美容師は見た…

「時は金なり」と言いますが、
この作品では別の意味での「時間を無駄に使うな」ってことを教えられましたわ。
それと「時間は無駄に要らない」ってことも。。。

走って走って、間に合うか？ってドキドキ感は味わえました♪

でもこんなタイマーに縛られた生活、
ムリ～。
ボーッとする時間が大好きな私には、
絶対ムリ～。


貧乏人もお金持ちも「時間」だけは平等だったはずなのに…

お金持ち（時間持ちか）は。。。
時間はたっぷりあるので無駄に使える（過ごせる）。

貧乏人（持ち時間微少）は。。。
無駄どころか寝る間も惜しんで働き続け、日当を時間でチャージ。


時間を盗んで回る輩も当然居るんですが、
それでも時間を手に入れるために、皆ちゃんと働いてるんですよね～。
貧乏人は素直で真面目？

通りすがりにでも、腕を取って時間を強奪できちゃうのに～とか。
時間が減って行くのが気になって生活できないじゃ～んとか。
治安が保てるとは思えない世界だな～とか。

何か観ててしっくり来ないんですよね～。
発想は面白いと思うんですけど、
だからこそ観たいって思わせたんですけど…
どんなラストが待ってるのか期待したのに。。。


一世紀分の時間を持ちながらも、その使い道に苦しむ男と出会い、
その時間を貰い受けたために追われる身になってしまったのが、
貧困層に住むウィル（ジャスティン・ティンバーレイク）。
2人の会話を聞きながらしみじみと考えてしまった。

心が疲れて死にたくなると言った男の言葉。。。

人生の残り時間が分かってしまうことも嫌だし、
長生きすることの意味って何なのか。

目的を失って生き甲斐もなく、ただ寿命を与えられても苦痛しかないのかも。
楽しいこともないのに健康体で長生きするなんて無意味なこと？

寿命があるから、死ぬ時が分からないから日々を生きて行ける。
明日死んじゃうなんて思ってもないですもんね～。
ガンで余命宣告されたら負けちゃうタイプの私には、
告知しないで欲しい～(-人-)

もう～十分生きた。。。
現実、もう死んでも悔いはないって思えるのは幾つなんだろう。
心も体も脳ミソも、ピンシャンしてるうちは欲が出るだろうし…
でも、お金も大事だよ～♪(笑)













大富豪のフィリップ・ワイス（ヴィンセント・カーシーザー）は、
娘のシルビア（アマンダ・セイフライド）と変わらないぐらい若い。
永遠に年を取らないって幸せですか？

箱入り娘はウィルに出会い、そうじゃないことに気づきます。
愛は勝つ！(笑)
惹かれ合った二人は父親の財産を。。。


タイムキーパーのレイモンド・レオン（キリアン・マーフィー）が、
ウィルの父親を知ってるような言葉を残したり、
ウィルから時間を貰ったりしたことで、
何か伏線に繋がると思ったんですけど、呆気なくタイムオーバーって┐(´-｀)┌
まさかの父親なのか？ってぐらい期待したのにぃ。

バスの運転手にしてもそうですけど、
何か情を見せるか仕返しの流れに持って行くかと思いきや、
やっぱり世の中銭ズラ。。。

時間足らずで運賃を払えないウィルの母親を断固乗車拒否した人見殺し。
そのせいで亡くなってしまったのに、再度登場するとは思わなかったところに、
何も知らないウィルをバスに乗せる絡ませ方が普通すぎてちょっと残念。
え、それだけ？みたいな。
「強欲」を見せるだけのことですか。
目には目を…なものを期待しちゃったせいもあって、
どうもスカッとしない。
『タイム』って言うだけあって、
常に時間に追われてるせいでスピード感やドキドキ感はあるんですけどね～。

ラストも別にスカッともゲゲッともウフッもなくエンド。

でもその先の未来を見てみたいかも。
貧富の差を無くしたらどんな世の中になってるんだろう('▽'*)｡｡oＯ


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