美容師は見た…

　　「全11話に新撮シーンも加え再編集！
　　　　　全ての謎にちりばめられた伏線を見逃すな」

この言葉の通りなんですけどね。。。
やられましたわ。映画の予習って訳ですね。

【全１１話のエピソードを時系列に組み替え、すべて編集し直したといい、
「初めてごらんいただく方にも、レギュラーを見ていただいた方にも楽しめる
新構成になっています」と自信たっぷり。主人公の井上ら登場人物のその後、
最終回で描かれなかった“秘密”を明かす、新たなストーリー部分もすでに
撮影を済ませた。　byサンスポ】…ってまた惹かれるコメントを(笑)


…と最終回のレビューにも残してますが、
”秘密”って何でしたの？
井上と田中は読書が趣味だった！
笹本がルービックキューブの達人だった！
他に何か見落としてます？(笑)

これも期待を持たせ過ぎのせいですね。
”ただの総集編”だったなら…
逆におまけもついて満足感あったと思います。

とは言うものの、充分楽しめたんですよσ(^_^;
何より、岡田君、堤さん、他懐かしい面々に会えたのが嬉しかった♪
最後の「つづく」も何だか笑っちゃいましたよ。
そこは残してくれたことにも、やられた～って感じでしたわ。

『SP』最終回後も、１話から見直して余韻と思わせぶりを楽しんで
たんですが、岡田君が言っていた「言葉の戦い」の意味も分かります。
最終回で見せた尾形の裏の顔。
これを知ってから見る総集編はまた面白かったです！
「初めてごらんになる方にも」…はどうかと思いましたけども。
全話を通して見ていたからこそ、今見る尾形の表情・言葉一つ一つが
「そうだったんだぁ」と思わせてくれます。
まだ謎は残りますが、これは映画でスッキリさせて貰うことにして(^_^;)

尾形の電話の相手は誰？
今見返すと、西島理事官とは仲間だったのか疑問。
電話の相手は別だったような気もして来ました。
それよりも上の人間だとすると、尾形の敵・目的は何？
になってしまうんですよね～。

そして公安の田中が「楽しくなって来たじゃないですか」とニヤリとする顔を、
怪しく残すあたりもウマイですわぁ。この人ずっと怪しいんですから(^_^;)

尾形に胸を撃たれた山西は生きてるんでしょうか？
刑務所へ面会に来た尾形に「どこかで会ってるはず…」と言った山西。
これはただ単に20年前に会ったと思わせてるだけとは思えません。
今回もそのシーンが出て来ましたが、総集編にするからには重要な
シーンを集めるはずですもんね。
見ながら、どこもかしこも「ここ残すんだぁ。怪しい！」ってガン見(笑)

殺し屋「Liverpool」も誰が雇ってるのか…
西島の死を「大儀のためだ」と言った尾形が、もしも殺し屋とも
関わってるとしたらちょっと残念。
尾形にはやっぱり悪人で終わって欲しくないんです。
この「大儀」にどう理屈を合わせてくれるのかが楽しみ。
尾形と井上の「言葉の戦い」が一番の見せ場でしょう。
今まで自分の手錠を使わなかった井上。
その手錠を使う時が来るとしたら…
今からそんなシーンが思い浮かんでしまうんですが。。。
とにかく想像をかき立てられるドラマです！

尾形「連中（公安）に何を聞かれた？」
井上「別に大したことは聞かれませんでした。…俺のことを本気で疑って
　　　　ないって言うか…狙いは他にあって、そのための地ならしをしてる
　　　　って感じですかね」
尾形「分かった。もう行っていいぞ」
　　　　　　誰かに電話する尾形「俺だ」。。。って相手は誰？
その一ヵ月後に西島があんなことになるんですから。


ラスト近く、尾形が警護課に入って来ると数秒スローになる箇所、
最終回を見直すと、そこでは井上をスルーしてたんです。ところが…
今回は通り過ぎる尾形を睨みつける井上がアップになってました。
と言うことは、井上はここですでに何かを感じてたんですね。
そして「仕方ないだろ。大儀のためだ」で井上は確信したんでしょうか。。。
このシーンは何度見てもしびれますわぁ(人´∀｀)
何度も見てたので違いに気づいたんですけどね。

映画のスタートのシーンが気になります。
あのまま焼肉屋さんへは行けないでしょうしね(笑)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『SP』　1話～最終話