2018年01月24日

『嘘を愛する女』 ラストに涙

5年も同棲していた相手が
一体誰だったんだ?って謎からの、
回収が良かったと思いました。
出会いのきっかけや偶然の再会も、
話の流れにすんなり入れて来て…

【オリジナルの優れた映画企画を募集する
 「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM」の
 第1回でグランプリを受賞した企画を映画化】

なるほどね~。
いいと思う!

ネタバレ少しあります。。。










川原由加利(長澤まさみ)が
本当に嫌な女で見せて来るのが辛いんですが、
これがまた上手いんだ(笑)

これこそが見せ場だったんですね。。。

第三者目線だとよ~く分かる性格も、
自分を含め「女」ってこう言うものかも…
って思わせたらもう作り手の思うツボで、
それがラストで理解できます。

理由より取り合えず、
高橋一生が悪人じゃなくて良かった(^。^;)ホッ

「大切なもの」をないがしろ?
そこを再確認させられちゃうような…
思わず自分と重ねてしまった人は
泣けるんじゃないかなと。

鑑賞後帰宅して、
旦那様に優しく接してしまったずぶん…
単純だなと(笑)










探偵の海原(吉田鋼太郎)にも、
「そんなんだから
 奥さんにも出て行かれるのよ!」
って言い放つ態度はいかがなものかとか…

だからこそ鋼太郎さんの、
「優しい男」が引き立つのかとか(笑)
太刀打ち出来ない男のさじ加減が見事。

序盤から言いたい放題の、
わがままで自分勝手で思いやりも見られない女。
からの終盤まで我慢なのよ。


「知らなきゃ良かったと思いますか?」 由加利
「。。。思う」 海原

彼の過去を知ることが怖いのと、
妻への不信から
娘が自分の子なのか疑う海原と…

何かが変わり始める。










あの、棒読みだったDAIGOくんも!
変わったヽ(*´∀`)ノヾ(゚∇゚*)オイ
デキる探偵助手がハマッてて良かったです♪
思わず過った…『君が踊る、夏』(2010.9.4記事)










この何気ないブランコの会話シーンも、
重要だったんですよね~。

そんなこんなが繋がって…
「住所以外、全部嘘」ではなかったよ。

どんな「嘘」なのか…
期待した予想外のラストに頷く。
真実を知った時、
彼女は彼の愛に気づかされる。
最初の嘘を知った時の怒りとは真逆な心情を、
役者魂が魅せるとこうなるのねん(ノ゚ο゚)ノマサミー


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 『映画toランチ』記事

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この記事へのコメント
こんにちは♪
gooブログはTB機能が廃止されてしまったので
コメント欄で失礼します。。。

manaさんの感想のように
あの結末に涙する人の気持ちも分かるのです。

でも私は現実から逃げ続けている男が許せませんでした。

もう腹立たしくて仕方ない!!!

もしかして私は女目線というよりも男目線なのか???

私はオバさん化ではなくオッサン化しているのかもしれません。。。
Posted by テクテク at 2018年01月26日 19:30
★テクテクさん

こんにちは~。
TBの廃止、全く知らないほどのマイペースブログ生活なう(笑)

久しぶりにテクテクさんと
同じ作品を観てたことに嬉しかったんですよ。
その切り口も相変わらずの視点で頷いちゃったし。

>でも私は現実から逃げ続けている男が許せませんでした。
それも然りで、私はきっと…
その十字架を背負ってる男が、今度こそと言う気持ちで
あの傲慢な女に尽くしてるんだなって見てた気がする。
そこからいつでも逃げ出せた訳で、
あの日の約束も守るつもりだったんですよね、彼は。
警察が来た時も扉を開けるなり彼女の第一声は、
彼だと思い「どうして来なかったのよ!」って。
ただ騙されてた裏切り行為が許せなくて腹立たしくて、
彼の物を処分する時の感情が見事でしたわ。

実は本当の彼を知らなかったのは彼女の方で、
もしも出会った時に真実を話されてたとしても、
彼女には彼の気持ちを思いやれるような器量もなかったと思われ…
てな風に、私はずっと彼女の仕事ぶりや
同僚に対する態度の方が不快でした。探偵さんにもそう。
それがまた長澤まさみの演技を称賛するところなんでしょう。

彼の全てを受け入れ、自分の全てを反省した時…
そこに涙腺が刺激されたのかなと。

まぁ、出会い系の女子が居なかったら
誰も幸せになれなかったってことで、許して(笑)
Posted by manamana at 2018年01月27日 20:10
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