011年05月29日 17:20
★きこりさん

『献身』って凄いね。だとしたら…
献身的な介護って生半可なもんじゃないわ^^;

毎日通る石神の通勤経路も上手く見せてました。
ホームレスの男をあんな風に身代わりに使うなんてね~。
私も気づかなくて、どうして靖子親子が映画を観に行ったことは嘘じゃないんだろうって、
分からなかった。

堤さん演じる石神の献身愛にはヤラレました。さすがの天才数学者のトリックも見事。

私もきこりさんと同じ、クールな堤さんがいい。
トーク番組であんまり喋り過ぎると(しかも関西弁)、えらいことになりまっせ(笑)
Posted by mana at 2011年05月31日 09:26
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