美容師は見た…

「自分の仕事に惚れなきゃダメ」

長年、この道一筋にやって来た寿司職人の言葉を聞いて、
私の仕事の「遣り甲斐」って何だろう？って考えたりして。。。

お客様に喜びを与えることは同じでも…

思い通りのヘアスタイルに仕上げた時だけではなく、
それを気に入ってくれた、お客様の笑顔を見た時に感じる喜び。


『JIN』第6話で登場した、田中久重（浅野和之）の言葉が印象的でした。

自分が作ったもの、発明したものを見て、
「人は、ワッと笑う訳です。。。ワッと喜ぶ訳です。
　その顔見たさにあれこれやって来たと言うだけの話でございます」

そう言えば、ソフトバンクの孫社長も、同じようなことを語ってましたねぇ。
「儲けようとは思ってない」って。

現在放映中のホワイト学割のCM「ドッジボール編」での、
「チルドレンって言うな！」ってボールに込める杉村太蔵さんに、
ワッと笑ったけどヾ(≧▽≦)ノ ﾜｯ！


人に喜んでもらう。。。
基本ですね。


仕事で遣り甲斐を感じることばかりではないのが、
人間対人間で生じる「言葉の使い方」。
それはその人の性格なので、合う合わないってあるんですけど、
当然合わせなきゃいけません。いや持ち上げて普通。


常連客であるSさんの話し方には慣れてるものの、
私の疲れ度で受け取り方も変わるってもんです(笑)

白髪染めとカットに来店。

「染める時間多めに置いて。すぐ剥げちゃうで。今日は時間あるし」

半年の間、マメに自分で染めてたじゃないですかぁ。
剥げちゃうのはうちの店のせいじゃないです。。。
とは言えず。

ヘアカラーを自宅染めされる方の言い分って皆さん同じ。
「すぐ剥げちゃう」

ならお店で染めて下さい。。。
とも言えず。


そういうことをプロのお店で言う意味も分からない。
放置タイムを命令する神経も分からない。

「お店で染めて貰うとやっぱり違うわねぇ」ぐらい言えないもんですかね。

もちろん、時間多めになんて置いてません。
しっかり染まりました、すぐには剥げません。


そして。。。

最終受付時間もとっくに過ぎ、飛び込んで来たKさん。

「今からパーマいい？…。迷惑じゃない？」

何なんですかね、この訊き方。
「迷惑かけてすみません」って謝ってくれた方がまだ可愛い。

「旦那さんが日曜で居るんじゃない？早く帰らなくていい？」
とまで言われ、
「気を遣わせてすみません」って返す私。

もう謝ることが外でも当たり前になってしまってるほど、
別に何度でも言えますけどね。

「早く帰りたいです」
って答えた時の顔を見てみたいな～って妄想しながらグッと堪える(笑)


SさんもKさんもお店の常連さんであり、『困ったちゃん』でも常連さん♪


寿司職人なら「口に合わなきゃ来なくていい」
なんて言う頑固な気質の大将も想像できますけど…
いくら美味しくても、そういうお店には行きたくないですもん。


「迷惑です！」

言ってみたい～(ﾉﾟοﾟ)ﾉ
一生言えんけど。。。

ここで吐く(笑)


応援ありがとうございます。

↓の評価ボタンを押してランキングをチェック！