美容師は見た…

　　主演のギャスパー・ウリエル君。
　　あの上目使い…好演でした。



ハンニバルシリーズ、
『羊たちの沈黙 '91』『ハンニバル '01』『レッドドラゴン '02』に続く最新版、
『ハンニバル・ライジング』を観ました。

ハンニバル・レクターの年齢を追うと、
『ライジング』『レッド～』『羊～』『ハンニバル』と流れて行くのですが、
観た順番でややこしくなります(^_^;)

あの目つきや話し方、常に冷静で知的・頭が切れるレクター青年から、
熟年レクター、アンソニー・ホプキンスへの繋がりはピタリとハマりました。
面長→丸顔は許しましょう♪

不気味さを醸し出すのに、日本のアイテムはピッタリかもしれないと思いましたが、
日本人として見るとダメ出しは結構あったかもしれません。
ただ、人格形成に影響を与えた日本人・ムラサキを中国人が演じた事が惜しい。
それでも「日本」が絡んでるのは嬉しかったです。

「ハンニバルシリーズ」を観ていたからこそ、
幼少期・青年期のレクターに何があったのか、興味を持ち観る事が出来ました。
『ライジング』がスタートであったなら、猟奇的殺人ものは観なかったと思いますし。
この流れは上手いなぁと思いました。原作の経緯はどうなってるのかな？
知的で紳士的なレクター博士への形成経緯を知るために、
この後の２０代後半のレクターも見てみたいですね。

興味を持って観たと言っても、やはりこれは「R－１５」を実感。
手に力は入るし眉間にシワは寄るし！入り過ぎの自分（ -.-）ﾊ~

今でも『ハンニバル』の脳みそ調理シーンが強烈に残ってるんですが、
テレビ放映ではカットされてました。
『ライジング』がテレビ放映されるならどこをカットするのか想像しても…
カットだらけ！と感じる程手に汗握りました。
それでも”猟奇”だけでは済まされない、戦争犯罪も強く感じました。
あの戦争がなければ…
レクターは優秀な医者で収まってた？とも言い切れない人格ですが、
シリーズの中でも垣間見れるレクターの隠れた優しさも、
彼を憎めない要因のような気もします。


その夜の「ぴったんこカンカン」で、牛の頬肉が取り合えず美味しそうに出て来たん
ですけど、”頬肉”は暫く遠慮したい(苦笑）