2012年06月29日

『たぶらかし』 最終回(第13話)

最後の仕事、代行女優を立派にやり遂げましたね~。
ただその役に成り切って演じるだけじゃなく、
相手の心を読んで真実を突く。
そしてその心を動かし、解きほぐしてあげる。
すごい女優ですわ。
マキと言い、それを演じた美月ちゃんも。

ラストで魅せた涙の演技には涙腺緩みましたよ(・・、)
村田雄浩さんもピッタリでした。
モンゾウもミネコも大活躍で、最終回はめでたしめでたし。
またORコーポレーションの面々に会える日が来るかもしれませんね~。


マキが借金をしていた南原金融の社長・南原満(菅田俊)からの依頼。
南原の娘・麻美(松本花奈)を人質にし、
事務所に立てこもった藤田(村田雄浩)の要求は、
20年前に別れた娘の綾音を連れて来ること。
その綾音をマキが演じ…

成功したらマキの借金は棒引き。
失敗したらミネコの命はないと言う南原。。。

マキは難なく任務遂行したものの、
今度は妻の朋美を連れて来るように要求する藤田。

二人の会話を盗聴しながらヒントを得るモンゾウは今回大活躍。
やる気のマジ顔がステキだ~。

「手掛かりは、深川、ブラスバンド同好会、綾音の誕生日。
 藤田はなぜ、今日を選んだのか」
 
待ってました!出ましたよ、今回は♪
松田優作風探偵姿のモンゾウ登場に、何じゃこりゃー(笑)
『探偵物語』のOP曲♪
これまでの願いが届きました?ヽ(*´∀`)ノゎぁぃ♪

ミネコの変身も、マキ風に。
もっと見せてくれても良かったのにぃ。。。シャワーとか(*ノ▽ノ)

て言うか、妻役ではミネコじゃ若すぎる。
ところがモンゾウの読み通り、ミネコを妻だと疑わない様子の藤田って…
おバカだと思ったらそうじゃなかった。
やってることはおバカでも…
お涙ちょうだい物語の始まり始まり。。。

ダイナマイトを体に巻き付けた藤田は、最後の晩餐に特上すき焼きを要求。
一家心中するつもりの藤田は、人質の麻美を解放しますが…

「帰る家なんてないもん」 麻美
「じゃぁ一緒に死のう」 藤田

職を失い、体を壊し、やる気も失くして自暴自棄になった藤田。
気づけばちょうど20回目の6月。

「綾音の誕生月ね」 ミネコ
「それにお前の。。。」 藤田
「何?」
「もういいや、ドカンと派手に行こうって。…
 警察に、要求は何だって訊かれて、何もない自分に笑ったよ。…
 欲しいのは、死に場所。…
 俺にも居たはずの家族に、最後に会いたいって。ハハハ
 言ってみるもんだよな。綾音が来て朋美が来た。
 一家団欒だよな~。ハハハ」

「家族家族って意味分かんない!
 形だけでしょ。形だけ家族。。。
 ごめんなさい」 

母親が実家に帰って1年になるのに、
父親が何もしないと涙ながらに話す麻美。
その様子を盗聴器を通して聞く父・南原。。。

母親を一緒に迎えに行こうと事務所まで来たところで、藤田が乱入し…

「お父さん、弱すぎ。 
 お母さんにも謝れない。娘も守れない。絶望しちゃった」


「麻美!」 ショックの父・南原

「親の心子知らずやねぇ。
 お父さん、麻美ちゃんのためにこんなに頑張ってんのにねぇ」 松平社長

「あんた、分かってくれるか?」

「陰で頑張っても、向こうには届かんことばかりや。
 時には、恥も外聞もかなぐり捨てて向こうに届ける姿を見せる、それが肝心や」

ミネコの代わりに人質になった松平社長、いいこと言います。
てか縛りつけんでも~。
どっちが犯人か分からない…父・南原(笑)


人質の3人を解放すると、お礼を言う藤田。

「最後の奇跡の家族団欒を、ありがとう。ありがとう」

藤田は最初から偽物だと分かっていました。
と言うのも…

モンゾウがマキに伝えます。
妻の朋美も、出産したばかりの綾音も産声を上げて間もなく死亡していたこと。

「娘の誕生日が、娘と妻の命日になった」  
「私、戻ります。もう一度、藤田さんの娘になります」
「骨は拾ってやる」  カッコイイぞ~モンゾー♪


「お父さん、開けて。お父さん」

「何で戻って来たんだ。お前、誰だ」

「私は代行女優です。…
 私、この仕事を通じて初めて知ったことがあるんです。
 このくだらない、寂しい、孤独でろくでもない世界は、
 誰かにとっての大切なもので溢れてる。
 藤田さん、あなたも私の大切な人です」

「俺が?どうして」

「この何時間か、私はあなたの娘だった」

「今は他人だ。出てってくれ」

「本当の娘さんも、産声を上げた何分間はあなたの娘だった。…
 あなたは一人じゃない。ちゃんと家族が居る。だから生きて来れた。
 ちゃんと20年、生きて来れた。
 すごいよお父さん。私たちの分も、生きててくれありがとう。ウウ
 これからも、まだまだいっぱい辛いことたくさんあると思うけど、
 生きてて欲しいの。諦めないで欲しいの。ウウ。お父さん。」

「彩音。。。彩音。ウウウ」
 

これで借金は棒引きになったはずなのに…

新しい劇団の立ち上げ資金を稼ぐマキの代行女優業は、
まだまだ続くのでした。。。


最終回は文句なし(笑)

ふざけた要求を聞き入れられたのも、
家族団欒でのんびり特上すき焼きが食べられたのも、
マキがもう一度藤田に会いに行けたのも、
警察官たちが見守ってくれてたお陰ですから~(≧∇≦)ノ彡チガウカ!


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ごまかし、まやかし、おためごかし・・・生まれ出づるあやかし・・・その他大勢の役ひとつ(谷村美月)【キッドのブログinココログ】at 2012年06月29日 20:12
13話「人質救出大作戦!」6月28日(木)ヨル23:58~ ラテ欄「立てこもり犯の娘!死を覚悟した最終舞台凶悪犯の父との対決」 最後の依頼者はマキ(谷村美月)が借金をしている町金融...
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『人質救出大作戦!』
“立てこもり犯の娘!死を覚悟した最終舞台凶悪犯の父との対決”

内容
突然、事務所に町金融の社長・南原満(菅田俊)が駆け込んでくる。
マキ(谷村美月)の借...
たぶらかし−代行女優業・マキ− Vol.13(最終回)【レベル999のgoo部屋】at 2012年06月30日 20:57
この記事へのコメント
mana様、こんにちは。

そうですなあ。
今回は藤田(村田雄浩)の圧巻の演技力で
最後はうるるときましたねえ。

それに応ずるマキ(谷村美月)も
格別の演技力であることは一目瞭然でしたな。

毎回、このくらいの水準が欲しかったのですなあ。

どうも・・・奇抜な設定にばかり気が行って
肝心の「心」が描けていない回が多すぎたのですな。

マキが「役」を演じる。
モンゾウが「背景」を探る。
ゲストの「物語」が見えてくる。

このルーティーン・ワークでよかったのじゃないか・・・と
思いますな。

毎回「骨はひろってやる」で良いのですよねえ。

「女優」が「女を売りにしている」職業だとすれば
スタッフは基本的に「女衒」なのですな。
妙な色気は出さないで・・・
お客を満足させることだけを考えればいいに・・・と考えます。

時々、おしつけがましくて・・・うんざりしましたからねえ。

○| ̄|_・・・○| ̄|_・・・

このくりかえしで・・・ようやく最後は
「やはり良い女はストレートでいいのか・・・」
という感じ。

まあ、おりよければすべてよしですな。

さて・・・いかにもてごわそうな・・・夏ドラマ。
たまりきった深夜アニメを消化しながら・・・
その時を待ちたいと思います。

まあ・・・明日から始りますけどね~。(; ̄∀ ̄)ゞ
Posted by キッド at 2012年06月30日 16:22
★キッドさん

こんにちは~。

最後はやってくれたなって思えたので、
それまでのことも忘れて許せます。

>格別の演技力であることは一目瞭然でしたな。
そうなんですよね~。
マキと美月ちゃんがダブッて見えてしまって、
すごい女優さんだな~って印象的でした。
ピッタリの役でしたもんね。
そこに村田さんの迫真の演技で、こちらもピッタリでした。
ストーリー展開より、こういう瞬間が見られるのがたまらないのかも。
望んでたものが与えられるって満足感は人それぞれですけど。
工藤探偵はおいしかったです(笑)

確かに「心」を描けてなかったのは心掴まれなかったですね。
それなら、どうしてもっとモンゾウを上手く使わなかったのかとか、
松平社長の存在の重さをもっと見せて欲しかったです。過去とか…
そして、深夜枠だと言うのに小ネタで弾けることもできず。トホホ

振り返ればグチがある(笑)

>毎回「骨はひろってやる」で良いのですよねえ。
本当そうですよね~。
あーだこーだ言いうだけの素人(私を含め)とは違って、
どうすれば良かったのかまでを、
解明解説してくれるキッドさんのお陰で、楽しませて貰えました。
見て損したとは思わない(笑)

最後のお涙ちょうだいが素直に受け入れられたと言うことを考えると、
やっぱり役者次第でしょうかねぇ。
隆久の回は、うんざりでしたものねぇ。

今日からスタートの『ビューティフルレイン』。
タイトルからしてお涙ちょうだいがプンプンしますが、
役者で泣かせようは思うツボになりますかどうか。
それでも、
記憶を失くしてゆくトヨエツは見たいのだ。
日記を書けばいいのだ(笑)

キッドさんは、吉田里琴ちゃんに注目でしょうかねぇ♪
主役が食べられちゃうかもしれませんよ(笑)

『たぶらかし』におつき合い下さってありがとうございました。
夏ドラマもよろしくお願いしますv(゚▽^*)ノノノ☆
Posted by manamana at 2012年07月01日 10:38
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