2014年09月15日

美輪明宏×中園ミホ by『達人たち』

今日の朝ドラは、
はなに『赤毛のアン』のお話をしてあげる花子が、
違和感無く良いシーンでした。
どっかで見たような…
『あまちゃん』だー(*゚0゚)

そして「ごきげんよう さようなら」に続いて、
『SWITCHインタビュー~』の再放送にラッキー♪(9/13放送)

中園さんが救われたと言う美輪さんの、
「ごきげんよう さようなら」の意味。
そこからの…
ももの失恋のシーン。
「もも、いっぱいお泣きなさい。
 ごきげんよう さようなら」

美輪さんの使い分けに思わずウルウル。

『愛の賛歌』はもちろん、美輪さんの存在は大きい。
あの名場面で歌われた『愛の賛歌』は、
越路バージョンとは違う歌詞だったんですねヽ(*'0'*)ツ
全国21ヶ所のコンサートツアーをこなす79歳!
そのパワーとオーラ、さすがです。

執筆中でパソコンに向かう中園さんの、
ブラインドタッチにも目を奪われ(笑)

ドラマの裏話にも興味津々でしたが、
やはり中園さんの問いかけに
どう美輪さんが答えてくれるのか、
期待通りの会話術に頷いたり涙したり…


「軍隊に行く時のナレーションも温かいなと。
 こういう風に仰るんだなと。
 意外なくらいだったんですよ。
 厳しい声で仰るかなと思ったら、
 母性に満ちた声だったので」 中園

「うちのボーイさんが出征兵士で行ったんですよ。
 汽車が出る寸前でタラップに立っててね、
 (敬礼して)皆さんに挨拶してたんですよ。
 そうしたら後ろで遠慮深い田舎のお母さんが来てて、
 列車が出る寸前になったら、
 あのお母さんどこに力があったかしらって思うくらい、
 こんな小さな方が私たちをバーッとどかして、
 息子のさんちゃんの足にしがみついて、
 
 ”死ぬなよ!
 どげんことがあっても生きて帰って来いよ!”

 そしたら憲兵みたいなのが何人か居ましてね、
 お母さんの襟首掴んで、

 ”貴様!国賊!
 なぜ軍国の母が、立派に死んで来いと言えんのだ!”

 って言ったんですよ。
 お母さん、鉄柱で額をぶつけて
 血がダラダラ流れてらして、
 さんちゃんのすごい目は一生忘れません。

 さんちゃんは戦死したんですよ。
 さんちゃんが最後に見た母親の顔がね、
 憲兵に怒鳴られて突き飛ばされて
 血だらけになった母親の姿だったなんて、
 あんまり可哀想じゃありませんか。
 あれがもう一生頭の中に焼きついてね。

 その後お兄さんがね、
 私たちの父親のところにね、
 さんこうが立派にやりましたって、
 白木の箱に入った遺骨を
 見せに来て下さったんですよ。
 それが何か全部蘇って来るんですよ」 美輪

吉太郎の出征シーンが重なって、
ここは泣かないようにしなきゃと思って
ナレーションをしたと言う、
「ごきげんよう さようなら」の温かさ。

生き証人の言葉はどれも重くて、
親子の思いや無念さに泣き、
お二人の涙にまた貰い泣き(/_;)

戦争の辛さや悲惨さ以上に、
息子を奪われる悲しみを想像するだけで、
あの時代、どう苦しみに耐えて来られたのか、
母の強さは生半可ではないと思える。
趣味も娯楽も全て拘束された中で…

二人も奪われた安岡のおばちゃんが、
おかしくなるのは当然で、
そこからの復活劇を見せてくれた
『カーネーション』も、
朝ドラ視聴史上3本の指に入る作品ですわ。

 
『プレミアムトーク』での中園さんもそうでしたけど、
とっても素直でチャーミングな女性。
今回の涙もろさや、女友達について話す内面に、
親近感が湧きましたわぁ。。。 

「この歳になって、
 本当に女の友情って、
 愛する男の人よりも何よりも、
 一番強いんじゃないかって、
 やっと50半ばになって思うようになって。
 この人うるさい人だなっと思ってたら
 腹心の友だったんだと思うような人に
 ずっとお友達で居てもらって、やっと
 今になって有難みが分かったりね」 中園

「妬み(ねたみ)嫉み(そねみ)僻み(ひがみ)とか、
 競争心とかそう言ったところが、
 なくなって初めて余計なものが
 削ぎ落とされたところで、
 始まるんじゃないかしら。…
 比べるものがなくなって、
 削ぎ落とされて同格になった時、
 1つだけ残るのが
 友情なんじゃないでしょうかね」 美輪

なるほど~。
私も、まだまだだな(笑)
 

「花子にとって『赤毛のアン』が、
 本当に立ち上がるために大切な物語だったんですよね。
 その物語が、日本の人たちをどれだけ救ったか、
 一番伝えたかったんですよ。
 それがいよいよ始まるので、
 最後まで見て頂きたい」 中園

「日本人って、偉いもんだと思いますよね。
 復活力とか復元力とか生命力、
 これは大したもんで、
 これが『花子とアン』の中に
 充分込められてると思いますしね。…
 文化が戦争をなくす一番の鍵だと思うんです。
 大きな責務、使命のあった
 番組だとつくづく思います」 美輪


まさに経験がものを言う。

「自分を信じることの強度がどうあるか。
 生命力があるからこうして生きてる。
 もののついでに生きて行けるじゃないか。
 自己肯定しちゃえば楽に生きて行ける」と。

逆境は、開き直って(自分を)信じるしかない。
そして進化し続ける。。。

輝き続けてる人たちはやっぱり、達人だ。

アラフォー達の5大ドームツアー!
22日間できますかってヽ(*'0'*)ツ ヾ(゚∇゚*)ソッチ?


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この記事へのコメント
これ 観てました
なんか得した気分でしたっけ

カフエーの女給ふうの髪に大きな髪飾りをつけている中園さんがかわいくて


明け方に浮かんだーとか
書く方からの作品の裏側も面白かったです


実在の人物をモデルにして 想像の翼を広げてつなげていく作業

15分の短い間の一話へ必ず一度入れなくてはいけない小さな山場
明日も観ようという思いになってもらって続けなくてはいけない


気骨の折れる仕事だと 思います
Posted by 夢見 at 2014年09月17日 10:39
★夢見さん

ホント、お得感♪
こんな祝日には感謝です。

可愛らしい中園さんの姿に、年齢が不詳でしたね~(笑)
美輪さんの体験談に涙を流す場面も、
悪いヤツに思えた男を魅力的に変えてしまうワザも、
まんまツボでした。
『はつ恋』には泣かされましたも~ん♡

脚本家もそうですけど、
もの作りって「最高のものを作ろう」と思って頑張ってるんですもんね。
するとまた期待されて…の繰り返し。
尽きない才能に感心しますわ。
同時に、そうでない人の苦悩はそれ以上かもしれませんね~。
ドラッグで人間やめますか。
Posted by manamana at 2014年09月18日 12:30
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