2016年04月08日

『とと姉ちゃん』 ととの代わり

西島父さん、
早く逝きすぎだにぃ( ノД`)・゚・。

つい新次郎はんの時と比べてしまったんですが…

結核を患ってることもあり、
声を振り絞って話す父の心情がとっても良かった。
薄明かりの見せ方も上手い。

11歳の娘に託す父の無念の思い。
それまでの父親像を見せられながら、
花見の約束からこのシーンですよ。
泣けない訳がない(・・、)


あの油絵を見た瞬間も、父は怒らなかった。
相手が子供だろうと、
ちゃんと理由を聞いて話し合う姿勢は親の鑑。

どうやって描き直すんだろう?
…なんて見てた自分を本当に恥じたわ。
馬鹿親(笑)

正直に生きる。。。

子供をちゃんと褒め、親でも謝る。
そこに「大人の都合」を当て嵌めないもの。

「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言えたら、
争い事なんてないよな~って見てました。
こんな時代にこんなお父さんが居たなんて…

だからこそこの三人姉妹は素直に育ち、
ドラマにもなった~ヽ(*´∀`)ノ

現実もドラマも変わりないのは、
長女の責任感。
親はそんな風に育てたつもりないんだけど。。。

明治から昭和初期…そして今を思う…
親に対する言葉遣いは残せなかったのか(笑)


精一杯生きたつもりでも無念。
考える間もない即死なら…怨念が残る?
どちらにせよ先に逝かれるって、
遺された者の無念は続くもんねん(* ̄ノ ̄)/Ωチーン


「常子かな?」 竹蔵

「はい」

「眠れないんですか?」

「はい。 
 何だか久しぶりに今日は楽しかったので」

「ゴホッゴホッ。。。少し、お話をしませんか?」

「はい」 襖の前で正座する常子

「常子に、お願いしたい事があるんです」

「お願いしたい事ですか?」

「今日のお花見は、ありがとう。
 今まで見た、どの桜よりもきれいでした」

「フフッ。
 でも来年は本物の桜でお花見がしたいです」

「いつだったか、
 物干し台に上がった事がありましたね」

「ああ、ととから人に迷惑をかけては
 ならないと、叱られました」

「常子は、すぐに妙な事を考えては行動し、
 周りが見えなくなるけど、
 その発想力と集中力は素晴らしいと思います。
 今日のお花見もそう。
 これからも、それを大切にすると、
 約束してくれますか?」

「はい。
 お願いというのはその事だったんでしょうか?」

「いえ、もう一つ。それはね。。。
 常子に、ととの代わりになって欲しいんだ」

「ととの代わり?」

「ととが居なくなったら、
 かかは一人で大変だろうと思うんです。
 だから、常子が、ととの代わりになって、
 かかと、鞠子と、美子を、
 守ってやって欲しいんだ」 (・・、)

「ととの代わりなんて居ません。
 どうしてそんな事を言うんですか?
 それじゃあまるで」

「ゴホッゴホッ」

「とと!」 襖を開けようとする常子

「ゴホッゴホッ。いけません。
 部屋に入っては、決して。ゴホッゴホッ
 常子。
 こんな事を託して、すまないね。
 ただ、君たち3人と、かかを残して、
 いかねばならないのが、無念でね。。。
 心配なんだ。
 この世の中で、女4人で生きていく困難を思うと。
 だから、約束してくれないかい?
 ととの代わりを務めると」

「はい。約束します」 涙を拭い答える常子

「ありがとう。常子」 涙を流す竹蔵


〈3日後、竹蔵は息を引き取りました〉

無念!。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 第34話 『とと姉ちゃん』 ととの手紙


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