2009年05月06日

従業員を本気にさせた男

名古屋の某ホテル。
JRセントラルタワーの出現によって名古屋駅周辺環境は激変し、
一度は閉鎖危機に陥ったところからの復活は見事です。

4期連続赤字から7期連続黒字に変換させた
総支配人S氏は何をしたのか。。。


「働いてる人間が幸せであれば自然に笑顔が出て、
 お客様にも心からのおもてなしが出来る。
 心からありがとうが言えるホテルを目指そうと決めました」と。


従業員みんなが一生懸命競って考え出したというアイデアにも感心します。

・夜のタクシー待ちの所へ行き、
  タクシー料金より安い金額で泊めますと交渉する。

・北海道のお客様が一週間泊まれば、
  北海道の新聞を一日遅れで取り寄せる。

等々、こういう気持ち(誠心誠意)はお客側にも通じますからね~。


利益はみんなで公正に配分し、
事業計画・部門収支・売上目標などは全員に開示することで、
従業員のやる気も起こり一挙両得。
意識が変われば姿勢が変わるってことです。

S氏は、働いてる人に光を当てる努力をしたそうです。

「人間に光を当てると当然光り始めます。
 ずっと当て続けるとそのうち自分から光り始めてきます。
 頑張り始めます。
 おもてなしの真髄なんて良くわかりませんが、
 全ての活力の源泉は「人」であり、
 日本一幸せな従業員を作ることを目標にやって来ました。
 幸せな従業員はお客様に幸せを与えることが出来るのです」


その通りだと思いました。
全てが順風満帆だったとは思いませんが、
それでも結果こうして語ることができる「今」は訪れたんですよね。
ホテル再生を実現することが出来たのは、
従業員を「人」として尊重し信頼したS氏の人間性だと感じます。
見習うべきところは奪わねばσ(^_^;




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この記事へのコメント
そう、お客様満足の前に「従業員満足」のようです。

CSで有名な四国のネッツトヨタ南国の社長は
お客さんより従業員が大切と言ってますし。
Posted by senchan at 2009年05月07日 18:19
★senchanさん

>そう、お客様満足の前に「従業員満足」のようです。
これなくして集客なんて出来ませんもんね。

>お客さんより従業員が大切
こういう気持ちが通じれば、自然とそういう姿勢にもなりますし。
従業員の「やる気」をくすぐるのも、上の者の使命・度量でしょうね。
Posted by mana at 2009年05月08日 10:54
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